最終更新日:2025/02/06
留学先の候補として、フィリピンを検討している方は多いのではないでしょうか?
フィリピンは日本から近く、物価も安いため語学留学先として人気です。特に、講師と1対1で指導を受けられるマンツーマンレッスンを取り入れている学校が多く、英語学習に集中できる環境を求めて留学する人が増えています。
しかし、フィリピン留学のメリットやデメリットをイメージできず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回はフィリピン留学のメリットやデメリットを紹介します。
フィリピン留学を検討している方は、留学カウンセラーが個別でご相談に乗るので、ぜひ下のボタンよりLINEを登録し、ご予約にお進みください。
フィリピン留学に不安がある人は、この記事を参考に検討してみてください。
なお、フィリピン留学について詳しくは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
フィリピン留学
※記事内ではフィリピンペソをPHPと表記し、為替レートには2025年1月16日時点での情報を参照し、1PHP=2.83円で計算しています。
なお、本記事内で紹介した内容はビザ申請の審査結果を保証するものではございませんので、予めご了承ください。ビザ関連の情報は突如変更されることもあるので、申請する際には必ず大使館情報や語学学校、大学の案内をご確認ください。
監修者
留学カウンセラー:津田 圭吾
高校1年時にフィリピンはセブ島で短期研修に参加。憧れだった海外で英語を勉強し、外国語学習や異国の文化に触れる面白さに取り憑かれる。大学ではスペイン語を専攻しメキシコへ10カ月の長期留学や一人旅で10カ国ほど訪れた。現在はフィリピンを中心に留学カウンセラーとして留学のプランニング/サポートに従事。
[目次]
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まずはフィリピン留学のメリットを解説します。
留学を検討する中で、費用の高さがネックになっている人も多いのではないでしょうか?
実際、アメリカやイギリスなどの欧米圏に留学すると、1カ月あたりの費用は100万円前後必要です。
一方でフィリピンは欧米圏に比べて留学費用が安い国です。その理由は
などが挙げられます。
日本と比べて物価が安く、良心的な価格の寮を用意する語学学校が多いことから1カ月あたりの留学費用は40万円前後が相場。他の国に比べて費用をかなり抑えられます。
photo by:junpinzon / Shutterstock.com
フィリピンの物価をイメージしやすいように、具体例を紹介します。
中でも安く感じやすいのが、食費や交通費といった生活費です。生活費の一例を挙げると、
・ミネラルウォーター(330ml):22.37PHP(63円)
・マクドナルドのビッグマック:167PHP(473円)
・タクシーの初乗り料金:43PHP(122円)
・マニラ市内の電車:15PHP〜(42円〜)
・カフェのカプチーノ1杯:134PHP(379円)
と、日本と比べて安く感じるものが多いことがわかります。
また、フィリピンのほとんどの語学学校が寮を用意しています。語学学校に払う費用には、授業料だけでなく寮費や1日2〜3回の食費も含まれています。語学学校によるものの、寮費や食費は格安です。
より費用を抑えたいなら、相部屋にすると節約できます。相部屋の寮生活で滞在費を抑えられることはフィリピン留学ならではの魅力です。ただ、相部屋の寮生活は人によって合わないこともあるので、費用面だけでなく寮の環境や設備なども確認しましょう。
フィリピン留学でかかる費用を、期間ごとにこちらの記事でまとめました。
期間別フィリピン留学の費用まとめ
フィリピンでのマンツーマンレッスンの様子。英語をうまく話せなくても先生が丁寧にフォローしてくれるので、英語初心者でも安心して取り組めます。
フィリピンにある語学学校は、マンツーマンレッスンが一般的です。
欧米圏の語学学校は10〜15人のグループレッスンが主流ですが、英語がまったく分からない状態だと授業についていくのが難しいかもしれません。授業が理解できないと、モチベーションも下がってしまうでしょう。
マンツーマンレッスンでは講師と自分の1対1で授業が進むため、分からないことはすぐに質問できます。スピーキング力や発音の強化など、集中して伸ばしたいポイントにあわせて指導をすすめることも可能です。
先生が生徒のレベルやペースに合わせて授業をするため、レッスン中に周りに置いていかれる心配もありません。
