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【2025年最新】オーストラリアの物価は日本の何倍?高い理由と費用まとめ

オーストラリア 物価

オーストラリアは、旅行や留学で人気の国。しかし先進国であること、円安の影響などもあり「日本と比較して物価が高そう」と考えている方もいるのではないでしょうか。

物価は現地での出費に関係するため、気になるところですよね。特に最近は円安の影響もあり、数年前と値段が変わっているものも見られます。

そこで今回は、オーストラリアの食材や日用品など項目ごとの物価相場をまとめました。日本と比較して物価が高い理由も解説しているので、これから旅行や留学でオーストラリアに行く方は参考にしてみてください。

オーストラリア 物価

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なお、オーストラリアの観光情報についてはこちらにまとめました。おすすめの観光スポットや人気の料理など、現地情報を知りたい方はこちらも参考にしてみてください。
オーストラリアおすすめの観光スポットやイベント、グルメなどを紹介

※本記事は2025年11月時点での情報に基づいて作成しております。記事内ではオーストラリアドルをAUDと表記、為替レートには2025年11月1日時点での情報を参照し、1AUD=101円で計算しています。

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【最新】オーストラリアの物価はいくら?日本と比較して高い?

オーストラリア 物価 電卓

結論からお伝えすると、オーストラリアの物価は日本と比較して高いです。実際にどれくらい高いのか、具体的な値段で比較してみました。

オーストラリアの物価は日本より高い?ビッグマック指数で比較

オーストラリアへの渡航経験がある人に聞くと、だいたい日本の1.5〜2倍くらい高く感じたと答える人が多いです。

マクドナルドの販売額で世界の物価を比較するビッグマック指数を参考にすると、オーストラリアはビッグマックセットの値段が4.87USD(約750円)で第18位、日本は3.11USD(約479円)で第42位でした(※1)。この数値から、およそ1.5倍の物価であることが予想できます。

※米ドルは1USD=154円で計算しています。

また2025年11月時点で、豪ドルの為替レートは1AUD=101円です。以前は100円を切ることもあったので、少し高くなっています。現在100AUDは日本円で約1万100円です。

日本とオーストラリアの物価比較表。何倍くらい高い?

世界の物価や治安情報をまとめたサイト「NUMBEO」を参考に、オーストラリアと日本の物価がどれくらい違うのか、比較しました。

項目 オーストラリア(全国平均)(※2) 日本(全国平均)(※3)
水(0.3L) 3.32AUD(約335円) 117円
牛乳(1L) 2.43AUD(約245円) 222円
卵(12個) 6.98AUD(約705円) 323円
鶏肉(1kg) 13AUD(約1,313円) 1,003円
トマト(1kg) 6.84AUD(約691円) 701円
カジュアルな
レストランでの外食
25AUD(約2,525円) 1,000円
ビール(0.5L) 10AUD(約1,010円) 500円
交通費(片道切符) 4.50AUD(約455円) 220円
衣類
(ファストファッションの夏服)
76.90AUD(約7,767円) 4,870円
家賃
(中心地での一人暮らし)
2,163.88AUD(約21万8,551円) 8万8,368円
生活費の合計(一か月) 15万9,032円 13万2,081円

基本的にオーストラリアのほうが高く、約1.3〜3倍の値段となっています。項目にもよりますが、現地で生活する際は日本よりお金が必要と考えておきましょう。

都市ごとの物価の違い

日本でも東京より地方のほうが物価が安いのと同様に、オーストラリア国内でも地域によって値段が異なるものもあります。実際に都市でどれくらい変わるのか、比較してみました。

