フィリピン英語の特徴と訛り

英語

アジアの英語留学先として人気の高いフィリピン。どうしてフィリピン人はそんなに英語が話せるのかというと、公用語として広く英語が使われているからです。

それもフィリピンの英語はアメリカ寄りの英語なため、人により多少の訛りはありますが、日本人とってはかなり聞き取りやすい英語だと言えます。

今回はフィリピン英語の歴史的な背景とその特徴について解説していきます。

フィリピン英語の特徴

フィリピン英語の特徴

一般的に教養のあるフィリピン人の英語はアメリカ英語がベースになっています。大学を卒業して日常的に仕事で英語を使っている(コールセンターや語学学校の先生など)フィリピン人の英語の発音は、ほとんどネイティブスピーカーと変わりません。

公用語が英語とは言いつつも、フィリピンの母国語はタガログ語なのであり、第二言語として小さな頃から英語を勉強してきました。

仕事で使えるような英語を習得してきたので、難しい単語やボキャブラリーも知っており、また第二言語として英語を学習した過程があるため、英語を学ぶ日本人に対しても分かりやすい英語で話してくれます。

しかし、どうして英語の発音がアメリカ寄りなのか、それはフィリピンの歴史的背景が関係します。

フィリピン英語の歴史的背景

フィリピンの英語の歴史は植民地時代の影響が関係しています。この植民地時代の人々の生活から、日常で使う言語に大きく影響を及ぼしました。フィリピンの植民地支配下の歴史を振り返ってみると、日本も大きく関わって来ることがわかります。

1521年にマゼランがスペイン船団を率いて渡来しました。その後1565年~1898年にスペインが攻撃を仕掛け続け、1565年にセブ島やマニラを制圧してスペインの植民地支配下となります。実はこの期間内の途中2年間、フィリピンはイギリス植民地にされたりと、入れ代わり立ち代わりで占領されていました。

1898年にようやくフィリピンはアメリカの支援を得て、スペイン領から抜け出すことができました。しかしその裏ではアメリカが動いており、スペインに2000万ドルを支払うことでフィリピンを譲り受けていました。

1898年〜1942年の間は事実上はアメリカに支配された状態でした。支配されてはいましたが、将来的には独立できるという約束を交わしていました。アメリカの支配下に置かれつつも、ひそかに独立の準備は行われていました。

1942年~1945年には日本軍がマニラを制圧。独立の方向に進んでいたのもつかの間で、太平洋戦争の影響から1945年に日本が太平洋戦争に敗戦するまでフィリピンは日本の支配下でした。

その後1946年7月4日に日本がフィリピンから撤退し、フィリピン共和国はマニュエル・ロハス大統領を元にようやく独立を果たしました。

フィリピンに英語が浸透した経緯

フィリピンには各地域・島々によって話されている母語が170以上もあります。その昔、それぞれの島々で話されている言語は、同じ国にいながらも意思疎通ができないほど違いがありました。

フィリピン語の基本となるのはタガログ語ですが、単語やボキャブラリーはスペイン語と共通するものが多くあります。それは300年もの間、スペイン植民地支配下の影響を受けていたことがよくわかります。

その後、アメリカ植民地時代の1902年までにアメリカは1000人の英語講師をフィリピンに派遣し、1930年代には英語能力を有する人の人口が国民の30%を超えたと言われています。

このように、植民地時代にスペイン語・英語(日本が支配していた頃は日本語)と、言語政策によって振り回されてきたフィリピンですが、独立後の1974年に教育省令25号によってフィリピン語と英語による二言語併用教育政策が発表されたことから、フィリピンでは英語が広く使われるようになりました。

フィリピン英語の訛り

訛りとは、その地方特有の発音や標準語・共通語とは異なった発音のことです。英語は広く世界の共通語でもあるので、ある意味すべての人が訛りを持っているとも言えます。それが正しい・正しくないの問題ではなく、地域によって発音が違うことは当たり前のことです。

ちなみに日本人の日本訛りの英語は、英語のネイティブスピーカーにとって理解しづらい訛りの一つです。カタカナ英語や外来語が世に浸透しすぎたことが理由の一つです。

フィリピン人の英語の発音はもちろん人によってクセがありますが、英語圏に行っても通用する発音です。英語圏の教材と聞き比べても大差はないほどです。

英語の訛りも、人によって強い人とそうでない人がいます。基本的にはアメリカ英語がベースですが、人によってはこもった話し方の場合もあります。コールセンターや英語の講師などの仕事に就いている人の場合、日頃から意識してネイティブの発音に近づけて話しています。