1対1で50分近い授業を繰り返すと、自然と英語で発言する機会が増えます。英語を話すことに抵抗があっても、マンツーマンレッスンを重ねると抵抗がなくなっていき、特にスピーキング力が伸びやすいと言われています。
初心者レベルでも英語力を身に着けやすいことも人気の理由です。マンツーマンレッスンを中心に、グループワークやプレゼンテーションの授業と組み合わせれば、より効果を感じられるでしょう。
マンツーマンレッスンの効果について、さらに知りたい方はこちらもお読みください。
留学でマンツーマンレッスンを受けるメリット・効果は?おすすめな留学先もご紹介
Photo by : 古屋みなみさん
留学先として人気なフィリピンには、たくさんの語学学校があります。学校の数だけでなく、コースの種類も豊富です。
例えば、次のようなコースがあります。
TOEIC対策コースは、授業がTOEICに特化した内容になり、試験対策に集中できます。
対して、ゴルフやヨガなどのレッスンを受けられるおけいこ留学や、観光・遊びもプランに組み込まれるアクティビティコースは、カリキュラムが異なります。
例えば午前は英語学習、午後はおけいこのレッスンやアクティビティなど、勉強とアクティビティが半分ずつの生活です。
このように選択肢が多いため、自分にあった語学学校やコースがすぐに見つかるでしょう。
スクールウィズでは留学生の目標やニーズに合わせて、フィリピンの語学学校を紹介しています。フィリピンにどのような語学学校やコースがあるか、詳しく知りたい方はチェックしてみてください。
フィリピンの人気語学学校ランキング
フィリピンは日本人に人気の留学先です。そのため、日本人経営の語学学校がいくつかあり、中には生徒を日本人に限定して募集している学校もあるほどです。
海外資本の語学学校でも、日本人留学生と授業を受けたり、寮で相部屋になったりする機会が多いのが特徴です。
日本人向けの学校を選ぶと他国の留学生と交流できる機会は少ないですが、日本語の教材が用意され、講師やスタッフにも日本人がいることがほとんどです。
特に、初めての海外留学は心細いもの。何かあったときに日本語が通じると安心ですよね。そのため、海外での生活や英語学習に不安がある人にはぴったりの留学先といえます。
フィリピンの語学学校に留学する場合、寮生活が主流です。1日2〜3食付きの寮が多く、洗濯や掃除など身の回りのこともスタッフに任せられます。
慣れない海外で生活しながら勉強するのは大変なこと。食事と簡易的なお世話付きの寮生活なら、家事の手間がない分、勉強に集中できます。
語学学校によっては日本食を提供しているケースもあります。日本とは異なる食生活を心配している人には安心できるでしょう。
フィリピン留学のご飯事情について、気になる方はこちらの記事を参考にしてみてください。
フィリピン留学のご飯事情を徹底解説!気になる食事の悩みを解決します
フィリピンは日本と同じアジア圏にあり、距離が近いため、直行便を使えば4〜5時間で到着します。時差も1時間のみで、時差ボケする心配はありません。
欧米圏は日本から遠く、フライトだけで10〜15時間はかかります。日本からの直行便がない都市も多く、その場合は乗り継ぎ時間を含めるとさらに時間がかかることも。日本とは大きな時差もあるため、海外旅行の経験がなかったり、短期留学で滞在期間が限られていたりする場合には負担を感じてしまうかもしれません。
加えて、航空券代も高くなりやすいです。
フィリピンは日本からの距離が近い分、航空券代も欧米圏より抑えられます。時期や航空会社をうまく選べば、手数料や燃油サーチャージ料を含めても5万円ほどで購入可能です。日本からは、航空券代が安いLCC(格安航空会社)の就航も多いため、その分選択肢が広がります。
photo by:MDV Edwards / Shutterstock.com
ちなみに、2024年12月時点でフィリピンへの直行便を就航している日本の空港は以下の通りです。
・成田国際空港:マニラ、セブ島、クラーク
・羽田国際空港:マニラ
・関西国際空港:マニラ、セブ島
・中部国際空港:マニラ
このように、日本の主要な国際空港から直行便が就航しています。就航している航空会社はフィリピンのフラッグキャリアであるフィリピン航空に加え、LCCのセブ・パシフィック航空やジェットスター航空などさまざまです。
バギオには直行便は就航していませんが、マニラやクラークの空港からバスや車を語学学校が用意していることがほとんどです。現地の空港からの交通手段が気になる場合には語学学校に問い合わせてみましょう。
