長期留学する場合、どの国を選ぶかは非常に悩みどころですよね。半年から1年以上は現地に住むことになるので、物価や治安面など気になるところは多いはずです。
日本人の長期留学先にはさまざまな国がありますが、中でもオーストラリアは人気の国のひとつです。
この記事では、オーストラリアが長期留学先としてなぜ人気があるのか、どんな留学方法があるのかなど、実際にオーストラリアに留学している筆者が詳しく解説していきます。オーストラリア留学を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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なお、オーストラリア留学についての情報は下のページでまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
オーストラリア留学
[目次]
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まず、留学先としてのオーストラリアの魅力をご紹介します。実はオーストラリアは日本人だけでなく、世界中の学生たちから留学先として人気です。それには、下記のような理由があります。
オーストラリアは教育水準が非常に高い国として知られています。世界各国の大学情報をまとめている「Times Higher Education」というサイトの世界大学ランキングでは、200位以内に11の大学がランクインしています。ちなみに、日本の大学で200位以内にランクインしているのは5校のみです(※1)。
オーストラリアでは高等教育機関に対して厳しい審査基準が設けられており、それによって高い教育水準が保たれています。各教育機関で質の高い教育が提供されているかどうか、常に厳正にチェックされているのです。
また、留学生が多いのもオーストラリアの特徴です。2020年のデータによれば、オーストラリアの大学に通う学生のうち、留学生の占める割合は約30%(※2)。自分と同じように海外で勉強する仲間に出会えるので、切磋琢磨しながら学びを深めていく環境があります。
オーストラリアは留学生だけでなく、移民も多い国です。さまざまな文化や言語が入り混じり、多様な文化に触れられます。例えば街中の飲食店の並びを見るだけでも、イタリア料理、レバノン料理、韓国料理、タイ料理、ベトナム料理、ケバブショップと国籍豊かです。都市によってはチャイナタウンなど、移民の集まるエリアやコミュニティも形成されています。
そんな多文化、多民族社会で暮らすオーストラリアの人々は基本的に他者に対して寛容です。異なる文化や慣習に対しても、違いを認め尊重しあって共存しています。そんな環境での留学生活は、きっと視野が広がり国際感覚も磨かれるでしょう。
他の国の場合、学生ビザでは就労が認められていない場合もあります。対して、オーストラリアの場合は2週間あたり48時間までという制限はあるものの、学生ビザでもアルバイトができます(※3)。
また、オーストラリアは日本人向けにワーキングホリデービザを発行している国でもあります。ワーホリビザならフルタイムでも働けるので、金銭面で不安がある人でも留学を検討しやすいでしょう。
なお、ワーキングホリデービザの期間は原則1年。1つの雇用主の元では最長6カ月まで就労できます。
学生ビザでもワーキングホリデービザでも、就労には一定の条件があるためしっかりと確認しておきましょう。
次に、オーストラリア長期留学の方法をご紹介します。
語学留学とは、英語力アップを目的に私設の語学学校へ通う留学方法を指します。期間は1週間から1年と自分の予算やスケジュールに合わせて選べます。
オーストラリアでは観光ビザの場合、語学学校に通える期間は3カ月までと決まっています(※4)。それよりも長く学校へ通うには、学生ビザを取得する必要があります。ちなみに、語学学校の場合は入学条件に英語力の決まりはないので、英語初級者でも留学可能です。初級レベルから、自分にあったコースやクラスが用意されています。
ワーホリビザは青少年の文化交流を目的として発行されているビザで、日本との協定国で就労や就学が認められる制度です。オーストラリアの場合、原則1年間滞在することができます。
