最終更新日:2024/09/05
「1カ月のアメリカ留学にかかる費用はいくらくらい?」
アメリカへの語学留学が気になっているものの、実際にどれほどの費用を想定すれば良いかわからないという方も多いかと思います。
そこで今回は、スクールウィズがご案内している語学学校の情報に基づいて、1カ月のアメリカ語学留学でのモデル費用と他の国との比較、費用の内訳などをご紹介します。
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留学行きは決めているが、国選びが進んでいない方はぜひ本記事を参考にしてみてください。
なお、期間別のアメリカ留学の費用については下のページでまとめているので、別の期間を含めた費用を知りたい方はチェックしてみてください。
期間別アメリカ語学留学の費用まとめ
本記事は2024年3月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。
なお、記事内ではアメリカドルをUSDと表記、為替レートには2024年3月1日時点での情報を参照し、1USD=151円で計算しています。
[目次]
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まずはアメリカ留学にかかる費用はいくらなのか、目安となるモデル費用をご紹介します。
ただし、留学費用は申し込む学校やコース、滞在方法などは留学生によって異なり一概に紹介しづらいため、今回は以下の条件で費用計算をしています。
コース:一般英語コース(週あたりの授業時間が20〜29時間)
滞在方法:ホームステイ(1日2食付き)
食費、交際費、雑費などは留学生の生活スタイルによって大きく異なるため、ここでは大まかな費用目安を設定しています。
その上で1カ月のアメリカ語学留学のモデル費用は下の通りです。
費用目安は想定していた金額の範囲内でしょうか。計算に使った費用の内訳は下の通りです。
カテゴリ | 費用項目 | モデル費用 |
---|---|---|
学費 | 授業料 | 26.3万円 |
学校支払い諸費用 | 10.3万円 | |
渡航費 | 航空券購入費 | 16 万円 |
海外保険加入費 | 1.4万円 | |
ビザ関連費 | 7.7万円 | |
滞在費 | 26.5万円 | |
生活費 | 食費 | 5万円 |
通信費 | 0.5万円 | |
交通費 | 1.4万円 | |
娯楽費 | 7万円 | |
雑費 | 2万円 | |
総額 | 104.1万円 |
次では、他の都市と比べた留学費用をご紹介します。
アメリカ語学留学の費用は、他の国とどれほど違いがあるのでしょうか。国ごとのモデル費用を比較したいと思います。
アメリカでの語学留学は、イギリスやオーストラリアをはじめとする他の国よりも費用は高くなりやすいです。ただし、授業料などは学校の方針によって大きく異なり、必ずしも国ごとの物価のみを反映したものではありませんのでご注意ください。
なお、他国と比べアメリカでの費用が高くなる要素の一つには、ビザ申請に発生する費用が挙げられます。
他国では短期留学の場合、電子渡航許可証を申請する形でビザの申請する必要がありませんが、アメリカでは短期での留学であっても週に18時間以上語学学校で授業を受ける際には、学生ビザを申請する必要があります。
ビザ申請に発生する費用は8万円ほどかかるため、ビザ申請で発生する費用を浮かせたい場合には、週あたりの授業時間を抑えたコースへ申し込むことが必要です。
アメリカの状況がわかったところで、続いては先ほど紹介したアメリカの留学費用の内訳をご紹介します。まずは学費に含まれる授業料と、入学金、滞在先手配料をはじめとする学校支払い諸費用です。
アメリカの語学学校が提供している授業料の目安には、1カ月で26.3万円ほどを想定してください。
なお、上記の料金はあくまで授業時間が週あたりの20〜29時間の一般英語コースを想定したものです。授業のコマ数が多い場合、あるいは専門的なコースを受講する場合には、授業料がさらに上がります。
例えば、語学学校EC ニューヨークでの1カ月の授業料は、コースごとに下の通りです。
授業コース | コース概要 | 授業料 |
---|---|---|
General English 20コマ/週 | スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングという 4つのコミュニケーションスキルすべてを鍛えるコースです。 | 1,980USD(約298,980円) |
Semi-Intensive English 24コマ/週 | ジェネラル英語に加えて、選択科目を週4レッスン受講できます。 | 2,160USD(約326,160円) |