項目 シドニー
(※4)
メルボルン
(※5)
ブリスベン
(※6)
ゴールドコースト
(※7)
ケアンズ
(※8)
パース
(※9)
水(0.3L) 3.11AUD(約314円) 3.59 AUD(約363円) 3.26 AUD(約329円) 3.57 AUD(約361円) 3.70 AUD(約374円) 3.08 AUD(約311円)
牛乳(1L) 2.71AUD(約274円) 2.55 AUD(約258円) 2.35 AUD(約237円) 2.14 AUD(約216円) 2.45 AUD(約247円) 2.23 AUD(約225円)
卵(12個) 8.30AUD(約838円) 8.12 AUD(約820円) 7.04 AUD(約711円) 7.15 AUD(約722円) 7.50 AUD(約758円) 7.45 AUD(約752円)
鶏肉(1kg) 13.21AUD(約1,334円) 13.81 AUD(約1,395円) 13.01 AUD(約1,314円) 13.60 AUD(約1,374円) 17.40 AUD(約1,757円) 12.54 AUD(約1,267円)
トマト(1kg) 7.07AUD(約714円) 6.35 AUD(約641円) 7.24 AUD(約731円) 5.98 AUD(約604円) 8.60 AUD(約869円) 7.49 AUD(約756円)
カジュアルなレストランでの外食 25.87AUD(約2,613円) 25 AUD(約2,525 円) 25 AUD(約2,525 円) 27.50 AUD(約2,778円) 26 AUD(約2,626 円) 25 AUD(約2,525 円)
ビール(0.5L) 10.70AUD(約1,081円) 12 AUD(約1,212 円) 10 AUD(約1,010 円) 10 AUD(約1,010 円) 10 AUD(約1,010 円) 12 AUD(約1,212 円)
交通費(片道切符) 5AUD(約505円) 5.50 AUD(約556円) 0.50 AUD(約51円) 3.98 AUD(約402円) 5 AUD(約505円) 5 AUD(約505円)
衣類(ファストファッションの夏服) 93.12AUD(約9,405円) 78.07 AUD(約7,885円) 65 AUD(約6,565 円) 73.80 AUD(約7,454円) 103.33 AUD(約1万436円) 74.16 AUD(約7,490円)
家賃(中心地での一人暮らし) 3,337.36AUD(約33万7,073円) 2,370.65 AUD(約23万9,436円) 2,504.42 AUD(約25万2,946円) 2,650 AUD(約26万7,650 円) 1,912.50 AUD(約19万3,163円) 2,402.17 AUD(約24万2,619円)
生活費の合計(一か月) 17万6,480円 16万8,043円 14万3,301円 16万1,909円 14万3,622円(※10) 15万6,507円

おおまかに見ると、やはり都心部のシドニーやメルボルンは高く、ブリスベンやケアンズ、パースなどはやや安い傾向です。

ただし、ゴールドコーストは野菜などは安いですが、観光地なのでレストラン代は高いなど、地域の特徴によって相場と異なる場合もあります。

都市間の物価の違いは項目ごとでは判断しづらいため、生活費の合計で比較しましょう。

一般的にはブリスベンとゴールドコーストがオーストラリアの平均値と同じくらい、シドニーとメルボルンは1.3〜1.5倍と高め。対して、ケアンズやパースは平均より若干安い傾向です。

ケアンズとパースは温暖な地域で過ごしやすさもあるので、物価が気になる方にはおすすめです。

各都市の特徴や違いはこちらをご参照ください。
オーストラリア留学の人気おすすめ都市ランキング

他の国や都市ごとの留学費用の違い

物価だけでなく、留学費用も気になるところ。他の国や都市間で比較すると、費用相場は次の通りです。

【国ごとの一カ月あたりの平均留学費用】

  • ・アメリカ:101万8,000円
  • ・イギリス:85万8,000円
  • ・カナダ:69万3,000円
  • ・ニュージーランド:65万7,000円
  • ・オーストラリア:62万1,000円

オーストラリア単体で見ると高く感じますが、他の留学先と比べるとアメリカとイギリスよりは数十万円も安いです。

【都市ごとの一カ月あたりの平均留学費用】

  • ・シドニー:67万〜72万7,000円
  • ・メルボルン:61万5,000円
  • ・ブリスベン:59万8,000円
  • ・ゴールドコースト:61万8,000円
  • ・ケアンズ:58万8,000円
  • ・パース:62万1,000円

ただし、都市ごとの物価の安い・高いはありますが、都市間で留学費用自体に大きな差はありません。語学学校の学費は都市・物価で変わるというより、学校の値段設定や通うコース、時期などで決まります

一概に、物価の安い都市は学費も安いとは言えないので、オーストラリア留学はどの都市を選んでも60万円は必要だと考えておきましょう。

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オーストラリアの物価はなぜ日本より高い?

