
社会人の海外留学費用は、最も費用を抑えやすいフィリピンで1カ月38万円〜が目安です。欧米圏では、これより高くなります。
社会人にとって大切なのは、総額に加えて、仕事を続けるのか辞めるのか、休職や退職で収入が止まる期間をどう設計するのかという、働き方を含めた費用の考え方です。
この記事では、国別・期間別の費用目安から、働き方ごとのモデルケース、退職や休職で見落としがちなお金まで、社会人が留学費用を判断するために必要な情報をまとめて解説します。
・社会人の海外留学費用は、フィリピンで1カ月38万円から、欧米圏では56万円〜が目安
・有給や休みをローシーズンに合わせると、社会人でも費用を抑えやすい
・学びたい英語が日常会話かビジネス英語かで、選ぶ学校や費用は変わる
・スクールウィズなら、有給・休職・退職などの事情に合わせた留学プランを手数料無料で相談できる
[目次]

社会人の海外留学費用は、行き先の国と滞在期間によって大きく変わります。
下記は、費用を抑えやすい国から順に、社会人がよく選ぶ期間の費用目安をまとめた早見表です。航空券・学費・滞在費・生活費など、留学にかかる費用をすべて含んだ総額の目安で、できるだけ費用を抑えて渡航する場合を想定して計算しています。
| 国 | 1〜2週間 (有給・長期休暇で行く) |
1〜3カ月 (休職して行く) |
半年〜1年 (退職・転職の節目で行く) |
|---|---|---|---|
| フィリピン | 19万円〜 | 38万円〜 | 198万円〜 |
| オーストラリア | 26万円〜 | 56万円〜 | 272万円〜 |
| ニュージーランド | 29万円〜 | 59万円〜 | 270万円〜 |
| カナダ | 30万円〜 | 62万円〜 | 282万円〜 |
| マルタ | 28万円〜 | 63万円〜 | 320万円〜 |
| アイルランド | 32万円〜 | 70万円〜 | 322万円〜 |
| イギリス | 35万円〜 | 77万円〜 | 374万円〜 |
| アメリカ | 45万円〜 | 91万円〜 | 409万円〜 |
期間・都市・学校・コース・時期・為替など、様々な要因によって金額は変動します。
期間が延びるほど総額は大きくなりますが、1週間あたりの金額で考えると割安になりやすいです。
1〜2週間なら有給や長期休暇で収入を止めずに行きやすく、1〜3カ月は休職、半年以上は退職や転職の節目に合わせるケースが多くなります。次は、この行き方ごとに、実際の費用イメージを具体的に見ていきます。
全体の相場感をつかんだら、次は自分に近いケースで費用をイメージしてみましょう。
社会人の場合、仕事を続けるか辞めるかによって留学できる期間が変わってきます。ここでは、費用の組み立てと、実際に留学した社会人の声を紹介します。自分に近いモデルを起点にどのぐらい費用が必要になるか考えてみてください。
有給や長期休暇を使えば、仕事を続けたまま1〜2週間の留学が可能です。費用はフィリピンで19万円〜、欧米圏でも30万円台からが目安です。
収入を止めずに行けるため金銭的なハードルは比較的低く、初めての留学や、まず海外で英語に触れてみたい方、英語で話す経験を積みたい方などに向いています。一方で、期間が短いと語学力の大きな向上は期待しづらく、現地の環境に慣れたころに帰国する形になりがちです。
英語力の向上が目的であれば、英語の基礎や基本的な単語や表現を事前に日本で身につけた上で渡航するか、留学期間を1カ月程度まで伸ばせるようスケジュール調整するなどの対応が必要です。

K.Iさん(32歳)は、転職前の有休消化期間を利用して、マルタのセントジュリアンで2週間の語学留学を実現しました。
社会人の留学生が多い落ち着いた学校を選び、海外の人と英語で話すことへの抵抗がなくなったといいます。留学中にトラブルもあったものの、留学したことに後悔はないと振り返っています。
K.Iさんの体験談を読む
1〜2週間の短期留学を具体的に検討している方は、国別の費用や節約術をまとめた以下の記事もあわせてご覧ください。
短期留学の費用は1週間19万円〜!国別相場と節約術も
勤務先に休職制度があれば、籍を残したまま1〜3カ月の留学に挑戦できます。費用はフィリピンで38万円〜、欧米圏で56万円〜が1カ月の目安で、期間に応じて加算されていきます。
3カ月ほど滞在すると、英語を話すことへのためらいが薄れ、日常会話が安定し始める方が多くなります。仕事に復帰する前提で行けるため、キャリアを中断せずに英語力を伸ばしたい社会人に向いた選択肢です。
ただし、休職中の給与の有無は勤務先の就業規則によります。原則は無給となるケースが多いため、休職を選ぶ場合は給与の有無と社会保険料の扱いを事前に確認しておくことが大切です。
半年から1年の長期留学や、働きながら滞在するワーキングホリデーは、退職や転職の節目に合わせて踏み出す方が多い選択肢です。費用はフィリピンの半年で198万円〜、欧米圏では270万円〜が目安になります。
長期になるほど費用は大きくなりますが、その分、英語力の確かな定着や、現地での就労経験、人脈づくりなど、得られるものも大きくなります。将来的に海外で働きたい方にとっても有意義な経験になるでしょう。
費用を抑えながら長期で学ぶおすすめの方法として、前半に費用の安いフィリピンで英語の基礎を固め、後半に欧米圏でステップアップする2カ国留学という選択肢もあります。

