
「カナダでワーホリをしてみたいけれど、ビザは取れるの?」
「英語力がなくてもワーホリで仕事は見つかる?」
と、気になることが多くて準備の一歩を踏み出せない人も多いのではないでしょうか。
カナダのワーキングホリデーは、最長1年間、働きながら勉強や旅行を自由に楽しめる制度です。
ただし抽選制で定員があるため、制度の仕組みや費用を早めに把握して準備を進めることが成功のカギになります。
この記事では、カナダワーホリの費用や仕事、都市選びなど基本情報をまとめて解説します。
・2026年の日本人向け定員は6,433名で、抽選で招待された人だけが申請できる
・対象は18〜30歳で滞在は最長12カ月、条件を満たせば2回まで参加できる
・英語初心者でもレストランのキッチンやハウスキーピングなどの仕事から始められる
・1年間の費用目安は約350〜450万円で、仕事が見つかれば現地の収入で生活費をまかなえる
都市や語学学校など、カナダ留学に関する基本情報は、カナダ留学のページで紹介しています。
本記事は2026年10月時点の情報に基づいて作成しています。公開から期間が経つ場合には、制度変更や為替変動などにより内容や金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではカナダドルをCADと表記、為替レートには2026年10月時点の情報を参照し、1CAD=111円で計算しています。
[目次]

カナダのワーキングホリデーは、正式には「International Experience Canada(IEC)」のWorking Holidayカテゴリーと呼ばれる制度です。
18〜30歳の日本人なら最長12カ月カナダに滞在し、働く・学ぶ・旅行するを自由に組み合わせられます。
2025年4月1日の制度変更により、日本人は条件を満たせば最大2回参加できるようになりました。1回につき最長12カ月、合計で最長24カ月滞在できます。
まずは制度の基本として、以下の3つを押さえておきましょう。
2026年シーズンの最終抽選は現在終了しています。
2026年シーズンは、2025年12月にプロフィール登録の受付が始まり、2026年3月2日の週から招待状の発行がスタートしました。
今シーズンの招待を受けられなかった方は、2027年シーズンの開始を待って、あらためて登録しましょう。
カナダのワーホリビザは、日本国籍で18〜30歳であることに加え、資金や保険などの条件を満たす必要があります。
条件の中で見落としやすいのが保険です。保険の加入期間が滞在予定より短いと、入国時に発行される就労許可の期間も短くなる可能性があります。
1年間滞在したい場合は、1年分をカバーする海外留学保険に加入しておきましょう。また、資金の証明として、入国審査で英文の残高証明書の提示を求められることがあります。
最低額は2,500CAD(約277,500円)ですが、仕事がすぐに見つかるとは限らないため、実際にはもっと余裕を持った資金を用意しておくのが安心です。
年齢は申請時点で30歳以下であればよく、31歳の誕生日前に申請を済ませれば、入国が31歳以降になっても問題ありません。
カナダのワーホリビザは、申請書類をオンラインで提出し、バイオメトリクス(指紋・顔写真)の登録が必要な場合は、指定のビザ申請センターで手続きを行います。
いきなりビザを申請するのではなく、まず応募者プールに登録し、招待状が届いてから本申請に進むという流れです。
各ステップには期限があり、過ぎると招待が無効になるので注意が必要です。
本申請では英文履歴書や家族情報フォーム、証明写真などを提出するため、招待状が届く前から準備しておくとスムーズに進められます。
申請費用は合計369.75CAD(約41,042円)で、クレジットカードで支払います。
| 費用の項目 | 金額 |
|---|---|
| IEC参加費 | 184.75CAD(約20,507円) |
| オープンワークパーミット費 | 100CAD(約11,100円) |
| バイオメトリクス(生体認証)登録料 | 85CAD(約9,435円) |
| 合計 | 369.75CAD(約41,042円) |
※状況によって支払う金額が変わることがあります。
許可通知レターはビザそのものではなく、カナダの空港で提示してはじめて就労許可が発行されます。ビザの種類ごとの条件や必要書類は、カナダのワーホリビザ・学生ビザのページで詳しく解説しています。

