最終更新日:2026/10/27

「ニュージーランドは治安がいいと聞くけれど、留学して本当に大丈夫?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、ニュージーランドは世界の治安ランキングで2位に入るほど安全な国ですが、置き引きや車上荒らしなどの窃盗は日本よりはるかに多いため、基本的な防犯対策が欠かせません。
この記事では、最新の治安ランキング、オークランドなどエリア別の治安と犯罪率、治安の悪い地域と身を守るためのポイントを紹介します。
ニュージーランドは世界平和度指数2026年版で163カ国中2位(日本は10位)と、世界トップクラスに治安がいい国
一方で窃盗や置き引きは日本より多く、10万人あたりの窃盗件数は日本の10倍を超える
大都市の繁華街や夜の公園を避け、荷物から目を離さないなどの基本的な対策で被害は防ぎやすい
なお、ニュージーランドの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
ニュージーランドで訪れたいおすすめ観光スポット・イベント・グルメ
※記事内ではニュージーランドドルをNZDと表記し、為替レートには2026年10月26日時点での情報を参照し、1NZD=92円(※小数第一位を四捨五入する形で、整数表記)で計算しています。
[目次]
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ニュージーランドは、国際的な治安ランキングで毎年上位に入る、世界でも有数の安全な国です。
ただし、置き引きや車上荒らしなどの窃盗は日本よりはるかに多く、外務省の海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」でも「ニュージーランドは安全である」と過信しないよう呼びかけられています。
Institute for Economics and Peace(経済平和研究所)は、各国の平和度を数値化した世界平和度指数(GLOBAL PEACE INDEX)を毎年発表しています。
その2026年版では、対象163カ国の中でニュージーランドは2位にランクインしました。
2025年版の3位から順位を上げ、アジア太平洋地域では最も平和な国と評価されています。
同ランキングでの日本の順位は10位です。
治安ランキングの数字だけを見れば、ニュージーランドは日本よりも平和な国として評価されていることになります。
また、日本の外務省はニュージーランドに危険情報(危険レベル)を出していません(2026年10月27日時点)。
2026 GLOBAL PEACE INDEXの上位10カ国
| 順位 | 国 |
|---|---|
| 1位 | アイスランド |
| 2位 | ニュージーランド |
| 3位 | スイス |
| 4位 | スロベニア |
| 5位 | アイルランド |
| 6位 | オーストリア |
| 7位 | ポルトガル |
| 8位 | シンガポール |
| 9位 | フィンランド |
| 10位 | 日本 |
都市単位で見ても、治安や生活環境の良さなどで評価の高い都市が集まっています。
英エコノミスト誌の調査部門(EIU)が発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング」の2026年版では、オークランドが対象173都市中12位に入りました(1News)。
ニュージーランドの治安は、窃盗犯罪の増加という点では数年前より悪化しています。
一方で、政府の調査では暴力犯罪の被害者数が2023年10月の水準より減っており、「全体的に危険な国になった」とまではいえません。
ここでは、警察と政府が公表しているデータから、近年の治安の推移を確認していきましょう。
なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:殺人、性犯罪、強盗、放火、暴行・傷害
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗、乗り物盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較はできませんが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、ニュージーランド警察「Victimisation Time and Place」をもとに作成した、2024年までの犯罪件数の推移は下の通りです。

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成