ワーホリビザは非常に自由度が高く、滞在中は自由にプランが立てられます。4カ月まで語学学校に通えるので、最初の3~4カ月で英語力を磨き、残りの滞在期間を使って現地で働く人が多いです(※5)。ビザの取得に英語力は不問です。しかし、英語力が低いとなかなか仕事が見つからないことが考えられるため、自信がない場合は語学学校に通ったり、渡航前から英語を勉強したりしておくことが大切です。
オーストラリアでのワーホリについて、詳しい情報は下記ページでご紹介しています。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説
現地の大学や大学院へ進学する方法もあります。大学の場合は3年間、大学院の場合は2年間通うのが基本です。高校卒業後、パスウェイと呼ばれる大学進学希望者向けのプログラムを履修して、大学学部課程 (学士号) に入学するために必要なスキルを身に着けてから大学に進学するのが一般的です。
オーストラリアの学生や他の留学生とともに、英語だけでなく専門分野についての学びを深めていきます。
大学や大学院では英語「を」学ぶのではなく英語「で」学ぶことになるので、すでに一定以上の英語力を持っていることが求められます。大学や専攻によって求められる英語力には若干の差がありますが、基本的にIELTS6.5以上が必要です。
オーストラリアの大学や大学院への留学に興味がある方は下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
失敗しないオーストラリア大学留学への行き方!入学方法や学費などガイド
メルボルン大学に留学!特徴や費用、留学方法などを解説します
オーストラリア留学は高校生にもおすすめです。長期留学の場合には入学から卒業まで現地の高校へ通う正規留学と、交換留学などの制度を使って1年間のみ留学する方法があります。
正規留学の場合、オーストラリアの高校は新学期が1~2月にスタートするので、中学卒業後に9カ月ほど間を空けて渡豪することになります。正規留学の場合、求められる英語力は最低でもIELTS6です。
ほとんどの高校には留学生のための集中英語コースがあり、留学生をサポートするコーディネーターやスクールカウンセラーも常駐しているため、安心して留学生活を送ることができます。
自分の通う大学や高校がオーストラリアの学校と交換留学プログラムを実施しているなら、そのプログラムを使って渡豪するのもひとつの手段です。オーストラリアの学校で取得した単位を自分の学校の単位として換算できるので、留年せず同級生と一緒に卒業ができます。
交換留学は学内で選考があることが多く、日頃の成績や英語テストの結果などで参加できるかどうかが決まります。交換留学を検討するなら、学業に加えて英語学習も早めにスタートしましょう。
オーストラリア長期留学は、実際にどんな生活になるのか不安な人もいるでしょう。ここでは、実際にオーストラリア留学をした人の体験談をご紹介します。
はじめにご紹介するのは語学留学をしながら農場で職業体験をしたShutoさんです。
大学で農業を専攻していたこともあり、オーストラリアで農作業と英語力を磨きたいと留学しました。合計11カ月の滞在の中で4カ月を語学留学、5カ月を農業体験に充てたそうです。
滞在中には語学学校だけでなく、農作業中にもさまざまな仲間と出会ったそうです。いろいろな国の友人と触れ合う中で英語を使うことに慣れ、帰国後にはひとりで海外旅行に行くなど行動の幅が広がったそう。
そんなShutoさんの留学体験談は下記ページで詳しくご紹介しています。
農場での職業体験と語学留学を同時に実現!オーストラリア・シドニー「ラリンガランゲージスクール」
将来について考える中で、「一度海外に出てみたい」と留学を決意したのはAkaiさんです。
大学3年生で周りは就職活動をする中、ワーホリの準備を進めオーストラリアへと渡ったそう。ワーホリビザを選んだ理由は、せっかくなら勉強だけでなく現地での就業体験もしたかったからと語っています。
Akaiさんはご自身の体験談の中で「留学やワーホリに大それた理由などいらない」と語っています。大事なことは「やってみたい」「行ってみたい」という気持ちがあるうちに実現すること。そんなAkaiさんの熱意を知りたい方はぜひ下記の記事を読んでみてくださいね。
ワーホリに行くのに大した理由なんて要らない!大学生で就活中だった私がオーストラリアでワーホリした理由
