オーストラリア留学で失敗しないための学校の選び方

最終更新日:2026/09/28

失敗しないための学校選び

オーストラリア留学の際、語学学校選びも大切です。オーストラリアには大学付属、TAFE付属、私立といった3種類の語学学校があります。それぞれ、語学学校の規模や生徒数、生徒の国籍、入学条件などが異なります。

今回は、オーストラリア留学のメリットとデメリットや、知っておきたい語学学校を選ぶ際の確認事項をご説明します。

なお、オーストラリア留学で人気の語学学校は下のページでまとめているので、希望するコースがある学校はどこかを見ながら検討したい方はチェックしてみてください。
オーストラリアの語学学校ランキング

監修者

株式会社スクールウィズ 代表取締役 太田英基
株式会社スクールウィズ 代表取締役|太田 英基

自身のフィリピン留学と世界50か国への渡航経験をもとに、2013年に留学エージェント『スクールウィズ』を創業。2019年には一般社団法人海外留学協議会(JAOS)の広報委員長を務め、2022年から2025年まで情報経営イノベーション専門職大学(iU)客員教授に就任。著書『フィリピン「超」格安英語留学』(東洋経済新報社)など。

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オーストラリア留学のメリット

オーストラリアの語学学校

オーストラリア留学には、

・治安が良い
・年間を通して温暖
・さまざまな英語が学べる
・留学環境や制度が整っている

といった4つのメリットがあります。

治安の良い地域が多い

オーストラリアはどの地域も治安が良いです。実際に渡航した留学生も「治安は良かった」「日本と大差はない」という印象を抱いており、実際の犯罪発生率も極めて低いです。

また、観光客や移民の多い国ということもあり、人種差別もほとんどありません。

さらに、オーストラリア第二の都市であるメルボルンは、イギリスのエコノミスト誌の調査部門「エコノミスト・インテルジェンス・ユニット(EIU)」が発表する、「世界で最も住みやすい都市」ランキングで第1位を、7年連続で獲得しています。

ただし、日本よりもひったくり、車上荒らし、置き引きなどの軽犯罪は日本よりは多いと言われています。自分の荷物からは手を離さない、夜道を1人で歩かないというように、最低限のことは気をつけましょう。

年間を通して暖かい

オーストラリアは年間を通して暖かい国です。年間平均気温も17.9℃と温暖です。オーストラリアは日本の21倍の土地面積を持つ国です。そのため、地域によって気候帯が異なり、日本のように四季がある地域や年中半袖で過ごせるほど温暖な地域もあります。

四季があるエリア、例えばシドニーやメルボルンなどの主要地域でも、冬は日本ほど寒くはならず、平均最低気温も8℃前後です。年間を通して暖かく、雪が降ることもほとんどありません。

いろいろな国の英語が学べる

オーストラリア留学

オーストラリアは多国籍な国であり、日本からだけでなく世界中から留学生が英語を学びに訪れます。そのため、アジアやヨーロッパ、中南米といった英語を母国語としない留学生ばかりです。発音や話し方も国によって偏りがあることも多く、各国のアクセントの英語を学ぶことができます。

実際にビジネスなどの場面で英語を使う場合、相手は英語圏でない人々の方が圧倒的に多いと言われています。そのため、語学学校の先生から正しい発音や言い回しの英語を学びながら、生徒同士で国の訛りがある英語に慣れることで、より多様な場面で英語を使うことができます。

留学環境や制度が充実している

オーストラリアは、留学生が快適に英語を学ぶための環境や制度が充実しています。留学に関する法律や義務まで制定されています。

例えば、留学に関する法律や制度は、留学生のための教育サービス(ESOS)法や、登録行政および留学生受入れ教育訓練機関に対する国家倫理網領2007(National Code)といったものがあります。

また、CRICOSという、「留学生の受け入れ機関は政府へ機関の登録をしなければいけない」という義務もあります。

オーストラリア留学のデメリット

オーストラリア留学には、

・オーストラリア独特の英語表現や日本人が多い
・紫外線が強い

といったデメリットがあります。

オーストラリア独特の英語表現がある

オーストラリアには、「オージーイングリッシュ」と呼ばれる独特の英語表現があり、言い回しやスペルが他の国の英語と異なることがあります。

オーストラリアはもともと、イギリスの植民地でした。そのため、基本的にはイギリス英語をもとにして話されています。しかし、オーストラリア人は短縮した言い回しを好みます。