オーストラリアと日本の物価を比較

オーストラリアの物価が日本と比較して高いのは、一体なぜでしょうか。その理由を近年の物価上昇傾向などから解説します。

この数年の物価変動や上昇・推移の傾向

物価の上昇率などをまとめた消費者物価指数(CPI)を見ると、オーストラリアのCPIは2024年6月から2025年6月にかけての1年間で2.1%上昇していました(※11)。直近3か月では特に、住宅費、食品・ノンアルコール飲料、ヘルスケア領域で物価が上昇していることが明らかになっています。

こうして見ると値上がりしているように感じますが、もっとも物価変動が高かった2022年(7.8%)と比較すると、2024〜2025年の変動率は2.1%〜3.6%と緩やか。物価変動のペース自体は鈍化していることから、今後はさらに落ち着く可能性も考えられます。

物価自体は日本より高いですが、異様に高い値段になるわけではない点は安心できそうです。

オーストラリアの物価が高いと言われる理由

オーストラリアで物価が高い理由は先進国であること、国土が広大ゆえに輸送費がかさむ点が挙げられます。その輸送費が食材や日用品の値段に影響を与えているようです。

さらに近年は円安の影響も大きく、日本円からオーストラリアドルへ両替する際に得られる金額が少なくなり、より多くの費用が必要になりました。その分日本人にとっては物価が高い、旅行や留学費用が高まっているように感じると考えられます。

ただ、オーストラリアは物価が高い分、最低賃金も24.95AUD(約2,520円)と高い傾向にあります(※12)。オーストラリアでワーキングホリデーをする場合、収入も相応に高くなるため、生活自体がそれほど苦しくなることはありません。

物価に限らず、賃金などあらゆるものが日本よりも高いと考えておきましょう。

【期間別】オーストラリアにいくら持っていく?生活費や予算の目安

オーストラリアと日本の物価を比較

続いては、オーストラリアへの旅行や留学で実際にいくら持っていくべきなのか、目安額をまとめました。

3泊4日の旅行の場合

旅行の場合、留学と違って学費は必要ありません。現地での滞在費などが主な費用になります。

項目 金額
航空券 往復9万5,000円〜15万円
海外旅行保険 3,000円
ビザ代 2,020円
食費 2〜4万円
滞在費
※シドニーの三つ星ホテルに滞在と仮定
6〜9万円(一泊2〜3万円)
通信費 1,000〜3,000円
交通費 2,000〜5,000円
娯楽費(観光・アクティビティ) 1〜3万円
雑費 3,000〜5,000円
お土産代 1〜2万円
合計 20万6,020〜34万8,020円

旅行は観光やレジャーが中心なので、娯楽費やお土産代が多くなります。

一週間の留学の場合

一週間の留学は次の通りです。
※学費はILSCシドニーのFull-Time Morning 20時間/週に留学したと仮定します。

項目 金額
学費(授業料) 4万7,000円
学校支払い諸費用 3万円
航空券 往復9万5,000円〜15万円
海外旅行保険 3,000円
ビザ 2,020円
食費 2〜4万円
滞在費
※学生寮に滞在すると仮定
3万5,000円
通信費 1,000〜3,000円
交通費 2,000円
娯楽費(観光・アクティビティ) 2〜4万円
雑費 5,000円
お土産代 1万円
合計 27万20円〜36万7,020円

一カ月の留学の場合

一カ月になると次の通りです。
※学費はILSCシドニーのFull-Time Morning 20時間/週に留学したと仮定します。

項目 金額
学費(授業料) 18万8,000円
学校支払い諸費用 8万8,000円
航空券 9万5,000〜15万円
海外旅行保険 1万7,000円
ビザ 2,020円
食費 4万2,000円
滞在費
※学生寮に滞在すると仮定
13万8,000円
通信費 1,000〜3,000円
交通費 9,000円
娯楽費(観光・アクティビティ) 6万円
雑費 2万円
お土産代 1万円
合計 67万20〜72万7,020円

留学は長期間、生活しながら滞在するので、食費や交通費などを多めに見積もっておきましょう。

なお、その他の留学期間の費用はこちらにまとめました。
【2025年版】オーストラリア留学費用総まとめ!期間別に解説

上記はあくまで目安で、留学費用は選ぶ語学学校やコースで変わります。「自分が留学した場合の必要金額を知りたい」「そもそも、どの学校を選べば良いのかわからない」という場合は、留学カウンセラーに相談しながら計算するのがおすすめです。

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【2025年最新】オーストラリアの生活費はいくら?項目ごとの物価比較

物価が高いとはいえ、項目によって値段は異なります。そこで食費や日用品、交通費など項目ごとに、日本と比較した価格相場をまとめました。生活費の計算の参考にしてみてください。
※比較するのはシドニー(※4)と東京(※13)とします。

