社会人の短期留学は意味がある？留学で得られる効果を期間別に解説

「社会人の短期留学ってどんな感じなんだろう」「今後のために留学したいけれど3ヶ月しか時間が取れない。短期留学でも効果あるのかな」

とお悩みではありませんか？

仕事が忙しい社会人は「仕事に穴をあけられない」「遊びや仕事から逃げていると思われる」など、留学しようにも悩みがつきものですよね。

しかし短期でもしっかり計画を立てれば英語力アップ、さらには転職やキャリアアップにつなげることも可能です。

またGWや年末年始、有給休暇などを活用すれば退職することなく、働きながら留学が実現できます。

とはいえ、具体的にどのように計画を立てれば良いのか、なかなか分かりにくいですよね。

そこで今回は、短期留学の方法やメリット、期間ごとの効果、おすすめの国、成功ポイントなどを紹介します。

社会人で短期留学を検討している人は、参考にしてみてくださいね。

社会人の短期留学って効果はある？逃げじゃない？

社会人の短期留学は期間が短い分、学べることや範囲が限られます。本気で英語を身につけるなら、中・長期の語学留学を選ぶのが最適ですが、仕事をやめる選択肢を考えなければいけません。

また現在では、多数のオンライン英会話やオンライン留学も登場しており、英語力を向上させるには、海外に行くことにこだわる必要はありません。

そのような背景から、できることが限られる短期留学には意味があるのかと悩みますよね。ここでは社会人が短期留学をすることで得られる効果や、そもそも社会人にとって短期留学は意味があるのかなどについて解説します。

1週間の短期留学では英語力アップに限界がある

日常会話やビジネスシーンで使いこなせるレベルまで英語力を伸ばすには、数ヶ月の時間が必要です。1〜2週間の短期留学で、高い英語力を身に付けるのは簡単ではありません。

短期留学で英語力を大幅に伸ばすことは難しいでしょう。

そのため1〜2週間の留学でキャリアにつながる英語力・経験を手に入れるのは難しいということは知っておく必要があります。

留学の意味は英語力アップに限られない

留学で得られる効果は「英語力アップ」というイメージが強いですよね。しかし留学で獲得できるのはそれだけではありません。

留学で得られる価値には、次のような内容も含まれます。

留学の必要性について悩む理由は、留学で得るものが語学力だけと考えているためではないでしょうか。

言葉が思うように通じない海外留学では、困難に立ち向かう姿勢や、問題解決能力、そしていい意味で「なんとかなるか」と諦める心のゆとりが身につきます。

留学に行くことで、海外生活における経験値がどんどん蓄積されます。語学力アップ以外にも得られるものがあれば、短期の留学でも意味や価値があるといえるのではないでしょうか。