留学前に必要な準備や申請は、膨大かつ煩雑です。留学先によっては渡航前に留学ビザ申請が必要なうえ、複数の書類提出が求められます。
対してフィリピンは、30日未満の留学なら事前のビザ申請が必要ありません。
期間に限らずSSPと呼ばれる就学許可証とSSP E-CARDと呼ばれる外国人登録証、2カ月を越えた場合は外国人登録証(ACR-Iカード)の登録が必要ですが、30日未満であれば手続きなしの観光ビザで入国できます。そのため、ビザ申請の必要ない短期留学をしにフィリピンを訪れる人が多いのです。
追加の手続きをすれば、30日を超えた滞在も許可されます。ビザの期間を延長する手続きは語学学校に依頼することが可能です。
フィリピンでの短期留学ならビザの申請が必要ないため、事前準備の負担が少なく済むのはとても魅力的です。
フィリピン留学に必要なビザの種類はこちらの記事にまとめています。
【2025年版】フィリピン留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説
フィリピンの語学学校で主流のマンツーマンレッスンは、話す機会が増え、スピーキング力が伸びやすい環境でもあります。ひとりで勉強している場合には、なかなか伸びにくいスキルです。
また、フィリピンの語学学校の授業は「スピーキング」「発音」「ライティング」など、技能ごとに分けられています。学校やコースにもよりますが、伸ばしたい技能を集中して学ぶことも可能です。
弱点を克服したい人にも、強みをさらに伸ばしたい人にもぴったりの環境です。
セブ島やダバオなど、フィリピンのあちこちにリゾート地があります。繁華街や海が近い留学先を選ぶと、平日は存分に勉強して休日は思いっきり遊ぶといったメリハリのある過ごし方ができます。語学学校を卒業した後に観光を楽しむのもおすすめです。
エリアによっては、自然豊かな環境を活かしたツアーやアクティビティも多数開催されています。留学生活のリフレッシュだけでなく、留学生同士の交流を促す目的で語学学校がアクティビティを企画・実施することもあります。
例えばセブ島ではジンベエザメと一緒に泳ぐツアーや複数の島々を巡るアイランドホッピングなど、日本ではなかなかできない体験ばかりです。
社会人の短期留学など、リフレッシュも兼ねている場合にフィリピンは最適といえます。
フィリピンのおすすめの観光スポットは以下で紹介しています。
フィリピンのおすすめ観光スポットやイベント、グルメなどを紹介
フィリピンの語学留学は、食事付きの寮生活で勉強に集中できる環境が整っています。留学生に人気があるためサポート体制も整っていて、30日未満の滞在ならビザの申請も必要ないため、短期留学にぴったりの国です。
数週間や1カ月の短期留学と聞くと、時間が足りず英語力が伸びないのでは?とイメージしている人も多いかもしれません。しかし集中して英語学習をすることで、短期間でも英語力アップの可能性はあります。
フィリピンは留学生活を送りやすい環境であることから、1週間〜1カ月ほどの短期留学でも満足のいく滞在になるはずです。
フィリピン留学は短期間でも英語力をしっかりと伸ばせるうえ、費用を抑えられるため、欧米圏に渡航する前の留学先としてもおすすめです。
英語初心者が最初から欧米圏に長期留学すると、以下のようにつまずくケースが見られます。
欧米圏の語学学校は10〜15人のグループレッスンが主流です。英語での交流や会話の機会は増えますが、聞き取れなかったり分からなかったりする部分をその都度質問するのは難しいかもしれません。
英語力に自信がないと、自分から発言するのはなかなか勇気が必要です。
一方でフィリピン留学はマンツーマンレッスンが主流なため、質問しやすい環境です。英語で話すことに慣れ、英語力をアップできれば、グループレッスンでも堂々と発言できるはずです。短い期間でも、海外での生活に慣れておくと安心することができるでしょう。
またフィリピン留学は欧米圏と比べ、費用が安く済みます。1か国目の留学費用をフィリピンで安く抑えられれば、その後の欧米圏での留学費用の心配もぐっと減るはずです。
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LINEで相談する前に情報を収集したい方はこちらを参考にしてみてください。
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メリットがたくさんあるフィリピン留学ですが、人によってはデメリットを感じる部分もあります。
フィリピン留学を決める前に、理解しておきたいデメリットを紹介します。
