「アメリカ留学にはどんな魅力があるんだろう?」
「留学先に選んで大丈夫かな……」
とお悩みではありませんか?
アメリカは世界的にも有名な企業や大学が多く集まり、世界各国から留学生やビジネスマンが集まります。住む人の国籍も多様で異文化交流の機会があり、刺激的な留学生活を送ることができます。
とはいえ、実際の留学生活の様子はなかなかイメージしにくいですよね。
そこで今回はアメリカ留学の基本情報、留学できる都市や留学方法、メリットやデメリット、体験談などをまとめました。
アメリカ留学が気になる人は、この記事を読んでどんな留学生活を送れそうか、イメージをつかんでいきましょう。
※本記事は2023年11月時点での情報に基づいて作成しています。公開から期間が経つ場合には、為替変動や情勢の変化により記事内の留学費用など紹介内容が変わる恐れがあることはご注意ください。
なお、記事内ではアメリカドルをUSDと表記します。為替レートには2023年11月時点での情報を参照し、1USD=151.3円で計算しています。
[目次]
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まずはアメリカがどのような国なのか、基本情報をまとめました。
人口 | 335,729,598人(アメリカ統計局による2023年11月時点での推計 ※1) |
---|---|
国土面積 | 962.8万平方キロメートル |
首都 | ワシントンD.C. |
宗教 | キリスト教:70.6%、ユダヤ教:1.9%、イスラム教:0.9%、仏教:0.7%、ヒンドゥー教:0.7%、無宗教:15.8%(※2) |
公用語 | 主として英語 |
前述の通りアメリカは面積が962.8平方kmと広大で、その分都市や住む人の数も多いです。他の国と比べても人口は多いですが、その理由は移民が移り住んだことです。
移民の割合は1980年までは10%前後だったのが、80年代から急速に増加し、同時に国も発展しました。2021年に移民は4,530万人まで増え、総人口の内13.6%を占めています。(※3)。
移民の主な出身国はメキシコ、中国、インド、フィリピンです。特にアメリカと陸続きのメキシコ系移民は、全移民人口の24%を占めています(※3)。
またアメリカはビジネスや経済の中心地となっており、私たちも日常的に使うサービスの発祥地であることも多いです。例えばAmazonやMicrosoft、スターバックスなどの本社が所在する上に、その後継になろうと新しいスタートアップ企業も日々誕生しています。
さまざまな国からビジネスや経済のチャンスを掴もうとする人が集まることもあり、多国籍な環境です。
天候は都市によって異なります。例えば東海岸は四季のような気温変化がありながらも冬が特に寒く、西海岸は冬でも長袖のTシャツ1枚で過ごせるほど温暖な傾向と差が見られます。
日本からはニューヨークやロサンゼルスなど大都市であれば直行便が利用できます。時差は14時間ほどありますが、国自体が発展しているため現地生活は利便性が高く、刺激の多い留学先です。
アメリカの基本情報はこちらにもまとめました。
アメリカとはどんな国?基本情報から国のイメージを簡単に紹介!