その他の留学のメリットデメリットは、以下の記事も参考にしてみてください。
留学する意味ってあるの？留学するメリット・デメリットを解説！

社会人が短期留学するメリットとデメリット

社会人が短期留学をすることで、さまざまなメリットが得られます。一方でデメリットもあるため、仕事を休んでおこなう短期留学は、よく考えた上で実行しましょう。

ここからは短期留学のメリットとデメリットについて、詳しく解説します。

メリット

1週間なら働きながら留学することも可能

社会人が一度退職すると、再就職まで時間がかかる可能性があります。次の仕事が見つかるかどうか、不安なまま留学するのは少し怖くもありますよね。

1週間の短期留学なら会社に在籍したまま渡航できるため、リスクを最小に抑えた上で留学にチャレンジできます。

GWや年末年始、有給休暇を活用すれば、職場への負担も少ない状況で留学が実現可能です。

次の転職先に入るまでスキルを高められる

「転職が決まっているが入社まで時間がある」「空き時間に何かしたい」という考えから、留学を検討している人も多いのではないでしょうか。

次の仕事が始まるまでの時間を留学に使うことで、スキルアップができます。短期留学で得た経験は、新しい職場で活かせるかもしれません。

また、転職までに次の仕事に関係するスキルを体験すると自分に何が足りないのか、入社まで何を勉強しておくべきか、見えてくることがあります。

留学で足りないと感じたスキル・知識を転職までに学び、万全の状態で次の仕事を始めることができれば、転職先で良いスタートダッシュを切れるでしょう。

今後のキャリアを見直すきっかけになる

ずっと続けてきた仕事を今後も続けるのか、これからどんな働き方をするのか、悩んで立ち止まりたくなることもあるかと思います。

留学を人生の目的や今後の生き方を探すための手段として活用するのも、良い方法です。

現在の生活から離れて海外でのんびり過ごしたり、新しいことにチャレンジしたりした結果、自分のやりたいことが見つかる可能性もあります。

デメリット

留学経験として履歴書には書けない

数ヶ月未満の短期留学の場合、履歴書には書けないケースがほとんどです。特に語学留学を履歴書に書くことはマイナスに受け取られることがあります。

ただし、英語試験のスコアを書き込んだり、現地で特別な経験をした場合は、資格や自己アピールに記載することはできるでしょう。

体験できることが限られる

短期間の留学では、体験できる内容が限られています。「留学でたくさんの経験を得たい」と考える人にとっては、時間が足りないと感じるかもしれません。

やりたい内容を絞ったり隙間時間を有効に使ったりして、短期留学でも充実した日々を過ごせるような工夫を取り入れてみましょう。

また、やりたいことが決まっていない人にとって、短期留学の手軽さがプラスになることも考えられます。短期の留学をさまざまな国で繰り返すことで、自分に合った国ややりたいことを見つけられる可能性がアップするでしょう。

社会人におすすめの短期留学方法

短期留学といってもいくつかの留学方法があります。自分の留学の目的に沿った方法を選ぶことで、より高い経験値を得られるでしょう。

そこで次は、社会人が選べる短期留学として、

• ・語学留学
• ・インターンシップ
• ・おけいこ留学

の3つを紹介します。

語学留学

語学留学とはその名の通り、語学を学ぶ留学方法です。学ぶ言語は英語が代表的ですが、韓国語や中国語、フランス語、スペイン語など現地の言葉を学ぶ人もいます。

基本的には語学学校に通いながら、1日4〜8時間ほどの授業を受けます。学校やコースにもよりますが、放課後や週末は自由時間となるため、観光や遊びを楽しむことも可能です。

留学先として人気の国はアメリカやカナダ、イギリス、オーストラリアなどの欧米圏です。近年は安価で留学ができる国としてフィリピンやマルタも人気を集めています。

語学学校について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
語学学校とは？意味ないって本当？入学に必要な英語力や選び方、おすすめの留学先など徹底解説！

インターンシップ

インターンシップとは、企業で就労経験を得られる留学方法です。日本では就活前の学生が参加するイメージが強いかもしれませんが、海外では社会人も参加できます。

日本のインターンと海外のインターンシップの違いは、実戦経験を積む機会が多いことです。日本のような1日程度のディスカッション・グループワークではなく、裁量権のある仕事を任されることも少なくありません。

また英語を使いながら働くため、海外で働いた際のリアルなシミュレーションができます。

仕事は飲食店やホテルといった接客業、マーケティングや不動産、ITといったオフィスワークなどさまざまな業種から選べます。

おけいこ留学

おけいこ留学とは語学を学びながら習い事もできる留学方法です。

習い事は例えば、次のようなものがあります。

語学学校の中には、上述したおけいこをコースの一部として設けているところも数多くあります。おけいこが組み込まれたコースでは、午前は英語の授業、午後はおけいこといったように時間割がハッキリと分けられています。

おけいこごとを学べる語学学校の多くが、1週間の短期から留学でき、入学に特に条件はありません。また趣味を通じて友人ができることもあり、勉強以外の留学生活が充実しやすい環境です。

詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
社会人におすすめのおけいこ留学とは？人気の理由や1週間から渡航できる国をご紹介

【留学期間別】短期留学で何ができる？特徴を紹介！

短期留学といっても1週間〜3ヶ月まで幅広く、期間ごとに得られる効果も変わります。

そこで次は、期間ごとの効果やメリットを紹介します。

1週間

1週間の留学は仕事を続けながらでも実現が可能です。GWや年末年始などを活用することで、仕事に影響なく留学できます。

また1週間であれば、ほとんどの国でビザを申請する必要がありません。アメリカのESTAのように電子渡航認証が必要なことはありますが、学生ビザの申請なしで滞在できます。

