最終更新日:2024/10/07
クィーンズタウンを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はクィーンズタウンの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり抑えておきましょう。
[目次]
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ニュージーランドの治安は世界的に見ればかなり良い方ですが、日本ほど安全ではありません。銃器犯罪などの凶悪な犯罪は少ないですが、置き引きや空き巣などの軽犯罪は日本と比較すると多いです。
それでも昼間のニュージーランドはとても安全です。気をつけなければならないのは日没後で、夜は犯罪が多くなる傾向があります。ナイトクラブや繁華街周辺をひとりで歩くのは危険です。
それでは実際に近年のクィーンズタウンの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:性犯罪、強盗、暴行・傷害
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較するのは難しいですが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2023年にクィーンズタウンで発生した犯罪件数は下の通りです(※1、2)。
2023年、クィーンズタウンでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに発生件数が増えています。2020年は新型コロナウイルスの蔓延に伴うロックダウンなどが影響して発生率が低下していたため、2021年はコロナ以前の基準に戻りました。
また、犯罪発生率を凶悪犯罪、窃盗犯罪を日本、ニュージーランドの平均値と比べると下の通りです(※3、4)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
クィーンズタウン | 645.8件 | 2,293.6件 |
ニュージーランド平均 | 736.7件 | 5,388.8件 |
日本平均 | 55.9件 | 389.0件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
クィーンズタウンの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。ただし、観光地として有名なクィーンズタウンでは、人口に含まれない旅行者が多く、犯罪率は高くなりやすい傾向にあります。
数値のほど極端には治安が悪いわけではないので、安全に気をつけた生活ができれば犯罪に巻き込まれる可能性は低くなります。
クィーンズタウン近郊へ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年クィーンズタウン近郊で発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。
在ニュージーランド日本国大使館は、クライストチャーチ市内でジョギング中のアジア人を狙ったと思われるヘイトクライム事件が発生しました。暴言及び傷害を受けました。 (※5)
根拠のない情報や個人的な偏見による憎悪や嫌がらせが日本人を含むアジア系住民に向けられる可能性があるため、大勢が集まる場や人通りの少ない道などは特に周囲に注意を払うようにしましょう。
クライストチャーチ近郊のアッシュバートンのキャンプ場にて、場内に駐車していた車からパスポートの入った鞄を盗まれる事象が発生しました。また、カンタベリー補修事業行近くの路上でも、日本人が車上荒らしの被害に遭っています。 (※5)
短時間であっても必ず施錠することや、車外から見えるところに鞄や貴重品を置かないなどし、ターゲットにならないよう、在ニュージーランド日本国大使館は注意喚起しています。
ここではクィーンズタウンで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。
お酒を飲むと感情的になったり、ちょっとしたことでカッと頭に血が上ってしまう人は世界各国どこにでもいるものです。
特に不特定多数が集まるレストランやパブ、バーなどでは肩がぶつかったとか、言葉や文化の違いで言いたいことをうまく伝えられずに誤解されたりと、些細なことがきっかけでケンカにまで発展してしまうことがあります。
一般的に、「日本人旅行者は他の国からの旅行者よりも多額の現金を持ち歩いている」というイメージを持たれています。そのため、旅行中は常に目をつけられているかもしれないと注意して行動する必要があります。
旅行者の中でも、普段からセカンドバッグやハンドバッグなど小型のバッグを使っている人は、ホテルのフロントなどで個人情報を記入する際にバッグを脇に置きがちです。これは置引き犯にとってはまたとない絶好のチャンスです。
さらに、日本では当たり前のように見られる公共交通機関での居眠りですが、これもまた外国では置引きのターゲットとなる可能性があります。
クィーンズタウン自体は比較的こじんまりとした街ですが市内にはバスしか走っておらず、釣りやラフティング、スキーなどを楽しもうと郊外まで足をのばすにはやはり車が必要になります。
車上荒らしが狙う車は高級車とは限りません。基本的に、どのような車種であっても座席やダッシュボードの上に荷物やコンピューターなどが見える車が狙われがちです。また、当然のことですが窓が開いていたり、施錠されていない車も狙われやすいと言えます。
公園など夜に人気のなくなる場所に隣接していたり、足場となりそうな突起物のある物件は強盗や空き巣などに目をつけられる恐れがあります。
また、クリスマス休暇や年末年始など休暇で留守にしがちな時期は、治安のよい地域にある家でも空き巣に注意が必要です。
残念なことに、在ニュージーランド大使館により発表された2016年1月から12月までの性犯罪率は日本の約13倍と非常に高いのが実情です。日本人女性は比較的小柄で性格も穏やかなイメージがあり、性犯罪の標的とされやすい可能性があります。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、クィーンズタウンに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
酔いが回ってきたら深酒はせず、冷静な判断ができるうちに家路につくようにしましょう。また、相手に絡まれるようであれば、店内ならウエイターに助けを求めたり、人通りの多い道を選んで歩くか、タクシーに乗って速やかにその場を立ち去ってください。
空港やホテルのフロントデスクで手続きをするときは、貴重品の入ったバッグを足元などの死角になるところに置かないようにしましょう。
レストランでの食事中も、荷物は手の届く場所に置き、目を離さないようにしましょう。