フィリピンの語学学校はマンツーマンレッスンが主流のため、スピーキングや発音が伸びやすい環境です。
その分ライティングやリーディングの授業は少ないため、、留学中に書く・読む能力を鍛えることが難しいかもしれません。短期留学で英語力をバランスよく伸ばすのは難しいでしょう。
特にTOEICや正規大学留学を目指す場合、テストはスピーキングだけではありません。日本にいる間に英語力の基礎を固めた上でフィリピンに留学し、試験対策ができるコースを選ぶ必要があります。
それでもなお、バランスよく英語力アップを目指す場合は次のような対策を考えましょう。
英語力の定着には数カ月の時間が必要です。できるだけ長く留学するか、留学前の事前学習に力を入れることをおすすめします。
事前学習を効率的に進めたいなら、スクールウィズ独自の学習プログラムであるプレ留学を活用してみましょう。自分の英語レベルにあわせたカリキュラムで、スピーキングやリスニングなどの英語スキルを磨くことができます。
専任チューターが日々の学習をサポートする体制もあり、モチベーション高く学習が続けられるのも魅力です。スクールウィズ経由で4週間以上の留学をする人なら無料(別途入会金がかかります)。気になる人は、スクールウィズの留学エージェントにLINE相談してみてください。
留学の楽しみに、日本ではできないような生活や文化の体験を挙げる人もいるかと思います。その方法として、現地の家庭に滞在するホームステイはよく選ばれる方法のひとつです。
しかしフィリピンの語学学校では寮生活が一般的で、他の国でよくあるホームステイを受け入れている家庭があまりありません。食事や洗濯など身の回りのことを任せられる寮生活の場合、現地の一般的な生活を体験することは難しいかもしれません。
ただし学生寮では、3〜5人の留学生と同じ部屋で集団生活を送ります。さまざまな国からの留学生と交流する機会があり、英語でのコミュニケーションを磨く機会になるはずです。
寮生活に慣れるまでは大変ですが、一生の友達ができたり、視野が広がったりすることはあるでしょう。
学生寮の様子について、詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
フィリピン留学の滞在先の種類と特徴
地元のスーパーやマーケットに行ったり、ガイドブックに載っていないようなレストランで食事をしたりして、現地で暮らしている人のような体験をする方法はいくつかあります。留学生活のリフレッシュにもなりますよ。
フィリピンにはさまざまな語学学校がありますが、中には英語学習よりも観光やアクティビティを重視する学校もあります。
セブ島のようにエリア自体がリゾート地だと、遊ぶ場所や機会が多く、英語学習に集中できないケースが考えられます。自分で生活リズムやモチベーションを整えないと、勉強時間がどんどん減ってしまうかもしれません。
リフレッシュをかねて留学する場合は問題ないかもしれませんが、英語力アップなど明確な目的があるなら注意したいところです。
留学生活が遊んで終わってしまわないよう、まずは留学の目的を整理しましょう。英語学習に集中するために、繁華街や海から離れた語学学校や郊外の留学先を選ぶのもひとつの方法です。
フィリピン留学で英語学習に集中したいなら、おすすめの街はバギオです。豊かな自然に囲まれ、マニラのような繁華街やセブ島のようなビーチリゾートから離れた場所にあります。勉強の誘惑となるような観光スポットが少ないため、集中して目的を叶えていくにはうってつけの環境です。
バギオ留学や語学学校について知りたい方は、以下のページも参考にしてみてください。
photo by:MDV Edwards / Shutterstock.com
フィリピンは日本と比べると発展途上にある国です。日本の外務省の公式サイトでは、フィリピン全土の渡航危険度は「十分注意」以上と紹介されています。特にフィリピン南部のミンダナオ島は、ほとんどの地域で「渡航中止勧告」または「不要不急の渡航中止」と紹介されています。
このように、エリアによっては治安が良くないことを知っておきましょう。特にスリや盗難など、軽犯罪に気をつけましょう。
ただしすべての地域で治安が悪い訳ではありません。例えばクラークの街では、経済特区に指定されているエリアは警備が厳重で治安が良いですが、その外は交通量が多く、ストリートチルドレンが集まるエリアもあります。
心配な方は、滞在する場所の治安をしっかりと調べた上で決めることをおすすめします。
フィリピンの治安事情について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
