最終更新日:2024/10/01
アイルランドを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はアイルランドの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。
なお、アイルランドの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
アイルランドで訪れたいおすすめ観光スポット・イベント・グルメ
【留学行くか迷っているなら、まずはLINEで相談!】
いつかは留学へ行ってみたい。そう思ったら今すぐ留学相談!
スクールウィズのLINE相談なら、ちょっとした疑問から具体的な留学先の検討、見積もり・申込手続きまで留学カウンセラーが一人ひとりのご相談に対応しているので、検討が一気に前に進みます。
【LINE相談で知れること】
1. 目的を叶えるための留学プランづくり
2. 学びたいことや学習・生活環境など希望に合った留学先のご紹介
3. 想定する期間や留学先で実際にかかる費用
4. ビザや航空券などの準備の流れ
LINEだからいつでも思い立った時に、自分のペースで聞ける。憧れの留学に「あなたにピッタリなプラン」を見つけてみませんか?
まずは世界的なアイルランドの治安に対する評価を見ていきましょう。
Institute for Economics and Peaceが毎年発表されている世界平和指数ランキング(GLOBAL PEACE INDEX)の2024年版では、対象国163カ国の中でアイルランドは2位の順位をつけました(※1)。
同ランキングでの日本の順位は17位です。アイルランドは世界的に見ればかなり治安の良い国として評価されています。
2024 GLOBAL PEACE INDEXの上位20カ国
順位 | 国 |
---|---|
1位 | アイスランド |
2位 | アイルランド |
3位 | オーストリア |
4位 | ニュージーランド |
5位 | シンガポール |
6位 | スイス |
7位 | ポルトガル |
8位 | デンマーク |
9位 | スロベニア |
10位 | マレーシア |
11位 | カナダ |
12位 | チェコ |
13位 | フィンランド |
14位 | ハンガリー |
15位 | クロアチア |
16位 | ベルギー |
17位 | 日本 |
18位 | オランダ |
19位 | オーストラリア |
20位 | ドイツ |
それでは実際に近年のアイルランドの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:殺人、性犯罪、強盗、暴行・傷害、放火
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗、乗り物盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較はできませんが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2023年にアイルランドで発生した犯罪件数は下の通りです(※2、3)。
2023年、アイルランドでは、凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに発生件数が増加しました。犯罪発生率の推移を見ると、近年凶悪犯罪の発生率が高まっていることが伺えます。
また、2023年の犯罪発生率を日本、アイルランド平均で比べると下の通りです(※4)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
アイルランド平均 | 70.8件 | 850.1件 |
日本平均 | 51.5件 | 326.5件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
アイルランドの犯罪率は日本平均と比べると犯罪率が高くなります。
アイルランドへ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年アイルランドで発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。
2023年11月下旬ごろの夜、ダブリンのシティセンターにて大規模な暴動が発生しました。一部交通機関が運行停止するなどの影響がありました。 (※5)
日頃から周囲の状況を意識し、講義者や若者の集団などには極力近づかないよう、在アイルランド日本国大使館が注意を促しています。また、万が一騒動に遭遇したら、速やかにその場を離れ、身の安全を第一に優先するようにしましょう。
国全体の治安状況がわかったところで、続いては都市別の治安状況をご紹介します。
2023年、ダブリンでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに犯罪件数が前年から大幅に増加しました。過剰に心配する必要はありませんが、貴重品の管理に気を配ったり、危険なエリアを避たり、できるだけ安全に過ごせるよう気を配りましょう。
より詳しいダブリンの治安情報は下の記事よりご確認ください。
【2024年版】ダブリンの治安事情まとめ!トラブル事例から防犯のポイントまで紹介
2023年、コークでは凶悪犯罪は減少したものの、窃盗犯罪の発生件数は前年から増えました。コロナの時期に犯罪件数は減少したものの、また以前と同じ水準に戻りつつあることが伺えます。
より詳しいコークの治安情報は下の記事よりご確認ください。
【2024年版】コークの治安事情まとめ!トラブル事例から防犯のポイントまで紹介
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、アイルランドに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