続いてはアメリカの魅力について紹介します。
アメリカは州や都市ごとに特色があり、滞在都市によって留学生活も大きく変わります。
エンターテイメントの集まるニューヨークやロサンゼルス、ラテン系の陽気な雰囲気が感じられるマイアミ、IT産業が盛んなシアトルやサンノゼ。ビルが立ち並ぶ街並みもあれば自然豊かな街並みもあり、その雰囲気は大きく異なります。
アメリカでの留学では、より自分の興味に合わせた生活環境を選ぶことが可能です。
アメリカの都市部ではスポーツや音楽、舞台や映画などエンターテイメントに溢れ、観光や旅行気分を味わうこともできます。
留学中は、勉強だけでなく現地で暮らす人の雰囲気も知りたいもの。スポーツ観戦や音楽鑑賞などを通してアメリカで暮らす人々が楽しむ様子も見られるため、よりリアルな現地生活や日本との雰囲気の違いを知ることもできます。
冒頭でもお伝えしましたが、アメリカでは世界各国から人が集まる多国籍な環境です。アメリカはメキシコや中国、インド、フィリピン系の移民が多く、その人たちが集まる「中華街」や「インド人街」などを通してその国の文化を感じることもできます。
移民の方々は見た目こそ白人とは異なるものの、他国にルーツを持ちつつ、アメリカ現地の文化や習慣で育った人がほとんど。話してみるとアメリカ人らしい、フレンドリーで活発な印象を受けることも多いです。
また有名大学や語学学校が多いことから、留学生もたくさんいます。
移民の受け入れが多いオーストラリアやカナダでも人種の多様性が見られますが、アメリカは経済にエンタメ、スポーツといった各ジャンルで世界トップレベルを目指す人たちが多いです。優秀な人が集まり、切磋琢磨しているのがアメリカの魅力です。
語学留学やワーキングホリデーであれば、都市選びも留学生活を大きく変えるポイントです。簡単ではありますが、アメリカ内の主要都市の概要をまとめました。自分の想像する留学がどの都市で実現できそうか、考えながら読んでみてください。
ニューヨークは、アメリカ経済の中心地。世界最大の金融街「ウォール街」を抱えるマンハッタンを中心とし、多くの見どころがぎっしり詰まった刺激的な都市です。
またアートや音楽、ファッションから、グルメ、スポーツまでバラエティ豊かで、特にブロードウェイのミュージカルは人気です。さまざまな分野での最先端が集まっており、ダンスやファッションデザインなど専門分野を学ぶ留学生も多く暮らしています。
ニューヨークでの留学費用やおすすめの語学学校などはこちらにまとめました。
ニューヨークの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
ニューヨーク留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
冬場でも温暖な気候で快適に過ごせる上に、ビーチのあるマイアミ。特に冬場のリゾートとして有名です。
またスペイン語を母国語とするヒスパニックの人たちが多く暮らしています。アメリカの中にありながらラテン色の濃い都市で、ラテンアメリカ経済の首都とまでいわれるほどです。留学すれば、眩しい太陽と明るく陽気な人々が迎えてくれることでしょう。
マイアミでの留学費用やおすすめの語学学校などはこちらをご覧ください。
マイアミの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
マイアミ留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
アメリカ西海岸カリフォルニア州の北部に位置する大都市の1つです。地中海性気候に属し、1年の気温差があまりありません。7〜8月にかけては霧が発生することも多いですが、基本的に温暖で住みやすい街です。
開放感や活気にあふれる雰囲気がありながら、各国からの移民が各自の歴史・文化・習慣を尊重し合い生活しています。
サンフランシスコでの留学費用やおすすめの語学学校などはこちらにまとめました。
サンフランシスコの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
サンフランシスコ留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
ユニオン湖やグリーン湖など水と緑に囲まれた美しい街並から「エメラルド・シティー」の愛称を持つ、アメリカ西海岸有数の大都市です。
また世界的なコーヒーチェーン店スターバックスの発祥地で、MicrosoftやAmazonなど有名企業が拠点を構えるなど、近年はIT産業が盛り上がっています。
インターンシップのチャンスもあり、アメリカの経済やビジネスに興味がある人には刺激的でしょう。
シアトルでの留学費用やおすすめの語学学校などを知りたい方はこちらもお読みください。
シアトルの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
シアトル留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
隣国メキシコと国境を接する西海岸最南端の町で、開放的な雰囲気が漂います。都市内はメキシコ統治時代の面影を残し、エキゾチックな雰囲気にも包まれています。
またビーチや湾、砂漠など自然豊かな環境です。年間を通じて雨が少ない穏やかな気候であるため、留学すると住みやすく感じるでしょう。
サンディエゴでの留学費用やおすすめの語学学校などを知りたい方は、こちらもお読みください。
サンディエゴの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
サンディエゴ留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
摩天楼の発祥地としても知られ、ニューヨーク、ロサンゼルスに続くアメリカ第3の都市です。
北東部境界にはミシガン湖があり、平らな土地が続く大穀倉地帯が広がります。産業の中心地として家電、工業機械、通信販売、冷凍食品などの分野で全米トップを誇ることも特徴です。
またブルースやジャズ音楽のメッカとしても名高く、ジャンルを問わず一流の音楽を楽しむことができます。
シカゴでの留学費用やおすすめの語学学校などはこちらにまとめました。
シカゴの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
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ロサンゼルスはエンターテイメントの中心地です。ハリウッドとして映画の撮影地が多数あったり、ディズニーランドがあったり、他の都市に比べると観光や遊びを楽しみやすい環境があります。
西海岸のカリフォルニア州に位置することから、年間の平均気温は14〜23℃と温暖です。ビーチなど自然も多いことから、のんびりとした雰囲気の中過ごせます。
ロサンゼルス留学の魅力はこちらにまとめました。
ロサンゼルス留学の特徴とは?メリット・デメリットを徹底解説!