ニュージーランドでは、凶悪犯罪は長期的に緩やかな増加傾向にある一方、窃盗犯罪はここ数年で大きく増え、現在も高い水準が続いています。特に都市部では置き引きや車上荒らしなどの被害が目立ちます。
一方、政府が行っている犯罪被害者の調査では、暴力犯罪に改善の兆しも見られます。
ニュージーランド政府は「暴力犯罪の被害者を2029年までに2万人減らす」という目標を掲げています。
首相府(DPMC)の2026年6月期の報告書によると、暴行・強盗・性的暴行の被害者数は次のように推移しています。
| 2023年10月(基準値) | 約185,000人 |
|---|---|
| 2026年5月 | 147,577人 |
| 2029年12月(目標) | 約165,000人 |
※ニュージーランド司法省の犯罪被害者調査(NZCVS)による推計値。過去12カ月間に被害に遭った成人の数
基準値から約37,000人減り、すでに目標の水準(約165,000人)を下回っています。
ただし、直近の四半期では被害者数が約8,800人増えており、報告書でも「四半期ごとのデータは変動しやすい」と注意書きがあります。
窃盗が多い状況は続いているため、基本的な防犯意識を持ち、行動に注意すれば、留学生活を過度に不安視する必要はありません。
10万人あたりの犯罪発生件数で比べると、ニュージーランドの犯罪率は日本の10倍以上です。
2024年のデータを比べると、凶悪犯罪は日本の約12.5倍、窃盗犯罪は約13.1倍にのぼります。
| 地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
|---|---|---|
| ニュージーランド平均 | 718.6件 | 5,310.5件 |
| 日本平均 | 57.4件 | 405.8件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数(2024年)。ニュージーランド警察「Victimisation Time and Place」、警察庁「統計」をもとに編集部が算出
外務省の「安全対策基礎データ」でも、飲酒に絡む暴行・傷害や置き引き、車上ねらい、空き巣などの窃盗が多発していると指摘されています。
また、性犯罪の発生率も日本に比べて非常に高いとされています。
「治安ランキング上位の国だから日本と同じ感覚で過ごせる」と考えず、日本にいるとき以上に持ち物や行動に気を配ることが大切です。
治安ランキングと犯罪率の印象がずれるのは、世界平和度指数が「国としての平和さ」を総合的に評価する指標だからです。
世界平和度指数は、「社会の安全・治安」「国内外の紛争」「軍事化」の3分野・23の指標で各国を評価しています。
ニュージーランドは紛争や軍事面のリスクが非常に低く、政治も安定しているため、総合点が高くなります。
一方で、留学生が日常生活で遭遇しやすいのは、置き引きや車上荒らしのような身近な犯罪です。
| 指標 | 分かること | ニュージーランドの評価 |
|---|---|---|
| 世界平和度指数 | 紛争・軍事・社会の安全を含めた国全体の平和さ | 163カ国中2位 |
| 10万人あたりの犯罪発生件数 | 日常生活で犯罪に遭う頻度の目安 | 窃盗は日本の約13倍 |
テロや紛争に巻き込まれる心配は小さい一方で、身の回りの軽犯罪には注意が必要な国だと理解しておきましょう。
ニュージーランドの主要都市のうち、犯罪率が最も低いのはクィーンズタウン、窃盗が最も多いのはクライストチャーチです。
主要3都市の2024年の犯罪率を、ニュージーランド平均・日本平均と並べると下の通りです。
| 地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
|---|---|---|
| オークランド都市圏 | 727.4件 | 5,943.0件 |
| クィーンズタウン | 457.5件 | 3,043.5件 |
| クライストチャーチ市 | 761.9件 | 7,633.0件 |
| ニュージーランド平均 | 718.6件 | 5,310.5件 |
| 日本平均 | 57.4件 | 405.8件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数(2024年)。ニュージーランド警察「Victimisation Time and Place」、Stats NZ、警察庁「統計」をもとに編集部が算出
観光客の多い都市は、人口に含まれない旅行者が被害に遭う分、数値が高く出やすい点も踏まえて見てみてください。
ここからは、留学生に人気の都市ごとに治安の特徴を紹介します。
都市そのものの特徴や留学先としての選び方は、ニュージーランド留学のおすすめ都市でもまとめています。