しかし、現地の言葉でもあるタガログ語は、スペイン植民地時代が長かったことからもスペイン語に共通している部分も多く、発音も似ている部分があります。

「留学したらフィリピン訛りの英語になってしまわないだろうか?」と不安になる人はよくいらっしゃいますが、日本人が英語を学んで、日本語訛りになることはあってもフィリピン訛りになることはあまりないです。

フィリピン国内での違い

フィリピン留学先として人気が高い地域は、マニラ・セブ島・バギオ・クラーク・ダバオなどですが、英語自体の違いはさほどないと考えてよいでしょう

語学学校の講師であれば、英語を教える発音や会話のトレーニングを積んできているので、ほぼ問題ないといえます。

しかし、その地域や島特有の言語からくる英語の発音や訛りはあるかもしれません。ただそれも、この地域の語学学校はやめておいた方がいいというレベルの地域は少ないでしょう。

それぞれの地域に合ったその人の好みや趣向もあるので、あまり気にする必要がないかと思います。

欧米諸国の英語との違い

欧米諸国の英語との違い

フィリピン英語の特徴として、欧米諸国と大きく異なる点は、主に接客時や人に対して呼びかける時の表現です。フィリピンでは、男性には「Sir(サー)」女性には「Ma’am(マァム)」という表現をよく使います。人の名前を呼ぶときも名前の前に「Mr.(ミスター)」や「Ms.(ミズ)」を入れて使うことが多くあります。

相手に敬意を払うために名前に敬称をつけるところは、日本の習慣と似ています。日本人が「◯◯さん」「◯◯先生」と呼ぶ感覚と似たものがあるのかもしれません。

「Sir」や「Ma’am」はあまり親しくない場合か、名前を知らない目上の相手に対して丁寧な表現として使えます。特に「Ma’am(Madam:マダム)」を使うとかなり年上という印象になるので、むやみに使ってしまうと不快にさせてしまう恐れがあるので、若そうな人であれば「Ms.(ミズ)」の方がよいでしょう。

注意が必要な点は、これらの英語はフィリピン英語の特徴であり、欧米諸国ではほぼ耳にしないということです。

「Mr./Ms.」に関しては、ラストネーム(苗字)につけて呼ぶことはあっても、ファーストネームにはつけません。はじめから相手に対して「How can I call you?(何て呼んだらいいですか?)」と聞いた方がいいかもしれません。

その地域で流行っている特有のスラングやイディオム(慣用句)もあるので、聞き慣れない単語が出てきたら学校の先生や地元の人に聞いてみましょう。

フィリピン特有の単語について

フィリピン特有の単語について

フィリピンで広く使われていた言葉が元になってできたと言われる英単語があります。実際、オックスフォード英語辞典には、約40個ほどそれらの単語が登録されています。

これらの英単語はフィリピンで生まれ、欧米諸国に移民したフィリピン人を中心に広まりました。そのため、それよりも前から暮らしていた移民にはそこまで浸透していません。

下記にそれらの単語の一部を紹介します。

comfort room(コンフォートルーム)

トイレのこと。comfort roomの頭文字を取り「CR シーアール」と表現することもあります。トイレを探すときは、”Where is CR?”と聞いてみると通じます。

sari-sari store(サリサリストア)

あちこちで見かける町中の小さな家族経営の小売店。子どものお菓子から石けんや洗剤・卵までいろんなものがあります。タバコや卵も1個単位から買える便利で地域密着型のお店です。

pan de sal(パンデサル)

スペイン語だと塩パンという意味ですが、ほのかな甘みのパンです。フィリピンの朝ご飯には欠かせないパンで、ピーナッツバターとよく合いますです。他にはコーヒーやチョコレートとも一緒に食べたりします。

halo-halo(ハロハロ)

ハロハロとは「ごちゃまぜ」という意味です。ファーストフードのお店やフィリピン料理レストランでも食べれる定番のデザートです。

buko juice(ブコジュース)

ブコとはココナッツのことです。ブコジュースには二つの意味があり、自然のそのままのココナッツウォーターと、牛乳や砂糖を加えたココナッツ・シェイクのどちらも指します。

このように、フィリピンの歴史的背景や植民地時代の影響を受けた上で、独自のフィリピン英語が作られてきました。

そんな各国毎の英語の違いにも目を向けてみると、より英語に親しみを覚えられるかもしれませんね。

まとめ

以上がフィリピンの英語の特徴です。フィリピン留学を検討している方はここで紹介したポイントを踏まえ、留学先を検討してみてくださいね。

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