加えて留学期間が短い分、費用も抑えられるため、留学への挑戦ハードルはもっとも低いといえます。

特徴・効果

英語初心者の場合、英語を使いこなせるようになるには最低3ヶ月は必要とされています。そのため1週間の語学留学では、大幅な英語力の伸びは期待できません。

高い英語力の獲得は難しいかもしれませんが、1週間の留学では次の効果が期待できます。

1週間の留学で得られる経験は、海外や英語に慣れるといった感覚的な内容が中心です。

1週間の留学は想像以上に短いものです。平日に語学学校に通い土曜日に観光、日曜日に帰国というスケジュールのため、物足りなさを感じてしまうかもしれません。

2週間

2週間の留学も、有給を使えば退職せずに実現できます。また1週間の短期留学より時間がある分、観光や遊びを楽しむ余裕も生まれます。

学校によってはグループワークの中で簡単なプロジェクトをしたり、プレゼンテーションで成果を発表したりする機会もあるようです。

マンツーマンの授業であれば、講師との英会話にも慣れ、英語を使う生活環境になじみ始める頃です。

特徴・効果

2週間の留学では、次の効果が期待できます。

英語の基礎があったり十分な事前勉強をしていたりする場合を除き、2週間の留学で英語力が伸びるとは言いきれません。しかし1週間の留学より日数や時間に余裕がある分、帰国する頃には海外の雰囲気や生活リズムに慣れています。

高い英語力の獲得は難しい留学期間ではありますが、海外生活に慣れ、長期留学のイメージを掴むことができるでしょう。

1ヶ月

1ヶ月の留学は長く滞在できる分、勉強以外にもインターンシップやボランティアなど課外活動、またはアクティビティや小旅行に時間を使うことができます。

また、社会人にとって留学は再就職につなげられるかどうかが重要です。インターンシップやボランティアといった、語学力以外のアピールポイントができる1か月の短期留学は、転職活動におけるメリットを生みます。

ただし社会人の1ヶ月留学は休職または退職が必要です。加えて国によってはビザが必要なこともあり、手続きなどの準備期間も考慮しておきたいところです。

特徴・効果

1ヶ月の留学では、次の経験が得られます。

1〜2週間の留学との違いは、英語力の伸びです。1ヶ月間留学をすれば、英語初心者は単語を組み合わせて会話ができるようになります。英語の基礎が身に付いている人であれば、日常で使われる英語表現の幅が増していることでしょう。

2ヶ月

2ヶ月の留学では、現地で体験できることも増えます。

例えば最初の1ヶ月は語学学校で勉強し、次の1ヶ月でインターンシップを体験するなど、2つの学びに対してじっくりと取り組むことができます。

期間が伸びると滞在費や食費、留学保険代などは高くなりますが、物価の安い国を選べば50〜60万円ほどで留学することも可能です。

特徴・効果

2ヶ月留学したときの効果は、次の3つです。

2ヶ月間留学をすれば、たどたどしかった英会話も改善され、相手の質問にすぐ回答できるようになることが増えます。毎日英語を聞き続けた結果、スピーキングやリスニングにも自信が生まれます。

またビジネス英語といった特定の分野を伸ばしたい場合、2ヶ月の間集中的に勉強をすれば、ひと通り理解することも可能です。

授業を詰め込んだスケジュールにはなりますが、短期間でのスキルアップも叶います。

3ヶ月

3ヶ月の留学は、一部の国ではビザの申請がなくても渡航ができるギリギリの期間です。最小限の手続きで留学ができる期間の限界といえます。

ビザ申請がないことで一部費用と手続きの時間を短縮できるため、直前まで仕事をしている人にとってはありがたいですね。

また英語初心者でも3ヶ月間しっかり勉強すれば、日常会話レベルの英語力を身に付けることが可能です。その分、帰国後の転職活動も進めやすくなります。

特徴・効果

3ヶ月の留学では、次の効果が期待できます。

3ヶ月も留学すると、何事もすぐに英語で考えられるようになります。相手の発言を日本語に訳さずに理解でき、英語で考える習慣が育てられる留学期間です。

英語を瞬時に理解できることから会話スピードも早くなり、ネイティブとのやり取りにも付いていけるくらいに成長しているでしょう。

また3ヶ月はスキルアップにも適切な期間です。集中して勉強をしてTOEICのスコアを上げたり資格に合格したりすれば、帰国後の転職活動でのアピール材料を得られます。

社会人の短期留学を成功させるポイント

ここまで留学期間ごとの得られる効果についてお伝えしました。しかしほとんどの人が留学期間ごとに得られた効果を「仕事や転職にどのように活かせるのか」という点が、気になるかと思います。

