最終更新日:2026/10/29

トロントは、世界中から人が集まるカナダ最大の都市で、多様な文化に触れながら英語を学べる人気の留学先。教育水準の高さや仕事の見つけやすさも魅力ですが、冬の寒さや物価の高さなど、事前に知っておきたい注意点もあります。
今回は、トロント留学のメリットとデメリット、トロント留学が向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。留学先選びの参考にしてください。
[目次]
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トロント留学には、語学力の向上だけでなく、学習環境・就労機会・生活のしやすさといった面で多くのメリットがあります。ここでは、トロント留学の代表的なメリットを5つ紹介します。

トロント留学の魅力は、世界有数の多民族都市で、英語を使う機会が日常的に多い点です。
カナダは移民の受け入れに積極的な国で、特にトロントはヨーロッパ、南米、アフリカ、アジアと出身地域の偏りが少ない都市として知られています。バンクーバーと比べてもアジア系に集中しすぎず、英語を共通語として使う場面が多いのが特徴です。
市内にはチャイナタウンやリトル・イタリー、グリークタウンなど多くのエスニックタウンがあり、街を歩くだけで多様な文化に触れられます。自然と英語漬けの生活を送りたい人に適した留学先です。

トロントはカナダ屈指の教育水準を誇り、進学からキャリア形成まで一貫して考えやすい都市です。
公立の大学・カレッジが中心のカナダでは、政府による品質管理が行われており、安定した教育環境が整っています。トロントには語学学校のほか、トロント大学をはじめとする高等教育機関が集まっています。2026年10月に発表された「THE世界大学ランキング2027」では、トロント大学が世界22位・カナダ1位にランクインしました。
さらに、専門分野の学習と有給インターンシップを組み合わせたCo-op留学も盛んで、英語力に加えて実務経験を積めるのも大きな魅力です。将来の進学や海外就職を見据える人にも魅力的な都市といえるでしょう。

トロント留学の魅力のひとつに、クセの少ないクリアなカナダ英語を、授業だけでなく日常生活の中でも自然に使える点があげられます。カナダ英語はアメリカ英語に近く、強いなまりが少ないため、日本の学校教育や試験で学んできた英語に近く聞き取りやすいとされています。
さらにトロントは多国籍都市のため、英語が共通語として使われる場面が多く、学校外でも実践的に英語を使う機会が豊富です。買い物や仕事、友人との会話を通して、通じる英語を日常的に鍛えられます。

トロントは、求人の数と業種の幅が広く、ワーキングホリデーでも比較的仕事を見つけやすい都市です。
カナダ最大の経済都市であるトロントには、レストランやカフェ、小売店、オフィスワークまで多様な職種が集まっています。日系企業や日本食レストランも多く、英語に不安がある段階でも働き始めやすいのは留学生にとって大きな安心材料です。
オンタリオ州の最低賃金は、2026年10月から時給17.95CAD(約2,028円)に引き上げられました。英語力が上がればローカルの職場にも挑戦でき、実践的な英語力と海外での就労経験を同時に積めます。
ただし、求職者も多いため、希望の仕事にすぐ就けるとは限りません。渡航後しばらくは収入がなくても生活できるよう、資金に余裕を持っておくと安心です。

トロントは、大都会での生活、観光、海外旅行を同時に楽しめる立地の良さが魅力です。北米有数の都市としてショッピングやグルメ、エンターテインメントが充実している一方、ナイアガラの滝や五大湖などの自然観光地へも気軽にアクセスできます。
さらに、ニューヨークなどアメリカ東海岸の主要都市や中南米への直行便も多く、留学中に海外旅行を楽しみやすい環境です。週末や休暇を活かして多様な体験ができるため、メリハリのある留学生活を送りたい人に適した都市といえるでしょう。
トロント留学には多くの魅力がある一方で、事前に知っておきたい注意点もあります。ここでは、トロント留学の代表的なデメリットを4つ紹介します。

トロントは四季がはっきりした都市ですが、冬の寒さが非常に厳しい点はデメリットとして押さえておく必要があります。12〜2月の平均気温は−2.9〜−5.8℃と氷点下になり、日によっては体感温度が−20℃〜−30℃まで下がることもあります。バンクーバーなどほかのカナダの都市と比べても、かなり厳しい寒さです。
建物内は暖房が効いていて半袖で過ごせるほどですが、屋外との寒暖差が大きく、日本の暖かい地域で育った人には負担に感じやすいでしょう。
寒さで外出が億劫になりやすいため、アクティブに行動したい人や寒さが苦手な人は、夏・秋の留学を選ぶのがおすすめです。渡航時期を工夫すれば、このデメリットは十分に回避できます。
トロントの気温や気候について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
トロントの気候とオススメの服装を解説!