食費

オーストラリア 物価 食品 スーパー

photo by: GillianVann / Shutterstock.com

まずは生活費を大きく左右する食費を見ていきましょう。

食材

食材は全体的に日本と比較して高い傾向にありますが、一部変わらない食材もあります。

項目 シドニー 東京
水(0.3L) 3.11AUD(約314円) 126円
牛乳(1L) 2.71AUD(約274円) 226円
卵(12個) 8.30AUD(約838円) 354円
鶏肉(1kg) 13.21AUD(約1,334円) 1,152円
トマト(1kg) 7.07AUD(約714円) 871円
ビール(0.5L) 10.70AUD(約1,081円) 600円

シドニーなど都心部は特に高い傾向ですが、牛乳などそんなに値段が変わらない食材もあります。

外食(レストラン・カフェ)

外食は日本のほうが安いです。

項目 シドニー 東京
カジュアルなレストランでの外食 25.87AUD(約2,613円) 1,200円
カフェのカプチーノ 5.40AUD(約545円) 510円
マクドナルドのハンバーガーセット 15.00AUD(約1,515円) 750円

冒頭でマクドナルドの例を出しましたが、他の飲食店でもオーストラリアは日本より値段が高いです。

ただ、カフェのコーヒーはそこまで値段が変わりません。また飲食店でも、ローカルなお店であればもう少し安いところはあるので、街歩きついでに探すのも楽しいかもしれません。

滞在費

オーストラリアと日本の物価を比較

滞在費は、滞在方法で異なります。

※それぞれ一週間滞在した場合の金額とします。
※学生寮やホームステイはILSCシドニーのFull-Time Morning 20時間/週に留学したと仮定します。

項目 シドニー 東京
ホテル
※三つ星ホテルに滞在した場合
14〜21万円 21〜35万円
ホームステイ 4万6,654円 4万6,900円
学生寮 3万5,000円〜 2万1,000円〜
ルームシェア・シェアハウス 350〜400AUD(約3万5,350〜4万400円) / 週 1万2,500〜1万7,500円 / 週
※月5〜7万円を4週間で分割

ホテルは近年の値上がりの影響もあり、東京のほうが高いです。ただしシドニーも休暇やイベント期間と重なると値上がりするので、注意しましょう。

衣類

物価が高いオーストラリアの中でも、衣類はやや高い傾向です。

項目 シドニー 東京
ファストファッションの夏服 93.12AUD(約9,405円) 6,071円
ジーンズ 113.29AUD(約1万1,442円) 8,487円
スニーカー 154.62AUD(約1万5,617円) 9,409円

ただ、上記はブランドの衣類を購入した場合の金額です。ファストファッションやノーブランドの服であればもう少し安いので、購入場所を工夫すればそれほど出費にはならないでしょう。

日用品・消耗品

オーストラリア 物価 シドニー スーパー

photo by: Daria Nipot / Shutterstock.com

ドラッグストアやスーパーで購入できる消耗品なら、値段は日本とそれほど変わりません。

項目 シドニー 東京
シャンプー 9.99AUD(約1,009円)〜 1,200円〜
ボディソープ 5.99AUD(約605円)〜 600円〜
トイレットペーパー 5.3AUD(約535円) 500円
歯磨き粉 4AUD(約404円) 400円〜

持参すると荷物になるので、現地で購入しても問題ありません。

交通費

オーストラリアと日本の物価を比較

バスや電車などの交通費はエリアによって異なるので一概には言えませんが、相場は次の通りです。

項目 シドニー 東京
片道切符 5.00AUD(約505円) 220円
一カ月の定期券 217.39AUD(約2万1,956円) 1万1,000円
タクシー(1メーター) 6.00AUD(約606円) 500円〜

地域によってはSuicaやICOCAのような交通系ICカードがあり、楽に、お得に移動できることもあります。長期滞在では、カードを購入して利用しましょう。

通信費

通信費は次の通りです。

項目 シドニー 東京
SIMカード(一カ月プラン) 40AUD(約4,040円) 1,000円〜
インターネット代 79.78AUD(約8,058円) 4,838円

こうして見ると高く感じますが、SIMカードは数日や一週間など短期用であれば、4〜7GBで7〜10AUD(約707〜1,010円)と比較的安いです。

オーストラリアの通信事情については下記の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
オーストラリアのSIMカードはどこで買える?おすすめのSIM情報を徹底解説

嗜好品(タバコやビールなど)