フィリピンの治安はどうなの?フィリピンの治安事情とトラブルの対処法まとめ
フィリピンは発展途上国のため、生活環境が日本のように整っていないことがあります。
シャワーのお湯が出ない、建物が古い、虫がたくさん出るなど、日本で経験したことがないような生活環境の場合もあります。日本では公共交通機関が時刻表通りに運行している状況が当たり前ですが、フィリピンでは遅れることも多々あります。
基本的に語学学校の運営する施設や寮は掃除が行き届き、設備が充実していることがほとんどですが、日本よりも生活環境が悪いと感じる留学生もいます。
初めての海外生活で人は、日本との環境の違いに慣れるまで時間がかかるかもしれません。心配な場合はインフラの整っている都市部に留学するのがおすすめです。
フィリピンはセブ島などビーチリゾートのイメージが強い国です。しかし、フィリピン全土が海や繁華街に囲まれているわけではありません。
「フィリピン=ビーチリゾート」というイメージで留学してしまうと、留学後にギャップに苦しむこともあります。特にマニラなどの都市部は高層ビルや繁華街が多く、リゾート地の雰囲気は感じにくいです。バギオは避暑地としても人気ですが、周辺にビーチリゾートは多くありません。
どうしてもリゾート地に留学したい場合は、セブ島留学をおすすめします。フィリピンはエリアによって、大きく特徴が異なるため、自分に合いそうな街に留学しましょう。
英語はフィリピンの公用語のひとつですが、タガログ語など現地の言葉も使用されています。そのため、ネイティブスピーカーの講師から学ぶ機会は限られてしまいます。
欧米圏出身の講師による授業を提供する語学学校もありますが、受講できる授業数に制限があることが多く、常にネイティブの授業を受けられるとは限りません。
ネイティブの指導を受けたいと考えている人や、すでに英語力の基礎が身に着いている人、欧米圏へ2カ国留学を検討している人にとっては物足りなく感じるかもしれません。
とはいえ、ネイティブでなくても指導経験が豊富で、指導力の高い講師はたくさんいるため、あまり意識しすぎないようにするのがおすすめです。
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どうしてもフィリピンでネイティブから指導を受けたい場合、クラークに留学するのがおすすめです。
クラークはかつて米軍基地があったことから、欧米圏出身の講師が在籍する語学学校が多い環境です。費用を安く抑えながら、ネイティブの指導を受ける機会がたくさんあります。
クラーク留学について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
クラーク留学の特徴とは?メリット・デメリットを徹底解説!
フィリピンは日本人留学生が多く、講師は日本人とのコミュニケーションに慣れているため、留学生活が不安な人にとっては安心できるはずです。
しかし、日本人に慣れている講師だと、日本人が理解しやすいように配慮して指導したり、聞き取りやすいようゆっくり話したりすることがあるでしょう。
実際、フィリピン留学の後に欧米圏に2カ国渡航したら、ネイティブの話すスピードの早さについていけなかったという声もあります。
また日本人訛りの英語に慣れている講師だと、ネイティブに近い正しい発音でなくてもコミュニケーションが取れてしまうこともあります。自分のリアルな英語力に気づきにくい環境かもしれません。
フィリピンは語学学校や講師の選択肢が多い分、どうしても指導力における学校差・個人差はあります。実際に留学して授業を受けないと分からないことも多いため、見極めの難しい部分です。
講師や語学学校が外れだったと後悔しないよう、事前に口コミを参考にするのがおすすめです。実際に留学した人の感想はとても参考になるでしょう。
フィリピンの語学学校の詳細や口コミは、以下のページよりご確認ください。
フィリピンの人気語学学校ランキング
特に、フィリピンで主流のマンツーマンレッスンは、講師との相性がカギを握る指導方法です。講師の性格や指導方法が合わないと感じたら、状況によっては変更することも可能です。まずは1週間程度レッスンを受けてみて、それでも合わないと思えば、語学学校側に相談してみましょう。
フィリピンの語学学校にはセミスパルタやスパルタといったコースも存在します。スパルタとはその名の通り、英語力アップのために厳しい指導やカリキュラムが組まれるコースです。
スパルタコースのおもな内容は、次の通りです。