一番の対策は、ほんの数分であっても車から離れるときはしっかり施錠をすること、そして車内に何も残さないことです。
なんてことのないスーパーの白い袋であっても、泥棒は「何かいいものが入っているかも」と関心を持つ可能性があります。荷物はすべてトランクにしまうか、人目につかないように座席の下などに隠して、犯罪に巻き込まれないようにしましょう。
クィーンズタウンは比較的治安のよい街ですが、それでも滞在先を決めるときは事前に周囲の環境や建物の構造を確認することが大切です。
また、旅行などで長期にわたって留守にする場合は、大家さんや隣人、友人に定期的に郵便箱を確認してもらい、配達物を保管してもらうようにしましょう。
夜間の女性の一人歩きは注意してください。近道であっても公園脇の道は通らず、人通りの多い道を選んで歩くようにするのがポイントです。
また、クラブやバーで見知らぬ男性に渡された飲み物には何らかの薬物が混入されている危険もあるので飲まないようにしましょう。一般的に、日本人には相手に強く「ノー!」と言わず、波風を立てないよう気配りする傾向があります。
しかし、そういった優しさに付け込まれることがないよう、自分の身を守らなければならないときははっきりと「ノー」と言いましょう。
どんなに注意していても、思いがけず犯罪に巻き込まれてしまうことはあります。
特に外国においては、いざというときにどのような対応をしたらよいのか、どこに助けを求めればよいのかあらかじめ知っておくことは自らの安全を確保するのにとても大切なことです。それでは、犯罪に巻き込まれたときにどこに連絡をすればよいのか、ここで確認してみましょう。
クィーンズタウンで犯罪に巻き込まれたら、まずは警察に通報しましょう。ニュージーランドでは警察、消防、救急車要請などの緊急通報センターの電話番号は統一されており、「111」という3桁の番号を押せば公衆電話からでも無料でつながるようになっています。
英語に自信がないときは「ジャパニーズ、プリーズ」と言えば、時間は月曜日から金曜日の午前9時から午後6時までと限定されていますが、無料で電話通訳サービスを利用することができます。
盗難にあったときは警察で「紛失・盗難届け受理証明書」を作成します。クレジットカードなどが盗まれてしまった場合、この証明書があれば盗難後に使用されてしまった場合でも被害にあった品物の支払いが免除されます。
クレジットカードや銀行に盗難にあったことを連絡し、利用停止とカードの再発行を依頼しましょう。
また、現地にある領事館や大使館は日本人を保護することが法律で定められています。必要に応じてさまざまな支援機関などを紹介してくれることもあるので、困ったときには相談してみてください。
クィーンズタウンには大使館も領事館もないのですが、電話で相談することができます。パスポートの盗難にあったときは、大使館か領事館で「帰国のための渡航書」を発給してもらい、パスポートの代わりに使用することができます。
在ニュージーランド日本国大使館情報
電話受付時間 | 月〜金曜 9:00-12:00、13:30-17:00 |
---|---|
電話番号 | (+64)04-473-1540 |
住所 | Level 18, The Majestic Centre, 100 Willis Street, Wellington 6011 |
総領事館URL | https://www.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
在オークランド日本国総領事館情報
電話受付時間 | 9:00-12:00、13:00-17:00 |
---|---|
電話番号 | (+64)9-303-4106 |
住所 | AIG Building 15/41 Shortland St, Auckland, 1010 New Zealand |
総領事館URL | https://www.auckland.nz.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
クィーンズタウンの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。
現地の人も旅行者も集まる場所です。クィーンズタウンで起きている犯罪の多くが、お酒の上でのケンカや傷害です。
繁華街が集まっている中心部では、路上を歩いている泥酔者などに絡まれないように周囲に気を配りましょう。自分もお酒を飲む場合には、ほどほどの飲酒量で切り上げるようにしてください。
また、飲酒絡みの犯罪の多くは深夜から明け方の4時までに発生していることが多いため、夜が更けてからの外出はなるべく避けましょう。
クィーンズタウンヒルはクィーンズタウンの近くにある標高907メートルの小さな山で、ハイキングなどを目的とする旅行者に人気があります。
山頂まで登っても往復3時間程度で戻ってこれるくらいの規模の山で、リードを付けた犬が入山することは許可されていますが、自転車で入ることはできません。
山ですので、基本的には散策を楽しむ現地の人や旅行者しかいませんが、人目が少なく性犯罪や強盗などの犯罪が発生しています。もし、ハイキングでクイーンズヒルに行く場合には、一人ではいかないこと、同行者と常に一緒に行動すること、携帯電話をすぐに取り出せる場所に収納するなど気を付けてください。
いかがでしたでしょうか。
クィーンズタウンでは、飲酒絡みの暴行や置引きなどのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには適度な飲酒を心がけるや荷物から絶対に目を離さないなどの対策とる必要があります。
また、クィーンズタウンの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはクィーンズタウン中心部の繁華街とクィーンズタウンヒルです。
これからクィーンズタウンを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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※1...New Zealand Police「Victimisation Time and Place」(参照日:2024-9-15)
※2...Stats NZ「Stats NZ」(参照日:2024-9-15)
※3...New Zealand Police「Victimisation Time and Place」(参照日:2024-9-15)
※4...警察庁「統計」(参照日:2024-9-15)
※5...安全の手引き - Embassy of Japan in New Zealand「Embassy of Japan in New Zealand」(参照日:2024-9-15)
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