こんにちは。カナダ・トロントへの留学経験があるmayuです。
海外留学やワーキングホリデーの行き先として、カナダは高い人気を誇ります。しかし、アジア圏などと違ってカナダは物価が少し高めです。ワーキングホリデーを考えている方は、どのくらいの費用が必要なのか気になっているのではないでしょうか。
そこで今回は、カナダにワーキングホリデー留学をする場合の費用目安や、節約できるポイント、さらには現地でワーキングホリデー費用を稼ぎながら過ごす場合のおすすめアルバイトなどについて、詳しくご紹介していきます。
カナダへのワーキングホリデー留学を考えている方は、ぜひ読んでみてくださいね。
なお、カナダのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
カナダでワーキングホリデーをしたい人必読!費用からおすすめの仕事まで徹底解説
※記事内ではカナダ・ドルをCADと表記し、為替レートには2023年1月25日時点での情報を参照し、1CAD=99円で計算しています。
[目次]
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まずはカナダでのワーキングホリデーにおいて、どのような費用が発生するのかをピックアップし、ざっくりとした目安の金額とともにご紹介していきます。
ワーキングホリデーでは、渡航後に語学学校へ通うかどうかによって目安となる費用が大きく変わります。
渡航後全く語学学校へ通わない場合には、現地での生活費と滞在費が主な出費となり、総額費用の目安は200〜300万円ほど、渡航後3ヶ月語学学校へ通う場合には、250〜350万円ほどを想定しておきましょう。
内訳の目安は以下の通りです。
カナダにワーキングホリデー目的で渡航する場合、ビザの申請費用(プログラム参加費・バイオメトリクス(個人識別情報)提出費・就労許可証取得費)として、341CAD(33,759円)が発生します。
オンラインで申請できるため、渡航前に必ず取得しておきましょう。
滞在する都市や学校によっても前後しますが、語学学校に通う場合の学費は1ヶ月で20万円、3ヶ月で50万円ほどが目安です。
長期の受講だと割引が適用される学校もありますが、安すぎる場合は学校の質自体が良くないこともあるので、慎重に検討しましょう。
費用のほかにもカリキュラムの内容や、自分が到達したい語学レベルなどに合わせて学校を選ぶことが大切です。
カナダでの滞在方法は、大きく分けて、シェアハウス・ホームステイ・一人暮らしの3種類があります。
費用の目安は、シェアハウスなら、光熱費やネット代などを含めて1ヶ月あたり7〜8万円ほど、ホームステイは、光熱費に加えて食費も含まれているため、1ヶ月あたり10万円ほどです。
ホームステイのほうが割高ではありますが、現地の人々の生活に触れる機会があると、より留学生活が充実することでしょう。
一人暮らしの場合は、場所によって相場が異なりますが、バンクーバーやトロントなどの都市部だと、家賃だけで月額1,000CAD(約9万円)というのも珍しくありません。
オーストラリアでは、1カ月あたり5~10万円ほど生活費がかかります。1年間滞在するには、約60~120万円必要だと思ったほうがいいでしょう。
これには食費や交際費、交通費などが含まれます。カナダの物価は高く、外食や出かける機会が多いと、生活費はどうしても高くなりがちです。
時期や航空券の買い方によっても値段は変動しますが、渡航費は往復で10万〜15万円が相場となります。
カナダへ行くには直行便を利用しても10時間以上かかるので、航空券もアジア圏などと比べると高めです。
ワーキングホリデービザでカナダに滞在するには、滞在期間分の海外旅行保険に加入することが必須条件となっています。費用は1年あたり13万〜26万円が相場です。
加入する保険は日本の会社のものでも、カナダの会社のものでも問題ありません。日本国内の保険会社の旅行保険は比較的補償が手厚く、カナダの保険は必要最低限の補償でコストをおさえたものが多いため、自身の希望に応じて適したものを選びましょう。