オークランドの犯罪率は、10万人あたり凶悪犯罪727.4件・窃盗犯罪5,943.0件と、ニュージーランド平均をやや上回る水準です。

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成
オークランドでは近年、凶悪犯罪・窃盗犯罪ともに増加傾向が続いており、特に窃盗は高い水準で推移しています。過去と比べても犯罪件数は明確に増えており、油断は禁物です。
ただし、犯罪が発生しやすい場面や対策を理解して行動すれば、留学生活を十分楽しむことができます。基本的な防犯意識を持つことが重要です。
より詳しいオークランドの治安情報は下の記事よりご確認ください。
【2025年版】オークランドの治安は大丈夫?現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介
クィーンズタウンの犯罪率は、10万人あたり凶悪犯罪457.5件・窃盗犯罪3,043.5件で、主要3都市の中で最も低く、ニュージーランド平均も下回っています。

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成
クィーンズタウンでは凶悪犯罪は年ごとの増減を繰り返しつつ大きな急増は見られませんが、近年は窃盗犯罪が増加傾向にあります。観光地特有の人の多さが影響しており、油断すると被害に遭う可能性があります。
基本的な防犯意識を持って行動すれば、クィーンズタウンでの留学生活は十分楽しめます。
より詳しいクィーンズタウンの治安情報は下の記事よりご確認ください。
【2025年版】クィーンズタウンの治安は大丈夫?現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介
クライストチャーチの犯罪率は、10万人あたり凶悪犯罪761.9件・窃盗犯罪7,633.0件で、特に窃盗はニュージーランド平均の約1.4倍にのぼります。

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成

ニュージーランド警察の発表に基づいて編集部が作成
クライストチャーチでは、凶悪犯罪は長期的に大きな増減はなく、一定水準で推移しています。一方、窃盗犯罪は過去と比べて高い水準が続いており、現在も注意が必要な状況です。特に日常生活や外出時の油断が被害につながりやすい傾向が読み取れます。
ただし、基本的な防犯意識を持ち、危険を避けた行動を心がければ、クライストチャーチでの留学生活は十分に楽しめます。
【2025年版】クライストチャーチの治安は大丈夫?現地のトラブル事例から危険な目に遭わないためのポイントまで紹介
首都ウェリントンは、日中は落ち着いた街ですが、繁華街の夜間には注意が必要な都市です。
ウェリントン市は2025年3月に、犯罪や迷惑行為への対策をまとめた「City Safety and Wellbeing Plan」を発表しました。
ウェリントン市の発表によると、人通りの多いコートニー・プレイス、マナーズ・ストリート、キューバ・ストリートには、照明と防犯カメラを備えた「セーフティスポット」を設ける計画です。
いずれもバーやレストランが集まるエリアなので、夜遅くに出歩くときは1人にならないよう意識しましょう。
ウェリントンの街の雰囲気や語学学校の情報は、ウェリントン留学のページで紹介しています。
北島の内陸都市ハミルトンは、日中の中心部は安全と感じる人が多い一方、夜は不安を感じる住民が多い街です。
ハミルトン市の2026年9月の発表によると、中心部を「安全だと感じる」と答えた住民は日中で約80%、夜間では35%でした。
物乞いや路上生活、公共の場での迷惑行為も、住民が懸念している点として挙げられています。
大学の街として留学生も多い都市ですが、夜の中心部を歩くときは人通りの多い道を選ぶなど、ほかの都市と同じように気をつけましょう。
ニュージーランドで特に注意したいのは、大都市の繁華街の夜間と、人通りが少なくなる公園や郊外のエリアです。
街全体が危険なわけではなく、時間帯と場所を選べば安全に過ごせるケースがほとんどです。
ここでは都市ごとの注意エリアと、反対に治安がいい地域を選ぶポイントを紹介します。
主要都市で注意したいエリアと、その理由をまとめると下の通りです。
| 都市 | エリア | 注意したい点 |
|---|---|---|
| オークランド | カランガハペ・ロード(Kロード) | かつての歓楽街。夜間の暴力事件に注意 |
| オークランド | スカイタワー周辺 | カジノがあり、夜は酔った人とのトラブルが起きやすい |
| オークランド | アルバートパーク | 夜は街灯が少なく、強盗や性犯罪が起きている |