Intensive English 30コマ/週 | ジェネラル英語のほか、幅広い選択科目から週10レッスンを受講して自分だけのコースを組み立てられるコースです。 | 2,420USD(約365,420円) |
特にコマ数は授業料に大きく影響する要素になるので、自身の希望にあわせて適切な授業コースを選ぶようにしましょう。
語学学校、コースを決める際には、スクールウィズのLINE相談をご利用ください。
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留学の目的、日本時比率、生徒規模、学校の雰囲気、日本人スタッフの有無などの条件をもとに、希望がかなうベストな語学学校を無料で提案いたしますので、ぜひご利用ください。
学校への支払い諸費用は、教材費を除き、留学期間に関わらず固定額で発生するものが多いです。
アメリカの語学学校では、およそ2.6万円が入学金としてかかります。学校によっては期間によって入学金が変わるものもあるので、見積もりを取るなどして想定の留学期間ではいくらほどの入学金がかかるかを確認しましょう。
空港送迎費は渡航時の空港から滞在先までの移動、また帰国時の滞在先から空港までの移動の送迎を頼む場合に発生する費用です。
空港送迎費は、片道など条件によって金額が異なりますが、渡航時の空港から滞在先までの移動のみ依頼する場合には、2.7万円ほどの費用を想定してください。
アメリカの語学学校で滞在先手配を依頼する場合、およそ2.3万円ほどの費用が発生します。
手配を頼める滞在先はホームステイか学生寮となります。アパートやシェアハウス、ホテルなどでの滞在を希望する場合には、自身で滞在先を手配する必要があります。
アメリカの語学学校が提供する教材の料金の目安は、0.8万円ほどです。ただし、学校によっては実費での支払いとなることもあるので、コース内容に応じて教材費は大きく変動します。
アメリカの語学学校で週18時間以上の授業を受ける場合には学生ビザで渡航する必要があります。
その学生ビザの申請の際に必要となる書類の一つが、学校が発行するI-20と呼ばれる入学許可証です。日本オフィスのある学校であれば郵送費はあまりかかりませんが、アメリカのオフィスから日本へI-20などを郵送するには、国際郵便手配料として1.4万円ほどの費用が発生します。
語学学校への申し込む際には、授業料などを学校の口座へ送金する必要があります。
手数料は学校や利用するエージェントなどによって大きく異なるので、気になる方は学校やエージェントへ確認してみましょう。今回の記事では0.5万円で計算しています。
日本からアメリカへ渡航する際には、航空券購入代、海外旅行保険加入費、ビザ申請費などの費用が発生します。
航空券購入費は金額の変動が激しく、一概に金額を案内しづらいですが、目安としては16万円ほどを想定してください。
なお、航空券購入費には、渡航時期、航空券の購入タイミングの2つが大きく影響を与えます。
仮に利用者が増えるゴールデンウィークなどの休暇シーズンに渡航する場合、あるいは渡航する直前に航空券を購入する場合には、航空券購入費は16万円よりもかなり高い金額になることが多いので、少しでも費用を抑えたい方は2つの点を踏まえ購入タイミングを検討してください。
海外旅行保険加入費は、プランによって大きく金額が異なりますが、1カ月の留学では目安として1.4万円ほどを想定してください。
アメリカの語学留学では、週18時間以上の授業を受ける場合、学生ビザ(F-1ビザ)の申請が必要となります。
申請には160USD(約24,160円)がかかり、別途留学生情報のデータベース(SEVIS)への登録費として費用350USD(約52,850円)が発生するので、合計で510USD(約77,010円)がビザ申請の際には必要となります(※1、2)。
アメリカ留学で必要なビザについては下の記事で詳しくまとめているので、実際にどのような準備が必要かなどを知りたい方は参考にしてください。
【2024年版】アメリカ留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説
留学では、下の5つが主な滞在方法としてあります。
・ホームステイ
・学生寮
・シェアハウス、ルームシェア
・アパート
・ホテル
申し込む語学学校によって、学校側で手配できる滞在方法は異なりますが、主にホームステイと学生寮の手配が可能です。実際に留学生の多くはホームステイや学生寮を滞在先に選んでいるので、まずはそれら2つを検討した上で他の滞在方法を考えてみてください。