S.Hさん(30歳)は、フィリピンとイギリスの2カ国留学を選びました。イギリスでの生活に憧れ、ワーキングホリデーで渡英することを見据えていましたが、当時の英語力では現地での仕事探しや家探しに不安があったためです。
先にフィリピン・セブ島で8週間、基礎英語を学んでから、イギリス・ロンドンで4週間学び、その後ワーキングホリデーをスタートしました。
留学後は英語を話す抵抗感が薄れ、現在はワーキングホリデーでロンドンに滞在しながら、新しいことに挑戦し続けています。
S.Hさんの体験談を読む
ワーキングホリデーは、働きながら滞在できる点が魅力ですが、語学力が十分でないと現地で仕事が決まらず、収入のないまま生活費だけが出ていくこともあります。渡航後の数週間から数カ月、まず語学学校で土台を作っておくことが、結果的に費用を抑える近道になります。
半年以上の長期留学を検討している方は、国別の費用や1年留学との差をまとめた以下の記事もあわせてご覧ください。
半年留学の費用は198万円〜!国別相場や1年留学との差額も
有給・休職・退職、自分がどれを選ぶべきか、どうすれば留学で実現したいことを叶えられるか、ぜひスクールウィズの無料LINEにご相談ください。学校の手配だけでなく、あなたのキャリアにとってのベストな方法を一緒に考えていきましょう。

留学費用は、大きく分けると「何にいくらかかるか(内訳)」と「同じ国でも何で変わるか(変動要素)」の2つで決まります。
それぞれを理解しておくと、早見表の数字がなぜその金額になるのか、どこを工夫すれば抑えられるのかが見えてきます。
留学費用は、主に学費・滞在費・渡航費やビザなどの初期費用と、現地での生活費の4つで構成されます。
学費と滞在費が総額の大部分を占めることが多く、期間が長くなるほどこの2つの比重が大きくなります。
各費用項目の詳しい内訳は、 【2026年版】留学費用はいくらかかる?期間・国・スタイル別の平均を徹底解説 で項目ごとに解説しています。
同じ国・同じ期間でも、選び方によって費用は数万円から数十万円変わります。特に影響が大きいのが、都市・滞在方法・時期の3つです。
同じ国でも、大都市と地方都市では物価や家賃が異なります。一般的に、大都市は生活費が高く、地方都市は抑えやすい傾向があります。
また、大都市は直行便で行けることが多いことに対し、地方都市は乗り換えが必要になり、航空券代がやや高くなるケースも。
費用だけでなく、学校の選択肢や生活の利便性、どんな留学生活を送りたいかなどを踏まえて都市を選ぶとよいでしょう。
滞在方法によって、月あたりの費用は数万円単位で変わります。
ホームステイは食事付きで安心感がある一方、シェアハウスは自炊が前提になるため費用を抑えやすい傾向があります。滞在先の選び方は、費用と生活スタイルの両面から考えるとよいでしょう。
航空券や一部の費用は、渡航する時期によって変動します。特に夏期休暇シーズンや年末年始は航空券が高くなりやすく、ローシーズンを選ぶと抑えやすくなります。
社会人の場合、有給の取得時期を比較的自由に調整できる立場を生かし、ローシーズンに渡航時期を合わせると費用を抑えやすくなります。
また、ハイシーズンは日本人が多くなりやすいため、ローシーズンを選ぶことで英語環境に身を置ける可能性も高まります。