ロサンゼルス留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
ハワイは日本人に大人気の観光都市ですよね。太平洋上の交通の要所として栄え、港や軍事基地、国際空港があります。
ワイキキビーチやクヒオ・ビーチ、ダイヤモンドヘッドなど観光名所も多いことが魅力。美しいオーシャンビューを眺めながらの英語学習、マリンスポーツを満喫できる環境です。
ハワイでの留学費用やおすすめの語学学校などを知りたい方はこちらもお読みください。
ハワイの基本情報や人気の語学学校などの詳細はこちら
ハワイ留学が気になる方はこちらから留学カウンセラーに相談することもできます。
その他、アメリカ留学の人気都市はこちらにまとめました。
アメリカ留学おすすめ人気都市ランキング
アメリカが自分の留学先として合ってると感じた方は、具体的な留学方法を考えてみましょう。留学方法はいくつかあり、ここでは下の方法に絞って紹介します。
正規留学は、アメリカの高校や大学などに現地学生と同様に入学し、卒業まで通う留学方法です。他の方法と比べると留学期間は長く、数年単位でアメリカに滞在することを想定し、留学資金の確保や各種手続きを取る必要があります。
ただアメリカの学位を取得でき、専門分野の知識が身に付く方法です。
大学進学を考えている方向けに、アメリカの大学の入学条件や費用イメージをまとめました。気になる方はこちらも参考にしてみてください。
カリフォルニア大学バークレー校に留学!特徴や費用、留学方法などを解説します
デューク大学に留学!特徴や費用、留学方法などを解説します
交換留学は高校生や大学生が利用できる留学方法です。自分が通う学校と提携している現地校に半年〜1年留学できます。
大学に長く通う訳ではありませんが、在籍期間に単位を取得できることもあります。限られた時間ながら現地の学校生活や交流を楽しめる方法です。
語学留学は合格の条件が基本的になく、一般英語コースであれば英語がまったく話せない状態でも語学学校で授業を受けることができます。入学後は自分のレベルに合わせたクラスで勉強でき、着実に英語力を高められます。
また他の留学生と一緒に学ぶため、国際交流も実現することが可能です。期間も1週間の短期から1年の長期まで幅広く受け入れ、柔軟性の高い留学方法と言えます。
アメリカはインターンシップをしたい留学生に向けて交流訪問者(J-1)ビザを発行しています。
インターンシップとは、企業で社員のように仕事を体験できるもの。英語力は求められますが、海外で働いてみたい人は自分が本当に海外就労できるのか試すことができます。
特にアメリカにはIT系企業が多く、インターン生を募集している企業も多いため、就労体験のチャンスを得やすいです。
以上がおすすめの留学方法ですが、アメリカでの留学方法に悩んだら、留学エージェントに相談してみましょう。
費用やおすすめの都市や語学学校、見積もりや申込手続きなど、状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗り、提案してくれます。一度話すだけでも自分に合う留学プランがわかるため、お気軽にご利用ください。
ここまで簡単にアメリカの魅力を紹介しましたが、実際の留学イメージはなかなか持ちづらいですよね。
そこでここではアメリカ留学を経験した人たちが、どんな留学生活を送り、何を感じたのか、体験談を紹介します。
はじめに紹介するのは、ボストンにあるノースイースタン大学に交換留学をしたMayukoさんです。
滞在期間は10カ月と限られていましたが、現地ではアメリカ人大学生と同じように授業を受けて課題をこなす毎日を過ごしました。
学校生活はもちろんルームメイトや親友と過ごす中で、バイリンガルの姿に刺激を受け、英語力が飛躍的に向上したと話します。
またアメリカは世界中から留学生が来るため、英語力アップはもちろんさまざまな文化や習慣を知ることができます。Mayukoさんが「英語力や物事への考え方の変化など、留学が自分の人生に大きくプラスに働いていると実感した」と話すように、英語や専門分野に限らず、価値観や視野の広さも身に付く留学先です。
現地でどのようなことを感じ、学んだのか、Mayukoさんの体験談は、こちらからご覧ください。