短期留学を成功させ、仕事・転職に活かすには、次のポイントを押さえた上で留学に臨むことが大切です。

目的・目標によって留学期間を決める

目的とは留学をしたい理由・留学で目指す姿です。目標は目的を達成するまでのミニゴールと考えてください。

目的によって留学方法や期間は変わります。例えば、TOEICが400点だった人が700点までスコアアップさせたい場合、リゾート地に1週間留学をしても目的は達成できなさそうですよね。

TOEICのスコアを300点アップさせるのであれば、2・3ヶ月以上の留学期間を設けたほうが、勉強のスケジュールに余裕が持てます。そして1ヶ月目にTOEIC500点を目指す、そのために初月に単語を100個覚えるなど、段階的にクリアするゴールも設定する必要があります。

社会人は仕事との兼ね合いで留学できる期間が短いにもかかわらず、留学の成果が転職活動の成否を左右するものです。そのため短期間でも効率的に目的を達成できるプランを選ぶことが重要になります。

そこで次は、目的別におすすめの留学期間を紹介します。

リフレッシュや異文化体験なら1〜2週間

「長年忙しく働いてきたから気分転換に留学したい」「転職先での仕事が始まるまで時間がある」という方もいるかと思います。

その場合は長期休暇や有給を使って1〜2週間留学するのがおすすめです。

海外生活で自分の生き方を見つめ直し、新たに頑張るためのエネルギー補給をするのに、適した留学期間といえます。

英語力アップなら2〜3ヶ月

英語力を伸ばしたかったり仕事で使えるレベルの英語力を習得したかったりする場合、2〜3ヶ月の留学を計画しましょう。

理由は次の2つです。

英語力がゼロの場合、基本的な単語や文法から学ばなければなりません。 基礎の勉強だけでも1ヶ月以上は必要となり、仕事に活かすための応用方法やビジネス英語も学ぶ場合は、さらに追加で勉強する必要があります。

2〜3ヶ月以下の期間でも留学と勉強はできますが、就職活動で強くアピールするだけの英語力を身につけるのは簡単ではありません。英語力が評価を分ける会社に転職をする場合は、休職または退職をして2〜3ヶ月以上、留学することをおすすめします。

現在の英語レベルによって渡航先を選ぶ

現在の英語力によって、留学する国が変わります。英語初心者にはマンツーマンレッスンのあるフィリピン、基礎が身に付いている人には欧米圏をおすすめとして紹介します。

英語初心者はマンツーマンレッスンの国がおすすめ

かつての語学学校は、どこの国でもグループレッスンが主流でした。しかし近年では講師と生徒が1対1で学ぶマンツーマンレッスンが増えています。フィリピンはマンツーマンレッスンを実践する学校が、豊富な留学先です。

マンツーマンは生徒である自分と講師しかいないため、講師がペースを合わせてくれます。その結果、英語を話す時間が増えます。また間違った発音やスペルもその場で指摘してもらえる分、正しい英語が身に付きやすい環境です。

英語力に自信がない人は、講師が付きっきりになるマンツーマンレッスンの方がスキルを伸ばしやすいでしょう。

一般英語なら欧米圏でも可

初心者レベル以上の一般英語を学びたい人や、日常会話ができるほどの英語力を持つ人は、グループレッスンが主流な欧米圏を留学先として考えてみてはいかがでしょうか。グループレッスンではクラスメイトとのディスカッションなど大人数で話す機会が多く、瞬時に英語で会話する力が鍛えられます。

日常会話ができれば友達との会話も弾むため、他の留学生とも仲良くなりやすいでしょう。

渡航までに英語力を十分アップさせる

英語力の基礎を築いた状態で留学することで、スピーキングやリスニングに戸惑うことが減ります。また、覚えている単語量が多いほど、現地での学習もスムーズです。

短期留学を成功させるために、渡航前から英語の学習をしておきましょう。

将来的に海外の大学院進学や海外企業への転職も考えている人は、TOEFLやILETSのスコアを上げる学習にも取り組んでおいたほうが安心です。

TOEFLやILETSのスコアを上げるには、英語を瞬時に理解できるスキルが求められます。英文を日本語に訳すのではなく、英語のまま理解できるだけの英語力を身につけておきましょう。

そのためには、TOEFLやILETSの対策問題をコツコツこなすだけでなく、英字の本を読んだり英語で映画を見たりといった学習方法が有効です。

日本にいる間も英語に日常的に触れるようにして、英語力の基礎を鍛えましょう。

また、こちらの記事では短期間でも英語を伸ばすための勉強方法やおすすめの教材について、ご紹介しています。短期留学でより効率的に英語を学びたい方は、ぜひ参考にしてください。

