大学生の留学費用の相場は?留学方法別の費用や節約のコツを経験者が解説します!
- 2020/09/09
大学在学中に留学を考えている方は、「費用がどのくらいかかるのか」が気になるのではないでしょうか。留学と一言で言っても大学・語学学校のどちらに行くか、そしてどの国に行くのかによって、学費や滞在費が大きく変わってきます。
そこでこの記事では、留学にかかる費用の目安を滞在期間別にご紹介します。留学費用を安く抑えるポイントや、資金の調達方法などについても触れているため、留学費用に不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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大学生の留学費用を期間別に解説!総額いくらになる?
留学にかかる費用は留学の期間と滞在先の国によって異なります。予算の目安を知るために、主要な英語圏に留学した場合にかかる1ヶ月・半年・1年それぞれの費用を見てみましょう。
長期休みを利用した数週間〜1ヶ月ほどの留学
数週間〜1ヶ月程の短期留学は、学業に支障が出ないように、夏休み・春休みなどの長期休みを利用するのがおすすめです。英語圏へ語学留学を数週間〜1ヶ月程度した場合の費用目安を、確認してみましょう。
カテゴリ | 学費 | 渡航費 | 現地生活費 | 総額 |
---|---|---|---|---|
アメリカ | 26.3万円 | 18.4万円 | 31.4万円 | 76万円 |
イギリス | 25.1万円 | 12万円 | 25.3万円 | 62.4万円 |
オーストラリア | 21.8万円 | 12.2万円 | 24.3万円 | 58.3万円 |
ニュージーランド | 20.9万円 | 12.4万円 | 23万円 | 56.3万円 |
アイルランド | 18万円 | 12万円 | 25万円 | 55万円 |
カナダ | 19.8万円 | 12.1万円 | 22.9万円 | 54.8万円 |
マルタ | 12.7万円 | 12万円 | 26.4万円 | 51.1万円 |
フィリピン | 22.3万円 | 7万円 | 5.8万円 | 35.1万円 |
【学費に含むもの】
授業料、学校支払い諸費用(入学金、教材費など)※フィリピンは滞在費、食費を含む
【渡航費に含むもの】
航空券代、保険加入費、ビザ申請費
【現地生活費に含むもの】
滞在費、食費、娯楽費、通信費、交通費、雑費
1ヶ月間の留学をする場合、物価が安い国であれば35万円前後、物価が高い国では75万円前後の留学費用が必要になります。
算出されたモデル費用は、ホームステイやルームシェアなど、滞在費がかからない方法を選んだ場合の例です。留学先で一人暮らしやホテル暮らしをする場合は、さらに費用がかかります。
授業の内容やコマ数も、留学費用を左右する要素です。上記は一般英語コースを想定して算出しています。専門性の高い授業や、1週間のレッスン数が多い場合は、費用がさらに高くなると想定しておきましょう。
大学のプログラムやボランティア・インターンプログラムなどで参加する場合は、上記金額に学費部分に参加予定のプログラム費を当てはめると想定費用をイメージしやすくなります。参加を検討している方は、事前に追加となる費用額を確認しておきましょう。
休学や交換留学プログラムを利用した半年ほどの留学
半年以上の留学をする場合は、大学を休んだり交換留学プログラムを活用したりするのが一般的です。
半年間、英語圏に留学をした場合の費用を見てみましょう。
カテゴリ | 学費 | 渡航費 | 現地生活費 | 総額 |
---|---|---|---|---|
アメリカ | 121万円 | 29.4万円 | 197万円 | 347.4万円 |
イギリス | 111.2万円 | 33.9万円 | 159.3万円 | 304.4万円 |
オーストラリア | 98.2万円 | 31.6万円 | 153.8万円 | 283.6万円 |
アイルランド | 81.6万円 | 27.1万円 | 158.6万円 | 267.3万円 |
ニュージーランド | 97.4万円 | 23.9万円 | 145万円 | 266.3万円 |
カナダ | 89.8万円 | 23.1万円 | 143.9万円 | 256.8万円 |
マルタ | 62.8万円 | 23.9万円 | 160.8万円 | 247.5万円 |
フィリピン | 111.8万円 | 23.2万円 | 34.8万円 | 169.5万円 |
半年間、留学をする場合は、留学費用が安い国であっても150万円以上の予算が必要です。
また、休学をする場合は休学費が発生し、金額は大学ごとで異なります。休学費用を免除してくれる大学も少なくありません。
休学費の免除を受け付けている場合は、休学申請期間が限定されていたり条件が設けられていたりするケースが多い傾向です。また、大学によっては保証人と連署の休学届が必要になることもあります。
このように休学の手続きは、事前準備が大切です。必要な物や事項、費用をしっかり調べた上で、留学時期を決めましょう。
さらに、奨学金を借りている方は、休学中は奨学金が受け取れなくなるため注意が必要です。奨学金の受け取り停止の手続きをして、休学を終えてから受け取りが再開できるようにしましょう。
休学や交換留学プログラムを利用した1年ほどの留学
カテゴリ | 学費 | 渡航費 | 現地生活費 | 総額 |
---|---|---|---|---|
アメリカ | 222.3万円 | 42.4万円 | 393.5万円 | 658.1万円 |
イギリス | 216.3万円 | 49.6万円 | 318.7万円 | 584.6万円 |
オーストラリア | 185.9万円 | 47.4万円 | 307.7万円 | 541万円 |
アイルランド | 162.2万円 | 40.1万円 | 317.2万円 | 519.5万円 |