| クライストチャーチ | リンウッド、アラヌイ(東部) | 夜は人通りが少なく、盗難の報告が多い |
| クライストチャーチ | リカトンロード | モール閉店後の夕方以降は人通りが減る |
| クィーンズタウン | 中心部の繁華街 | 深夜から明け方に飲酒絡みのケンカが多い |
| ウェリントン | コートニー・プレイス、キューバ・ストリート周辺 | 夜の繁華街。市が防犯対策を強化中 |
| ダニーデン | プリンス・ストリート | メインストリートで、置き引きやスリが起きている |
どのエリアも、日中に観光や買い物で訪れる分には大きな問題はありません。
夜遅い時間に1人で歩く、夜の公園を近道に使うといった行動を避けることが、トラブル防止につながります。
各都市の注意エリアの詳細は、オークランドの治安やダニーデンの治安などの都市別ページで紹介しています。
治安がいい地域で暮らすには、都市選びと、滞在先の周辺環境の確認をセットで行うことが大切です。
都市単位で比べると、主要3都市の中ではクィーンズタウンの犯罪率が最も低くなっています。
治安以外の住みやすさも含めて都市を比べたい方は、ニュージーランド主要4都市を比較!留学・ワーホリにおすすめの都会は?も参考にしてみてください。
同じ都市の中でも、住宅街と繁華街では治安が大きく違うため、滞在先を決める前に次の点を確認しておきましょう。
地域ごとの犯罪件数は、ニュージーランド警察の「Victimisation Time and Place」で確認できます。
とはいえ、土地勘のない海外で滞在先の治安を見極めるのは簡単ではありません。
ホームステイ先や学生寮の立地に不安がある方は、現地の事情に詳しい留学カウンセラーに無料で相談してみてください。

ニュージーランドで日本人が巻き込まれやすいのは、置き引きや車上荒らし、スリなどの窃盗です。
ニュージーランドへ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年ニュージーランドで発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。
在オークランド日本国総領事館は、レストランで食事中に車両内を荒らされ貴重品を盗まれた事件や、バス停のベンチに荷物を置いたままトイレに行った際に鞄を持ち去られた事件を報告しています。
人目につくところに貴重品を置かないこと、目を離さないことは基本です。貴重品の管理には十分に注意しましょう。
スリやひったくりは、観光客が集まる繁華街やバスの車内、イベント会場など人混みで起こりやすい犯罪です。
写真を撮っているときや、店先で商品を見ているときなど、意識が荷物から離れた瞬間が狙われます。
財布をズボンの後ろポケットに入れる、口の開いたトートバッグを持ち歩くといった習慣は、日本にいるうちに見直しておきましょう。
空き巣は、留学生がホームステイやシェアハウスで暮らすうえで、特に注意したい犯罪です。
外務省によると、多くの家庭が休暇で留守にするクリスマスや年末年始は、毎年、窃盗目的の住居侵入事件が増えます。
長期で家を空けるときは戸締まりを徹底し、現金や貴重品の保管場所を分散させておくと安心です。
夜の繁華街では、お酒に酔った人による暴行・傷害事件が起きています。
外務省の「安全対策基礎データ」では、性犯罪の発生率も日本に比べて非常に高いと指摘されています。
バーやクラブでは飲み物から目を離さない、知り合ったばかりの人の車に乗らない、夜は1人で帰らないといった対策を心がけましょう。
Facebookで賃貸物件を探し、手付金を数千NZD(数十万円)支払ったのに物件が実在しなかったという事案が発生しています。
求職活動中に連絡をもらった会社の指示で、仮想通貨で多額の支払いを課されたケースも報告されています(在オークランド日本国総領事館)。
オークランド警察は、好条件すぎる話には乗らないこと、知らない人には個人情報を教えたり送金したりしないことをアドバイスしています。

ニュージーランドで犯罪の被害を防ぐには、「荷物から目を離さない」「夜の行動に気をつける」という基本の徹底が何より大切です。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、ニュージーランドに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
スリの手口は実に巧妙で、どれだけ注意を払っていても被害に遭ってしまうことはあります。
スリに遭遇しないことが一番ですが、万が一遭遇してしまったときのために、財布にあまり高額なお金を入れるのはやめましょう。そして、財布やスマートフォンなどの貴重品は後ろのポケットやリュックにしまわないようにすることも大事です。
