アイルランドの気候とオススメの服装を解説！

アイルランドへ渡航するにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際アイルランドは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、アイルランドの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。アイルランドへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装のイメージを持っていただければと思います。

※本記事ではユーロをEURと表記し、為替レートには2023年1月24日時点での情報を参照し、1EUR＝143円で計算しています。

アイルランドの気候帯

まずはそもそもアイルランドがどの気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、アイルランドの気候は西岸海洋性気候（気候区分：Cfb）に属しています（※1）。

西岸海洋性気候は、暖流や偏西風などの影響により、他の温帯に属する気候と比べると年間を通した気温や降水量の変化が穏やかな点が特徴です。

世界の都市では、ドイツのベルリン、オランダのアムステルダム、スイスのジュネーブなどが西岸海洋性気候に属しています。

日本との比較

一方で日本は、北海道や東北などが亜寒帯湿潤気候に、その他地域の大部分は温暖湿潤気候に属しています。

年間を通して気温差が大きい日本と比べると、アイルランドの気候は年間を通した寒暖差が少なく、安定した気温の中で生活を送れます。

ダブリンの気温

上ではアイルランドの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。そこで続いては、アイルランドの主要都市ごとの平均気温、平均最高・最低気温をご紹介します。

アイルランドでは、都市ごとに気温が極端に異なるわけではありませんが、やや違いはあります。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」掲載の情報を参照しています（※2〜5）。

ダブリンの平均気温

西岸海洋性気候に属するダブリンは、東京と比べ夏の気温が低く、年間を通した気温差は小さいです。

ダブリンの平均最高・最低気温

ダブリンでは、夏の平均最低気温が10℃前後と、東京と比べ低くなります。最高気温も東京ほどは上がらないため、夏であっても羽織れるものなどの防寒対策は取れるようにしましょう。

ダブリンの降水量

ダブリンでは、年間を通して降水量の変化が穏やかで、東京と比べると年間降水量はかなり少なくなります。

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、ダブリンへの渡航を予定している方はご参照ください。
ダブリンの気候とオススメの服装を解説！

コークの気温

続いてはコークの気温をご紹介します。なお、大枠の説明はダブリンと同じため、ここからはデータのみの紹介となります。

コークの平均気温

コークの平均最高・最低気温

コークの降水量

その他日照時間など、より詳しい情報は下の記事で解説しているので、コークへの渡航を予定している方はご参照ください。
コークの気候とオススメの服装を解説！

ゴールウェイの気温

続いてはゴールウェイの気温をご紹介します。

ゴールウェイの平均気温

アイルランドでの季節ごとの服装

続いてはアイルランドの季節ごとの服装をご紹介します。

アイルランドの夏の服装（3月～5月）

アイルランドの春は3月から5月です。平均気温は、10℃ほどと東京と比べかなり低く、夏にかけた気温上昇はあまり緩やかなため、5月時点でも肌寒さは感じます。

日によって差はありますが、長袖のシャツに薄手のコートを羽織る服装で過ごせます。ただし、雨が降ると寒くなることがあるので、長時間の移動の場合は、着替えやタオルを持っていくと便利です。

アイルランドの夏の服装（6月～8月）

アイルランドの夏は平均気温が15℃前後と、東京の春並みの気温となります。最高気温が30℃を超えることはほとんどないため、日本人にとってはかなり涼しい夏に感じられます。

夏は日中であれば半袖シャツ1枚で過ごすことができます。

ただし、朝晩は冷え込むので、羽織れるカーディガンや長袖のシャツは持っていきましょう。帽子やサングラスはもちろん、日焼け止めも忘れずに用意してください。

アイルランドの秋の服装（9月～11月）

アイルランドでは9月に入るとだんだんと気温が下がり、日中でも肌寒さを感じます。平均気温は、10℃前後と春と同じ程度の気温まで下がります。

アイルランドの秋の寒さは東京の冬並みの気温になるので、ダウンや厚手のコートなど、日本の冬に着ていた服装で出掛けるようにしましょう。マフラーや手袋などの防寒具も必要となってきます。

アイルランドの冬の服装（12月～2月）

冬の平均気温は5℃ほどですが、日によっては0℃近くなることもあります。気温は東京とあまり変わらないため、朝晩の冷え込みには十分に備えましょう。

日本の真冬に着ていた服装に、さらに1枚足す格好が良いでしょう。また厚手の靴下や肌着があると便利です。

変わりやすい天気には注意

アイルランドでは「1日の中に四季がある」と言われるほど天気の移り変わりが激しく、1日の中での気温差などが大きくなります。

例え朝晴れていてもお昼、夕方には雨が降るという日も多いため、出かける際には雨具の携帯を忘れないようにしましょう。

また気温差もかなり大きいので、夏での渡航でも防寒具は忘れずに用意してください。

アイルランドの気候まとめ

今回はアイルランドの気候について紹介しました。

アイルランドの気候の特徴は、日本よりも夏の気温が上がらず、天気が移り変わりやすい点です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にアイルランドへ持っていく服装の準備を進めて下さいね。

また衣服をはじめ、アイルランド留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
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