留学して実際良かった?10ヶ月のアメリカ留学生活で得られた成長と変化総まとめ | ボストン交換留学#12
次に紹介する丸山裕理さんは、元々フリーのアナウンサーとしてテレビ番組やラジオ、ショーなど司会の仕事をしていました。
留学を志したのも仕事がきっかけで、2018年の平昌冬季オリンピックで現地取材を担当したものの、英語がほとんど話せないまま。英語ができないことでチャンスを失うのでは?と焦りを感じ、ニューヨークでの語学留学を決めたそうです。
また仕事でアメリカのトランプ大統領の当選やイギリスのEU離脱など、新たな動きを目の当たりにし、今後の変化を自分の目で見たいと感じたこともきっかけです。
留学生活が始まると、勉強はもちろんニューヨークの家賃の高さなど驚くことも多かったとか。また女性ならではの安全面も確保した家選びや万が一の対策も教えてくれました。
丸山さんの留学のきっかけや留学生活の様子はこちらからお読みください。
仕事を辞め、20代最後にニューヨーク留学を決めたフリーアナウンサーの話 アナウンサーのNY留学#01
世界一家賃が高い?ニューヨークでの家探しと口座開設について アナウンサーのNY留学#03
Shunさんは大学3年生のときに休学し、アメリカのシアトルに留学しました。目的は将来海外で働くために英語を身に付けること。そのためにアメリカでビジネスを学び、長期インターンシップをするという計画を立てました。
シアトルは山や湖に囲まれる自然豊かな土地でありながら、グローバル企業のオフィスが多々あります。
Shunさんも留学中にルームメイトが元Microsoftの社員だったり、Amazonで働く社員と趣味で出会ったり、身近に会える機会があったと話します。実際にShunさんもAmazon本社で3ヶ月働くことができました。
シアトルの魅力や多くの企業が集まる様子はこちらの記事をご覧ください。
「将来海外で働きたい」という想いに大きく近づいたシアトル留学。グローバル企業が集まるシアトルでの留学生活とは
次に紹介するのは、理学療法士を目指してアリゾナ州にあるコミュニティカレッジに留学したKotaroさんです。
Kotaroさんはもともとスポーツトレーナーに興味を持っていました。さらに大学時代にアメフト部に所属した経験から、アメフトの本場であるアメリカに興味を持ち、その本場で理学療法士を目指すことを決断します。
大学院留学にはアメリカの大学での単位取得が条件だったため、まずはコミカレに留学します。
Kotaroさんは募集締め切りが近いにもかかわらず、諦めることなく準備したことで半年で渡米を実現させました。
現地でも気になった施設や病院に連絡するなど、積極的に行動することで目標にたどり着けたと話します。
Kotaroさんの準備や留学生活での奮闘記はこちらをお読みください。
元体育会系大学院生が、休学しスポーツ医療大国アメリカにトビタツまで【理学療法士の米国留学連載 Vol.1】
次はアメリカのロサンゼルスにあるアート系の大学に留学した髭猿さんを紹介します。
髭猿さんが通うのはCalifornia Institute of the Artsという、ウォルト・ディズニーが創設した大学です。卒業生にはティム・バートンなど、有名アーティストが名を連ねる有名校です。
髭猿さんは留学前からアートや芸術の仕事をしていた訳ではありません。大学時代に法学部で学んだ後、大手企業に3年半勤めていました。
しかし映画を作りたいという気持ちから美大進学を志し、1年半の勉強でアメリカ大学留学をつかみ取ります。
社会人が仕事をやめてアメリカでアートを学ぼうと思った理由や受験までの道のりなど、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
元サラリーマンがゼロからアート留学して何が悪い!僕が会社を辞めアメリカにアート留学するまで【連載Vol.1】
最後に紹介するのは、ボストンのバブソンカレッジMBAに留学したRyoさんです。
RyoさんはMBA留学をするまで海外に行った経験はなく、日本で会計士として働いていました。その中で英語を使う上司や同僚に憧れ、今しかないとMBA留学をするために仕事を辞めます。
