オーストラリアの気候とおすすめの服装を解説！

オーストラリアへ渡航するにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際オーストラリアは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、オーストラリアの気候や季節ごとの雰囲気、服装などをご紹介します。オーストラリアへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装のイメージを持っていただければと思います。

オーストラリアの気候帯

まずはそもそもオーストラリアがどの気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、オーストラリアの主要都市はそれぞれ下の気候に区分されます（※1）。

温暖湿潤気候

温暖湿潤気候は夏と冬の寒暖差が激しく、年間を通して一定の降水量があることが特徴です。

なお、温暖湿潤気候には日本の大部分が、また世界の他の都市では、アメリカ・ニューヨークやワシントンD.C.、アトランタ、アルゼンチン・ブエノスアイレスなどが属しています。

西岸海洋性気候

西岸海洋性気候は、暖流や偏西風などの影響により、他の温帯に属する気候と比べると年間を通した気温や降水量の変化が穏やかな点が特徴です。

世界の都市では、ドイツのベルリン、オランダのアムステルダム、スイスのジュネーブなどが西岸海洋性気候に属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北などが亜寒帯湿潤気候に、その他地域の大部分は温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きい日本と比べると、メルボルンの気候は年間を通した寒暖差が少なく、安定した気温の中で生活を送れます。

地中海性気候

地中海性気候は夏に乾季があり、夏と冬での降水量の大きな差が出るのが特徴で、フランス南部やスペイン北西部、ポルトガル北部などが属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北、沖縄などを除くと、大部分の地域が温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きく、夏に雨が多く冬は乾燥するため、パースの気候とは乾燥する時期や年間を通した寒暖差に違いが出てくるので注意が必要です。

ステップ気候

ステップ気候は乾燥気候に含まれており、年間を通した降水量は少ないです。ただし、砂漠気候と比べると、季節によっては雨が降るため、降水量はややあるというのが特徴です。

なおステップ気候には、セネガルのダカール、モンゴルのウランバートルなどが属しています。

日本との比較

日本は、北海道や東北、沖縄などを除くと、大部分の地域が温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きく、夏に雨が多く冬は乾燥するため、アデレードの気候とは乾燥する時期や年間を通した寒暖差に違いが出てくるので注意が必要です。

熱帯モンスーン気候

熱帯モンスーン気候は年間を通して気温が高く、降水量も多いですが若干の乾季があるのが特徴です。同じく熱帯モンスーン気候には、ブラジル北部、フィリピン北西部、カンボジア沿岸部などが属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北などが亜寒帯湿潤気候に、その他地域の大部分は温帯湿潤機構に属しています。

年間を通して気温差が大きい日本と比べると、ケアンズの気候は年間を通した寒暖差が少なく、安定した気温の中で生活を送れます。

都市の気候比較

上ではオーストラリアの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。そこで続いては、オーストラリアの主要都市ごとの平均気温、降水量をご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」掲載の情報を参照しています（※2〜9）。

平均気温

オーストラリアではエリアによって気候が大きく異なり、平均気温にもかなり差が出ます。特にオーストラリア北部に位置するケアンズと比べ、南部に位置するメルボルンでは冬の平均気温が10℃以上低くなります。

降水量

降水量についても、都市ごとにかなり違いが出ます。主要都市の中ではケアンズの降水量がかなり多く、アデレードやパースなどでは比較的降水量が少ない傾向があります。

次では、各都市の気候を紹介していきます。

シドニーの気候

はじめにシドニーの気候を紹介します。

シドニーの平均気温

シドニーは東京と同じく温暖湿潤気候に属するため、季節ごとの気温の変化は似ていますが、ややシドニーの方が年間を通した平均気温の寒暖差が小さくなります。

シドニーの平均最高・最低気温

シドニーの平均最高気温・最低気温は、東京と比べ差が大きく、特に冬の気温差は10℃以上となります。東京と比べると平均最低気温は高いですが、それでも朝晩は冷え込みます。

シドニーの降水量

シドニーの年間降水量は東京と比べるとやや少なめになっています。ただし、冬は日本以上に雨が多く降る時期になる点だけ注意が必要です。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、シドニーへの渡航を予定している方はご参照ください。
シドニーの気候とオススメの服装を解説！

メルボルンの気候

続いてはメルボルンの気候についてご紹介します。

メルボルンの平均気温

西岸海洋性気候に属するメルボルンは、東京と比べ夏の気温が低く、年間を通した気温差は小さいです。特に夏は東京ほど平均気温が上がらず、心地よい気温の中で日中を過ごせます。

メルボルンの平均最高・最低気温

メルボルンの平均最高気温・最低気温は、東京と比べ差が大きく、特に冬の気温差は10℃以上となります。東京と比べると最低気温は高いですが、それでも朝晩は冷え込むので注意が必要です。

メルボルンの降水量

西岸海洋性気候に属するメルボルンでは、年間を通して降水量の変化が穏やかで、東京と比べると年間降水量はかなり少なくなります。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、メルボルンへの渡航を予定している方はご参照ください。
メルボルンの気候とオススメの服装を解説！