社会人になってから長期留学を経験した人もいます。それがブリスベンの大学・大学院、現地インターンとあわせて1年間の留学を経験したAyakaさんです。
約6年間務めた教育関係の仕事を辞め、キャリアチェンジを目指して留学を決意したそうです。
Ayakaさんはまず大学と大学院でスポーツマネジメントや観光学について学びました。専門的な知識を身に着けたあと、インターンでその知識を活かせたそうです。実際に働く中で、留学後のキャリアビジョンが明確になったと下記の記事で語っています。
オーストラリアでの社会人留学1年間を総括!留学で手にしたものとは 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記
最後にご紹介するのは、16歳という若さで渡豪したあずささんの体験談です。
あずささんはもともとは1年間の留学予定だったところ、予定変更して現地の高校を卒業。その後オーストラリアの大学に進学し、合計で7年間オーストラリアに留学しました。
あずささんの体験談は留学までの道のりや現地での授業の様子など、複数回にわたって細かくレポートされています。より具体的に留学の流れを知りたい、イメージを膨らませたいという人はぜひ下記記事を参考にしてみてください。
【高校留学体験記】オーストラリア特有の留学生専用英語クラス、アイセック(ISEC)とは
【高校留学体験記】 オーストラリアの大学進学方法とは?大学入試制度まとめ
長期留学となると、かかる費用が気になる人もいるでしょう。ここでは1年間の語学留学を想定しておおよその費用をお伝えします。
オーストラリアで語学学校へ通うなら1年間で総額約593万円が想定されます。もちろん、語学学校やコース、留学先の都市によっても金額は異なります。
1年間、語学学校へ通うとなると、想定される学費は約189万円です。これは1週間の授業数が20~29コマの一般英語コースを想定したもので、コースによって金額は変わることがあります。
ホームステイやシェアハウス、学生寮など滞在方法によって滞在費は大きく変わります。留学生によく選ばれる1日2食つきのホームステイの場合、1年間の滞在となると約191万円かかります。
航空券は渡航する時期と購入するタイミングによって値段が大きく変わります。安い時期なら10万円ほどでチケットが買える一方、高い時期には30万円を超えることも。
オーストラリアの場合、クリスマスが近くなる11月末ごろから1月半ばごろまでは航空券が高くなる傾向にあるので、節約したい場合にはこの期間は避けましょう(※6)。日本のゴールデンウィークや年末年始・夏休みにあたる時期も航空券の値段が上がりやすいです。
なるべく航空券を安く購入するには、LCC(格安航空会社)を利用したり、航空券比較サイトで相場を把握したりするのもおすすめです。
1日2食つきのホームステイの場合、自分で用意しなければならないのはランチのみです。仮にファストフードやスーパーの惣菜などの料金帯でランチをする場合、1年間で約54万円かかります。自炊したりお弁当を作ったりして節約することも可能です。
オーストラリアで1年間学校へ通うには、学生ビザを取得する必要があります。あわせて「OSHC(Overseas Student Health Cover)」と呼ばれる海外留学生健康保険への加入が必須となります。これはオーストラリアの保険会社が提供しているもので、保険会社によって若干の違いはありますが、1年間なら5万円程度かかります。
保険といっても医療費のすべてがカバーされるわけではなく、歯科診療など一部保険が適用されない治療もあります。その場合は自費で支払うことになります。
長期留学となると、どうしても費用は高くなりがちです。予算の都合で「長期留学は難しいかも」と考える人もいるでしょう。もちろん短期留学に切り替えるのもひとつの手ですが、下記の方法であれば長期留学も目指せるかもしれません。
ワーキングホリデービザなら働きながら海外で生活できます。オーストラリアの場合は同一雇用主の下での就労は6カ月までという決まりがありますが、それ以外は特に就労に制限はありません(※7)。
フルタイムで働くこともできるので、滞在中に必要なお金を現地で稼ぐことも可能です。もちろん、働くだけでなく語学学校にも通えます。