留学前にすでにTOEICスコアは900点程度は取得していたものの、MBA留学にはそれ以上の英語力が必要です。
またMBA留学は費用も高額です。しかしハードな勉強や留学費用の準備、そして仕事を辞めるリスクを負ってでもアメリカに留学して良かったと話します。
アメリカでのMBA留学はどうだったのか、何が良かったのか、詳しくはこちらにまとめました。
純ジャパ・海外経験なしの元会計士が、アメリカMBAに留学するまで #バブソン大学MBA留学記 01
アメリカは多国籍で、都市もたくさんある魅力的な国ですが、留学となるとメリットもデメリットも見られます。
それぞれ紹介しますね。
アメリカ留学のメリットは次の3つです。
アメリカは語学留学や大学留学、専門留学など基本的にどの留学方法も選ぶことができます。
特に世界的に有名でレベルの高い大学が多いことから、大学留学は人気です。現地には約4,000もの大学があると言われており、ビジネスや経済、経営、マーケティングなど一般的な学問に加え、ファッションや看護、音楽など専門分野も学ぶことができます。
語学学校も数が多く、コースもビジネス英語、TOEICなど試験対策、大学への進学準備など留学の目的に合わせて学習スタイルを選べます。
前述したように都市の数も多く、寒い地域もあれば温暖な地域もあり、都会的な都市もあれば自然豊かな都市もあるなど、さまざまな面が見られます。留学方法も都市も選択肢が多いことから学費や留学期間、目的など自分の希望に合う留学環境が見つかりやすいです。
英語には大まかにアメリカ英語とイギリス英語の2種類があります。アメリカ英語はその名の通りアメリカで主に話されている英語で、イギリス英語とは発音やスペルが微妙に異なります。
アメリカはアメリカ英語の本場のため、現地でリアルな発音やスペルを学ぶことが可能です。特に偏った訛りもないため、クリアな英語が身に付く傾向もあります。
アメリカ英語の具体的な特徴はこちらにまとめました。
アメリカ英語の特徴とイギリス英語との違い
体験談でも紹介したように、アメリカには有名企業の本社などが集まっており、実際にアメリカで誕生したサービスも多々あります。留学方法や都市、ビザによっては現地で就労体験をすることも可能であり、最先端のビジネスやサービスを自分の目で体感できます。
スターバックスやボーイングといった有名企業が候補に入るのはアメリカならではです。
そうして世界の働き方や商品・サービスの作り方を知ることで、自分の就職する業界や日本との働き方の違いを考えるきっかけになるかもしれません。
アメリカ留学は異文化理解をしやすい、刺激が多いなど魅力的ですが、次のデメリットもあります。
アメリカは日本と比べ物価が高い地域が多く、学校の授業料も他の国より高いことが特徴です。アメリカ留学をしようと思うと、十分な予算を確保した上で計画することが必須です。
目安として、語学留学は1カ月で40万〜60万円ほど、大学留学では1年間で500万円前後または1,000万円近い費用が発生します。
費用は自分が通うコース・学科や滞在都市によって大きく変わります。費用を見積もる際はどの都市でどんな留学をしたいか、プランを明確にしてから計算しましょう。
アメリカは都市が広大ゆえに、移動に車が必要な場面が多いです。ニューヨークなど都市部は地下鉄で移動できますが、中心部を離れると車が必要なこともしばしば。
留学生は現地で気軽に車を所有できる訳ではないため、移動に時間や手間がかかることもあります。通学には問題ありませんが、車の必要ない都市に留学するか、なるべく短期留学にするなど工夫が必要です。
メリットで「アメリカは留学方法や都市の選択肢が豊富」と紹介しましたが、選択肢が多いゆえに自分にどれが合うのかわからず、プラン作りに悩むことがよくあります。
留学は目的によって滞在する都市や学校、期間が変わり、一概にこれが良いと断言するのが難しいです。自分で考えるのが難しい場合は留学エージェントに相談することも視野に入れましょう。
スクールウィズでも無料相談を受け付けています。アメリカ留学が気になる方は、まずこちらのLINEからお気軽にご連絡ください。
その他のメリットやデメリットはこちらにまとめました。
アメリカ留学のメリットとデメリットまとめ。おすすめプランもあわせて紹介!
