最終更新日:2024/10/01
コークを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はコークの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。
なお、コーク留学について、費用やおすすめの都市、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
コーク留学
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コークの治安は悪くはなく住みやすいです。しかし日本と同様に危険なところもあります。
特にアイルランドではビールやウイスキーの生産が盛んでパブが多く立ち並んでいます。そのため、夜は酔っ払いが多く、歩いていると絡まれることもあるので注意が必要です。
特にコークはお酒好きな人多いので、夜道には気をつけましょう。また、路上にタバコの吸殻やゴミが捨ててある場合もあり、必ずしもキレイな街とは言いきれないです。
それでは実際に近年のコークの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:殺人、性犯罪、強盗、放火、暴行・傷害
窃盗犯罪:侵入盗、非侵入盗、乗り物盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較するのは難しいですが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2023年にコークで発生した犯罪件数は下の通りです(※1、2)。
2023年、コークでは凶悪犯罪は減少したものの、窃盗犯罪の発生件数は前年から増えました。コロナの時期に犯罪件数は減少したものの、また以前と同じ水準に戻りつつあることが伺えます。
また、犯罪発生率を凶悪犯罪、窃盗犯罪を日本、アイルランドの平均値と比べると下の通りです(※3、4)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
コーク市 | 859.8件 | 3,359.1件 |
アイルランド平均 | 563.1件 | 1,584.5件 |
日本平均 | 55.9件 | 389.0件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
コークの犯罪率は日本平均と比べるとかなり犯罪率が高くなります。ただし、観光地として有名なコークでは、人口に含まれない旅行者が多く、犯罪率は高くなりやすい傾向にあります。
数値のほど極端には治安が悪いわけではなく、安全に気をつけた生活ができれば犯罪に巻き込まれる可能性は低くなります。
コークへ渡航する際には、実際に起こっている犯罪に巻き込まれる可能性を想定して生活を送る必要があります。ここでは、近年アイルランドで発生している犯罪をいくつかご紹介するので、実際にどのような犯罪が現地で発生しているかのイメージを持っていただければと思います。
2023年11月下旬ごろの夜、ダブリンのシティセンターにて大規模な暴動が発生しました。一部交通機関が運行停止するなどの影響がありました。 (※5)
日頃から周囲の状況を意識し、講義者や若者の集団などには極力近づかないよう、在アイルランド日本国大使館が注意を促しています。また、万が一騒動に遭遇したら、速やかにその場を離れ、身の安全を第一に優先するようにしましょう。
ここではコークで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。
コークだけでなく、アイルランド全体で日本人が被害に遭っている犯罪がスリです。
スリが多い場所は、市内の大通りや有名観光地、バス、鉄道の公共機関、パブになります。特にパブではお酒が入って気が緩んでいるため、荷物の管理が疎かになることがあり、観光客がスリに狙われやすくなっています。
コーク滞在中は、移動中だけでなく、パブやレストランでもスリに遭遇すると考えて、周囲の様子を見ながら行動するようにしましょう。
コークでは、置き引きやひったくりといった犯罪も多く、日本人も被害に遭っています。
日本人観光客が狙われやすい理由のひとつが、ガイドブックやスマホの地図を見ながら移動しているということです。下を向きながら歩いているとバッグが横や後ろにいっても気が付かないため、背後から狙いやすい状態になります。
そのため、ひったくりや強盗の被害に遭いやすくなるのです。また、駅やバス停では、話しかけて荷物から気を反らせて、スーツケースやキャリーケースを盗むというケースもあります。
アイルランド全体で最も多い盗難被害が車上荒らしです。
コークでレンタカーを借りてドライブという時は、最も注意をしたい犯罪、トラブルといえるでしょう。車上荒らしというと路上駐車や人目に付きにくい場所にある駐車場で起こっているといわれますが、ホテルの駐車場といったセキュリティがしっかりしている所でも起きています。
信号待ちや渋滞といった運転中に狙われるケースも多いので、運転中も気を付けましょう。
アイルランドでは空き巣による被害も増えています。留学やワーキングホリデーでコークに滞在する時は、気を付けた方が良い犯罪といえます。
空き巣は留守中を狙って行う犯罪として知られていますが、犯罪者たちは盗みをするために用意周到に計画を立てています。セキュリティ面も含めて、空き巣対策はしっかりしておくことが必要です。
アイルランドには有名なパブも多く、コークの街の中でも酔っ払いを多く見かけます。酔っ払い同士のケンカも多く、酒場では暴行事件に発展することもよくあります。
また、ギャングによる暴動や薬物中毒者のトラブルも多いので、大きな通りを歩いていても巻き込まれる可能性があります。暴行事件だけでなく、殺人事件も多いので、不審者や変質者には関わらないようにしましょう。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、コークに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
長財布をズボンのポケットに入れていると確実にスリに狙われます。
長財布は収納力が抜群なので、クレジットカードやキャッシュカードも盗まれてしまうことがあります。コークに限らず海外滞在中は、長財布は使わずにカードと現金で財布を分けるということもスリ対策になります。
財布や貴重品は、ズボンではなく、ジャケットの内ポケットかバッグに入れるようにします。
スマホや地図を見ながらというと注意力散漫になっているので、背後から襲われても対応ができません。
通りを歩く時は、下ではなく正面を見るようにしましょう。特に夜道の一人歩きは、強盗や変質者に狙われやすいので、夜に出かけなければならない時はタクシーを利用してください。タクシーも流しは危険なので、電話やネットで呼びましょう。
コーク滞在中に車を運転する時は、座席やダッシュボードには物を置かないようにしてください。
アイルランドの車上荒らしは、駐車をしている時だけでなく、運転中に襲ってくるケースも多いので、現金やカメラといったものが見えたら、信号待ちで止まっている所を狙って、窓ガラスが壊されるということもあります。
