
「留学に行きたいけれど、どの国に行けばいいだろう」と迷っていませんか?
留学を検討している人にとって、国選びはとても大切です。行き先の選択を間違えると、自分の目的が果たせずに後悔する原因になります。特に「おすすめではない国や地域」があるとしたら、先に知っておきたいですよね。
そこで今回は、留学におすすめではない国・地域とその理由をご紹介します。後悔しない留学先選びのために考えたいポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

英語を学べる国であっても、治安や生活環境、英語の種類、費用などを考えると、すべての人におすすめできるとは限りません。
ここでは、英語の語学学校がある国・地域のうち、留学先として慎重に検討したい5つの国・地域を見ていきましょう。
| 国・地域 | おすすめしにくい主な理由 | 特に注意したい点 |
|---|---|---|
| インド | 英語の訛り、インフラ、治安面 | 発音の違い、女性の安全 |
| マニラ(フィリピン) | 都市部の治安面 | 窃盗・詐欺などの犯罪 |
| 香港 | 情報・社会環境への懸念 | 法制度や現地事情の確認 |
| 南アフリカ | 犯罪リスク、インフラ問題 | エリア選び、夜間の行動 |
| アメリカ(エリア・州による) | 留学費用の高さ、地域差 | 生活費、医療費、治安 |
インドでは、都市部を中心に英語が広く使用されており、英語を使って生活できる場面も少なくありません。そのため、英語を学べる語学学校もいくつかあります。
ただし、インドで話されている英語は発音やアクセントの特徴が強く、訛りの少ないネイティブに近い発音を身につけたい人には合わない場合があります。
また、都市によっては交通や衛生、電力などのインフラ面に課題があります。犯罪への注意も必要で、特に女性の単独行動や夜間の外出には十分な安全対策が求められます。
フィリピンは留学先として人気の国ですが、首都のマニラは他都市よりも治安面で気をつけたいエリアです。窃盗や強盗、詐欺などの犯罪も報告されているため、留学先として選ぶ際は治安面を慎重に確認する必要があります。
留学する場合は、滞在エリアや学校周辺の安全性を事前に確認し、夜間の単独行動を避けるなどの対策が欠かせません。費用面だけで判断せず、安全に生活できる環境を選ぶことが重要です。
香港は英語を使用でき、語学学校もありますが、留学先として検討する際には、事前に確認をするべき事項が多い地域。というのも、香港は中国本土と異なる情報へのアクセス環境がある一方、近年では「香港国家安全維持法」の制定によって社会環境に変化が生じているのです。
香港に留学する前にはインターネットやSNSの利用状況など、最新の情報を確認する必要があるでしょう。
また、日本との関係や国際情勢の変化によっては、滞在中に不安を感じる人もいるでしょう。香港は英語が広く使われている地域ですが、政治・社会情勢も変化しているため、自分の留学目的や生活スタイルに合うか慎重に判断することが大切です。
南アフリカには英語を学べる環境がありますが、治安面は大きな懸念点です。外務省によると、都市部では犯罪が発生しており、エリアによって安全性に差があります。
また、アフリカ大陸の中ではインフラが整っている地域である一方、電力供給や物流などにはまだ課題があるのが実情です。学校や滞在施設の安全性が高くても、周辺地域の状況まで確認することが重要です。
外出時間や移動手段にも注意しなければならないため、留学先としてはあまりおすすめしません。
アメリカは英語留学の定番ですが、地域によってかかる費用や治安の良し悪しが大きく変わります。特に近年は物価高や円安の影響もあり、日本人にとって留学費用が高額になりやすい状況です。
さらに、医療費も高額になるケースがあるため、十分な保険や資金計画が必要です。州や都市によっては犯罪への注意も必要で、銃規制も地域ごとに異なります。
アメリカ留学を検討する際は、国全体ではなく、希望する都市や学校周辺の環境まで詳しく確認しましょう。