嗜好品は次の通りです。

項目 シドニー 東京
ビール(0.5L) 7.11AUD(約718円) 306円
タバコ(マルボロ一箱) 50.00AUD(約5,050円) 600円

タバコは日本と比べると非常に高く、ブランドによっては1箱100AUD(1万100円)を超えるものもあり、贅沢品です。

お酒は日本よりは高いものの、高額ではありません。節約したい場合は、レストランよりスーパーで買って飲むとおすすめです。

観光・アクティビティ

オーストラリアと日本の物価を比較

旅行・留学で参加する観光やツアーは内容にもよりますが、一回あたり5,000〜2万円が相場です。例えば、メルボルンにあるフィリップ島でペンギンを鑑賞するツアーは一人あたり約1万3,000円です。数回参加するなら、1〜4万円ほどは用意しておきましょう。

ただ、実はそれほど高くない娯楽もあります。例えば映画館のチケットは、大人1枚10〜11AUD(約1,010〜1,111円)と日本より安いです。 映画館によって価格が違うので一概には言えませんが、日本より安く人気作品を鑑賞できます。

航空券

航空券は利用する航空会社と、直行便と経由便どちらを利用するかで変わります。一般的に日本の航空会社の直行便であれば、どれだけ安くても往復で9万5,000〜15万円はかかるのが通常です。

一方、海外の航空会社や格安航空会社(LCC)などの経由便を利用すれば、往復で9万円以内になることもあります

基本的には9万5,000〜15万円あれば十分ですが、クリスマス前から年末年始にかけて、お盆休みなどは値上がりするので注意しましょう。

海外旅行保険

海外旅行保険は、一週間あたり3,000円程度。ただしプランを手厚くするともう少し高くなることもあり、一概にこれくらいと断言するのは難しいです。自分がどれくらい補償をつけたいか、一度見積もりを依頼して計算するのがおすすめです。

ビザ(ETA)

ビザは留学期間で必要な種類と値段が異なります(※14)

項目 金額 種類
3か月以下の語学留学 20AUD(約2,020円) ETA
3カ月以上の語学留学 2,000AUD(約20万2,000円) 学生ビザ
ワーキングホリデー 670AUD(約6万7,670円) ワーキングホリデービザ

基本的には短期留学であればETAで、2,000円程度あれば十分です。

ビザ情報については、こちらを参考にしてみてください。
【2025年版】オーストラリア留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説

日本より物価の高いオーストラリアで節約するコツ

オーストラリアと日本の物価を比較

都市間で物価に若干の差があるとはいえ、オーストラリア留学費用は一律で一カ月あたり60万円前後は必要です。

ただ、工夫次第で節約することもできます。そこで最後に、オーストラリア留学で実践できる費用を抑えるコツをまとめました。

自炊する

オーストラリア留学中の節約の鍵は自炊です。外食は一回25AUD(約2,525円)と高額なため、毎日レストランで食事をするのは大きな出費になります。食費を抑えるため、野菜やお肉はまとめ買いし、冷凍保存を活用しましょう。

特に生鮮食品はスーパーで買うより地元のマーケットのほうがお得で、3分の2程度の値段で手に入ることがあります。

ただマーケットは16〜17時までと営業時間が短いことが多いので、できるだけ午前中やお昼の時間帯に行くようにしましょう。土日のみの営業のところもあるため、週末に観光がてら買い物に行くのがおすすめです。

航空会社のセールを狙う

留学費用のなかでも、航空券はある程度の金額がかかる部分です。大きく節約したいのであれば、航空会社のセールを狙うのがおすすめです。

航空券は渡航時期や予約タイミングによって価格が大きく変動します。LCC(格安航空会社)のセールや、主要な航空会社が不定期に開催するタイムセールは、通常より数万円程度安く購入できることがあります。

特に、オーストラリアの冬にあたる6〜8月は観光客が少ない閑散期で、セールが多いです。セール情報は急に告知されるため、各航空会社の販売サイトやSNSなどを定期的にチェックし、見逃さないようにしましょう。

オーストラリアのほうが安いものは現地購入する

現地の生活費を抑えるため、かさばる荷物やオーストラリアで安く買えるものは現地調達しましょう。

例えば、帽子・サングラスなどの小物は現地のほうが安く、また現地の雰囲気に合うファッションができます。またドライヤーなど電化製品は現地で買えば荷物が減る上に、電圧や電力の違いなどに迷うこともありません。

現地のディスカウントストア「Kマート(Kmart)」などを活用すれば、シャンプーやトイレットペーパーといった日用品や、ドライヤーなどの生活雑貨は安く購入できておすすめです。