ブリスベンの気候

続いてはブリスベンの気候についてご紹介します。

ブリスベンの平均気温

ブリスベンは東京と同じく温暖湿潤気候に属するため、季節ごとの気温の変化は似ていますが、ブリスベンの方が冬の気温が高く、東京ほどは冷え込みません。

ブリスベンの平均最高・最低気温

ブリスベンの平均最高気温・最低気温は、東京と比べ差が大きく、特に冬の気温差は10℃以上となります。東京と比べると最低気温は高いですが、それでも朝晩は冷え込みます。

ブリスベンの降水量

ブリスベンでは、東京と同様夏に降水量が多く、冬の降水量は夏に比べるとかなり少なくなります。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、ブリスベンへの渡航を予定している方はご参照ください。
ブリスベンの気候とオススメの服装を解説！

パースの気候

続いてはパースの気候についてご紹介します。

パースの平均気温

地中海性気候に属するパースの平均気温は、東京のようにはっきりとした寒暖差はなく、年間を通して変化が穏やかです。ただし、朝晩の冷え込みが厳しいことから、日中との寒暖差には注意が必要です。

パースの平均最高・最低気温

パースは、東京と比べ冬の最低気温が高く、東京ほど冷え込むことはありません。ただし、それでも10℃を下回る日も多いため、防寒対策は抜かりのないようにしましょう。

パースの降水量

パースでは、東京と比べ年間の降水量が少なく、カラッとした気候が続きます。特に夏はほとんど雨が降らないため、雨具などはほとんど必要ないでしょう。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、パースへの渡航を予定している方はご参照ください。
パースの気候とオススメの服装を解説！

アデレードの気候

続いて、アデレードの気候についてご紹介します。

アデレードの平均気温

アデレードは南半球に位置するため、日本と季節が真逆になります。夏と冬の平均気温差は東京都比べるとやや穏やかに変化するため、落ち着いた環境の中生活が送れます。

アデレードの平均最高・最低気温

アデレードの平均最高・最低気温の差は東京よりも大きく、特に夏には注意が必要です。日中は日が出て暖かくなりますが、朝晩は冷え込むため、夏での渡航でも、上に着れるものは持っていくようにしましょう。

アデレードの降水量

アデレードは年間を通して降水量が少ないです。冬の6、7月ごろが年間を通して一番雨の降る時期になりますが、それでも東京の一番少ない時期と同じ程度の降水量となります。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、アデレードへの渡航を予定している方はご参照ください。
アデレードの気候とオススメの服装を解説！

ゴールドコーストの気候

続いて、ゴールドコーストの気候についてご紹介します。

ゴールドコーストの平均気温

ゴールドコーストは東京と同じく温暖湿潤気候に属するため、季節ごとの気温の変化は似ていますが、ゴールドコーストの方が冬の気温が高く、東京ほどは冷え込みません。

ゴールドコーストの平均最高・最低気温

ゴールドコーストの平均最高気温・最低気温は、東京と比べ差が大きく、特に冬の気温差は10℃以上となります。東京と比べると最低気温は高いですが、それでも朝晩は冷え込みます。

ゴールドコーストの降水量

ゴールドコーストでは、東京と同様夏に降水量が多く、冬の降水量は夏に比べるとかなり少なくなります。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、ゴールドコーストへの渡航を予定している方はご参照ください。
ゴールドコーストの気候とオススメの服装を解説！

ケアンズの気候

ケアンズの平均気温

熱帯モンスーン気候に属するケアンズでは、年間を通して平均気温が高く、特に気温が下がる時期には東京と比べかなり気温差が出ます。

乾季、雨季などの季節はあるものの、年間を通した気温差は東京ほどは激しくなく、温暖な気温の中生活を送れます。

ケアンズの平均最高・最低気温

ケアンズでは気温の低い時期でも最低気温が10℃を下回ることはないため、日本で着ていたような防寒具を持っていく必要はありません。

ただし、施設によっては冷房が効き過ぎているところもあるため、上に羽織れるものは何着か持っていくようにしましょう。

ケアンズの降水量

ケアンズでは、雨季にあたる12〜4月に降水量が一気に増えます。日本の梅雨以上に雨が降るため、この時期に渡航する方は雨具などの準備を忘れずにしておきましょう。

なおケアンズでは、短時間で強い雨が降るスコールが多く、日本のしたしたと降り続ける雨とはやや異なります。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、ケアンズへの渡航を予定している方はご参照ください。
ケアンズの気候とオススメの服装を解説！

また今回はご紹介できませんでしたが、バイロン・ベイの気候は下の記事で紹介しているので、渡航を考えている方はぜひご参照ください。
バイロン・ベイの気候とオススメの服装を解説！

オーストラリアの気候まとめ

今回はオーストラリアの気候について紹介しました。

オーストラリアの気候の特徴は地域ごとに異なり、オーストラリア国内の中でも気温や降水量がかなり異なる点です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にオーストラリアへ持っていく服装の準備を進めて下さいね。

なお、もし留学先としてオーストラリアを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。

おすすめの語学学校や準備の流れ、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。

また衣服をはじめ、オーストラリア留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
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