最終更新日:2024/09/30
ダブリンを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はダブリンの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。
なお、ダブリン留学について、費用やおすすめの都市、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ダブリン留学
[目次]
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ダブリンは「ヨーロッパの国々と比較すると安全で過ごしやすい」といわれています。治安は悪くないですが、海外なので日本と比べるとやはり危険は潜んでいます。
一番多いのが「窃盗」です。ズポンのポケットに財布やスマホを入れていたり、歩きをスマホをしている場合は狙われやすいです。
また、ダブリンにはアイルランド名物のアイリッシュパブが多く、気さくに声をかけてもらえることが多いです。しかしお酒の場なので、荷物を取られたり、セクハラにあう可能性もあるので十分注意が必要です。
それでは実際に近年のダブリンの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:殺人、性犯罪、強盗、放火、暴行・傷害
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗、乗り物盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較するのは難しいですが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2023年にダブリンで発生した犯罪件数は下の通りです(※1、2)。
2023年、ダブリンでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに犯罪件数が前年から大幅に増加しました。過剰に心配する必要はありませんが、貴重品の管理に気を配ったり、危険なエリアを避たり、できるだけ安全に過ごせるよう気を配りましょう。
また、犯罪発生率を凶悪犯罪、窃盗犯罪を日本、アイルランドの平均値と比べると下の通りです(※3、4)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
ダブリン | 703.2件 | 3,919.3件 |
アイルランド | 560.0件 | 1,406.7件 |
日本 | 51.6件 | 327.0件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
ダブリンの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。ただし、観光地として有名なダブリンでは、人口に含まれない旅行者が多く、犯罪率は高くなりやすい傾向にあります。
数値のほど極端には治安が悪いわけではなく、安全に気をつけた生活ができれば犯罪に巻き込まれる可能性は低くなります。
ダブリンへ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年ダブリンで発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。
2023年11月下旬ごろの夜、シティセンターにて大規模な暴動が発生しました。一部交通機関が運行停止するなどの影響がありました。 (※5)
日頃から周囲の状況を意識し、講義者や若者の集団などには極力近づかないよう、在アイルランド日本国大使館が注意を促しています。また、万が一騒動に遭遇したら、速やかにその場を離れ、身の安全を第一に優先するようにしましょう。
ここではダブリンで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。
先ほども紹介したように、窃盗はダブリンで一番多く発生している犯罪です。特に人通りの多い繁華街で、人混みに紛れてものを盗まれるケースが多くなっています。
日本人の場合、レストランやカフェなどで荷物をテープルに置いて席を取ることも多いですが、ダブリンでは窃盗の格好の標的となってしまいます。
ダブリンにもたくさんのパブがあり、地元で暮らす人や観光客が酒を楽しむ場となっています。しかし中にはお酒に酔った客同士の口論、乱闘が発生することもあります。
特に日本人はアイルランド人に比べ体が小さいため、乱闘に巻き込まれた場合重傷を負ってしまう恐れもあるので注意が必要です。
ダブリンでは女性を狙った性犯罪も発生しています。
パブなどで声をかけられ、気を許した相手に暴行を加えられるケースが多く、特に誘いを断りきれない人は狙われやすい犯罪です。
強盗もダブリンで注意すべき犯罪の一つです。
人通りが少ない裏通りを歩いているところを集団で狙われたり、繁華街を人混みに紛れながら荷物を奪う事件が実際に報告されています。最悪の場合、強盗殺人事件にまで発展しまう最も恐ろしい犯罪の一つです。
幸い近年、ダブリンではテロの発生がありませんが、ヨーロッパに滞在している以上、テロの脅威に敏感であるべきでしょう。
他国のテロの場合、観光スポットが標的にされるケースが多いため、旅行者や留学生が巻き添えになってしまう事例もあります。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、ダブリンに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
窃盗で一番狙われるのは、現金とパスポートです。これらは特に注意して保管・携帯しましょう。
お尻のポケットに貴重品を入れるのは御法度です。混雑している場所に行く場合は、バッグは自分の前に抱えるのが基本。もしも、後ろに背負ったりしなければならいない時は、パッドロックという鍵をチャックに付けるのも対策としては効果的です。
