地中海の島マルタでの短期留学はおすすめ？費用から体験談まで魅力を解説

マルタ共和国は地中海に浮かぶリゾート地として知られている国です。旅行で訪れる人が多いですが、実はヨーロッパの中で比較的安く英語が学べる留学先の1つなんです。

特に世界遺産の観賞やマリンアクティビティなど観光が楽しめるため、勉強も観光も満喫したい！ という人におすすめです。

とはいえ、「マルタってどんな国？」「他の留学先と何が違うの？」と疑問を思い浮かべる人もいると思います。

そこで今回は、マルタ短期留学のメリットやデメリット、費用相場、おすすめ都市などを紹介します。

短期留学で英語力は伸びるのか？という疑問にもお答えするので、参考にしてみてくださいね。
※記事は2024年2月時点の情報を参考にしています。
※この記事は1EUR＝約163円で計算しています。

マルタの特徴

まずはマルタ留学の3つの特徴を紹介します。

リゾート地で海が近く、アクティビティも豊富

マルタは地中海に浮かぶ国のため、ビーチがたくさんあるリゾート地として人気です。船を使えばゴゾ島、コミノ島といった離島に遊びに行くこともでき、青く美しい海を眺めることができます。

またビーチでのマリンアクティビティも豊富で、シュノーケリングやダイビング、ジェットスキーなどを楽しめます。洞窟ツアーやクルーズも参加でき、自分の興味にあわせて観光プランを組めます。

短期留学だと観光は難しく感じるかもしれませんが、リゾート地で観光スポットなどが多いからこそ、参加できるプログラムも見つかりやすいです。

歴史的な観光スポットも楽しめる

マルタは首都・バレッタが世界遺産に認定されているため、歴史を感じる観光スポットがたくさんあります。さらにバレッタは要塞都市でもあるため、街中に当時の雰囲気が残る厳かな建物が多々見られます。

アクティビティだけでなく文化的な観光スポットがあるため、歴史や遺跡に興味がある人も楽しめる環境です。

マルタの観光スポットはこちらでも紹介しています。
マルタ観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポット9選

国全体がコンパクトでまわりやすい

マルタの面積は23平方kmと、東京23区の半分ほどの大きさしかありません。コンパクトだと短期留学でも隅々まで回ることができ、マルタを十分遊び尽くせます。

その他マルタの特徴はこちらにまとめました。
マルタとはどんな国？基本情報から国のイメージを簡単に紹介！

マルタ短期留学にかかる費用

マルタは欧米圏の中では物価が比較的安いと言われていますが、実際どのくらいの留学費用なのかはイメージしづらいですよね。そこで次は、マルタ短期留学にかかる費用相場を紹介します。

※今回はインターナショナル ハウス （IH） マルタのGeneral English Generalコースにて、週20コマの留学をすると仮定します。

費用相場

マルタ短期留学の費用を期間ごとに算出しました。

1週間であれば26万円前後となります。金額だけ見ると高く感じますが、アメリカは1週間で43万円はかかるため、他の国に比べると安いです。

費用の内訳

マルタ短期留学の費用内訳は次の通りです。

マルタは基本的に滞在先がホームステイまたは学生寮に限られます。滞在費だけ見ると高いですが、ホームステイや学生寮は基本的に食事付き。また交通費や娯楽費は他の国より低価格のため、日常生活の出費はあまりありません。

その他詳しい内容はこちらにまとめました。
【2022年版】期間別のマルタ語学留学の費用まとめ

マルタ短期留学のメリット

マルタ短期留学は多くの人におすすめですが、個人によって合う・合わないはあります。そこで自分に合う国かどうか判断するためにも、次はマルタ短期留学のメリットを紹介します。

自分の希望条件に当てはまるかどうか、確認しながら読んでみてください。

留学費用を抑えながら英語学習ができる

マルタ留学の大きな特徴は、欧米圏の他の国より比較的安く留学できることです。

実際に1週間の留学費用を比べてみました。

費用を抑えたい、でも欧米圏に留学したい人にとっては魅力的です。

ヨーロッパに近く、旅行しやすい

マルタ共和国はイタリア・シチリア半島の下に位置する国で、ヨーロッパ各国へのアクセスは非常に良いです。

例えば飛行機を使えばイタリア・ミラノまで2時間弱、フランス・パリまで3時間、イギリス・ロンドンまで3時間半で到着します。1泊2日の旅行も十分可能なため、時間が限られる短期留学でも遊びに行きやすいです。

マルタはEU加盟国なので、旅行の度に外貨両替の必要がないのも助かりますね。

過ごしやすい気候と豊かな自然

マルタは夏は26℃前後、冬でも12〜13℃で日本の春くらいと、年間を通して比較的温暖です。夏でも湿度が低くカラッとした暑さのため、ジメジメとした気候よりは過ごしやすいです。

どの時期に留学しても割と暖かいことから、冬にしか留学できない人でも安心です。寒いのが苦手、でも年末年始にしか留学できない……といった人でも、自分の予定を第一優先として留学することができます。