カバンはウエストポーチを利用するなどの対策を講じましょう。
置き引きなどの窃盗は、外でお酒を飲んでいるときや電車・バスなどを利用している時によく起こります。
未然に被害を防ぐためにも、お酒を飲むときは節度を保って意識を常にしっかり持つことが大事です。また公共交通機関を利用するときの居眠りも厳禁です。荷物は常に目の届くところに置き、危機管理意識を高く持つようにしましょう。
コンビニへ買い物に行くときなど、少しの間だからと言って車の中に荷物を置きっぱなしにする人も多いですが、そういう隙を犯人は常に狙っています。
どれだけ短い時間であろうと、車を離れる際は荷物をしっかり持ち歩くことが大切です。
空き巣被害は留守中に起きることなので、避けるのはなかなか難しいかもしれませんが、部屋を決める際は、セキュリティシステムがしっかりした部屋にする、1階には住まないようにするなど、最低限できることをしておくことが被害を防ぐことにも繋がります。
またジョギングなどの生活習慣を作らないなど、周囲に留守を分からせないようにすることも大切です。
暴行・恐喝などの犯罪は、人目につかない場所で起こりやすいです。なるべく夜間の外出は控えましょう。やむを得ず外出の必要に迫られたときは、人通りの多い道を歩く、誰かと共に行動するなどの対策が必要です。
渡航前に、外務省の「たびレジ」か「在留届」に登録しておきましょう。
登録すると、滞在先の最新の安全情報を日本語のメールで受け取れるほか、事件や災害が起きたときに大使館などが安否確認をする際にも使われます。
外務省によると、3カ月未満の短期渡航では「たびレジ」への登録がすすめられています。
ワーキングホリデーや学生ビザなどで3カ月以上滞在する場合は、旅券法にもとづき「在留届」の提出が義務づけられています。
在留届は外務省の「ORRネット」からオンラインで提出でき、日本出発の3カ月前から手続きできます。

photo by:Alexandros Michailidis / Shutterstock.com
ニュージーランドで犯罪に巻き込まれたら、緊急時は111番、急ぎではない被害の届け出は105番で警察に連絡します。
| 111番 | 警察・救急車・消防の緊急通報。今まさに起きている事件や、身の危険があるとき |
|---|---|
| 105番 | 警察の緊急でない相談窓口。空き巣や盗難、詐欺など、すでに起きた被害の届け出 |
参考:New Zealand Police「How to report a crime or incident」
105番は24時間無料で利用でき、ニュージーランド警察のオンライン窓口から被害を届け出ることもできます。
ニュージーランドでも日本における110番のような番号が存在します。それが「111番」であり、万が一犯罪に巻き込まれたらすぐに111番に電話をかけて「Police Please」と言いましょう。
ちなみに111番は警察だけでなく救急車・消防車を呼ぶための緊急電話番号でもあります。そのため、電話が繋がったらしっかりと警察に来てほしい旨を伝えましょう。
パスポートを紛失するなどのトラブルには、日本の領事館などに相談しましょう。ニュージーランド内にある主な日本の大使館・総領事館などは下の通りです。
| 都市 | 連絡先 | 住所 | 公式サイト |
|---|---|---|---|
| オークランド | (+64)9-303-4106 | Level 15, AIG Building, 41 Shortland Street, Auckland Googleマップで見る |
在オークランド日本国総領事館 |
| ウェリントン | (+64)4-473-1540 | Level 18, The Majestic Centre, 100 Willis Street, Wellington 6011 Googleマップで見る |
在ニュージーランド日本国大使館 |
| クライストチャーチ | (+64)3-366-5680 | 12 Peterborough Street, Christchurch 8013 Googleマップで見る |
在クライストチャーチ領事事務所 |
対応時間は取扱内容によって異なるため、公式サイトをご確認ください。
渡航前には、大使館や総領事館が発行している安全の手引きを参考に、現地で注意すべき行動、緊急時の各種連絡先を確認するようにしましょう。
在ニュージーランド日本国大使館「安全の手引き ニュージーランド」
犯罪被害に遭った際の具体的な対応の流れは下記の記事でまとめているので、もしもの時に慌てず行動するために、ぜひあわせて参考にしてみてください。
留学で気をつけたい犯罪は?防犯対策や防犯グッズ、犯罪に巻き込まれた時の対応手順について紹介!
