最終更新日:2024/08/23
語学留学に興味がある方であれば、アメリカ英語やイギリス英語の違いについて一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
日本語にも方言があるように、英語は国や文化によって異なります。英語は大きくアメリカ英語とイギリス英語に分けられ、様々な特徴があります。
こちらではそのアメリカ英語の特徴や地域ごとの違い、イギリス英語やカナダ英語とどう違うのかといったことをお伝えいたします。
なお、アメリカ留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
アメリカ留学
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アメリカ英語とはアメリカ合衆国で使用されている英語のことを言います。アメリカ英語は大きく北部の方言と南部の方言に分けられ、東海岸と西海岸によっても違いがあります。
世界的に公用語を英語としている国のほとんどはイギリス英語を基本としていますが、一部フィリピンなどはアメリカ英語を公用語としています。
日本では学校で習う英語や街中で見かける英語は全てアメリカ英語となっており、日本人には大変馴染み深いものです。しかし、世界的にはイギリス英語も広く普及しており、違いを理解しておくことは非常に重要です。
英語は元々イギリスで誕生し、移民によってアメリカに伝わりました。アメリカ英語は移民によって元々の英語が伝わりましたが、発祥の地イギリスではより発達した英語となったという説があります。
また、イギリス英語が地域ごとに大きな差がある一方で、アメリカ英語はそこまで大きな違いはありません。アメリカ英語の歴史は古くイギリスからの移民がアメリカに渡った1600年代以降400年以上の長きに渡り使用されてきました。
イギリスとアメリカは大陸も離れているため、個々に異なる特徴を持って成長していきました。そのため、イントネーションや単語の綴りに至るまで、様々な面で変化し使われるようになったのです。
カナダ英語はイギリス英語ともアメリカ英語とも異なる特徴を持ちます。カナダ英語では綴りに関してはイギリス英語寄りですが発音に関してはアメリカ英語に近い発音となっています。
カナダ英語とアメリカ英語の発音が似ているのは、1776年から1793年の間にアメリカ独立革命を逃れて当時イギリスの領土であったカナダに大量流入した亡命集団がカナダ英語の基盤となっているためです。
王党派と呼ばれる亡命集団の一派は、アメリカ合衆国の中北部から北上してきた人々ですが、アメリカでも同じ中北部から西部開拓が始まり、アメリカ英語がアメリカ全土に広まっていきました。ですのでルーツは同じ地域に住む人々から始まっています。
対してカナダ英語がイギリス寄りの綴りをする背景は、教育の影響が大きいそうです。アメリカから逃れてきた王党派はどうにかしてイギリスに近い状態でいようと試みました。その結果として、イギリスの教育者や権威者がイギリス綴りやイギリス文法を学校で教えるようにしました。
このようにして発音はアメリカ寄りですが、綴りはイギリス寄りという特殊な状態が生まれたようです。カナダ英語の綴りは多くの場合はイギリス英語と同じですが、一部アメリカ英語と同じ綴りをするものもあります。
まずイギリス英語と同じ綴りの代表的な例として、アメリカ英語では単語が「-or」、「-er」で終わるもの。イギリス英語では「-our」、「-re」と表記されます。(例:colour、cheque、centre、metre)
ただアメリカと同じ綴りを用いる場合もあり、末尾が「-ize」「-yze」で終わる単語についてはアメリカと同じ綴りが使われています。(例:realize、paralyze)
綴りについては政治・経済の影響もあり、例えば「tire」はアメリカ式の綴りが使われますが、これは自動車産業がアメリカ中心で、アメリカとの取引が多いためだそうです。対して金融機関はイギリスとの関係が密のため、「cheque」はイギリス式が使われるようです。
日本語 | アメリカ | カナダ | イギリス |
小切手 | check | cheque | cheque |
色 | color | colour | colour |
中心、中心地 | center | centre | centre |
メートル | meter | metre | metre |
防御する | defense | defence | defence |
味 | flavor | flavour | flavour |
タイヤ | tire | tire | tyre |
認識する | realize | realize | realise |