カナダのワーホリでは、働き方や過ごし方を自分で自由に決められます。カナダならではの環境を生かして、以下のような経験ができますよ。
カナダのワーホリビザは、雇用主を限定しない「オープンワークパーミット」です。そのため、就労しながら、原則として最長6カ月まで就学できます。
職種や勤務時間の制限がないので、アルバイトを掛け持ちしたり、フルタイムで働いたりと自分に合った働き方を選べます。
語学学校に通う期間も6カ月以内なら自由に決められるため、英語力や予算に合わせてプランを組み立てましょう。
| プランの例 | 過ごし方 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| 学校→仕事 | 最初の1〜3カ月は語学学校に通い、その後働く | 英語や海外生活に不安がある人 |
| 仕事中心 | 到着後すぐに仕事を探し、収入を得ながら生活する | 英語力に自信があり、貯金を抑えたい人 |
| 学校と仕事を並行 | 午前は語学学校、午後や週末は働く | 英語学習と収入を両立したい人 |
最初に語学学校へ通うと、英語に慣れるだけでなく、履歴書の添削や仕事の情報交換ができる仲間をつくれるのもメリットです。
また、働きながら本格的に専門スキルも身につけたい人は、カレッジで学びながら有給インターンができるコープ留学も選択肢になります。コープ留学の仕組みや費用は、コープ留学の記事で詳しく解説しています。
カナダは英語とフランス語の2つを公用語とする国です。英語を学びながら、希望すればフランス語にも挑戦できるのは、ほかの英語圏のワーホリ先にはない魅力と言えます。
国内の多くの地域では英語が使われていますが、ケベック州ではフランス語が州の公用語です。モントリオールやケベックシティでは、街の看板やお店での会話もフランス語が中心で、ヨーロッパのような雰囲気の中で生活できます。
たとえば、最初はバンクーバーやトロントで英語を学び、後半はモントリオールでフランス語の授業を受けるといった過ごし方も可能です。
語学学校の中には、モントリオール校で英語とフランス語の両方のコースを用意している学校もあります。
英語とフランス語の両方が話せる人材は、カナダ国内の接客業やカスタマーサポートなどで重宝されます。
帰国後のキャリアでも「2つの言語に触れた経験」はアピールポイントになるので、語学力を広げたい人はぜひ挑戦してみてください。
カナダは世界中から移民を受け入れている国で、さまざまな国籍・文化の人と一緒に暮らし、働く経験ができます。
1971年に世界で初めて多文化主義を国の政策として掲げた国でもあり、異なる背景を持つ人を受け入れる雰囲気が根付いています。
特にトロントやバンクーバーなどの大都市では、職場の同僚やシェアハウスのルームメイトが全員違う国の出身ということもよくあります。
英語のアクセントもさまざまなので、ネイティブ以外の人と英語で話すことに自然と慣れていけます。
街を歩けば中華街やリトルイタリー、コリアタウンなどがあり、世界各国の料理を楽しめるのも魅力。
お互いの国の料理をふるまったり、宗教行事や祝日を一緒に過ごしたりする中で、日本にいるだけでは気づけなかった価値観に触れられます。
多様な人と協力して働いた経験は、帰国後に外資系企業や海外と関わる仕事を目指すときにも強みになりますよ。
カナダでは、都会的な生活と雄大な自然の両方を楽しめます。ワーホリは観光も自由にできるので、仕事の休みを利用して国内のさまざまな場所を訪れられるのも魅力です。
| バンフ国立公園 | カナダ最初の国立公園で、ロッキー山脈の湖や山並みが広がる |
|---|---|
| ナイアガラの滝 | トロントから日帰りで行ける世界三大瀑布の1つ |
| イエローナイフ | オーロラ観測の名所として知られる北の街 |
| ケベックシティ | 旧市街が世界遺産に登録されているフランス語圏の街 |
平日は都市で働き、週末はハイキングやスキー、カヌーなどのアクティビティを楽しむといった過ごし方ができるのは、カナダならではです。
1年という期間があるからこそ、夏の湖や秋の紅葉、冬の雪景色など、季節ごとの自然も体験できます。
カナダ留学の魅力については、カナダ留学のメリットのページでも詳しく紹介しています。