命の危険もあるので、運転中も車のロックは必須になりますし、上着は着用した状態で車に乗りましょう。
日本人が空き巣に狙われるのは、お金持ちという印象と言葉がわからないというのが前提になっています。
空き巣というのは、事前に留守か確認するだけでなく、警察や訪問販売のフリをして訪れて、盗みに入りやすいか部屋の中をチェックします。警察と信用して安易に知らない人を部屋に入れるのは危険です。
知らない人はいれない、侵入警報装置は必ずつけるというように、防犯対策はしっかりするようにしましょう。
パブでお酒を飲んでも、酔っぱらわないように注意しましょう。記憶がなくなる、泥酔するということはトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
また、パブでは犯罪目的でお酒を勧めてくる人もいるので要注意です。知らない人からもらったお酒には薬が入っているかもしれません。
レイプや暴行被害は、お酒の席で起こることが多いので、「酒は飲んでも飲まれるな」ということを忘れないようにするということも、大事なポイントです。
コークの警察、救急、消防への緊急連絡は「999」か「112」になります。なお、犯罪に巻き込まれて警察への問い合わせをする時は「ポリス」ではなく「ガーダ」と言わないと通じません。
また、パスポートを盗難、紛失した場合は、現地の警察に連絡後、ダブリンにある日本大使館で再発行手続きをします。コークには日本領事館はないので、手続きを行う時はダブリンまで行かなければなりません。
観光で滞在していて帰国まで時間がない時はft「帰国のための渡航書」が発行されます。
長期滞在をする場合は、GPというかかりつけ医に登録をしましょう。アイルランドに居住している人は、留学生であっても「HSE」という公的医療保険が利用できます。
大きな病院の診察はGPからの紹介がないと受けられません。留学やワーキングホリデーで滞在するのであれば、現地の医療制度についても確かめておきましょう。病気やケガといった万が一の時でも、GPに登録しておけば安心です。ただ、歯の治療はGPの対象外になるので注意してください。
2018年1月にダンドークで殺人事件があったように、アイルランドでは日本人が犯罪の被害者になるケースもあります。コークでは、大きな事件は起きていませんが、日本人が犯罪や事故に巻き込まれないとはいえません。
長期滞在をするときは「在留届」の届け出が必要になりますし、観光での滞在の時も「たびレジ」に登録して、安否確認ができるようにしておきましょう。
在アイルランド日本国大使館情報
受付時間 | 大使館窓口 9:30-13:00、14:00-17:00 領事班窓口 9:30-13:00、14:00-16:30 |
---|---|
電話番号 | (+353)1-202-8300 |
住所 | Nutley Building, Merrion Centre, Nutley Lane, Dublin 4, D04 RP73 |
大使館URL | https://www.ie.emb-japan.go.jp/itpr_ja/taishikan.html |
コークの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。
コークの中心エリアで、近くには「ユニバーシティ・カレッジ・コーク」や「セント・フィン・バレズ大聖堂」「イングリッシュ・マーケット」といった観光スポットがあります。
地元の人や観光客で賑わう通りということもあり、スリや置き引きといった犯罪が多いエリアになります。ショッピングや観光中に荷物から目を離した隙に、盗まれるというケースも多いので注意しましょう。
特にイングリッシュ・マーケットは、置き引きに狙われやすいので、キャリーケースのような大きな荷物は持ち歩かないようにしましょう。
コーブは、コークから電車で25分ほどの所にある観光地で、タイタニック号最後の寄港地としても有名です。
タイタニック号に関する展示物がある「タイタニック・エクスペリエンス・コーブ」やアイルランド移民の歴史を紹介する「コーブ・ヘリテージセンター」、アイルランド最大のカリヨンがある「聖コルマン大聖堂」といった観光スポットがあります。
電車での移動中や観光をしている時にはスリに注意が必要ですし、置き引きやひったくりといった犯罪も起きています。観光中は、手荷物と貴重品の管理はしっかりするようにしましょう。
ミドルトンは、コークからバスで30分ほどの所にあります。ウィスキーの蒸留所である「ジェイムソン蒸留所」があり、工場見学や試飲もできます。
レストランやショップも併設されているアイルランドの人気観光スポットです。お酒が飲める場所では、自分が酔っぱらわないということが大事になります。飲み過ぎることで、他の観光客とトラブルになることもあります。
ミドルトンは、新興の住宅地としても人気のエリアで、留学生向けの語学学校も増えています。部屋を借りて滞在する人は、空き巣などの犯罪にも巻き込まれないように注意しましょう。
いかがでしたでしょうか。
コークでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには長財布は持ち歩かないようにするや道を歩く時は用心をするなどの対策とる必要があります。
また、コークの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはセント・パトリック・ストリートとコーブです。
これからコークを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
なお、留学先としてコークを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。
おすすめの語学学校、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。
留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1...CSO - Central Statistics Office「Data - Central Statistics Office」(参照日:2024-9-15)
※2...CSO Visual「Census Mapping - Interactive Data Visualisations | CSO Ireland」(参照日:2024-9-15)
※3...CSO - Central Statistics Office「Regional Analysis Recorded Crime Q4 2023」(参照日:2024-9-15)
※4...警察庁「統計」(参照日:2024-9-15)
※5...外務省 海外安全ホームページ「シティセンターにおける暴動に関する注意喚起(ダブリン市内)」(参照日:2024-9-15)
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