先ほどアメリカ留学は費用が高いと紹介しましたが、実際にどれくらい必要なのか、イメージするのはなかなか難しいのではないでしょうか。そこで次は、アメリカ留学にかかる費用を語学学校と大学にわけて紹介します。
なお、留学費用は留学方法と具体的に参加するプログラムの内容によって大きく異なり、実際の見積もりと異なる可能性があることはご了承ください。
今回は以下の条件で費用を整理します。
・コース:一般英語コース(週の授業時間が20〜29時間)
・滞在方法:ホームステイ(1日2食付き)
その上で期間別のアメリカでの語学留学のモデル費用は下の通りです。
学費や生活費など細かい内訳は次の通りです。
【語学留学の学費】
カテゴリ | 費用項目 | 1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | 1年 |
---|---|---|---|---|---|---|
学費 | 授業料 | 5.6万円 | 19万円 | 58.7万円 | 111.2万円 | 209.3万円 |
学校支払い諸費用 | 7.2万円 | 7.3万円 | 8.1万円 | 9.8万円 | 13万円 | |
総額 | 12.8万円 | 26.3万円 | 66.8万円 | 121万円 | 222.3万円 |
【その他留学費用】
カテゴリ | 費用項目 | 1週間 | 1ヶ月 | 3ヶ月 | 半年 | 1年 |
---|---|---|---|---|---|---|
渡航費 | 航空券購入費 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
海外旅行保険加入費 | 0.5万円 | 2万円 | 6万円 | 13万円 | 26万円 | |
ビザ申請費 | 6.4万円 | 6.4万円 | 6.4万円 | 6.4万円 | 6.4万円 | |
現地生活費 | 滞在費 | 4.5万円 | 17.3万円 | 55.7万円 | 111.3万円 | 222.6万円 |
食費 | 0.9万円 | 3.4万円 | 10.8万円 | 21.65万円 | 42.9万円 | |
通信費 | 0.5万円 | 0.5万円 | 1.5万円 | 3万円 | 6万円 | |
交通費 | 0.4万円 | 1.2万円 | 3.5万円 | 7万円 | 13.95万円 | |
娯楽費 | 2万円 | 7万円 | 21万円 | 42万円 | 84万円 | |
雑費 | 0.5万円 | 2万円 | 6万円 | 12万円 | 24万円 | |
総額 | 8.8万円 | 31.4万円 | 98.5万円 | 196.95万円 | 393.45万円 |
より具体的な費用イメージは留学プランによって変わるため、留学先や語学学校の希望などを整理する必要があります。自分の場合はどれくらいの費用が必要なのか、気になる方はこちらのLINEよりご相談ください。
大学留学となると、費用はもう少し高くなります。
生活費は先ほどの語学留学と同じですが、学費の相場は次の通りです。
【大学留学の学費】(※4)
ハーバード大学の1年の学費を参考に計算しています。また大学留学は4年または半年や1年の交換留学が主流のため、半年と1年の学費を紹介します。
カテゴリ | 費用項目 | 半年 | 1年 |
---|---|---|---|
学費 | 授業料 | 410万円 | 820万円 |
学校支払い諸費用(滞在費用、食費、技術料など) | 190万円 | 380万円 | |
総額 | 1,244.5万円 | 1,200万円 |
ハーバード大学の場合、1年の学費として5万4,269USD(約820万円)とその他滞在費や学生サービスなどに2万5,181USD(約380万円)が必要です。
大学の授業料も学校によって変わるため、必ず事前に調べましょう。
具体的な費用内訳と、費用を抑えるポイントはこちらにまとめました。
【2022年版】期間別アメリカ語学留学の費用まとめ
最後に、アメリカ留学行きを決めた方に向けて、具体的な準備を紹介します。
6ヶ月前 | 情報収集、留学先の学校の候補探し |
---|---|
5ヶ月前 | 学校の決定、費用の見積もり算出 |