カナダのワーホリでは、英語力に応じてさまざまな仕事に挑戦できます。
給与の目安となる最低賃金は州ごとに決まっており、主な州の金額は以下の通りです。
| 州(主な都市) | 最低賃金(時給) |
|---|---|
| ブリティッシュコロンビア州(バンクーバー・ビクトリア) | 18.25CAD(約2,026円) |
| オンタリオ州(トロント) | 17.95CAD(約1,992円) |
| ケベック州(モントリオール) | 16.60CAD(約1,843円) |
| アルバータ州(カルガリー) | 15.00CAD(1,665円) |
※2026年10月時点。出典:ブリティッシュコロンビア州政府「Minimum wage」ほか各州政府の発表より
カナダのワーホリで働いた場合の時給や収入については、カナダのワーホリの時給の記事で詳しく紹介しています。
ここからは、英語力別のおすすめの仕事と仕事の探し方を見ていきましょう。
英語に自信がない人は、お客さんと話す機会が少ないキッチンや清掃などの仕事から始めるのがおすすめです。
以下の仕事では、使う英語が比較的限られているため、働きながら少しずつ英語に慣れていけます。
| 仕事 | 主な業務内容 | 時給相場 |
|---|---|---|
| キッチンスタッフ | 調理補助、食材の仕込み、皿洗い | 時給15〜21CAD(約1,665〜2,331円) |
| 日本食レストラン | 調理、ホール、寿司の仕込み | 時給15〜25CAD(約1,665〜2,775円) |
| ハウスキーピング | ホテルの客室清掃、ベッドメイク | 時給15〜25CAD(約1,665〜2,775円) |
| ファームジョブ | 果物の収穫、農作業 | 時給16〜25CAD(約1,776〜2,775円) |
※州・経験・勤務先により異なり、ワーホリ参加者に保証される時給ではありません。
※時給相場の参考:カナダ政府Job Bank「Search wages(職種別賃金情報)」
中でも日本食レストランは、カナダの大都市に数多くあり、到着直後でも比較的採用されやすい仕事の1つです。
ただし、お客さんの多くは現地の人のため、接客は基本的に英語です。英語がまったく話せない人には少し難易度が高い仕事です。
また、日本語を話す時間が長くなりがちなので、英語力を伸ばしたい人は働く期間を決めておくのがおすすめです。
キッチンやハウスキーピングでも、同僚との会話や指示のやりとりは英語です。
最初は簡単な受け答えから始めて、慣れてきたら接客のある仕事にステップアップするなど、段階的に英語を使う環境を広げていくのがおすすめです。
日常会話ができる英語力があれば、接客や事務など英語を使う仕事に挑戦でき、チップで収入を増やせるのも魅力です。
| 仕事 | 主な業務内容 | 時給相場 |
|---|---|---|
| サーバー | レストランでの注文受付、配膳 | 時給15〜30CAD(約1,665〜3,330円) |
| バリスタ | カフェでのドリンク作り、レジ対応 | 時給15〜21CAD(約1,665〜2,331円) |
| ホテルのフロント | チェックイン・アウト、観光案内 | 時給15〜26CAD(約1,665〜2,886円) |