英語が上達する人としない人の決定的な違いとは？おすすめの勉強法やポイントを解説

社会人が短期留学するのにおすすめの国5選

ここまでを踏まえて、社会人の短期留学におすすめの国を5つ紹介します。留学の目的や予算から自分に合う留学先を見つけてくださいね。

フィリピン

フィリピン人に英語を話すイメージはないかもしれませんが、英語も公用語として使用されており、ネイティブのような指導をしてくれます。

また、フィリピン留学はマンツーマンレッスンが多いことが特徴です。マンツーマンゆえに個人のレベルに合わせて指導してくれるため、英語力に不安がある人も安心して授業が受けられます。

加えて、フィリピンの語学学校は熱心な講師が多い傾向にあることから、モチベーションを維持しながら勉強に集中できる環境です。欧米とは違い、日本との時差や移動時間が短いこともフィリピン留学の魅力の1つといえます。

おすすめの人

フィリピンの中でも人気の留学先であるセブ島は、もともとリゾート地として人気を集めていました。ビーチやマリンアクティビティ、飲食店などが充実しているため、勉強と観光を同時に楽しめるでしょう。

1〜2週間の留学でリフレッシュしたい人、限られた時間にみっちり勉強したい人に、フィリピンはおすすめです。

1週間の留学費用

1週間のフィリピン留学学費は、学費・渡航費・生活費を合わせて約16万6,000円です。

内訳は下記の通りです。

フィリピンは物価が安いため、生活費が安く済みます。また、フィリピンでは語学学校が寮を用意しているケースが多いことから、滞在費用は学費と合わせて計算をしています。

その他費用やフィリピン留学の特徴については、こちらの記事をお読みください。
1週間のフィリピン留学の費用はいくら？内訳と安く抑えるコツを紹介します！
フィリピン留学とは？特徴とメリット・デメリットを徹底解説！

※1php=2.6円として計算（2023年4月19日現在のレートより）

マルタ

マルタ共和国はイタリアのシチリア島の下にある国です。地中海に囲まれており、街中には世界遺産となった遺跡が多く、リゾート地や観光地として人気を集めています。

中世ヨーロッパのようなマルタ共和国の街並みの中で、非日常の気分を味わいながら留学生活を楽しめるでしょう。

公用語はマルタ語ですが、英語も使われています。ヨーロッパで英語を公用語として使用する国はめずらしく、その分、欧米からの留学生が多い国です。

おすすめの人

マルタはEUの加盟国であること、そしてヨーロッパ諸国の近くに位置していることから欧米の留学生がたくさん集まります。

留学の途中にヨーロッパの国々を観光しながら異文化や歴史を学びたい人や、欧米圏の留学生と交流したい人におすすめです。

また地中海の空気に触れながら美しい世界遺産を楽しめるのは、マルタならではです。リフレッシュしたい人や、日本とは異なる雰囲気の国でゆっくりしたい人にはぴったりでしょう。

1週間の留学費用

1週間のマルタ留学費用の目安は、合計25万4,000円となります。
内訳は下記の通りです。

マルタ留学は渡航費が高くなりがちです。節約をしたい人はオフシーズンを選んだり安価な航空会社を選択したりするとよいでしょう。

費用の詳細やマルタ留学の特徴については、こちらの記事で紹介しています。
1週間のマルタ留学の費用はいくら？内訳と安く抑えるコツを紹介します！
マルタ留学とは？特徴とメリット・デメリットを徹底解説！

※1EUR＝148.8円として計算（2023年4月19日現在のレートより）

アメリカ

アメリカは「語学留学先として代表的な国」というイメージが強く、華やかな印象や自由な雰囲気に、憧れる人もいるのではないでしょうか。

面積が広大なアメリカでは、国内でも時差や気候に違いがあります。そのため留学する都市によって、生活が変わるのが特徴です。国籍も多様で、白人系や黒人系、ヒスパニック、アジア系などさまざまな人種が生活しています。

また世界的に有名な大学や企業が集まっていることもアメリカ留学の魅力の1つです。例えばシアトルにはAmazonやMicrosoft、スターバックスなど名だたる企業のオフィスが集まっています。