スリの手口は実に巧妙で、どれだけ注意を払っていても被害に遭ってしまうことはあります。
スリに遭遇しないことが一番ですが、万が一遭遇してしまったときのために、財布にあまり高額なお金を入れるのはやめましょう。そして、財布やスマートフォンなどの貴重品は後ろのポケットやリュックにしまわないようにすることも大事です。
カバンはウエストポーチを利用するなどの対策を講じましょう。
置き引きなどの窃盗は、外でお酒を飲んでいるときや電車・バスなどを利用している時によく起こります。
未然に被害を防ぐためにも、お酒を飲むときは節度を保って意識を常にしっかり持つことが大事です。また公共交通機関を利用するときの居眠りも厳禁です。荷物は常に目の届くところに置き、危機管理意識を高く持つようにしましょう。
コンビニへ買い物に行くときなど、少しの間だからと言って車の中に荷物を置きっぱなしにする人も多いですが、そういう隙を犯人は常に狙っています。
どれだけ短い時間であろうと、車を開ける際は荷物をしっかり持ち歩くことが大切です。
空き巣被害は留守中に起きることなので、避けるのはなかなか難しいかもしれませんが、部屋を決める際は、セキュリティシステムがしっかりした部屋にする、一階には住まないようにするなど、最低限できることをしておくことが被害を防ぐことにも繋がります。
またジョギングなどの生活習慣を作らないなど、周囲に留守を分からせないようにすることも大切です。
暴行・恐喝などの犯罪は、人目につかない場所で起こりやすいです。なるべく夜間の外出は控えましょう。止むを得ず外出の必要に迫られたときは、人通りの多い道を歩く、誰かと共に行動するなどの対策が必要です。
アイルランドで万が一トラブルに巻きこまれたら、警察などにすぐに連絡しましょう。アイルランドでは警察や消防、救急の呼び出しに必要な電話番号は「999」あるいは「112」です。
電話が繋がったら警察・消防・救急どの機関に繋げたいかを述べた上で、具体的な状況、自分の現在地などを伝えましょう。
パスポートを紛失するなどのトラブルには、日本の領事館などに相談しましょう。アイルランド内にある主要な日本の領事館は下の通りです。
都市 | 連絡先 | 受付時間 | 住所 | ウェブサイト |
---|---|---|---|---|
ダブリン | (+353)01-202-8300 | 大使館窓口:月〜金曜 9:30-13:00、14:00-17:00 領事館窓口:月〜金曜 9:30-13:00、14:00-16:30 |
Nutley Building, Merrion Centre, Nutley Lane, Dublin 4, D04 RP73 Googleマップで見る |
在アイルランド日本国大使館 |
加えて渡航前には、各総領事館が発行している安全の手引きを参考に、現地で注意すべき行動、緊急時の各種連絡先を確認するようにしましょう。
在アイルランド日本国大使館「安全の手引き」
いかがでしたでしょうか。
アイルランドでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには貴重品は目の届くところに管理し、所持金は必要最低限にするやハメを外さないなどの対策とる必要があります。
これからアイルランドを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
なお、留学先としてアイルランドを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。
おすすめの語学学校、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。
留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。
初中級者のための英語学習プログラム「プレ留学」×「カスタム留学プラン」であなたの留学を、経験豊富なカウンセラーが万全の体制でバックアップ致します。
せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。
いま英語力に不安があっても、しっかり準備するから大丈夫。留学で、憧れだった「英語を話せる理想の自分」を私たちと一緒に実現させましょう!
留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1...CSO - Central Statistics Office「Data - Central Statistics Office」(参照日:2024-9-15)
※2...CSO - Central Statistics Office「Regional Analysis Recorded Crime Q4 2023」(参照日:2024-9-15)
※3...CSO - Central Statistics Office「Detailed Offence Groups Recorded Crime Q4 2023」(参照日:2024-9-15)
※4...警察庁「統計」(参照日:2024-9-15)
※5...外務省 海外安全ホームページ「シティセンターにおける暴動に関する注意喚起(ダブリン市内)」(参照日:2024-9-15)
アイルランドが留学生に注目なワケ
アイルランドはイギリスと比べると物価が安く、ヨーロッパ生活を体験しながら近隣の国にも旅行したいという留学生におすすめ。日本人も少ないので、勉強にも集中できます。
アイルランド留学について見るアイルランド留学ガイド | |
---|---|
英語力を伸ばす「あなたにピッタリな留学プラン」を一緒に見つけましょう
\直接話を聞いて相談したいなら/
\まずは気軽に相談したいなら/