麻痺する | paralyze | pararyze | pararyse |
英語の発音はアメリカ英語とイギリス英語で異なります。アメリカ英語では、母音の後にRの綴りがある単語で、母音のあとの/r/を発音するR音性的な(rhoticあるいはr-full)発音となります。
これに対して、イギリス英語では同様の綴りで/r/を発音しない非R音性的な(non-rhoticあるいはr-less)発音をします。また、アメリカは広大な土地であるにもかかわらず、東部方言の発音やいわゆる「南部なまり」を除いては、発音の地域差はあまりありません。単語のスペルと発音の関係についてもアメリカ英語には特徴があります。
アメリカ英語ではイギリス英語に比べスペル通りの発音をしないことがあります。例えば、「t」が二つ並んだ綴りの場合、アメリカ英語ではスペル通りに発音しない場合があります。一方でイギリス英語では「t」はそのまま「t」で発音します。
このような発音の違いがあるので、日本人はイギリス英語の方が発音しやすいとされています。基本的には、アメリカ英語での発音はスペルとは少し違う音で発音することや、Rを強調して発音するといった傾向が強いとされています。
したがって、アメリカ英語を学習する際に気を付けなければならないのは、イギリス英語との違いを理解し、単語はスペル通りに発音されないこともあるので、スペルだけを見て発音するのではなく、ネイティブの発音をしっかりと把握した上で、注意して発音することが重要です。
アメリカ英語とイギリス英語では、大きく発音が異なる単語が存在します。例えば前述の通り「r」の発音が大きく異なっていたり、「t」を発音するかどうかが異なっています。
また、アメリカ英語での母音「a」の発音が、イギリス英語においては「ɔ」になる違いが見られたりもします。ところが、このような一定の法則にすら当てはまらない大きな違いを持つ単語も存在します。
アメリカ英語では「fɪléɪ」、イギリス英語では「fílɪt」と発音します。それぞれ、「フィレィ」と「フィリト」に近い発音です。イギリス英語の方が綴りにより忠実で、アメリカ英語が由来となったフランス語に近い発音になります。
アメリカ英語では「déɪṭə」、イギリス英語では「dˈæṭə」と発音します。イギリス英語の方が「ダータ」に近い発音になります。
アメリカ英語では「ˈɔːfən」、イギリス英語では「ˈɔːftən」と発音します。それぞれ、「オーフン」と「オフトゥン」に近い発音です。
アメリカ英語では「skédʒuːl」、イギリス英語では「ʃédjuːl」と発音します。それぞれ、「スケジューゥ」と「シェジューゥ」に近い発音です。
アメリカ英語とイギリス英語には「明るいL」と「暗いL」の使い分けに違いがありますが、「schedule」のように語末に「l」の音が来る場合には、どちらも「暗いL」、つまり「ゥ」に近い音になります。
アメリカ英語では「təméɪṭoʊ」、イギリス英語では「təmάːtəʊ」と発音します。それぞれ、「タメイトゥ」と「タマァトゥ」に近い発音です。
アメリカ英語では「vάɪṭəmɪn」、イギリス英語では「vítṭəmɪn」と発音します。それぞれ、「ヴァイタミン」と「ヴィタミン」に近い発音です。
これらの発音の違いは決して厳密なルールに縛られているものではありません。アメリカ人がイギリス英語風の発音をすることも、イギリス人がアメリカ英語風の発音をすることもあります。また、どちらの発音が通じないというようなこともあまりありません。
「トイレ・お手洗い」を言い表すのに、カナダ、アメリカ、イギリスとそれぞれ別の言い方をします。カナダ英語では一般的に「washroom」と呼ばれます。「お手洗い」をそのまま直訳した感じで日本人にとってもすんなりと理解できる単語だと思います。アメリカでは「bathroom」と呼ぶ人が多いです。
アメリカ・カナダ両方とも家はユニットバスが基本でシャワーもトイレも一緒の部屋になっているという背景があってbathroomでも通じるのですが、ただ公共の場ではもちろんトイレのみのため、「bathroom」と聞くとおかしいと感じるようです。
イギリス英語ではpublic toilet、またはlavatoryと呼ばれます。アメリカ・カナダでは日本の「トイレ」と言っても通じない場合がありますので注意が必要です。
フォーマルな会話では使われませんが、アメリカ英語ではスラングというくだけた会話表現もあります。使い方には注意が必要ですが、場合によっては人との距離を縮めるのに効果的です。
下に代表的なものをいくつかまとめているので、気になる方は参考にしてみてください。
【保存版】アメリカで今すぐ使えるクールなスラング10個まとめてみた
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