では、留学先を選ぶときはどのようなポイントを考慮すべきなのでしょうか。次は、自分に合った国・地域を見つけるために押さえておくべきポイントを紹介します。
裏を返せば、これらの条件を満たせない国・地域が、自分にとって「留学におすすめしない国」になる可能性があります。
まずは、自分がどのような留学をしたいのかを明確にしましょう。
このように、思いつくことを箇条書きで書き出してみるのがおすすめです。
例えば、「南アフリカは治安面が心配だから避けるべき」と言われても、南アフリカの文化や自然に強い興味があり、その国を訪れること自体が目的なら、「おすすめしない国」には当てはまりません。
さまざまな渡航先を比較しながら、自分が何を優先するのか、どこまでなら妥協できるのかを整理することで、より自分に合った留学先を選びやすくなります。

英語圏と非英語圏のどちらを選ぶかによって、学校外で英語を使う頻度は大きく変わります。
例えば、近年は英語留学先としてマレーシアも注目されていますが、公用語はマレー語であり、英語のほか中国語やタミル語なども使われています。地域や生活環境によっては、英語圏ほど日常的に英語を使う機会が多くない可能性があるのです。
フィリピンも英語が公用語の一つに定められていますが、タガログ語をはじめとする現地の言語を第一言語として話す人が多く、日常的に触れる英語はネイティブスピーカーの英語とは異なる場合があります。
ネイティブの発音や自然な表現に多く触れたい人は、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど、英語を母語として使う人が多い国を検討するとよいでしょう。
日本は世界的に見ても比較的治安が良く、普段の生活では安全を意識する機会が少ない人もいるでしょう。
しかし、海外では日本と同じ感覚で夜道を一人で歩いたり、人通りの少ない場所へ行ったりすると、犯罪に巻き込まれる可能性があります。留学先を選ぶ際は、国全体の治安だけでなく、実際に滞在する都市や学校周辺、寮のあるエリアまで確認することが重要です。
また、交通機関、医療、通信、電力、水道などのインフラや、衛生環境も生活の快適さに大きく影響します。海外生活に慣れていない人は、日本との環境差が比較的小さい国や都市を選ぶと、現地でのストレスを抑えやすいでしょう。
留学先を決める際は、治安だけでなく国際情勢や日本との関係性も確認しておきましょう。政治的な対立や社会情勢の変化によって、それまで問題なく留学できていた地域でも状況が変わる可能性があります。
例えばビザの状況が変わることもあれば、過去には歴史的・政治的な背景から、日本人が事件やトラブルに巻き込まれたケースがあります。また、戦争や武力衝突が起きている地域だけでなく、その周辺国でも緊張が高まる場合があります。留学を決める前には、最新の渡航情報や現地の情勢を確認し、長期滞在中にどのようなリスクが考えられるかを把握しておくことが大切です。

留学費用を考えるうえで、授業料だけでなく現地の物価や為替レートも重要です。近年は円安や世界的な物価上昇の影響もあり、アメリカ、イギリス、スイス、北欧などでは生活費が大きな負担になるケースがあります。
せっかく海外へ留学しても、生活費を気にして外食や観光、アクティビティを極端に我慢しなければならないと、想像以上にストレスを感じてしまうでしょう。渡航前には、家賃や食費、交通費、交際費なども含めた月々の生活費を試算することをおすすめします。
留学費用だけでなく、現地でどの程度自由に過ごせるかまで考えることが、満足度の高い留学につながります。