| 販売スタッフ | 洋服や雑貨のショップでの接客 | 時給15〜28CAD(約1,665〜3,108円) |
| オフィスワーク | 日系企業や旅行会社での事務、カスタマーサポート | 時給19〜36CAD(約2,109〜3,996円) |
※州・経験・勤務先により異なり、ワーホリ参加者に保証される時給ではありません。
※時給相場の参考:カナダ政府Job Bank「Search wages(職種別賃金情報)」
カナダのレストランでは、会計額の15〜20%程度のチップを払う習慣があります。サーバーはチップが収入に上乗せされるため、時給以上に稼げることもありますよ。
英語環境で働いた経験は、帰国後の就職活動でも評価されやすいポイントです。
最初は日本食レストランなどで働き、英語に慣れてから接客の仕事に転職する人も多いので、焦らずにステップアップを目指しましょう。
カナダでの仕事探しは、求人サイトへの応募と、お店に直接履歴書を持っていく方法を組み合わせるのが効果的です。
| 求人サイト | IndeedやカナダのJob Bankなどで検索して応募する |
|---|---|
| 日本人向け掲示板 | JPCanadaなど日本語の求人情報サイトを使う |
| 履歴書の手渡し | 働きたいお店に履歴書を直接持っていく |
| 語学学校のサポート | 学校の求人掲示板や就職サポートを利用する |
| 知人の紹介 | 学校の友人やルームメイトから紹介してもらう |
カナダでは、お店に履歴書を持っていき、その場で簡単な面接をしてもらえることもよくあります。
オンラインの応募だけで返事がない場合でも、直接足を運ぶことで採用につながるケースがあります。
なお、カナダで働くには「SIN(社会保険番号)」が必要です。入国後すぐにService Canadaの窓口やオンラインで申請しておきましょう。あわせて、カナダ式の英文履歴書を準備しておくと、仕事探しをスムーズに始められます。
具体的な仕事の探し方や履歴書のポイントは、カナダのワーホリの仕事探しの記事を参考にしてください。
結論から言うと、カナダのワーホリで仕事を見つけることは十分に可能です。
ただし、若者の失業率は全体より高く、仕事探しには準備と行動量が必要です。
カナダ統計局の調査によると、2026年8月のカナダ全体の失業率は6.4%でした。一方、15〜24歳の若者の失業率は12.9%と高く、若い世代ほど仕事探しで競争が起きていることが分かります。
| 都市 | 失業率(2026年8月) |
|---|---|
| ビクトリア | 5.3% |
| モントリオール | 6.3% |
| バンクーバー | 6.4% |
| カルガリー | 6.7% |
| トロント | 6.8% |
※出典:カナダ統計局「Labour Force Survey, August 2026」
都市別に見ると、ビクトリアの失業率が最も低く、トロントがやや高めです。ただし大都市は求人の数自体が多いため、失業率だけで仕事の見つけやすさは決まりません。
仕事探しを成功させるには、渡航前に英文履歴書を準備し、到着後は求人サイトと履歴書の手渡しを並行して進めることが大切です。
仕事が決まるまで1〜2カ月かかることも想定して、その間の生活費を用意しておきましょう。