例えば、“Thank you”の短縮形である“Ta”「タ」や、“Good Day”の短縮形である“G Day”「グッダイ」など、オーストラリア人しか使わない英語表現がいくつかあります。そのため、オーストラリアでは通じていたのに、アメリカなど他の国では通じない英語表現も出てきます。なるべく正しい言い回しで覚えるようにするというように、注意が必要です。

ただし、語学学校で先生から教わる英語は正しい英語表現のみです。そのため、学校で学ぶ英語に関しては問題ありません。

日本人が比較的多い

オーストラリアには、日本人が多いです。外務省の統計データによると、オーストラリアに住んでいる日本人は、約9万2,000人いると言われています(平成28年度)。オーストラリア全体の人口は約2,400万人です。日本人の割合で見ると0.03%ほどにはなりますが、約9万2,000人という数はけっして少なくありません。

また、日本人の数は都市によってバラつきがあります。シドニーやメルボルンといった大都市はやはり日本人数は多いため、留学に来ても日本語で過ごせてしまうことも多いようです。英語をしっかりと習得したい方は、「日本人とは必要最低限しかコミュニケーションを取らない」「日本語を使わない」というように、決めておくことが必要です。

紫外線が強い

オーストラリアは紫外線が強いです。紫外線が強いため、他の国よりも皮膚ガンの発生率が高いです。そのため、夏の体感温度は実際の気温よりも高く、紫外線対策としてサングラスや帽子、日焼け止めは必須となります。
オーストラリア留学とは?特徴とメリット・デメリットを徹底解説!

オーストラリアの語学学校の運営形態

オーストラリアの語学学校には、大学付属、TAFE付属、私立の3種類あります。

大学附属の語学学校

大学附属の語学学校は、大学と同じ敷地や隣接地に建てられています。大学入学を目指す方や、アカデミック英語を学びたいという方が選ぶことが多いです。そのため、学校によっては英語を学ぶコースだけでなく、大学編入の準備をするコースもあり、試験対策なども教えてもらえることがあります。

大学附属の語学学校では、入学に一定レベルの語学力が求められることや、条件が課されることがあります。しかし、大学と同じ敷地にあるため、大学の設備や建物を利用できることがメリットです。

TAFE附属の語学学校

TAFEとは州立の専門学校のことをさします。TAFE附属ということで、TAFEへの入学準備として選択する方が多いです。

TAFEは専門学校ということで、大学よりもより専門的で実践的な内容を学ぶことができます。そのため、「将来専門職に就きたい」「英語を使ってキャリアップを考えている」という社会人の生徒が多いです。また、州立の専門学校附属ということで、学費が他の語学学校よりも安い傾向があります。

私立の英語学校

企業が運営している語学学校です。英語を学ぶコースだけでなく、アクティビティなどの課外授業がついていることが私立の特徴です。また、ボランティアが体験できる、ビジネス英語が学べるというように、学校独自のプログラムが提供されています。

私立の語学学校は数も多く、選択肢は幅広いです。ただし、授業料はTAFE附属や大学附属の語学学校よりはやや高くなります。

語学学校を選ぶ際に確認しておきたいこと

語学学校を選ぶ際は、語学学校の規模や生徒数、授業時間やレッスン内容、入学時期、入学条件、予算と期間、生徒の国籍、滞在方法も確認しておきましょう。

語学学校の規模や生徒数

語学留学

語学学校の規模や生徒数は、学校によって異なります。少ないところであれば、生徒数は20、30人で1クラスにつき2、3人程度です。対して、大きいところであれば生徒数だけで数百人、1クラスに数十人もの生徒がいる場合もあります。

規模が小さく生徒数が少ない学校は、先生とより密度の高いレッスンを受けることができます。人数が少ないと質問もしやすく、英語を話す機会も増えるでしょう。

規模が大きく生徒数も多い学校は、多国籍な生徒と出会え、よりたくさんの英語を聞いて話すことができます。また、レベル分けも細かくされるため、自分のレベルに合ったクラスで学びやすいです。また、TAFEは生徒の9割がオーストラリア人です。