とてもハードなスケジュールで、外出も難しいかもしれません。リゾート気分も味わいたい人がスパルタの語学学校に留学すると、大きなギャップを感じてしまうでしょう。
フィリピンは他の国に比べるとスパルタコースを用意する語学学校が多い傾向があります。
一方でセミスパルタコースには、スパルタコースほどにハードなルールはありません。スパルタコースのハードなスケジュールが不安なら、セミスパルタコースで勉強するのもひとつの方法です。
フィリピン留学のスパルタコースについて、詳しく知りたい方は下の記事をご確認ください。
フィリピン留学のスパルタってどうなの?特徴や効果、おすすめの学校まで徹底解説
実際のイメージがしやすいように、CPILS(セブ島)のスパルタコースに通っていた人の一日の授業スケジュールを紹介します。
と、授業がみっちりと詰まっているうえ、まとまった休憩時間が少ないため外出は難しいスケジュールです。さらに義務自習と呼ばれる、必修の自習時間もスケジュールとして組まれています。12時間以上、集中して勉強できればぐっと英語力も上がるでしょう。
一方でEVアカデミー(セブ島)のセミスパルタコースのスケジュールは、以下のようなイメージです。
スパルタコースと比べて、授業数が少なく義務自習の時間もありません。授業後は、門限までに帰宅できれば外出することも可能です。それでいて、英語学習に集中できるスケジュールであることがわかります。
同じスパルタコースでも、学校によって授業数やスケジュールが異なることもあるため、詳しくは語学学校に確認してみましょう。
より具体的にフィリピン留学を考えるなら、実際に留学した人の体験談を読んでみましょう。次は、フィリピン留学をイメージしやすい体験談を紹介します。
さらに体験談を読みたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
フィリピン留学の体験談11選!結局フィリピン留学は英語力アップに効果ある?
suuzieeeyさんは、フィリピンのセブ島で5カ月の留学をしました。その間、語学学校の転校も経験。モチベーションを高く保つことに苦労しながらも、留学生活を無事にやり遂げました。
留学中はパワースピーキングというスピーキング特化のコースを受講し、少しずつ使える単語やフレーズを増やしていく日々。英語を話す機会が圧倒的に増え、スピーキング力の確実な向上を実感できたそうです。
帰国前の1カ月はTOEICのスパルタコースを受講し、みっちりとテスト対策。その結果、留学前と比較してスコアは250点近くアップしたんだとか。
suuzieeeyさんのフィリピン留学の成果について、詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
5カ月間のフィリピン留学を終えて感じたフィリピン留学の効果とは【留学体験談】
次は、クラークフィリピン留学院に留学したDaisukeの体験談です。首都マニラからバスで約6時間のクラークで、2カ月の留学生活を過ごしました。
現地では寮ではなく宿泊施設に滞在。広々とした部屋に簡易キッチン、ダブルベッドに勉強スペースなど、設備は充実していたそうです。学校には日本人スタッフが常駐し、細やかなサポートにより快適な留学生活を送ることができていました。
クラークフィリピン留学院にはアメリカやイギリスのネイティブ講師が多数在籍しており、それぞれ会社のCEOやエンジニアなど、さまざまなバックグラウンドを持っています。個性的な講師との毎日の授業を楽しみながら、英語力を伸ばしていったそうです。
Daisukeさんのクラークでの留学生活について、詳しくは以下の記事をお読みください。
クラークフィリピン留学院の留学体験レポート#2 講師と学校施設の紹介
最後にご紹介するのは、バギオに3カ月留学したあみさんの体験談です。Monolというセミスパルタの語学学校に通い、マンツーマンでレッスンを受けました。
通った結果、TOEICのスコアに大きな変化が。留学前は600点程度だったものの、帰国後は775点を記録し180点近くアップしました。1日約10時間、英語の授業を聞き続けることで、特に苦手だったリスニング力の向上を感じられたそうです。
加えてバギオは、フィリピンの中でも治安の良さはトップクラス。日本ほどの治安の良さはないものの、留学生たちの間でスリやひったくりなどの軽犯罪の被害は聞いたことがなかったそうです。
以下の記事では、あみさんの視点で、バギオでの留学生活や日本との違い、注意点などを詳しく紹介しています。
バギオ留学って実際どうなの?英語力の変化や留学中の過ごし方まで振り返りレポート!