語学学校といっても、授業形式や教育方針は各校で大きく異なります。例えばフィリピンでは、マンツーマン授業を中心とした学校が多く、短期間で集中的に英語を学びたい人に向いています。
また同じ国でも、厳しい校則や学習スケジュールを設けた「スパルタ式」の学校もあれば、授業以外のアクティビティや交流を重視する学校もあり、校風もさまざま。
そのため、「フィリピンだから」「アメリカだから」と国だけで判断するのではなく、授業時間、クラス人数、宿泊方法、校則、国籍比率、アクティビティなどを比較することが大切です。自分の性格や学習目的に合った学校を選ぶことで、留学生活の満足度は大きく変わります。
日本人に人気の留学先は、それだけ多くの日本人留学生が集まっているということ。それは、メリットでもあり、デメリットでもあります。
メリットは、困った時に助けを求めやすいことです。日本人が多い環境は、海外生活が初めての人にとっては安心材料になるでしょう。
一方で、「できるだけ英語だけで生活したい」「日本語に頼らず積極的に現地の人や他国の留学生と交流したい」という人にとっては、デメリットになる場合もあります。どれだけ英語学習への意欲が高くても、身近に日本語で話せる相手が多いと、つい日本語を使う機会が増えてしまうためです。
初めての留学で安心感を重視するのか、それとも英語漬けの環境を優先するのかによって、適した国や学校は異なります。自分がどのような環境なら目標を達成しやすいかを考え、日本人比率も学校選びの基準の一つにしましょう。
最後に、語学学校の選択肢が豊富で、かつ生活もしやすい国・地域を4つ紹介します。自分の目的や予算に合わせて、最適な留学先を検討しましょう。

フィリピンは、地域によって治安や生活環境が大きく異なります。なかでもセブ島はアジア有数のリゾート地として知られ、美しい海や自然を楽しみながら留学できる地域です。
さらに、欧米圏と比較して留学費用を抑えやすく、マンツーマンレッスンを中心とした語学学校が多いため、自分のレベルや目標に合わせて学習を進めやすい環境も魅力の一つ。
短期間で集中的に英語力を伸ばしたい人や、勉強だけでなくリゾート地での生活も楽しみたい人におすすめの留学先です。

カナダは、比較的聞き取りやすく標準的な英語に触れやすい留学先として人気があります。できるだけ自然な発音や表現を学びたい人におすすめです。
また、多文化社会であるため、さまざまな国籍やバックグラウンドを持つ人と交流しやすい点も魅力の一つです。都市によって生活環境や気候は異なりますが、留学生を受け入れる教育環境が整っている地域も多く、初めての海外留学を検討している人にも選択肢の一つとなるでしょう。
英語学習だけでなく、多様な文化に触れながら国際的な交流を楽しみたい人にも向いています。
カナダ留学の詳細はこちら

オーストラリアは、温暖な気候の地域が多く、自然と都市の両方を楽しめる留学先。多民族・多文化社会であり、海外から訪れる留学生にも比較的なじみやすい環境といえるでしょう。地域によっては、美しいビーチや雄大な自然に触れる機会も豊富です。
また、語学学校の選択肢も幅広く、英語初心者から上級者まで、それぞれのレベルや目的に合わせて学びやすい点も魅力。英語を学びながら現地の生活やアクティビティも楽しみたい人、長期留学を視野に入れている人にもおすすめです。

マルタ共和国は、地中海に位置するヨーロッパのリゾート地。英語を公用語の一つとして使用していることから、語学留学先としても人気があります。欧米の主要な英語圏と比べて費用を抑えやすい学校もあり、リゾート気分を楽しみながら英語を学べます。
ヨーロッパ各国から留学生が集まりやすく、多国籍な環境でさまざまな国の人と交流できるのも大きな魅力。週末や休暇を利用して近隣のヨーロッパ諸国を訪れることもできるため、英語学習に加えて旅行や国際交流も楽しみたい人におすすめです。
「留学におすすめの国」は、すべての人に共通するものではありません。英語力を重視するのか、費用を抑えたいのか、治安や生活環境、自然や文化を楽しみたいのかによって、最適な留学先は異なります。
まずは自分が実現したい留学スタイルや譲れない条件を明確にし、各国・地域の特徴を比較することが大切です。治安や物価、英語環境、学校のスタイルなどを総合的に確認し、自分にとって納得できる留学先を選びましょう。

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
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