ワーホリについては下記の記事で詳しく解説しているので、気になる方はぜひ読んでみてください。
ワーキングホリデーで給料はいくらもらえる?月収の金額イメージや生活費などを経験者がお伝えします
オーストラリアは物価が高く、レストランやカフェなどで外食すると1回で2,500〜3,000円はかかります。毎日外食していたら食費がかさんでしまうので、節約するなら自炊は必須です。
物価が高いといっても、スーパーで買えるフルーツや野菜は日本よりも割安なものもあります。地元のマーケットでは肉や魚などもお得に買えることも。賢く買い物すれば、うまく節約できるでしょう。
自炊で節約するなら、滞在先のアパートや寮に自炊できるキッチンがあるかどうかも確認しておくと安心です。
オーストラリアでの節約術について詳しく知りたい方は、ぜひ下記のリンクも参考にしてみてください。
オーストラリアの物価は日本より高い?生活費や節約術など現地在住者が徹底解説
給付型奨学金を申し込むのもひとつの手です。高校生向け、大学生向けだけでなく社会人向けの奨学金もありますので、応募要項をチェックしてみましょう。
例えば文部科学省の提供している「トビタテ!留学JAPAN」という奨学金は、専攻を問わず広く大学生が応募できる奨学金です。地域や家計によって給付される金額は異なりますが、授業料や月々の生活費をサポートしています(※8)。
奨学金についてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記ページをチェックしてみてください。
短期でも長期でも使える!高校生が申し込みできる海外留学向け奨学金制度を一挙にご紹介
お金がないから留学を諦めるのはもったいない!費用を抑えるコツや奨学金情報を徹底解説
続いて、長期留学先として人気のオーストラリアの都市をご紹介します。いずれも日本からの直行便があるので、訪れやすい都市です。
オーストラリアの大都市といえばシドニーです。オペラハウスを代表とする見どころがたくさんあり、観光地としても非常に人気の都市です。
飲食店やホテルが集まり、ホスピタリティジョブの求人が多いため留学生にとっても仕事が探しやすい街といえます。また、市内には電車のほかにバス、路面電車も走っており、移動のしやすさも人気の理由のひとつです。
シドニー留学を具体的に検討したい方は、おすすめの語学学校などをご紹介しますのでぜひスクールウィズのLINEからお気軽にご相談ください。
シドニーに並ぶ大都市、メルボルン。街中にはビクトリア調の建物と近代的なデザインの建物が並んでおり、独特な景観が特徴です。中心部には庭園が多いことから、ガーデンシティと呼ばれることもあります。
また、おしゃれなカフェが多いのもメルボルンの魅力です。街のあちこちにカフェがあり、おしゃれな空間で質の高いコーヒーを味わうことができます。
メルボルン留学を具体的に検討したい方は、おすすめの語学学校などをご紹介しますのでぜひLINEからお気軽にご相談ください。
ブリスベンは「オーストラリア第三の都市」とも称される立派な都市です。郊外には、クイーンズランド州最古の大学であるクイーンズランド大学もあります。
街の中心を流れるブリスベン川をはじめ、人工ビーチや公園もあり、自然を感じながら過ごせます。
このように、オーストラリアには魅力的な都市がたくさんあります。どこに留学するか迷ってしまう人もいるでしょう。そんな人はぜひスクールウィズのLINE相談でプロの留学カウンセラーに相談してみてはいかがでしょうか。
ここまで読んできて、オーストラリア長期留学を検討し始めた人もいるでしょう。しかし、具体的に決めるのはなかなか難しいですよね。そんな人は、スクールウィズにぜひご相談ください。
スクールウィズでは、ご自身の予算や希望に沿った、最適な留学プランをプロが一緒に考えます。また4週間以上の語学留学なら「プレ留学」という事前学習プログラムも利用できるので、より充実した留学を目指せますよ。
具体的に検討する前に、気軽に相談できるスクールウィズのLINE相談もおすすめです。相談はすべて無料で、カウンセラーが親身になって質問に答えてくれます。
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【体験談】スクールウィズのLINE相談ってどんなことができるの?実際の流れやできることなどをまとめてみた!
