語学留学に興味がある方であれば、一度は「カナダの英語の発音はきれい」と聞いたことがあるりませんか?
それを聞いて「そんなにイギリスやアメリカと違うのか?」と疑問に思ったこともあるかと思います。
そこでこちらでは、そのカナダ英語の特徴や地域ごとの違い、イギリス英語やアメリカ英語とどう違うのかといったことをお伝えいたします。
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カナダ英語の綴りはイギリス式が多いが一部アメリカ式が混ざっていたり、発音はアメリカ式が中心ですが一部イギリス式が混ざっていたりします。また東部のケベックではフランス語が公用語のため、フランス語訛の英語を話す人も多いです。
様々な民族が移民としてやってきており、それぞれの言語もカナダ英語に影響を及ぼしています。どうして発音がアメリカ寄りで綴りがイギリスよりなのか、以下で歴史的背景を説明します。
カナダ英語とアメリカ英語の発音が似ているのは、1776年から1793年の間にアメリカ独立革命を逃れて当時イギリスの領土であったカナダに大量流入した亡命集団がカナダ英語の基盤となっているためです。
王党派と呼ばれる亡命集団の一派は、アメリカ合衆国の中北部から北上してきた人々ですが、アメリカでも同じ中北部から西部開拓が始まり、アメリカ英語がアメリカ全土に広まっていきました。ですのでルーツは同じ地域に住む人々から始まっています。
対してイギリス寄りの綴りをする背景は、教育の影響が大きいそうです。アメリカから逃れてきた王党派はどうにかしてイギリスに近い状態でいようと試みました。その結果として、イギリスの教育者や権威者がイギリス綴りやイギリス文法を学校で教えるようにしました。
このようにして発音はアメリカ寄りですが、綴りはイギリス寄りという特殊な状態が生まれたようです。
カナダ国内でも多少の地域ごとの英語の発音の違いはあるようです。例えば西部のブリティッシュコロンビア州では、appleなどの[æ]の発音が鼻の前で抜けるような発音になるようです。
またケベック州ではフランス語のみ公用語のため、英語話者がぐっと減るのですが、モントリオールは英語を話す人も多いようです。
しかしフランス語の影響が大きく、marryやmerry、parishとperishを明確に異なる発音で話したり、通りの名前を英語ではなくフランス語のまま呼んだりするそうです。(marryとmerryは他の地域・国では同じ発音です)
その他にもその地域に住む先住民の単語をそのまま英単語として使われていることもあったり、地域によって特色が見られます。
カナダ英語の綴りは多くの場合はイギリス英語と同じですが、一部アメリカ英語と同じ綴りをするものもあります。
まずイギリス英語と同じ綴りの代表的な例として、アメリカ英語では単語が「-or」、「-er」で終わるもの。イギリス英語では「-our」、「-re」と表記されます。(例:colour、cheque、centre、metre)
ただアメリカと同じ綴りを用いる場合もあり、末尾が「-ize」「-yze」で終わる単語についてはアメリカと同じ綴りが使われています。(例:realize、paralyze)
綴りについては政治・経済の影響もあり、例えば「tire」はアメリカ式の綴りが使われますが、これは自動車産業がアメリカ中心で、アメリカとの取引が多いためだそうです。対して金融機関はイギリスとの関係が密のため、「cheque」はイギリス式が使われるようです。
日本語 | アメリカ | カナダ | イギリス |
小切手 | check | cheque | cheque |
色 | color | colour | colour |
中心、中心地 | center | centre | centre |
メートル | meter | metre | metre |
防御する | defense | defence | defence |
味 | flavor | flavour | flavour |
タイヤ | tire | tire | tyre |
認識する | realize | realize | realise |
麻痺する | paralyze | pararyze | pararyse |
「カナダの英語は発音が綺麗」と言われますが、カナダ英語は基本的にアメリカ寄りの発音をしますが、一部イギリス寄りの発音をします。ここではイギリス寄りの発音をするものを紹介します。
Z単体ではイギリス英語では「ゼッド」と発音しますが、アメリカでは「ズィー(zii)」と発音します。実はアメリカ英語の「ズィー」はアメリカのみでの発音で、他地域では「ゼッド」が一般的です。
「o」の音もアメリカ英語とは違いイギリス寄りになります。アメリカ英語では、「o」は日本人からすると「ア」に近い音に聞こえ、イギリスと比べるとかなり口を大きく横に開いて発音します。
対してイギリス・カナダ英語ではもっと口をすぼめるため、日本語の「オ」に近い音に聞こえます。「pot」「not」などといった基本的な単語でよく使われる音ですので、カナダからアメリカ旅行に行った時には注意深く聞いてみると面白いかもしれません。
カナダ英語で使用する単位はイギリス式で一部アメリカの単位を使います。例えば距離を表すのにアメリカではマイル(mile)を使いますが、カナダではメートル記法(km、m)を使用します。
他にも温度もカナダでは摂氏(℃)を使用しますが、アメリカでは華氏( °F)を使用します。ただし長さに関してはアメリカに倣い、インチ(inch)、フィート(feet)を使用します。
カナダ特有の表現としてよく上げられるのが、「そうじゃないの?」と聞く時に使う「〜aren’t you?」や」「〜don’t you?」の付加疑問文ですが、カナダでは「〜eh?」と聞く人もいます。
日本人からすると少し怒ってるのか?と思い失礼な感じに聞こえてしまうようにも感じますが、単純に「そうなんでしょ?」と聞いているだけだったりします。
アメリカでは「〜right?」という聞き方が主流で、カナダ人でもよく使います。「aren’t you?」「don’t you?」を全く使わないということではないため、あくまでカナダ特有のくだけた表現として認識しておくに留めるのがいいでしょう。
「トイレ・お手洗い」を言い表すのに、カナダ、アメリカ、イギリスとそれぞれ別の言い方をします。カナダ英語では一般的に「washroom」と呼ばれます。「お手洗い」をそのまま直訳した感じで日本人にとってもすんなりと理解できる単語だと思います。アメリカでは「bathroom」と呼ぶ人が多いです。
アメリカ・カナダ両方とも家はユニットバスが基本でシャワーもトイレも一緒の部屋になっているという背景があってbathroomでも通じるのですが、ただ公共の場ではもちろんトイレのみのため、「bathroom」と聞くとおかしいと感じるようです。
イギリス英語ではpublic toilet、またはlavatoryと呼ばれます。アメリカ・カナダでは日本の「トイレ」と言っても通じない場合がありますので注意が必要です。
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カナダ英語を身につけようと考えると、やはりカナダ人がそばにいる環境は魅力的。特に実際のカナダ人の生活模様や日々のコミュニケーションを見る中で、より実践的なカナダ英語を身につけることができます。
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