ここからは、カナダでのワーキングホリデーに向けて事前に貯金しておきたい金額と、その理由についてご説明していきます。
カナダでのワーキングホリデーには、最低でも100万円ほどの貯金があることが望ましいです。もちろん、現地での生活スタイルや語学学校に通うかどうかによっても、準備しておきたい金額は変わります。
初めてのワーキングホリデーの場合は、仕事がすぐに見つかるかどうかもわかりません。特にカナダは物価が少し高めですので、あらかじめ資金には余裕を持っておいたほうがいいでしょう。
また、出発時に帰りの航空券を持っているか、帰りの航空券を買える資金があることがビザの発給条件となっています。日本にいる間に少しでも貯める努力をするに越したことはありません。
慣れない海外で生活しながら、お金が減っていくストレスと戦うことは想像以上に辛いものです。
常に家賃や交通費などの心配があると、せっかくの滞在も楽しめません。現地を観光する時間や、友人との思い出を犠牲にしてまで働き詰めになることが、思い描いたワーキングホリデーライフではないでしょう。
また、ワーキングホリデーは就職先が決まったうえで渡航する制度ではないため、すぐに仕事が決まるかどうかは、あなたの語学力や現地でのツテ、そして運に委ねられています。
私がカナダで知り合った友人はワーキングホリデービザで来たものの、働くかどうかは「気が向いたら」と話していました。働かなくても生活できるくらいの資金があれば、心にもずいぶん余裕ができるはずです。
カナダでのワーキングホリデーにはある程度まとまった資金が必要となりますが、かかる費用をおさえながら無理なく滞在することも可能です。
ここでは、カナダのワーキングホリデー費用をおさえる方法を3つご紹介していきます。
学費は出費のなかでも大きな割合を占めるため、語学学校に通う期間を短縮させると、月に数万円の節約も十分可能です。
働くために必要な最低限の語学レベルを身に付けてからは、通学期間の調整を検討するとよいでしょう。
語学学校は授業数を選べるところが多いため、学校に通う期間を変えずとも授業の数を減らすことで、費用をおさえられます。
授業以外でも英語を使う工夫をしたり、自習で補ったりすれば、授業数が少なくても意外と問題ありません。
むしろ授業を詰め込みすぎないことで、現地での生活を楽しむ余裕も出てきます。費用や時間の面で無理のないように授業を組みましょう。
カナダでの生活に慣れてきたら、ホームステイではなくシェアハウスに切り替えることで固定費をおさえることができます。
ほかにも食事は自炊、移動には入居者専用の自転車を使うなど、心がけ次第で生活費をさらに節約できるのもシェアハウスのメリットです。
ある程度の費用が用意できても、生活していけるか不安なときには、ワーキングホリデービザでできるアルバイトを探してみましょう。
ここでは、カナダでのワーキングホリデー時におすすめのアルバイトや、稼げる金額の目安などについてご紹介していきます。
ワーキングホリデーでカナダに滞在する間のアルバイトとして最も人気なのは、レストランなど飲食店での仕事です。
接客する上である程度の英語は必須ですが、まだ英語がそれほど堪能でない場合は、日本食レストランで働く選択肢があることも魅力だといえます。
とはいえ、お店によっては日本語しか使わないところもあったり、最低限の英語しか使わなかったりするところもあるため、英語力の向上が目的のワーキングホリデーにはあまり向かないかもしれません。
日本食レストランを選ぶなら、ある程度の英語力が身についたあとがおすすめです。
多くのレストランでは時給とチップ代がスタッフの収入となる仕組みをとっています。
それを加味して、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州のアルバイト(チップがあるお店向け)の最低時給は2023年1月時点で15.65CAD(約1,549円)です。
したがって週4日、1日あたりの実働が6時間の場合、チップを除いて最低でも約1,502CAD(約15万円)前後が1ヶ月あたりのアルバイト代となります。