オーストラリア長期留学を決めたら、下記の手順に沿って準備を進めていきましょう。
まずは留学プログラムを決めます。例えば語学学校に行く場合は、学校とコースを決めます。
語学学校は基本的に一般英語コースとビジネス英語コース、IELTSなどのテスト対策コースなどに分かれていますが、学校によって若干の違いがあります。自分の勉強したいコースがあるかどうかを確認して語学学校を選びましょう。
授業以外にも、学校によっては“English Only Policy(学校内は英語のみ)”という決まりがあったり、アクティビティを実施していたりして特色があります。長期間通うことになるので、自分に合いそうな語学学校を選びましょう。
語学学校や通う期間が決まったら、ビザ申請手続きを始めます。ワーホリビザか学生ビザかによって必要書類が異なるので、それぞれ細かくチェックしていきましょう。
学生ビザの場合は英語力を証明するもの、具体的にはIELTSやTOEFLなどのテスト結果が必要です。学校や専攻によって必要なスコアは異なりますが、そのスコアを満たさないと留学できないため、早めに英語学習に取り組んでテストを受けることをおすすめします。
ビザの申請に必要な書類や条件などは急に変更されることもあるため、必ず最新情報を確認するようにしましょう。時間や手間をかけたくなければ、留学エージェントに依頼するのもひとつの方法です。
オーストラリア留学のビザについては下記記事で詳しく説明しています。
【2024年版】オーストラリア留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説
ビザを取得したら、次は現地滞在先を決めます。ホームステイ・学生寮は語学学校や大学を通して手配できるので相談してみましょう。シェアハウスや現地のアパートに住む場合には、オンラインで滞在先を探すことになります。
滞在先探しと並行して、航空券の手配も早めに済ませましょう。航空券は買うタイミングによって価格が変わりますが、基本的に早めに買う方が安いチケットを見つけやすいです。6月、9月は航空券が安くなりやすいので、この時期に渡航して留学を始めるのをおすすめします。
出発の2~3週間前になったら荷物の準備を始めましょう。ギリギリになって慌てることがないように、最低でも10日前までには準備を始めることをおすすめします。特にオーストラリアで調達が難しそうなものは漏れなく準備しておくことが大切です。
オーストラリアは都市によって気候に特徴があるので、渡航先に合わせて持っていく衣服を調整しましょう。
留学に必要なものリストを下記ページでご紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。
留学に必要な持ち物チェックリスト!日用品から食品まで海外に持参すべきおすすめアイテムをご紹介
留学前までに日本の住民票や健康保険などに関する公的手続きを済ませます。長い間日本を離れることになる長期留学では、これらの手続きが欠かせません。手続きを忘れると、オーストラリアにいるにもかかわらず日本の健康保険料を払うことになるなど想定外の事態が起こります。
現地での生活を心置きなく楽しむためにも、必要な手続きはすべて済ませたうえで渡豪しましょう。
留学前にするべき健康保険の手続きって?住民票や国民年金の手続きもあわせて解説
最後に、オーストラリア長期留学のよくある質問とその回答をご紹介します。
移民や留学生に寛容で、これまでたくさんの留学生を受け入れてきたオーストラリア。長期留学には学生ビザの取得が必要ですが、近年、学生ビザの取得要件が厳格化してきています。
例えば、2024年3月からオーストラリアの移民省は、学生ビザ審査の厳格化を発表しました。
専門学校以上のコースの場合は学生ビザに必要なIELTSテストの最低スコアが5.5から6と上がり(※9)、オンラインの学生ビザ申請フォームでは留学したい人の現在の状況や留学先の学校・コースを選んだ理由などを英語で回答することが定められました。(※10)あわせて、同年7月より学生ビザの申請料金も710AUDから1600AUD(※11)へと大幅に値上げされています。
また、2025年には受け入れる留学生の数を27万人に制限するとの発表もありました。2023年の新規留学生は約40万人だったことから、大幅な制限となっています。
審査の厳格化や申請料金の値上げによって、熱意のある人のみを選定し留学生の流入をコントロールする目的があるようです。
このように、ビザ取得要件や申請料金の変更が急に発表されることもあります。最新の情報はこまめに確認し、申請の準備を始めましょう。審査の厳格化によりビザ申請から発行まで時間がかかることもあるため、留学を決めたらなるべく早く申請するのがおすすめです。