この記事では留学生が選ぶことの多い、1日2食つきのホームステイでの滞在を想定し、費用を出しています。
なお、学校によっては季節ごとに異なる料金表が設定されています。
滞在先を選ぶ際には、学校からの距離などが希望に沿うかなどを考えるようにしましょう。ただし、ホームステイの場合は申し込みがあってから受け入れ先を探す必要があり、事前に滞在先が決まっていないのでご注意ください。
生活費は、留学中の過ごし方によって大きく金額が変動する費用です。
食費は滞在先での食事提供があるかどうかによって大きく異なり、仮に1日2食つきのホームステイで滞在した場合、追加で発生する食費は1日1食分で計算することとなります。
仮にマクドナルドのセットメニューほどの料金帯で毎日ランチを取る場合、1カ月では5万円ほどを想定してください。
留学生によって、出費を抑えて自炊する、あるいはより費用をかけ健康的な食事を取るなど取る選択肢が変わるため、実際の食費イメージは上記の費用をベースに自身の希望の食生活を当てはめて作ってみてください。
海外での生活で気になるのが通信費ではないでしょうか。
留学の場合、渡航先でインターネット通信を利用するには、
・現地通信会社のSIMカードを使用する
・学校やカフェなどで無料Wi-Fiを利用する
・日本からポケットWi-Fiを持ち込む
・日本で使用していたSIMカードでデータローミングを利用する
などの選択肢があります。
学校やカフェなどでWi-Fiを利用する場合には、基本的に通信費は発生しませんが、通信できる状況が限られ、かつ接続が安定しない恐れがあります。
快適にインターネットを利用したい方、特に滞在が長くなる場合には、アメリカのSIMカードを利用して通信することをお勧めします。
プリペイド式であれば、留学生でも気軽に買え、トップアップ(使用可能なデータ量などのチャージ)すれば、期間に応じた柔軟な形で通信が可能です。
アメリカでは「AT&T」、「T-Mobile」と「Verizon」の3社が代表的な通信会社となっており、月に5GBほどのデータ量のプランに申し込む場合、通信費の目安は0.5万円です(※3〜5)。
また通信量を安く抑えたい方には、格安SIMの利用も一つの手段です。
アメリカでは格安SIMを提供している会社が数多くありますが、例えばTello Economyのデータ量1GBのプランであれば月々の支払いが5USD(約755円)、無制限で利用したい場合にはMint Mobileのデータ量無制限で月々の支払いが30USD(約4,530円)ほどのプランがあり、かなり通信費を抑えることができます(※6、7)。
アメリカ中心部での移動では、電車やバスをはじめとする交通手段が利用されています。
運賃は都市単位で異なるため一概にお伝えできないため、ここでは主要都市の情報を参照し、月に1.4万円で計算しています。
留学中の娯楽費は、個人の観光スタイルによって大きく変わります。
留学中には、生活用品や衣料品の購入などで雑費も発生します。
滞在先で使うシャンプーやボディーソープ、歯磨き粉。文房具も持参したものが壊れてしまった場合、現地で購入する必要があります。
また、現地到着後にTシャツなどの衣類を買い足すこともあるため、雑費として多少の費用がかかることを想定しましょう。
アメリカでの語学留学の費用は、都市単位でも異なります。特に授業料や滞在費、食費などは金額が大きく変わり、都市によっては1年で数十万ほど費用に差が生まれます。
例えば、アメリカでの語学留学で選ばれることが多い主要都市でのモデル費用は下の通りです。
他の都市も含め、アメリカ国内の主要な留学先のモデル費用は下のページでそれぞれ紹介しているので、より具体的な費用イメージを持ちたい方は参考にしてみてください。
都市名 | ページ |
---|---|
シアトル | 【2024年版】期間別シアトル留学の費用まとめ |
ボストン | 【2024年版】期間別ボストン留学の費用まとめ |
ニューヨーク | 【2024年版】期間別ニューヨーク留学の費用まとめ |
サンフランシスコ | 【2024年版】期間別サンフランシスコ留学の費用まとめ |
ロサンゼルス | 【2024年版】期間別ロサンゼルス留学の費用まとめ |
サンディエゴ | 【2024年版】期間別サンディエゴ留学の費用まとめ |
シカゴ | 【2024年版】期間別シカゴ留学の費用まとめ |
マイアミ | 【2024年版】期間別マイアミ留学の費用まとめ |
ホノルル | 【2024年版】期間別ホノルル留学の費用まとめ |
フォートローダーデール | 【2024年版】期間別フォートローダーデール留学の費用まとめ |