マルタの気候についてはこちらも参考にしてみてください。
マルタの気候とオススメの服装を解説！

マルタ短期留学のデメリット

魅力的なマルタ留学ですが、デメリットもあります。ここでは代表的なデメリットを紹介しますね。

遊びの誘惑も多い

マルタはリゾート地ゆえに遊ぶ場所が多く、ナイトスポットやアクティビティ目的で訪れる観光客も多いです。特にセントジュリアンはマルタで一番の繁華街があり、人が集まって常に賑やかです。

外に出るだけで観光や遊びの誘惑が多く、短期間でも英語力アップを目指すのであれば、自分でメリハリを付けた生活を心がける必要があります。

どちらかというと、英語学習に集中したい人より、勉強も観光も楽しみたい人におすすめの国です。

日本からのアクセスは不便

現時点で、日本からマルタへの直行便はありません。日本からの移動はヨーロッパなどを経由する必要があり、およそ18〜20時間かかります。短期留学では移動だけで1日を消費し、現地の滞在時間が減ります。

短期留学では移動日も確保しておくなど、余裕のあるスケジュールを組んでおいたほうが良さそうです。

マルタ訛りの英語を話す人もいる

マルタでは英語を公用語としていますが、やや訛りがあります。さらにもともとイギリス英語をベースにしているため、アメリカ英語で勉強した日本人にとってはわかりにくい可能性も考えられます。

また単語によってはビルや店舗の1階「first floor」を「ground floor」と、エレベーター「elevator」を「lift」と書くなど、一部スペルも異なります。短期留学ではマルタ特有の英語に慣れるだけで時間が過ぎるかもしれません。

ただ英語初心者であればまだ知識が豊富ではないゆえに、違いを感じにくいことも考えられます。また中級者であってもマルタ訛りに慣れればコミュニケーションに問題はありません。違いがあることだけ頭に入れておきましょう。

マルタ短期留学の体験談

マルタの魅力が分かったとはいえ、留学生活のイメージがつかない人もいると思います。そこで次は、マルタに留学した先輩の体験談を2つ紹介します。

日本人ゼロの環境で、やまともさんが得たマルタ留学の学びとは

Photo by : やまともさん

やまともさんは、外資系企業への転職を機に2週間のマルタ語学留学を経験しました。会社員なので10日間しか留学期間が取れなかったものの、短期留学でも想像以上に良い経験を得ています。

中でも目標を持つ友達との出会いや、英語学習に対する意識の変化が大きな収穫だったと語ります。短期ゆえに英語力の大きな変化はまだないものの、「もっと話せたら世界は変わる」という気持ちが芽生えたことが大きかったそうです。

やまともさんの留学中の写真やエピソードはこちらをご覧ください。
「踏み出すと楽しい！」日本人ゼロの環境で、やまともさんが得たマルタ留学の学びとは【みんなの留学体験記】

地中海に浮かぶ島マルタ共和国、憧れのヨーロッパ生活のはじまり

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Photo by : kikiさん

kikiさんは、大学卒業と同時にマルタへ長期留学をしました。留学期間は長いものの、こちらの記事は留学直後の内容のため、短期留学にも参考になると思い紹介します。

kikiさんは大学4年のとき「英語を身に付けたい」「ヨーロッパに住んでみたい」という気持ちから、就職ではなく留学を選びました。

マルタ留学にしたのはお母さんの勧めからでしたが、よく考えると憧れだったヨーロッパで生活でき、大好きなイタリアに近いことが最終的な決め手になったそうです。

学校の授業は付いていくのに必死でしたが、マルタは留学生が多く1カ月間でも何度かクラスメイトが入れ替わったり、欧米の留学生の自由な雰囲気を見てヨーロッパらしさを実感したり、勉強は大変ながら楽しさもあったと話します。

kikiさんの留学生活の様子や英語学習の方法について、こちらにまとめました。
地中海に浮かぶ島マルタ共和国、憧れのヨーロッパ生活のはじまり #マルタ語学留学記

マルタ短期留学でおすすめの都市3選

次に、マルタでおすすめの都市を3つ紹介します。マルタ短期留学に興味が湧いた人は、都市選びの参考にしてください。

バレッタ

バレッタはマルタの首都です。古くからの美しい建物が並ぶ街並みは「ルネサンスの理想都市」といわれ、街全体が世界遺産に登録されているほどです。

大聖堂や宮殿など歴史的建造物も多く、歴史や街歩きが好きな人におすすめです。セントジュリアンなど繁華街のある都市よりは落ち着いた雰囲気があり、勉強にも集中しやすいです。

バレッタ留学が気になる人は、留学エージェントの話を聞くのもおすすめです。気になる方はこちらのLINEから無料面談をご予約ください。

バレッタの詳細はこちらにまとめました。
バレッタ留学の詳細はこちら

セントジュリアン

セントジュリアンはマルタで一番賑わっている繁華街がある都市です。ショッピングセンターはもちろん、ホテルやナイトスポットなどが集まり、街から少し離れたところには大型プールもあります。