カナダは都市によって気候や物価、使われる言語が大きく異なります。
仕事の探しやすさや過ごしたいライフスタイルに合わせて、自分に合った都市を選びましょう。
| 都市 | 人口 | 特徴 |
|---|---|---|
| トロント | 2,794,356人 | 多文化が共存する大都市。仕事や交流の機会が多い |
| バンクーバー | 662,248人 | 海と山に囲まれ、都会と自然を両方楽しめる |
| モントリオール | 1,762,949人 | 英語とフランス語の文化に触れられ、家賃を比較的抑えやすい |
| ビクトリア | 91,867人 | 英国風の街並みと温暖な気候。落ち着いた暮らしに向く |
| カルガリー | 1,306,784人 | 生活費を比較的抑えやすく、ロッキー山脈への旅行も楽しめる |
※出典:カナダ統計局「2021 Census Profile」
カナダ留学で人気の都市の特徴は、カナダ留学の都市のページでも比較しています。

トロントは、カナダ最大の都市で求人数が多く、さまざまな職種に挑戦したい人におすすめです。カナダ経済の中心地で、金融やIT、飲食、観光など幅広い業界の仕事があります。
世界中から移民が集まる多文化都市で、街には各国のレストランやコミュニティがあふれています。いろいろな国の人と交流しながら、国際的な環境で働きたい人にぴったりの都市です。
ナイアガラの滝へ日帰りで行けるほか、ニューヨークへもバスや飛行機で気軽に足を延ばせます。
一方で、家賃や物価はカナダの中でも高めです。冬は気温がマイナス10℃を下回る日もあるため、防寒対策も必要になります。
生活費を抑えたい人は、中心部から少し離れたエリアでシェアハウスを探すのがおすすめです。

バンクーバーは、都会の便利さと自然の豊かさを両方楽しみたい人におすすめの都市です。
海と山に囲まれた街で、ダウンタウンから少し移動するだけでビーチやハイキングコースに行けます。カナダの中では冬も比較的温暖で、雪が積もることは少なめです。
日本食レストランや日系スーパーが多く、日本人も多いため、初めての海外生活でも安心して過ごせます。
語学学校の数も多く、ワーホリの最初の数カ月を学校で過ごしたい人にも向いています。ただし、家賃はトロントと並んで高く、冬は雨の日が多いのが難点です。
日本人が多い環境に頼りすぎず、意識して英語を使う機会をつくることが、英語力を伸ばすポイントになります。

モントリオールは、英語とフランス語の両方が飛び交う環境で、異文化を体感したい人におすすめです。
ケベック州最大の都市で、石畳の旧市街やカフェ文化など、ヨーロッパのような街並みが広がります。
フランス語が州の公用語ですが、英語を話せる人も多く、英語だけでも日常生活は送れます。フランス語も学べば、英語とフランス語の両方を使う仕事に挑戦できるのが強みです。
モントリオールは、トロントやバンクーバーに比べると家賃を抑えやすい傾向があります。夏は国際ジャズフェスティバルなどのイベントが多く、街全体がにぎわいます。
一方で、接客の仕事ではフランス語を求められることも多く、英語だけでは職種が限られる場合があります。冬は厳しい寒さになるため、防寒対策も忘れずに準備しましょう。

ビクトリアは、温暖な気候と豊かな自然に囲まれた環境で、のんびり暮らしたい人におすすめです。
ブリティッシュコロンビア州の州都で、バンクーバー島の南端に位置しています。イギリスの影響を受けた街並みが特徴で、州議事堂や港沿いの歴史あるホテルなど、絵本のような景色が広がります。
カナダの中でも温暖な気候で、冬でも過ごしやすいのが魅力です。さらに、2026年8月時点の失業率は5.3%と、主要都市の中で最も低い水準です。
観光業やホテル、飲食店の求人がある一方、都市の規模が小さいため、大都市に比べると求人の数や職種の選択肢は限られます。
ビクトリアは、日本人が比較的少ない都市です。外務省の海外在留邦人数調査統計(2025年10月1日現在)によると、在留邦人数はバンクーバーが28,090人、トロントが18,101人で、いずれも世界の都市別ランキングで上位に入っていますが、ビクトリアは上位50都市に入っていません。
日本人が少ない分、日常生活で英語を使う機会が多く、静かな環境で英語力をじっくり伸ばしたい人に向いている都市です。

カルガリーは、都市での生活とロッキー山脈でのアウトドアを両方楽しみたい人におすすめです。
アルバータ州最大の都市で、バンフ国立公園まで車で1時間半ほどの距離にあります。アルバータ州は州の消費税がなく、買い物のときにかかる税金は連邦税の5%のみ。
また、家賃も賃貸サイト「RentSeeker」の平均家賃で、1ベッドルームの金額を都市別に比較すると
と安く、生活費を抑えやすいのも魅力です。
週末はバンフでハイキングやスキーを楽しめ、毎年7月には世界最大級のロデオ祭り「カルガリー・スタンピード」も開かれます。
冬は寒さが厳しく、マイナス20℃を下回る日もあります。日本人が少なく英語環境に身を置きやすいので、自然も英語も満喫したい人はぜひ検討してみてください。