トロントは語学学校やカレッジが多く、日本人留学生に人気の高い都市です。外務省「海外在留邦人数調査統計」(2025年10月1日時点)によると、トロント大都市圏の在留邦人数は18,101人で、世界で13番目に日本人が多い都市です。
学校によってはクラスの20〜30%ほどを日本人が占めることもあり、特に初級〜中級レベルや日本の長期休暇シーズンは日本人比率が高くなりがちです。日本人スタッフの常駐や日本食レストランの多さは安心材料ですが、環境次第では日本語中心の生活になり、英語を使う機会が減る可能性もあります。
英語力向上を重視する人は、母国語禁止ルールや国籍制限のある学校を選ぶ、渡航前に英語力を高めておくなどの対策が重要です。

photo by:ValeStock / Shutterstock.com
トロントはカナダ最大の都市で、国内でも物価が高いエリアのひとつです。
特に家賃や外食費は日本より高く、ランチでも税金とチップを含めると1,500〜3,000円ほどかかるのが一般的です。オンタリオ州では13%の消費税(HST)も課されるため、日々の出費が想像以上に増えやすい点には注意が必要です。
家賃も高く、賃貸情報サイト「liv.rent」の2026年10月の家賃レポートによると、トロントの家具なし1ベッドルームの平均家賃は月額1,969CAD(約22.2万円)です。
一方で、未加工の食材は比較的安く、自炊を中心にすれば生活費を抑えられます。スクールウィズの調べでは、カナダの語学留学でホームステイや学生寮に滞在する場合、滞在費は1カ月あたり約11〜17万円、総費用(学費・渡航費・滞在費・生活費)は1カ月で約43〜86万円が目安です。滞在スタイル次第で留学費用に大きな差が出ます。
費用を抑えるコツなどはこちらにまとめました。
期間別トロント語学留学の費用まとめ
トロントを含むカナダの医療制度は、日本と仕組みが大きく異なります。
体調を崩した場合、いきなり専門医を受診することはできず、まずファミリードクターやウォークインクリニックを受診するのが一般的です。予約が取りづらかったり、診察まで数時間待ったりすることも珍しくありません。症状が軽いと後回しにされるケースもあります。
緊急時を除き、紹介状がないと専門医を受診できないため、日本の感覚でいると不便に感じやすいでしょう。留学前にカナダの医療制度を理解し、海外旅行保険にも加入しておくことが重要です。

トロントはカナダ最大の都市で、学習環境・就労機会・生活の利便性が高く、幅広い目的の留学生に選ばれています。一方で、寒さや物価などから、人によっては合わないと感じるポイントもあります。
ここでは、これまで紹介したメリット・デメリットを踏まえて、トロント留学が向いている人・向いていない人の特徴を整理します。
以下のような考えや希望を持つ人は、トロント留学との相性が良いといえます。
トロント留学は、語学力の向上だけでなく、「学ぶ・働く・暮らす・遊ぶ」を高いレベルで同時にかなえられるのが大きな魅力です。
世界有数の多民族都市ならではの国際的な環境、進学やキャリアにつながる教育水準、求人の多さに加え、アメリカや中南米へ旅行しやすい立地も、留学生活をより充実させてくれます。
一方で、次のような点に不安やストレスを感じやすい人は、慎重に検討したほうがよいでしょう。
トロント留学には、寒い気候や物価の高さ、日本人の多さといった注意点があるため、どんな留学生活を送りたいのかを明確にしたうえで選ぶことが重要です。
日本人が少ない街に留学したい、トロントほど寒くない街を選びたいなどの希望がある方は、以下の都市も検討してみてくださいね。
比較的物価が安く日本人も多くない!カルガリー留学
カルガリー留学のメリット・デメリットを徹底解説!
カナダで最も温暖な都市のひとつ!ビクトリア留学
ビクトリア留学のメリット・デメリットを徹底解説!

トロント留学の大きなメリットは、世界有数の多民族都市で、質の高い教育や豊富な就労機会を活かしながら英語力を伸ばせることです。観光や海外旅行も楽しみやすく、学びと暮らしの両方を充実させられます。
一方で、厳しい冬の寒さや物価・家賃の高さ、日本人の多さ、日本とは異なる医療制度といったデメリットもあります。留学時期や学校選び、資金計画などで対策しておきましょう。
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本記事は2026年10月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。
なお、記事内ではカナダドルをCADと表記、為替レートには2026年10月1日時点での情報を参照し、1CAD=113円で計算しています。

留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。

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