留学ならオフシーズンに計画する

留学費用の総額を抑えるには、渡航をオフシーズンに計画することも効果的です。

前述の通り、オフシーズンは航空券が安くなり、移動費が節約できます。オーストラリアの冬にあたる6〜8月は観光客が少なくなるため、航空券が安く手に入る傾向があります。

また、語学学校によってはオフシーズンに10〜20%程度の授業料の割引キャンペーンを実施していることもあります。渡航時期を調整できるなら人気のハイシーズンを避け、閑散期を積極的に狙いましょう。

ワーキングホリデーで働く

オーストラリアはワーキングホリデー制度を利用できる国です。申込時点で30歳以下という条件はありますが、現地で働けるため、ある程度の生活費を賄うことが可能です。

前述の通りオーストラリアは物価が高い反面、最低賃金も高いため、アルバイトなどで収入を得ることで、生活費の一部をカバーできます。自炊や節約術と組み合わせることで、日本で貯めた資金を使いすぎず、なるべく長く滞在することが可能です。

費用に不安がある人は、ワーキングホリデーで留学するのもおすすめです。

ただし、現地でアルバイトするにはネイティブと会話できるだけの英語力が必須。英語力に自信がない場合は語学学校に通ってからワーホリに切り替えるか、フィリピンなど物価の安い国で語学学習をしてからオーストラリアでワーホリをする「2カ国留学」のプランがおすすめです。

「ワーホリをしたいけれど不安」「自分の英語力で働けるかわからない」という方は、留学カウンセラーに相談して確認するのもおすすめ。スクールウィズでは留学経験のあるカウンセラーが、あなたの英語力や希望プランからおすすめの留学方法や学校を選定します。

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まとめ

オーストラリアの物価は日本と比較して平均1.5〜2倍ほど高いですが、同じくらい賃金も高いです。実際に暮らしていく上では、それほど負担が大きいわけではありません。

また留学費用としては、都市間で大きな差はありませんが、アメリカやイギリスよりは安いです。ワーキングホリデーという現地で働く方法も選べるので、プランの組み方次第では予算内で充実した留学プランを組むことも可能です。

少しでも悩んだら、留学カウンセラーにお気軽にご相談ください。みなさまからのご連絡お待ちしております!

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留学 ステップ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。


  1. ステップ1:目星をつける
  2. ステップ2:相談する
  3. ステップ3:申し込む
  4. ステップ4:渡航準備
  5. ステップ5:出発!

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学 ステップ

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

  • 「そもそもどんな留学体験ができるんだろう?」
  • 「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」
  • 「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう?」
  • 自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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    【参考文献一覧】

    ※1... The Economist「The Big Mac index」 (参照日:2025-11-01)

    ※2... NUMBEO「Cost of Living in Australia」 (参照日:2025-11-01)

    ※3... NUMBEO「Cost of Living in Japan」 (参照日:2025-11-01)

    ※4... NUMBEO「Cost of Living in Sydney」 (参照日:2025-11-01)

    ※5... NUMBEO「Cost of Living in Melbourne」 (参照日:2025-11-01)

    ※6... NUMBEO「Cost of Living in Brisbane」 (参照日:2025-11-01)

    ※7... NUMBEO「Cost of Living in Gold Coast」 (参照日:2025-11-01)

    ※8... NUMBEO「Cost of Living in Cairns」 (参照日:2025-11-01)

    ※9... NUMBEO「Cost of Living in Perth」 (参照日:2025-11-01)

    ※10... CHOOSE CAIRNS「What is the cost of living in Cairns?」 (参照日:2025-11-01)

    ※11... Australian Bureau of Statistics「Consumer Price Index, Australia」 (参照日:2025-11-01)

    ※12... Australian Government「Minimum wages」 (参照日:2025-11-01)

    ※13... NUMBEO「Cost of Living in Tokyo」 (参照日:2025-11-01)

    ※14... Australian Government Department of Home Affairs「Visa list」 (参照日:2025-11-04)

    この留学ブログを書いた人

    MJ

    MJ

    本業のかたわらWebライターとしてさまざまなジャンルの記事を執筆。アルティメット元日本代表で、現役時代は年に1回は海外へ。1年間オーストラリアでワーキングホリデーを経験、帰国後は英語学習や旅行に関する記事を多く手がける。TOEIC885点、IELTSアカデミック7.0取得。2023年2月よりオーストラリアのウーロンゴン大学の修士課程に入学予定。

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