最終更新日:2024/08/26
「アイルランドってどんな国だろうか?」
今お調べいただいた方の多くは、漠然としたアイルランドのイメージはあるものの、実際にはどのような文化や歴史があり、どのような暮らしがあるのかはわからないところかと思います。
ヨーロッパの中でも古くからの歴史を持つアイルランド社会では、実際に生活環境や文化などが日本社会と比べ大きく異なります。
そこで今回はアイルランドについて、基本情報や生活情報、観光スポットなどをまとめました。
まずはアイルランドについてのイメージを持つことで、旅行や留学、移住先としての検討が始められるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
なお、アイルランドの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
アイルランドで訪れたいおすすめ観光スポット・イベント・グルメ
本記事は2022年10月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではユーロをEURと表記します。
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まずはアイルランドがどのような国なのか、簡単ではありますが基本情報を整理したので確認しましょう。
【アイルランドの基本情報】(※1〜3)
人口 | 5,123,536人(2022年時点) |
---|---|
国土面積 | 7万300平方キロメートル |
人種 | アイルランド系白人:82.7%、その他白人:9.5%、アジア系:2%、黒人:1.3%、その他:4.5%(2016年時点) |
宗教 | キリスト教:83%、イスラム教:1.3%、その他:5.8%、無宗教:9.8%(2016年時点) |
首都 | ダブリン |
時差 | -9時間 (サマータイム時:-8時間) |
公用語 | アイルランド語、英語 |
レート | 1EUR=148.86円 ※2022年10月26日時点 |
電源 | G(BF)タイプ(日本はAタイプ) |
アイルランドはイギリスとの関係性の中で形作られた国です。
過去には多くの人々がイギリスから移り住み、一時はイギリスに併合されていた時代もありましたが、現在では北アイルランドを除いた形で独立国家となっています。
簡単な年表を下にまとめたので、まずはイメージを持ちたいという方は参考にしてみてください。
続いてはアイルランドの魅力についてご紹介します。
アイルランドの国民性として第一に挙げられるのが「フレンドリーでおしゃべり好き」ということです。
ちょっと街ですれ違えば会話が始まるほどで、旅行者にも気軽に話しかけてきます。
アイルランドの文化については下記に詳しくまとめているので、気になる方はあわせてご確認ください。
アイルランドと日本の文化の違い!特徴から注意点まで、渡航前に知っておきたい情報まとめ
アイルランドでは、ダブリンやコークが主要な都市になりますが、街のサイズはどちらも小さく歩いて市内を移動できます。
他国の都市では交通機関を乗り合わせ市内を移動することも多いため、アイルランドでは比較的楽に生活できます
続いてはアイルランドの観光情報についてご紹介します。
アイルランドはダブリン城をはじめとする古城や、モハーの断崖などの雄大な自然を感じられる観光スポットが多くあります。
特にモハーの断崖は、高さ120mにも達する断崖から大西洋の大海原が一望でき、自然の壮大さを感じることができます。
その他アイルランドの観光スポットは下の記事でまとめているので、他のスポットも気になる方は読んでみてください。
アイルランドのおすすめ観光スポット11選
アイルランドの世界遺産2カ所すべてをご紹介!
アイルランドでは、世界的に知られる黒ビールの「GUINNESS」や国民的な人気を持つ紅茶「BARRY'S TEA」、シャムロック関連品などがお土産として人気です。
特にBARRY'S TEAはどのスーパーでも売っているため、帰国直前でも比較的手に入りやすいです。
アイルランドのお土産については、下の記事でまとめているので、旅行や留学へ行った際にどんなものを買っていこうか気になる方は参考にしてみてください。
絶対外せない!アイルランドで大人気のオススメお土産8選まとめ
続いてはアイルランドの魅力についてご紹介します。
アイルランドは日本と比べ、年間を通した寒暖差が小さいことが特徴です。夏でも平均気温は15℃ほどと涼しい一方で、冬でも平均気温は5℃前後と氷点下になることは少ないです。
ここでは簡単に主要都市のダブリンの気温を紹介します。(※4、5)
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダブリン | 5.3℃ | 5.3℃ | 6.8℃ | 8.3℃ | 10.9℃ | 13.6℃ | 15.6℃ | 15.3℃ | 13.4℃ | 10.5℃ | 7.4℃ | 5.6℃ |
東京 | 6.1℃ | 6.5℃ | 9.4℃ | 14.6℃ | 18.9℃ | 22.1℃ | 25.8℃ | 27.4℃ | 23.8℃ | 18.5℃ | 13.3℃ | 8.7℃ |
西岸海洋性気候に属するダブリンは、東京と比べ夏の気温が低く、年間を通した気温差は小さいです。
月別 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダブリンの最高気温 | 8.1℃ | 8.3℃ | 10.2℃ | 12.1℃ | 14.8℃ | 17.6℃ | 19.5℃ | 19.2℃ | 17℃ | 13.6℃ | 10.3℃ | 8.3℃ |
ダブリンの最低気温 | 2.4℃ | 2.3℃ | 3.4℃ | 4.6℃ | 6.9℃ | 9.6℃ | 11.7℃ | 11.5℃ | 9.8℃ | 7.3℃ | 4.5℃ | 2.8℃ |
東京の最高気温 | 9.9℃ | 10.4℃ | 13.3℃ | 18.8℃ | 22.8℃ | 25.5℃ | 29.4℃ | 31.1℃ | 27.2℃ | 21.8℃ | 16.9℃ | 12.4℃ |
東京の最低気温 | 2.5℃ | 2.9℃ | 5.6℃ | 10.7℃ | 15.4℃ | 19.1℃ | 23℃ | 24.5℃ | 21.1℃ | 15.4℃ | 9.9℃ | 5.1℃ |
ダブリンでは、夏の平均最低気温が10℃前後と、東京と比べ低くなります。最高気温も東京ほどは上がらないため、夏であっても羽織れるものなどの防寒対策は取れるようにしましょう。
アイルランドの気候については下記に詳しくまとめているので、気になる方はあわせてご確認ください。
アイルランドの気候とおすすめの服装を解説!