最後に、ニュージーランドの治安について留学前によく寄せられる質問にお答えします。
世界平和度指数(GLOBAL PEACE INDEX)の2026年版で、ニュージーランドは163カ国中2位です。
2025年版の3位から順位を上げ、日本(10位)よりも上位に評価されています。
ただし、このランキングは紛争や軍事面も含めた総合評価です。
置き引きなどの身近な犯罪は日本より多いことも覚えておきましょう。
日常生活で犯罪に遭いにくいという意味では、日本のほうが治安はいいといえます。
10万人あたりの犯罪発生件数を比べると、ニュージーランドは凶悪犯罪で日本の約12.5倍、窃盗犯罪で約13.1倍です。
テロや紛争のリスクは低い国なので、日本にいるとき以上に持ち物と夜の行動に気をつければ、安心して留学生活を送れます。
窃盗犯罪はここ数年で増えており、その点では治安が悪化しています。
一方、政府の調査では、暴行・強盗・性的暴行の被害者数は2023年10月の約185,000人から、2026年5月には147,577人まで減りました。
犯罪の種類によって傾向が違うため、特に窃盗への対策を意識しておくことが大切です。
主要3都市の中では、クィーンズタウンの犯罪率が最も低くなっています。
10万人あたりの件数は凶悪犯罪457.5件・窃盗犯罪3,043.5件で、ニュージーランド平均を下回る水準です。
ただし、どの都市でも繁華街の深夜には飲酒絡みのトラブルが起きています。
都市選びと同じくらい、滞在先の周辺環境の確認が重要です。
スリを含む窃盗の被害は、日本よりかなり多いと考えておきましょう。
窃盗犯罪の発生率は日本の約13倍で、人混みや観光地、飲食店で荷物から目を離した隙を狙われるケースが報告されています。
万が一被害に遭ったら、警察の緊急でない相談窓口である105番に届け出ましょう。
いかがでしたでしょうか。
ニュージーランドは世界平和度指数2026年版で2位に入る、世界トップクラスに治安がいい国です。
一方で、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには貴重品は目の届くところに管理し、所持金は必要最低限にするやハメを外さないなどの対策をとる必要があります。
都市ごとの犯罪率をもう一度確認しておきましょう。
| 地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
|---|---|---|
| オークランド都市圏 | 727.4件 | 5,943.0件 |
| クィーンズタウン | 457.5件 | 3,043.5件 |
| クライストチャーチ市 | 761.9件 | 7,633.0件 |
| ニュージーランド平均 | 718.6件 | 5,310.5件 |
| 日本平均 | 57.4件 | 405.8件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数(2024年)
これからニュージーランドを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
なお、留学先としてニュージーランドを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。
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※1 Institute for Economics and Peace(Global Peace Index 2026)(参照日:2026-10-27)
※2 1News(Auckland tumbles out of world's top 10 most liveable cities)(参照日:2026-10-27)
※3 外務省 海外安全ホームページ(ニュージーランド 安全対策基礎データ)(参照日:2026-10-27)
※4 外務省 海外安全ホームページ(ニュージーランド 危険・スポット・広域情報)(参照日:2026-10-27)
※5 New Zealand Police(Victimisation Time and Place)(参照日:2026-10-27)
※6 Stats NZ(Stats NZ)(参照日:2025-12-22)
※7 警察庁(統計)(参照日:2025-12-22)
※8 Department of the Prime Minister and Cabinet(Target 4 Reduced violent crime: Quarter ending June 2026)(参照日:2026-10-27)
※9 Wellington City Council(Wellington Launches New Plan To Boost City Safety)(参照日:2026-10-27)
※10 Hamilton City Council(Access to green spaces, community pride rate highly for Hamiltonians)(参照日:2026-10-27)
※11 在オークランド日本国総領事館(海外安全対策情報 2024年4月~6月)(参照日:2025-12-22)
※12 在オークランド日本国総領事館(海外安全対策情報 2024年1月~3月)(参照日:2025-12-22)
※13 在オークランド日本国総領事館(オークランドで安全に暮らすため〈安全の手引き〉)(参照日:2025-12-22)
※14 在オークランド日本国総領事館(安全と生活)(参照日:2025-12-22)
※15 New Zealand Police(How to report a crime or incident)(参照日:2026-10-27)
※16 New Zealand Police(105 Police Non-Emergency Online Reporting)(参照日:2026-10-27)
※17 外務省(ORRネット〈在留届電子届出システム〉)(参照日:2026-10-27)
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