観光客もたくさん集まるため、リゾート地の賑やかな雰囲気が好き、遊びも楽しみたい人におすすめです。

セントジュリアン留学を考えている人は、留学エージェントにプランを相談してみましょう。

セントジュリアン留学の詳細はこちらにまとめました。
セントジュリアン留学についてはこちら

スリーマ

スリーマは、バレッタとセントジュリアンの間にある都市です。アパレルショップやレストラン、お土産屋などが並ぶ、その街並みがおしゃれなことが特徴です。

賑やかな場所もありますが、セントジュリアンに比べるとやや落ち着いた雰囲気が漂っています。

また港からバレッタが見えるくらい近いため、スリーマからバレッタなど留学中に他の都市に遊びに行きやすいです。

勉強を頑張りたいけれど観光もしたい、複数都市に行ってみたい人におすすめです。

スリーマ留学を考えているなら、具体的なプランを留学エージェントに相談しましょう。

スリーマ留学の詳細はこちらにまとめました。
スリーマ留学についてはこちら

マルタでの短期留学をおすすめする人の特徴

ここまでの内容から、マルタでの短期留学は次のような人に向いています。

マルタは国自体がリゾート地のため、勉強に加えて観光や遊びも楽しみたい人のほうが合っています。特に費用が抑えられる点が魅力のため、欧米に行きたいけれど高い……と悩む人におすすめです。

それでも英語力が伸びるか不安という人は、フィリピン留学のほうが合うかもしれません。
「英語学習と観光、どれくらいのバランスで楽しみたいか」という点から考えてみましょう。

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フィリピン留学のメリット・デメリットまとめ。おすすめプランもあわせて紹介！

マルタ短期留学に必要な準備

最後に、マルタ短期留学を決めた人に向けて準備の流れを紹介します。

準備の流れ

マルタ短期留学は次のような流れで準備しましょう。

6ヶ月前	情報収集、学校探し
5ヶ月前	都市または学校や滞在先の確定、費用の見積もり算出
4ヶ月前	入学願書や必要書類を送付、学費の前払い
3ヶ月前	パスポートの申請、事前の英語学習スタート
2ヶ月前	航空券の手配、滞在先の手配、クレジットカードの申請
1ヶ月前	海外留学保険の手続き
1〜3週間前	両替、買い物、パッキング

短期留学とはいえ、半年前から準備は必要です。特にマルタは休暇を使って訪れる人が多いゆえに、ハイシーズンの学校や航空券はすぐ埋まりやすいです。

心配な場合は半年よりさらに前から準備を始めましょう。

英語の事前学習も忘れずに

手続きに加えて、事前の英語学習も忘れないでください。これはどんな準備よりも重要です。

英語力を高めるには数ヶ月を超える長い時間が必要で、短期留学で英語をペラペラになる、初級レベルの人がビジネス英語までマスターするといったことは難しいです。

ただ事前学習で英語の基礎力を付けた上でマルタに行けば、現地での伸びは早くなる可能性があります。何もわからない状態で行くより授業内容や会話も理解できるため、新たにたくさんのことを覚えられます。

特に短期留学で英語力が伸びるのか不安な人ほど、事前の英語学習にはしっかりと取り組みましょう。

短期留学前の英語の勉強については、こちらにまとめました。
短期留学を成功させるポイントまとめ。短い期間でも効果的に英語力を伸ばす方法とは？

マルタ短期留学のプランは留学エージェントに相談すると安心

ここまでを読んでマルタ短期留学を考え始めた人もいるかと思います。

留学は自分で手配もできますが、マルタは語学学校の数が少なく、日本人留学生は他の国ほど多くはないことから、個人での情報収集はなかなか難しいのが現状です。

また手続きは英語で進めるため、これから英語を学ぼうという人にはハードルが高いこともあります。

不安な場合は留学エージェントに相談するのがおすすめです。

留学エージェントは手続きのほとんどを代行してくれる上に、企業によっては留学プランから相談できます。留学カウンセラーは情報も豊富に持っており、あなたの希望に合う都市や学校を的確に提案してくれます。

スクールウィズでも無料相談を受け付けており、留学カウンセラーがプランを一緒に考えます。費用の見積もりを出すことも可能なため、具体的な費用相場もお知らせできます。

まだ何も決まっていなくても大丈夫！ 一緒に考えていきましょう。

面談予約にはLINEにご登録ください。アンケートに回答後、担当カウンセラーよりご連絡します。
みなさまのご相談お待ちしています！

マルタ短期留学で世界に通用する英語力を身につけよう

今回の記事では、マルタ短期留学について紹介しました。

マルタはヨーロッパの中でも物価が安く、リゾート地の雰囲気も楽しめる国。短期留学であれば勉強と遊びの両方を楽しみたい、ヨーロッパの街並みや観光を楽しみたい人におすすめです。

実際に留学を考えたら、留学エージェントの相談も活用してみてください。

スクールウィズではこちらのLINEから面談予約を受け付けています。まずは登録だけでもしてみてくださいね。

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。

1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。

「そもそもどんな留学体験ができるんだろう？」

「気になる留学先はあるけど、自分に合っているかわからない」

「結局のところ何から準備を始めたらいいんだろう？」

自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか？

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