4ヶ月前 | 入学願書や必要書類を送付 |
3ヶ月前 | ビザの申請、入学許可証(I-20)の手配、パスポートの申請、事前の英語学習スタート |
2ヶ月前 | 航空券の手配、滞在先の手配、学生ビザの面接、クレジットカードの申請 |
1ヶ月前 | 学生ビザの手配完了、海外留学保険の申請 |
1週間〜3週間前 | 両替、買い物、荷造り(長期留学の場合)転居届の提出 |
アメリカ留学は語学留学であれば、半年前から準備しておくと安心です。大学留学であればもう少し前に準備しておきたく、半年〜1年ほど前がおすすめです。
準備の詳しい内容はこちらにまとめました。
アメリカ留学前の準備の流れ
留学準備は入学申し込みやビザ手続きをイメージしがちですが、事前の英語学習も忘れてはなりません。
「留学先で英語を学ぶのだから、渡航前はそれほど勉強しなくてもいいのでは?」と思うかもしれませんが、留学しただけでいきなり英語が話せるようになる可能性は低いです。
語学学校の授業で英語を学びますが、その授業を理解する英語力は必須です。またできるだけ事前に英語力を高めておいたほうが現地でよりレベルの高いコースに在籍でき、さらに高い英語力を目指すことができます。
目安は中学レベル。単語の暗記や文法の復習をしておくだけでも留学でコミュニケーションが取りやすくなります。
具体的な勉強方法やおすすめの教材はこちらにまとめました。渡航前に勉強する時間を確保し、英語学習に取り組みましょう。
【留学前にすべき勉強法6選】勉強方法や時間、おすすめの本まで一挙ご紹介
アメリカ留学では次の持ち物があると安心です。
パスポート |
パスポートの有效期限は、渡航国・取得するビザの種類によって異なるため、事前にご確認ください。 |
---|---|
航空券 |
原則、往復の航空券が必要ですが、渡航国・ビザの種類によっては片道でも可能な場合もあるため事前にご確認ください。Eチケットの場合は必ずコピーをお持ちください。 |
ビザ関連書類 ※渡航国によって異なる |
渡航国によって、ビザや現地での就学許可証の取得に書類や証明写真が必要な場合があります。必ず事前にご確認して頂き、ご用意ください。 |
空港出迎え案内 |
空港での待ち合わせ場所や緊急連絡先などを掲載していますので、弊社からお送りした空港出迎え案内をお持ちください。 |
現金(日本円) |
念のため数千円~一万円程度、空港内で両替しておくとよいでしょう。一般的に空港内の両替レートは良くはありません。 |
衣類 |
渡航国・都市によって季節による気温変動が激しいため、渡航時期の気温を事前に確認するようにしましょう。 |
タオル |
念の為に2〜3枚持って行きましょう。現地購入も可能です。 |
薬 |
下痢止め薬・風邪薬・頭痛薬・痛み止めなど。飲み慣れた薬がある場合は持参することをおすすめします。 |
筆記用具 |
現地でも購入できますが、機内での入国カード記入の際も必要になります。ノートも必要最低限は持参することをおすすめします。 |
辞書 |
授業中、自習中、ともに必須アイテムです。 |
国際キャッシュカード |
国際キャッシュカードはPlusかCirrusのマークのついたカードを用意してください。現地ATMで現地通貨の出金が可能です。(手数料がかかります。) |
---|---|
クレジットカード |
クレジットカードは現地の大型スーパーや、レストランなどで使えます(小さなお店では使えない場合もあります)。長期滞在の方は持参することをおすすめします。 |
カメラ |
スマートフォンのカメラ機能を利用している生徒さんも多いです。学校で出来た友達と観光に行く機会もあると思いますので、是非ご持参ください。 |
ノートパソコンまたはタブレット端末 |
学校、寮では基本的にwifiが使える所が多いので、多くの生徒さんはパソコンや、iPadなどのタブレット端末を持参しています。(現地で購入すると高額になります。) |
参考書 |
日本で購入した文法や会話などの参考書などがあると役にたちます。海外では日本語で書かれた参考書を手に入れる事はほぼできません。 |
変圧器 |