オーストラリアに1年間留学する場合、想定予算は593万円~です。学費、滞在費などをすべて留学前に用意するのは大変かもしれません。
ただし、学生ビザやワーホリビザがあればオーストラリア現地で働きながら留学できるので、足りない費用をアルバイトで補うことも考えてみましょう。
ワーホリビザなら、ビザ申請の際に英語力は不問です。そのため、英語初級者でも現地の語学学校などで英語力を磨くことが可能です。
一方、大学へ進学する場合には大学の入学条件に英語力の証明が含まれます。最低でもIELTS6くらいの英語力が必要です。このスコアは「最低ライン」ですが、現地で苦労しないためには最低ライン以上の英語力を目指すことをおすすめします。
オーストラリアは世界的に見ても治安が良く、2024年の世界平和指数ランキングではオーストラリアは19位にランクインしています(※12)。同じ英語圏であるイギリスは34位、アメリカは132位ですので、比較的安心して過ごしやすいといえるでしょう。
治安の良い国であっても、海外にいるという意識を忘れず、スリや盗難など犯罪にあわないよう注意しましょう。夜道や繁華街はひとりで出歩かないなど、自分で自分の身を守る努力は必要です。
オーストラリア留学最大のデメリットともいえるのは物価の高さです。留学期間が長ければ長いほど、物価の高さはネックになってしまいやすいもの。
日本よりも物価は高いため、留学中は何かとお金がかかります。その分アルバイトの最低賃金も日本より高めですが、アルバイトがすぐに見つからないこともあります。そのため、生活に慣れるまでの期間は経済的に不安を感じるかもしれません。
また、オーストラリアは留学先やワーホリ先として日本人に人気なため、場所によっては日本人が多い場合もあります。
語学学校のクラスの半分が日本人というケースも。日本人のあまりない環境で、日常生活で英語を実践してどんどんスキルアップしたいという人にはもどかしく感じてしまうかもしれません。留学エージェントに相談して、日本人留学生の少ない都市や語学学校を紹介してもらうのがおすすめです。
英語がほとんど話せないような状態では、飲食店などの接客業に就くのはなかなか難しいかもしれません。
英語力に不安があれば、はじめの数カ月は英語学習に集中し、ある程度コミュニケーションが取れるようになってから仕事探しをすることをおすすめします。
今回の記事では、オーストラリアの長期留学について詳しく解説しました。オーストラリアは治安面や教育環境などから留学生に人気で、日本だけでなく世界中から留学生が集まっています。
オーストラリアに長期留学したいと思いながらも、費用が高くつきやすいため迷っている人もいるでしょう。そんな人は、ぜひ今回の記事でご紹介した節約術も検討してみてください。
金銭面以外にも、長期留学となると何かと不安な人は多いはず。そんな人は、ぜひスクールウィズの無料相談をご利用ください。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1...Times Higher Education「World University Ranking 2024」(参照日:2024-04-10)
※2…Universities Australia「Data Snapshot」(参照日:2024-04-10)
※3、7…Australian Government Department of Home and Affairs「Work restrictions for student visa holders」(参照日:2024-04-10)
※4...Australian Government Department of Home affairs「Visitor visa (subclass 600) Tourist Stream」(参照日:2024-04-23)
※5…Australian Government Department of Home and Affairs「Working Holiday visa」(参照日:2024-04-10)
※6...AUSTRALIA.COM「オーストラリアを旅行するのに最適な時期について」(参照日:2024-04-D23)
※8…文部科学省「トビタテ!留学JAPAN2024年度派遣留学生募集要項」(参照日:2024-04-12)
※9…Vision of Humanity「Global Peace Index Map」(参照日:2024-04-12)
※10…スクールウィズ「【2024年版】1年のオーストラリア語学留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!」(参照日:2024-04-12)
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