ニュージーランド | 184.7万円 | 36.9万円 | 289.9万円 | 511.5万円 |
カナダ | 175.3万円 | 38.4万円 | 288万円 | 501.7万円 |
マルタ | 123.3万円 | 36.9万円 | 321.6万円 | 481.8万円 |
フィリピン | 221.3万円 | 38.9万円 | 72.6万円 | 332.8万円 |
1年間の留学をする場合は、フィリピンで300万円前後・アメリカなら650万円前後の費用が必要になります。
物価が安い国と高い国で、費用に倍以上の差が生じます。金額が大きく違うのは物価や学費など、さまざまな要因によるものです。
各国の滞在費用の内訳を詳しく確認したい方は、それぞれの国の留学費に関する記事を参考にしてみてください。
留学国名 | 記事URL |
---|---|
アメリカ | 【2022年版】期間別アメリカ留学の費用まとめ |
イギリス | 【2022年版】期間別イギリス語学留学の費用まとめ |
オーストラリア | 【2022年版】期間別オーストラリア語学留学の費用まとめ |
アイルランド | 【2022年版】期間別アイルランド留学の費用まとめ |
ニュージーランド | 【2022年版】期間別ニュージーランド語学留学の費用まとめ |
カナダ | 【2022年版】期間別カナダ語学留学の費用まとめ |
マルタ | 【2022年版】期間別のマルタ語学留学の費用まとめ |
フィリピン | 期間別フィリピン留学の費用まとめ |
大学生の留学費用を安く抑えるポイント
留学費用は数十万・数百万と必要になります。大学生にとっては決して安い金額ではないことから、留学費用をなるべく抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。
留学費用を相場よりも安く済ませるためのポイントは、「渡航前」と「渡航後」にあります。それぞれの詳しい内容をご紹介します。
渡航前
留学費用を抑えるために渡航前からできることは、下記の5つです。
- (1)オフシーズンに渡航する
- (2)物価の安い国を選ぶ
- (3)留学前に英語力を伸ばしておく
- (4)語学学校のキャンペーンを活用する
- (5)留学経験者から持ち物を譲り受ける
留学費用を節約したい方は、物価の安い国を滞在先として選ぶのがおすすめです。選んだ国への渡航時期は、費用が安いオフシーズンを狙いましょう。
さらに、留学前に英語力を伸ばしておくことで、語学学校の奨学金を得る確率が上がります。留学先の学校がキャンペーンを実施している場合は、活用するのもひとつの手です。
留学に必要なアイテムは、留学経験を持つ人から譲ってもらうのも、費用を抑えるのに有効な手段といえます。
このように、留学費用を抑える場合は渡航前からの準備が必要です。下記記事では渡航前にできる留学費用の5つの節約ポイントについて、さらに詳しく解説しています。留学にかかる費用をできるだけ抑えたい方は、ぜひ参考にしてください。
お金がないから留学を諦めるのはもったいない!費用を抑えるコツや奨学金情報を徹底解説
渡航後
渡航後にできる、留学費用の節約方法は下記の5つになります。
- (1)滞在先を変える
- (2)基本的に自炊する
- (3)安い食品を買えるところを探す
- (4)徒歩や自転車を使う
- (5)学割を活用する
滞在先を変えて固定費を下げたり、自炊して外食を減らしたりすることで、現地での生活費用を抑えられます。また、お得な店を把握することや、公共機関を避けて交通費がかからないように工夫することも大切です。
節約に一生懸命になるのも良いですが、せっかく海外に来たのであれば遊びや楽しい経験も得たいもの。海外のプレイスポットにも学割が利く場所があるため、費用を抑えながら楽しみたい方は、活用すると良いでしょう。
下記記事には、渡航後にできる5つの節約ポイントについて、詳しく記載しています。滞在中の留学費用を削減したい方は、チェックしておきましょう。
留学中の節約術まとめ。たくさんお金を貯めなくても生活できる?
大幅に予算が足りなければ検討したい留学資金の調達方法
留学をしたいけれど予算が足りない大学生も、多いのではないでしょうか。留学費用が足りない場合、選択肢は「留学を諦めるか」「資金繰りをするか」の2つになります。
留学を諦めきれず費用を調達したい方は、下記の方法で資金繰りをするのがおすすめです。
- (1)奨学金を申請する
- (2)留学ローンを活用するる
- (3)現地でアルバイトをする
- (4)クラウドファンディングで集める
- (5)親に援助を頼む
奨学金申請や留学ローンは、留学前から準備をしたほうが良いでしょう。その他の3つの方法は、渡航してからでも間に合います。
そのうちのクラウドファンディングと親からの援助は、他人の力を必要とする内容です。なぜ資金がなくても留学を諦められなかったのか、留学を継続したい理由は何かなど、費用を出すのに納得いく内容を提示しましょう。
資金調達の詳しい方法については、下記記事でも解説しています。留学費用に不安を抱える方は、チェックしておくとよいでしょう。
留学資金を調達する方法5つ。費用をおさえるコツも紹介
まとめ
本記事では大学生が留学する際の費用についてご紹介しました。
大学留学では単位が取得できる学校を選んだり、交換留学や認定留学の制度を利用することで、大学在学中に留学するメリットを活かすことができます。
また、留学費用を用意することが難しい場合は、ご紹介した費用の節約方法や調達方法を実践してみましょう。
大学生のうちに留学をしたいなと思っている方は、今回ご紹介した内容をふまえて、予算に合う行先や学校を探してみてください。
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あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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