会社見学やインターンシップの機会もあり、世界最先端のビジネスを目の当たりにするチャンスもあるかもしれません。

おすすめの人

レベルの高い環境で勉強やインターンなどを頑張りたい人や、勉強に集中しながら刺激を受けたい人におすすめです。

アメリカは留学の王道ともいえる国のため、世界各国から優秀な学生が集まります。

加えて有名企業、観光スポット、エンターテイメントなどもたくさんあり、滞在しているだけでも得られるものが多い環境です。

アメリカでの短期留学で得た刺激は、帰国してからの仕事のモチベーションも高めてくれるでしょう。

1週間の留学費用

1週間のアメリカ留学費用は、41万6,000円ほどです。
内訳は下記の通りです。

アメリカ留学にかかる費用は、学校や滞在都市によって変わります。特にニューヨークなど有名都市は物価が高いため、留学費用が高額になる可能性もあります。

その他の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
1週間のアメリカ留学の費用はいくら？内訳と安く抑えるコツを紹介します！
アメリカ留学とは？特徴とメリット・デメリットを徹底解説！

※1USD＝135.1円として計算（2023年4月19日現在のレートより）

オーストラリア

オーストラリアはオセアニアにあり、移民が多い国です。その分外国人に寛容で、語学留学や大学留学、ワーキングホリデーなど多様な方法で海外からの留学生を受け入れています。

オーストラリアへは日本から直行便で8〜11時間ほどかかるものの、時差は2時間と短い環境です。帰国後すぐに仕事が始まる人でも、時差ボケの影響を受けにくいでしょう。

オーストラリアにはオペラハウスや博物館など魅力的なスポットが数多くあり、短期でもオン・オフを切り替えながら留学生活を満喫できます。

おすすめの人

オーストラリアは旅行気分も味わいたい人や、初めて海外留学する人などにおすすめです。

オーストラリアには観光スポットがたくさんあり、勉強の合間にオーストラリアの魅力や歴史に触れられます。

また、多国籍ゆえに短期間でもさまざまな国籍の人と交流できます。外国人が多く滞在していることから留学生にも親切な人が多い国です。

海外経験が初めてでも過ごしやすく、ストレスなく留学生活を楽しめます。

1週間の留学費用

1週間のオーストラリア留学費用は、合わせて26万9,000円ほどです。

主な費用は次の通りです。

他の欧米圏と比べると物価がやや低価格で、留学費用を抑えられます。

その他詳しくは、こちらの記事をお読みください。
1週間のオーストラリア留学の費用はいくら？内訳と安く抑えるコツを紹介します！
オーストラリア留学とは？特徴とメリット・デメリットを徹底解説！

※1AUD＝92.4円で計算（2023年4月19日現在のレートより）

アイルランド

アイルランドはイギリスの隣にある国で、日常的に英語を使用しています。そのためヨーロッパ人の留学先として人気が高く、日本からの留学生も増え始めています。

まだまだ留学先としての知名度は低いかもしれませんが、教育の質は高く、学習サポートが整っている環境です。短期間でもしっかり勉強することができ、英語の基礎を身に付けたり集中的に英語力を伸ばしたりする人もいます。

アイルランドは音楽や神話など、ケルト文化が残っていることが特徴です。またパブが人気で街中にもたくさんあり、息抜きと勉強の切り替えがしやすい国といえます。

おすすめの人

アイルランドは日本では馴染みが薄い分、日本人留学生の数は多くありません。日本人の少ない環境で英語を勉強したい人や、欧米留学とは少し違ったユニークな経験がしたい人におすすめです。

留学先として知名度が低く、事前情報も他国に比べて多くないことから、得た経験は印象深く残ります。

1週間の留学でかかる費用

1週間のアイルランド留学費用は、合計で27万円が目安です。

少しでも費用を抑えたい場合は学生寮に滞在すると、滞在費を抑えられます。また渡航費が高額なため、安価なチケットや留学時期をずらすことなども、考慮してみてください。

フィンランド留学の費用に関する詳細はこちらの記事をご覧ください。

1週間のアイルランド留学の費用はいくら？内訳と安く抑えるコツを紹介します！
アイルランド留学とは？特徴とメリット・デメリットを徹底解説！

※1EUR＝148.8円として計算（2023年4月19日現在のレートより）

まとめ

本記事では、社会人におすすめの短期留学先やプランを紹介しました。

短期であっても留学の目的が明確であれば、効果的に英語力を伸ばし、転職活動などに活かすことは可能です。

そのためにもまずは留学したい理由が英語力アップなのかリフレッシュなのか、じっくり考えてみましょう。

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