メリットやデメリットを読んで、フィリピン留学が向いているかどうか、ある程度判断できたのではないでしょうか。
フィリピン留学がおすすめな人の特徴は、
です。
まずフィリピンは物価が安いため、留学費用は他の国より安く抑えられます。留学費用が気になる人にとって、フィリピンはおすすめの国です。
また、フィリピンの語学学校はマンツーマンレッスンが主流のため、授業で英語を話す機会が多い環境です。講師が日本人の指導にも慣れていることから、限られた期間でも着実に英語力を伸ばせるでしょう。英語力に自信がない人にとっても安心できるはずです。
上記に当てはまる人はぜひ、フィリピンを留学先として考えてみてくださいね。
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ここまで読んだものの、まだフィリピン留学に不安が残るのではないでしょうか。
そこで次は、フィリピン留学でよくある悩みと、おすすめの解決方法を紹介します。
フィリピンの一部の語学学校では、厳しい指導をするスパルタコースを提供しています。
平日の外出禁止や母国語禁止ルール、さらに講師の本気の指導など、徹底的に英語に向き合う環境が作られます。
英語力を伸ばすにはうってつけなものの、厳しいイメージから不安を抱く人が多いのも事実です。
スパルタレッスンに不安があるなら、都市や語学学校選びを工夫しましょう。
スパルタのレベルは学校によって異なります。事前に情報収集し、自分が求める厳しさの学校を探してみましょう。
またスパルタ校であっても、週末は自由に過ごせるところがほとんど。休日にビーチリゾートやショッピングを楽しむことは可能です。休日にリラックスできると、モチベーションを高く保ちながら勉強も頑張れます。
特にリゾート地のセブ島では、海やショッピングモールなど息抜きできる場所が豊富です。適度に息抜きしながら英語学習を頑張りたい人は、以下を参考にセブ島留学を考えてみてください。
セブ島留学のメリット・デメリットを徹底解説!
留学したからといって必ず英語力が伸びる訳ではありません。例えば現地で遊んでばかりいたり、日本人の多い環境で日本語ばかり話していたりすると、英語力がなかなか伸びない可能性があります。
この場合、環境選びと学校選びが重要になります。次で解説しますね。
英語力をしっかりと伸ばすには、英語学習に集中することが必要です。そのためにも、できるだけ誘惑が少なく、厳しい環境で勉強しましょう。
フィリピン留学で英語学習に集中したいなら、バギオがおすすめです。バギオは山に囲まれた都市で、ビーチリゾートやショッピングモールなどは少ない環境です。誘惑が少ない環境で英語学習に集中できます。
詳しいメリットは、こちらの記事にまとめました。
バギオ留学のメリット・デメリットを徹底解説!
スピーキングや文法など、伸ばしたい分野にあわせて語学学校やコースを選びましょう。
語学学校選びの前に伸ばしたいスキルを明確にしておきましょう。目標に向けて、重点的にスキルアップできるはずです。
英語力を伸ばすために重要な学校選びのポイントは、こちらの記事で解説しています。
フィリピン留学で失敗しないための学校の選び方
フィリピン留学を成功させるには、自分にあった語学学校やコースを選び、目標達成を目指すことが大切です。
しかし、初めてのフィリピン留学で自分にあった留学プランを考えるのは簡単ではありません。英語レベルや目標によって、ぴったりな語学学校やコースは異なります。
フィリピン留学に不安があるなら、留学エージェントに相談するのがおすすめです。
留学エージェントでは留学生からの相談をもとに、留学の手続きを行います。豊富な相談実績から、自分にあった留学プランの提案を受けられるはずです。
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今回はフィリピン留学のメリットやデメリットについて紹介しました。
フィリピン留学には
・留学費用が安い
・マンツーマンレッスンで発音やスピーキングが身に着く
・自分の目的に合った学校が選べる
などのメリットがあります。
デメリットもありますが、対策を考えておけばフィリピン留学を成功させられるはずです。
今回の記事を参考に、フィリピン留学を検討してみてください。
また留学エージェントのスクールウィズでは、経験の豊富なカウンセラーによる留学相談を受け付けています。
具体的にフィリピン留学の計画を立てたい方の相談をお聞きします。
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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。
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せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。
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