カナダのワーホリにかかる1年間の費用は、語学学校に通わない場合で約350〜400万円、3カ月通う場合で約400〜450万円が目安です。
ただし、現地で仕事が見つかれば収入を得られるため、実際に日本から持っていく資金はこれより少なくて済みます。
| 費用の項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| ビザ申請費 | 369.75CAD(約41,042円) |
| 往復航空券 | 約15万円 |
| 海外留学保険(1年間) | 約20万円 |
| 語学学校(3カ月) | 約55万円 |
| 滞在費(シェアハウス) | 月1,000CAD(約111,000円) |
| 生活費(食費・交通費・通信費など) | 月約15万円 |
※都市・学校・滞在タイプなどにより金額は増減する可能性があります。
費用の中で大きな割合を占めるのが、滞在費と生活費です。トロントやバンクーバーは家賃が高く、カルガリーやモントリオールは比較的抑えやすいなど、都市によって差が出ます。
渡航前に用意しておきたい資金は、現地で仕事が見つかるまでの3カ月分の滞在費(約34〜51万円)と生活費(約13〜47万円)を合わせた約50〜100万円が目安です。
なお、語学学校を通して滞在先を手配する場合、滞在費は渡航前に学校へ支払うのが一般的です。その場合は渡航後の滞在費分がマイナスになります。
航空券や保険、最初の数カ月分の家賃と生活費をまかなえる金額があれば、仕事がすぐに見つからなくても落ち着いて仕事探しができます。
たとえば、バンクーバーで最低賃金の時給18.25CAD(約2,026円)で週40時間働くと、4週間で約32万円の収入になります。
渡航後すぐに仕事が見つかり、常に40時間働ける保証はありませんので、事前に予算は確保しておくことをおすすめします。
費用の内訳や節約のコツは、カナダワーホリの費用の記事で詳しく紹介しています。

実際にカナダでワーホリを経験した先輩たちは、どのように過ごし、何を得たのでしょうか。スクールウィズに寄せられた2人の体験談を紹介します。

社会人のH.Tさん(23歳)は、「英語力を伸ばして将来の選択肢を広げたい」とワーホリでカナダに渡航しました。留学先に選んだのは、物価が比較的安く、日本人が少ないカルガリーです。
最初の4週間はグローバルビレッジ カルガリーで会話重視の一般英語コースを受講し、学校に通う間に仕事と住まいを探して生活の基盤を整えたそうです。
放課後や休日を使って内見を重ね、カナダでの生活をスムーズにスタートさせました。シェアハウス探しでは条件に合う物件がなかなか見つからず、入居後もシェアメイトとの騒音トラブルに悩まされたと言います。
それでも日々の会話を通してスピーキングに自信がつき、発音も自然になったと話しています。
「完璧を求めず、楽しむ気持ちが大切」というH.Tさんのアドバイスは、これからワーホリに挑戦する人の背中を押してくれるでしょう。
H.Tさんの体験談は、H.Tさんのカナダ留学体験談の記事で詳しく紹介しています。

社会人7年目のひょうごさんは、中学生のころから抱いていた「海外で生活したい」という夢をかなえるため、仕事を辞めてトロントでワーホリをしました。
会社を辞める決断までに1年、退職を伝えてから実際に辞めるまでにさらに1年と、ワーホリを実現するまでに2年以上かかったそうです。
家族からの反対や、第一希望だったイギリスのワーホリビザの抽選に漏れるなど、何度も決断が揺らいだと振り返っています。
最終的には治安や住みやすさを考えてカナダのトロントを選び、渡航前にはフィリピン・セブ島への語学留学で英会話力を底上げしました。
本当は1年滞在したかったものの、都合により半年で帰国。それでもカナダで過ごした時間は「本当に最高だった」と話しています。
社会人がワーホリに行くには勇気も時間も必要ですが、「自分の気持ちに正直になり、納得できるまで悩んでほしい」というひょうごさんの言葉は、迷っている人の参考になるはずです。
ひょうごさんの体験談は、ひょうごさんのカナダのワーキングホリデー体験談の記事で詳しく紹介しています。