留学生がよく持っていくようなパソコンやカメラ、携帯電話は変圧器を使用しなくてもほとんが国際対応で使用可能です。しかし、ヘアードライヤー・アイロンなどは変圧器を使用するか海外対応のものをご用意ください。現地購入も可能です。 |
コンセント変換プラグ |
日本の電気製品を持参される場合、海外ではコンセントの形状が異なる場合があります。渡航予定国のコンセントプラグ形状を確認し、対応しているコンセント変換プラグを持参しましょう。 |
帽子、サングラス |
日差しが強い国・都市へ渡航される方は持参すると良いでしょう。 |
コンタクトレンズ |
普段コンタクトレンズを使っている方は留学期間分量のコンタクトレンズを持って行く事をおすすめします。 |
アメリカ留学では上記に加えて、インスタントの日本食品などがあると現地の食事に飽きたときに安心です。またホームステイする人も多いため、ホストファミリーへのお土産なども忘れないようにしましょう。
持ち物リストはこちらにまとめました。チェックリストの無料ダウンロードもできるため、ぜひご活用ください。
アメリカ留学持ち物リスト
ここまでを読んでアメリカ留学をしよう!と決めた人もいるかと思います。
しかし前述した通り、アメリカは留学方法や都市、期間など選択肢が多いゆえに、自分に合うプランがわかりにくいというデメリットがあります。また留学の目的によって適切なプランは変わり、自分に合わない留学環境で過ごすと英語力アップなど目標も達成できません。
留学したのに英語が話せなかった……と、お金を無駄にする可能性も考えられます。
選択肢が豊富なアメリカ留学では、留学エージェントに相談するのがおすすめです。たくさんの人の留学プランを作った経験のあるカウンセラーが現地情報をもとに、あなたに合うアメリカ留学のプランを提案してくれます。
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相談はLINEから、登録だけでも完全無料です。気になる方は登録だけしておいて、相談が必要なときにいつでもご相談ください。
今回はアメリカ留学の魅力や体験談、費用相場などを紹介しました。留学のイメージは以前よりも具体的に持てるようになりましたか?
アメリカは多国籍で都市の数が多く、自然もあればエンターテイメントもある刺激的な留学先です。語学留学も大学留学も、ほとんどの留学方法を選択でき、自分の希望も叶えやすいです。
しかしだからこそ、自分に合うプランが無限に組めて、どうすれば良いかわからない……と悩むことがよくあります。また自分で調べてもWebサイトに掲載している情報だけで決めることはあまりおすすめしません。
語学学校は渡航のタイミングによって留学生の国籍比率や人数などが変動します。知らずに学校へ申し込んでしまうと、期待していた学校の雰囲気とはまるで違っていたという事態にもなりかねません。
留学での失敗の多くは、情報不足や思い込みなどが原因です。数十万円、数百万円を貯金してチャレンジする留学、ほんの少しの準備不足で失敗に終わってしまってはもったいないですよね。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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※1...U.S. Census Bureau「Population and Housing Unit Estimates」(参照日:2023-11-16)
※2...Pew Research Center「Religion in America: U.S. Religious Data, Demographics and Statistics」(参照日:2023-11-16)
※3...MPI「Frequently Requested Statistics on Immigrants and Immigration in the United States」(参照日:2023-11-16)
※4...Harvard University「Tuition and Fees」(参照日:2023-11-16)
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