なお、税金の支払いなどで200〜300CAD(約2万〜3万円)の差し引きがあり、手取り金額では1,200〜1,300CAD(約12万〜13万円)ほどです。
レストランの場合はチップだけで1時間あたり6CAD(約600円)ほどが見込めるため、さらに1ヶ月あたり500CAD(約5万円)以上は上乗せでしょう。
そのため、半年間レストランでアルバイトをした場合、だいたい10,200〜10,800CAD(約101万〜107万円)が収入の目安となります。
国内外のお客さんが利用するホテルのスタッフも、ワーキングホリデー滞在者に人気のアルバイトです。業務内容は勤務するホテルや英語力によって左右される傾向にあります。
たとえば、ビジネスで使用するような高度な英語もマスターしているようであれば、宿泊するお客様を案内したり、スタッフと連携をとりながら行う業務を担当したりすることもあるでしょう。
しかし、まだ英語がそれほど堪能でない段階では、ベッドメイキングや部屋の清掃などを担当することが多くなります。
収入に関しては、高度な英語を使う業務のほうが高収入になる傾向があります。最初はベッドメイキング担当からスタートして、語学力を高めていくことでフロント業務などを担当することもでき、それにあわせて収入を増やしていくことも可能です。
ベッドメイキングのスタッフの給料は、時給に加えて1日10CAD(約1,000円)程度のチップで構成されています。
バンクーバーにおける最低時給15.65CAD(約1,549円)で試算すると、週40時間働けば、1ヶ月あたり2,504CAD(約25万円)の給料が見込めます。
上の金額に税金の差し引き、チップを加算すると、半年間ホテルで働いた場合には、14,400〜15,000CAD(約143万〜149万円)ほど稼ぐことができます。時給の高いフロントスタッフなどを担当できれば、もっと稼げるでしょう。
体力を使う仕事ではありますが、ホテルによっては住み込みでの勤務も可能な場合もあるので、生活費がおさえられるのも魅力です。
お土産などを販売するギフトショップも、ワーキングホリデー滞在者に人気があるアルバイトのひとつです。基本的には英語を使う仕事ですが、日本人観光客が多く訪れるようなお店では重宝されます。
ギフトショップでは、同じワーキングホリデー滞在者はもちろん、現地のカナダ人も多く働いています。カナダ人の友達もたくさん作ることができ、日本では味わえない経験をすることができるのも魅力です。
また、ホテルのフロントスタッフほど高度な英語力がなくても働けるほか、接客を通して英語力がアップするというメリットもあるので、英語力を上達させたい場合にはおすすめだといえます。
ギフトショップにはチップがありませんので、お給料は比較的安めです。1ヶ月あたりの月給はだいたい1,400CAD〜1,500CAD(約14万〜15万円)が相場でしょう。
半年間ギフトショップで働いた場合は、8,400CAD〜9,000CAD(約83万〜89万円)程度が稼げる金額の目安です。稼ぐことを目的にするのであれば、掛け持ちで他の仕事をするなどの工夫が必要かもしれませんね。
とはいえ、接客を通して英語力を向上させることができるため、まだあまり英語を習得できていないワーキングホリデー滞在者には向いている仕事だといえます。
本記事では、カナダにワーキングホリデー留学をする場合の費用や、節約できるポイント、さらには現地でワーキングホリデー費用を稼ぎながら過ごす場合のおすすめアルバイトなどについてご紹介しました。
カナダは物価が少し高いぶん、ワーキングホリデーで滞在する際には、ある程度貯金をしておくことがおすすめです。
しかし、ワーキングホリデー滞在者向けの仕事もたくさんありますので、もしワーキングホリデー費用が足りなくても働きながら過ごすことができるのもポイントだといえます。
海外に長期滞在する場合には特に費用面での不安は大きいものですが、今回ご紹介した節約方法やアルバイトなども検討しつつして、具体的なワーキングホリデープランを立ててみてはいかがでしょうか。
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