ひとくちに語学留学と言っても、目的によって、選ぶコースや学校、かかる費用は変わってきます。
ここでは、社会人に多い2つの目的に合わせて、費用感と学校選びのポイントを紹介します。
海外旅行や日常会話、趣味で英語を使いたい場合は、一般的な語学留学(General Englishなどのコース)が中心です。冒頭の早見表で示した費用目安が、おおむねこのケースに当てはまります。グループレッスンが中心の学校が多く、費用を抑えやすいのが特徴です。
マンツーマンレッスンの比率が高い学校を選ぶと短期間でも話す機会を多く確保できますが、費用は高額になりがちです。ただし、フィリピンを選択することで、費用を抑えながら効果的に英語力を身につけることができます。
キャリアアップや転職、海外でのビジネスを見据える場合は、ビジネス英語コースや、TOEIC・IELTS・TOEFLなどの試験対策コースが選択肢になります。
専門的なコースは一般的な語学コースより費用がやや高くなる傾向がありますが、仕事に直結する英語を集中して学ぶことができます。
学校によって、ビジネス英語コースや各種試験対策コースの有無、強みは異なります。
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退職や休職をして留学する場合は、留学そのものにかかる費用に加えて、お金についてもう一つ考えておきたいポイントがあります。
それは、留学中に止まる収入と、日本で払い続ける出費です。有給や長期休暇で行く場合は当てはまりませんが、仕事を離れて行く方は、ここを見落とすと帰国後の生活が苦しくなることがあります。
退職して留学する場合、留学中はもちろん、帰国してから次の仕事が決まるまでの期間も収入がありません。休職の場合も、給与の有無は勤務先の規定により、原則は無給となるケースが多くなります。
留学費用とは別に、収入が途絶える期間の生活費を見込んでおく必要があります。留学の予算を考えるときは、渡航中の費用だけでなく、帰国後しばらくの生活費まで含めて準備しておくと安心です。
日本の住まいを引き払わずに留学する場合、留学中も家賃が出ていきます。加えて、社会保険料や、スマートフォン、各種サブスクリプションなど、契約を続けている支払いも発生します。
住まいを引き払う、不要な契約を一時停止するなど、出発前に整理しておくと留学中の出費を抑えられます。現在の生活で毎月支払っているものを一度書き出し、留学中も続くものがないか確認しておきましょう。

社会人の留学費用について、よく寄せられる質問にお答えします。
1年間の留学費用は、国によって大きく異なります。費用を抑えやすいフィリピンで350万円〜、欧米圏では500万円以上が目安です。
期間が長いほど総額は大きくなりますが、英語力の定着や現地での経験も大きくなります。詳しい国別期間別の金額は、 留学費用はいくらかかる?期間・国・スタイル別の平均を徹底解説で紹介しています。
1カ月の留学費用は、フィリピンで38万円〜、オーストラリアで56万円〜、カナダで62万円〜が目安です。
航空券・学費・滞在費・生活費を含んだ総額の目安で、都市や滞在方法、時期によって変動します。
英語が話せなくても、社会人留学は十分に可能です。実際、英語に自信がない状態から留学し、日常会話ができるレベルまで伸ばす社会人は少なくありません。
特にフィリピンのようにマンツーマンレッスンが中心の国は、自分のレベルに合わせて学べるため、初心者にも向いています。
また、渡航前に基礎的な単語や文法を学んでおくと、現地での伸びが大きくなり、帰国した時の満足度は高くなります。話せないことを理由に諦める必要はありませんが、出発前の準備はしておくとよいでしょう。
年齢を理由に留学を諦める必要はありません。社会人向けの語学学校には、20代から定年後の世代まで、幅広い年代の留学生が集まります。
30歳以上のみを対象にした学校やコースなどもあります。落ち着いた雰囲気の学校を選べば、同世代の仲間と学べることも多く、年齢が留学の成果や費用に直接影響することはありません。
むしろ、社会人経験を積んでからの留学は、目的意識が明確で、学びを仕事やキャリアに結びつけやすいという利点があります。
なお、ワーキングホリデーには年齢制限があるため、ワーホリを検討する場合は年齢要件を確認しておきましょう。
働きながら留学する方法はいくつかあります。有給や長期休暇を使った短期留学であれば、仕事を続けたまま行くことが可能です。
また、リモートワークが可能な会社であれば、授業後に仕事をすることも可能です。
ややハードなスケジュールではありますが、時差をうまく活用すれば十分実現可能です。勤務開始時間や労働時間を調整できれば、さらに無理なく両立しやすくなります。
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ワーキングホリデービザを利用すれば、現地で働きながら滞在し、生活費の一部を賄うこともできます。ただし、ワーキングホリデーで仕事を得るには一定の語学力が必要なため、渡航前や渡航直後に語学学校で準備をしておくことが大切です。
留学で後悔しやすいのは、費用の安さだけで決めてしまったり、準備不足のまま渡航してしまったりするケースです。
費用を抑えること自体は大切ですが、学校の質や滞在環境を削りすぎると、留学の目的そのものを達成できないこともあります。また、英語の基礎が不十分なまま渡航すると、現地の時間を基礎学習に費やすことになり、せっかくの費用を活かしきれません。
後悔しない留学のための考え方や具体的なポイントは、 社会人留学で後悔しないためのポイント で詳しく解説しています。
社会人の海外留学費用は、フィリピンの1カ月38万円〜が一つの目安で、国と期間によって大きく変わります。
そして社会人にとっては、総額そのものだけでなく、有給で行くのか、休職するのか、退職するのかという働き方によって、必要な備えが変わってきます。退職や休職を選ぶ場合は、留学費用に加えて、収入が途絶える期間の生活費まで見込んでおくことが大切です。
予算が足りないと感じても、国や期間の組み合わせ、2カ国留学といった選択肢で、実現できる形は意外と多くあります。大切なのは、自分の希望と予算を整理し、現実的なプランに落とし込むことです。
一人で抱え込まず、まずは自分の場合いくらかかるのか、目安を知ることから始めてみてください。

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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