夜間は闇に紛れることができるため、昼間よりも多くの犯罪が発生します。できるだけ外出は控えましょう。
どうしても外に出なければならない場合は、遠回りであっても人通りがあって明るいルートを選択しましょう。タクシーの利用も、安全を確保する上での有力な手段です。
ダブリンでは特に注意すべき危険なエリアがあります。トラブルや犯罪に巻き込まれないためにも、渡航前に注意すべきエリアを知り、なるべく近づかないなどの対策を取るようにしましょう。
現地の具体的な危険エリアは後ほど紹介しますが、より詳しい情報は在アイルランド大使館が発信しています。現地へ渡航予定のある方は渡航前に一度は確認するようにしてください。
見た目や様子からお金持ちと判断されると、強盗犯の標的にされやすい傾向にあります。
高価な時計を見せびらかすように身に付けたり、ブランド物の洋服で全身固めることのないようにしましょう。
ここまでトラブル・犯罪の実例を挙げた上で、それらを回避するためのポイントを見てきました。しかし、治安情報をこまめにチェックしてトラブル防止に気を付けていても、場合によってトラブルに巻き込まれてしまう恐れがあります。
もしダブリンで緊急のトラブルに巻き込まれた場合は、「999」あるいは「112」に電話をかけてください。
ダブリンでは、警察・消防・救急いずれも上記の番号にかけることで、各機関に連絡を取ることができます。電話が繋がったら警察・消防・救急どの機関に繋げたいかを述べた上で、具体的な状況、自分の現在地などを伝えましょう。
緊急のトラブルの中でも、特にパスポートを紛失してしまった場合には現地にある日本大使館に連絡を取るようにしましょう。
大使館ではパスポートの再発行の手続きをはじめ、財布をなくした際の日本からの送金や、スマホをなくした際の日本への代理連絡など、サポートを行ってくれます。
大使館の公式ホームページでは、ダブリンでの詳細な治安情報も発信しているので、現地の治安について不安を感じている方は渡航前に注意事項を確認するようにしてください。
在アイルランド日本国大使館情報
受付時間 | 大使館窓口 9:30-13:00、14:00-17:00 領事班窓口 9:30-13:00、14:00-16:30 |
---|---|
電話番号 | (+353)1-202-8300 |
住所 | Nutley Building, Merrion Centre, Nutley Lane, Dublin 4, D04 RP73 |
公式サイト | https://www.ie.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
ダブリンの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。
ダブリンは比較的治安の良い街として知られています。治安が悪くなりがちな中心地や繁華街でも、犯罪の発生件数は他の大都市に比べて低いですが、このピアース・ストリートは中心地の中で最も注意が必要なエリアです。
恐喝や暴行、強盗が多く発生しているため、特別な目的がない限りは近づかない方が良いでしょう。
バリーマン・ディストリクトは、ダブリンの市街地の北部エリアの街。ギャングが多く、軽犯罪の多発するエリアとして長年知られてきました。薬物犯罪も急増しており、理由がない限りは足を踏み入れないのが無難です。
空港が近く、早朝便や深夜便を利用する際に便利そうに見えますが、このエリアは避けた方が良いでしょう。
ダーンデールは、貧困層が多く居住するエリア。窃盗・万引き・強盗などの財産犯罪から、地元のギャングたちによる麻薬取引などの犯罪まで、幅広く様々な犯罪が発生しています。
地元でも危険エリアとして知られているため、できるだけ近づかないようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
ダブリンでは、スリや強盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには持ち物の管理を徹底するや高額なものを身に着けないなどの対策とる必要があります。
また、ダブリンの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはピアース・ストリートとバリーマン・ディストリクトです。
これからダブリンを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
なお、留学先としてダブリンを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。
おすすめの語学学校、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。
留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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※1...CSO - Central Statistics Office「Data - Central Statistics Office」(参照日:2024-9-15)
※2...CSO - Central Statistics Office「Population and Migration Estimates, April 2023」(参照日:2024-9-15)
※3...CSO - Central Statistics Office「Regional Analysis Recorded Crime Q4 2023」(参照日:2024-9-15)
※4...警察庁「統計」(参照日:2024-9-15)
※5...外務省 海外安全ホームページ「シティセンターにおける暴動に関する注意喚起(ダブリン市内)」(参照日:2024-9-15)
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