ここまでアメリカでの語学留学の費用について、総額と内訳をご紹介してきました。お伝えした金額は予算にあったものだったでしょうか。
もし予算が足りないと感じた場合は予算に合った留学を実現するため、下の2つの方法を検討してみてください。
・コースの変更
・渡航先の変更
期間を検討したら続いては、コースの変更を検討してみてください。
語学学校では週20コマ前後が一般的なコースですが、中には授業コマ数を10〜15ほどに抑えたライトコースが用意されていることがあります。授業コマ数は授業料に直結する要素なので、もし費用を抑える際には検討してみてください。
ただし、注意点としては、授業を減らした分勉強の時間が減ることです。減った分自習に当てて英語力を向上させられるというのなら話は別ですが、授業でないと集中できないということであれば、授業数は減らさない方が無難でしょう。
他にも時間ができる分外に出る機会が増え、結果として生活費が高くついてしまうこともあるので、授業数を減らす際には空いた時間に何をするかをあわせて考えてみてください。
上記2点を考えてまだ想定費用が予算と合わなければ、渡航先を変更することも考えてください。
「留学の目的は、アメリカでないと果たせないことか?」「費用の抑えられる別の国で留学生活を送り、アメリカへは旅行などで訪れるのではだめか?」など自問した上で、渡航先を決めてください。
その他、最新の語学学校の割引キャンペーンの共有や、留学カウンセラーによる留学プランの見直しなどはLINEで無料で相談に乗っているので、予算調整が必要な場合にはお気軽にご利用ください。
ご紹介したアメリカの留学目安が予算の範囲であれば、より具体的な費用を想定するため学校を選んでみましょう。
今回ご紹介した授業料は、あくまでアメリカにある各語学学校の提供する一般英語コースを参考に出したものなので、具体的な学校・コースを設定すると、当然留学費用は変わってきます。
ただし、学校選びをウェブサイトに掲載している情報だけで決めることはあまりお勧めしません。
語学学校は渡航のタイミングによって留学生の国籍比率や人数などが変動するため、知らずに学校へ申し込んでしまうと、期待していた学校の雰囲気とはまるで違っていたという事態にもなりかねません。
また学校やコース選びも、限られた情報だけで判断すると自分とは合わない留学生活になってしまう恐れがあります。
留学での失敗の多くは、情報不足や思い込みなどが原因です。数十万円、数百万円もかけていく留学、ほんの少しの準備不足で失敗に終わってしまってはもったいないですよね。
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今回はアメリカ留学にかかる留学目安とその内訳などを紹介しました。改めておさらいすると、1カ月のアメリカ語学留学でのモデル費用は104.1万円です。
ただし、今回ご紹介した費用はあくまでも一例になります。学校、受講コースや滞在先タイプによって費用は大きく変動していきます。想定費用が予算内であれば、具体的な学校選びへ準備を進めましょう。
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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
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※1...travel.state.gov「Fees for Visa Services」(参照日:2024-3-1)
※2...Immigration And Customs Enforcement「I-901 SEVIS Fee Frequently Asked Questions」(参照日:2024-3-1)
※3...AT&T「Prepaid Phone Plans, including Unlimited」(参照日:2024-3-1)
※4...T-Mobile「Prepaid Data Plans for Hotspots & Tablets」(参照日:2024-3-1)
※5...Verizon「 Prepaid Mobile Hotspot & Tablet Data Plans」(参照日:2024-3-1)
※6...Tello「Build Your Own Plan」(参照日:2024-3-1)
※7...Mint Mobile「Prepaid Phone Plans with Unlimited Talk, Text & Data」(参照日:2024-3-1)
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