アイルランドはじゃがいもを使った料理が多いことが特徴です。
例えば、コルカノンはケール、玉ねぎ、西洋ねぎなどの野菜やベーコンが入ったマッシュポテトサラダのこと。
ケールが旬になる頃、ハロウィンの季節の伝統的な料理として親しまれています。アイルランドではセントパトリックデーの料理と認識されることも多いです。
他にもじゃがいもを使った料理をはじめその他アイルランド料理については下の記事でまとめているので、アイルランド料理をもっと知りたい方はあわせて参考にしてみてください。
絶対に食べるべし!アイルランドのオススメ郷土料理13選
アイルランドではチップの支払いは義務ではなく、心づけで渡されます。
レストランなどでは、サービス料を支払い金額に含めているお店も多いため、サービス料が取られないお店でのみ、チップの支払いを検討しましょう。
チップの金額は、支払い金額の10〜15%前後が目安です。
また交通機関を利用する際には、バスなどの公共交通機関の場合チップの支払いはありません。タクシーを利用する場合には、1〜2EURほどの支払いを検討して下さい。
チップの支払いは現金、カード支払いのどちらかで行います。
現金:お会計の伝票をスタッフからもらい、チップを含めた料金を支払い
カード:スタッフから渡される機械に自分で支払いたいチップの金額を入力し、料金と一緒に支払い
アイルランドは主要国の中では比較的治安の良い国として知られています。
まずは世界的なアイルランドの治安に対する評価を見ていきましょう。
Institute for Economics and Peaceが毎年発表されている世界平和指数ランキング(GLOBAL PEACE INDEX)の2022年版では、対象国163カ国の中でアイルランドは3位の順位をつけました(※6)。
同ランキングでの日本の順位は10位で、日本よりも治安の良い国として評価されています。
2022 GLOBAL PEACE INDEXの上位10カ国
順位 | 国 |
---|---|
1位 | アイスランド |
2位 | ニュージーランド |
3位 | アイルランド |
4位 | デンマーク |
5位 | オーストリア |
6位 | ポルトガル |
7位 | スロベニア |
8位 | チェコ |
9位 | シンガポール |
10位 | 日本 |
アイルランドの治安については下記に詳しくまとめているので、気になる方は併せてご確認ください。
【2022年版】アイルランドの治安事情まとめ!トラブル事例から防犯のポイントまで紹介
今回はアイルランドの基本情報について紹介しました。アイルランドについて、記事を読む前よりもイメージが膨らみましたか?
もし今回の記事で紹介した中で興味が湧いたものがあれば、ぜひ記事や書籍などを使って深ぼっていただければと思います。
なお、スクールウィズでは無料で留学カウンセラーによる留学相談を受け付けています。
これまで多くの留学生を見てきたカウンセラーが、あなたに合った形でのアイルランド留学をご提案いたしますので、少しでも留学について考えたい方は気軽にご相談ください。
留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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※1...Central Statistics Office Ireland「Census of Population 2022 - Preliminary Results」(参照日:2022-10-26)
※2...Central Statistics Office Ireland「Census of Population 2016 – Profile 8 Irish Travellers, Ethnicity and Religion」(参照日:2022-10-26)
※3...Central Statistics Office Ireland「Census of Population 2016 – Profile 8 Irish Travellers, Ethnicity and Religion」(参照日:2022-10-26)
※4...Weatherbase「DUBLIN, IRELAND」(参照日:2022-03-7)
※5...Weatherbase「TOKYO, JAPAN」(参照日:2022-03-7)
※6...IEP「GLOBAL PEACE INDEX 2022」(参照日:2022-08-26)
アイルランドが留学生に注目なワケ
アイルランドはイギリスと比べると物価が安く、ヨーロッパ生活を体験しながら近隣の国にも旅行したいという留学生におすすめ。日本人も少ないので、勉強にも集中できます。
アイルランド留学について見るアイルランド留学ガイド | |
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