授業時間やレッスン内容

授業時間は、1日5時間、週に25時間程度の学校が多いです。レッスン内容も、午前中はスピーキング、午後はライティングというように分かれています。曜日によって、ディスカッションやスピーチというような分け方もされており、多角的に学ぶことができます。

入学時期と期間

私立と大学付属の語学学校の入学時期は、月初めに設定している学校が多いです。期間は最短で1週間から可能な学校もあり、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月など個人によって異なります。TAFE附属の語学学校は、毎年2月と7月の年2回に設けられています。

入学条件

入学条件の有無は、学校によって異なります。私立の語学学校はない場合が多く、大学附属とTAFE附属の語学学校で設けられています。

大学附属の語学学校とTAFE附属では、英語力と学業成績が求められます。学業成績に関しては高校卒業の証明があれば問題ありません。

予算

予算は週単位、もしくは月単位で計算されます。学校によって請求される料金の内訳は異なります。また、事前の支払いだけでなく、教科書など現地についてから必要な費用もあります。そのため、渡航前に授業料、入学金、教科書代など、語学学校に関する費用は一度自分でも計算しておきましょう。

生徒の国籍

生徒の国籍も、学校によって異なります。例えば、学校によっては中国や韓国といった東アジア系の生徒が多い学校や、東南アジア系の生徒が多い学校もあります。さらには、中東や中南米など、学校によって国籍の偏りが出る場合もあります。ただし、生徒の国籍が偏っていても、クラス分けで均等になるように調整してくれる場合もあるようです。

滞在方法と滞在先

滞在方法と滞在先には、ホームステイ、寮(レジデンス)、ルームシェア、アパートの4種類あります。生徒が自由に選ぶことができますが、それぞれ英語レベルや期間によってメリットとデメリットがあります。

ホームステイや寮(レジデンス)は、初めての留学や海外への渡航経験が少ない方に適しています。ホームステイはオーストラリアの一般家庭に、寮は学校の提供する宿舎で生活するため、安心です。

ルームシェアやアパートは、留学にある程度慣れた方や英語が話せる方に適しています。物件探しから手続きまで、すべて自分で行います。そのため、ある程度海外生活や英語に慣れてからの方が安心でしょう。また、3ヶ月以上の長期留学の方ははじめはホームステイ、途中からルームシェアに変更する方も多いです。

自分の留学期間や経験に合わせて選んでおくと安心です。

オーストラリア

留学をより充実させるために確認しておきたいこと

オーストラリア留学をより充実させるために、以下のこともしっかりと確認しておきましょう。

留学の目的や目標

留学の目的や目標をはっきりと確認しておきましょう。「英語を習得する」という目標で留学す方がほとんどではありますが、オーストラリアは日本人が多い土地ということもあり、目的や目標がぶれてしまうこともあります。

目的が「英語を習得する」という場合、目標を「数値や目に見える形で計測できるものにする」という方法で定めると、ぶれにくくなります。

例えば1ヶ月の留学の場合、「1ヶ月後にはTOEICの点数を100点アップさせる」「オーストラリア人との会話で聞き返さずに話す」というような目標であれば、数字や目に見える形で目標の達成率が分かります。

そして、目標は留学の途中でこまめに振り返るようにしましょう。「今週は目標に向かって勉強できていたか?」など、常にしっかりと考えておくと目的通りの留学が実現できます。
どうしてみんな留学するの?留学経験者の留学理由や目的とは

まとめ

人気のオーストラリア留学ですが、語学学校の選択も重要なポイントです。オーストラリア留学のメリットとデメリットも把握したうえで、語学学校を選びましょう。

オーストラリアの語学学校は運営形態が3つあります。それぞれ、語学学校の規模や生徒数、入学条件などもバラバラです。渡航前にしっかりと調べて、納得のいく語学学校選びをしてください。

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留学 ステップ

留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。

  • ポイント1. 留学の目的
  • ポイント2. 生徒規模や雰囲気
  • ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無
  • ポイント4. 立地
  • ポイント5. 滞在方法、滞在先の希望
  • 特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
    より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。

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