最後に、カナダのワーホリを検討している人からよく寄せられる4つの質問に回答します。
カナダ政府は抽選倍率を公表していません。
なお、日本国籍者向けの2026年シーズンのワーキングホリデー枠はすでに定員に達し、プールの受付は終了しています。これから申請する方は、次の2027年シーズンを待ちましょう。
例年、新シーズンのプール開設は12月頃にIRCC(カナダ移民・難民・市民権省)からアナウンスされます。最新情報はカナダ政府の公式ページで確認してください。
抽選は、抽選プールに登録している人の中から無作為に行われます。早く登録するほど抽選の対象になる回数が増え、チャンスが広がります。仕事の内定や過去の参加経験は選ばれやすさに影響しません。
カナダのワーホリで滞在できる期間は、入国した日から最長12カ月です。期間中は、仕事・勉強・旅行を自由に組み合わせられます。
許可通知レターは発行から1年以内に使う必要があり、その期間内にカナダへ入国すると正式な就労許可が発行されます。
渡航時期は自分で決められますが、レターの有効期限を過ぎると無効になるため注意しましょう。
| 項目 | 期間・回数 |
|---|---|
| 滞在できる期間 | 入国から最長12カ月 |
| 語学学校などに通える期間 | 最長6カ月 |
| 入国の期限 | 許可通知レターの発行から1年以内 |
| 参加できる回数 | 条件を満たせば2回まで |
なお、加入している保険の期間が12カ月より短いと、就労許可の期間も保険に合わせて短くなることがあります。1年間しっかり滞在したい人は、保険の加入期間を確認しておきましょう。
最低賃金でフルタイム(週40時間)働いた場合、4週間で約27〜32万円が目安です。働く州や職種によって収入は変わります。
| 州(主な都市) | 最低時給 | 4週間の収入目安 |
|---|---|---|
| ブリティッシュコロンビア州(バンクーバー) | 18.25CAD | 2,920CAD(約324,120円) |
| オンタリオ州(トロント) | 17.95CAD | 2,872CAD(約318,792円) |
| ケベック州(モントリオール) | 16.60CAD | 2,656CAD(約294,816円) |
| アルバータ州(カルガリー) | 15.00CAD | 2,400CAD(約266,400円) |
※2026年10月時点の各州の最低賃金で、週40時間×4週間働いた場合の収入(税引前)の試算です。
サーバーなどチップが入る仕事では、時給以上の収入を得られることもあります。
語学学校に通う期間や仕事が見つかるまでの期間を考えると、1年間フルタイムで働き続けるのは難しいのが現実です。
貯金を目的にするより、生活費を現地の収入でまかなうイメージで計画を立てましょう。
日本人がカナダのワーホリに申請できるのは、申請時点で18〜30歳の人です。
31歳になる前に招待状(ITA)を受け取れば、渡航が31歳以降になっても問題ありません。30歳の人は、抽選の招待を待つ間に誕生日を迎えると申請できなくなる可能性がありますので、注意が必要です。
受付が始まったらすぐにプロフィールを登録し、招待状が届いたらすぐに申請を進められるよう準備しておきましょう。
31歳以上でカナダで働きたい人は、カレッジで学びながら有給インターンができるコープ留学も選択肢になります。年齢制限で迷っている人は、自分に合った方法を早めに確認しておきましょう。

今回は、カナダのワーキングホリデーについて、ビザの発給状況や申請方法から仕事、人気都市、費用まで紹介しました。
カナダのワーホリは定員制で競争が激しいものの、働きながら英語を学び、雄大な自然と多文化の環境を1年間満喫できる魅力的な制度です。
ワーホリを成功させるカギは、抽選の受付開始に合わせて早めに準備を始めることです。
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