最終更新日:2025/01/31
「マルタ留学にはどんなビザが必要なんだろう」
「どうやって手続きすれば良いのかな」
と悩んでいませんか?
マルタ留学では90日以内の留学であれば、ビザ申請が不要です。90日を超える場合は、マルタに入国したあとに各自でビザを申請します。
注意すべきは、マルタ共和国はEU加盟国であり「シェンゲン協定」の加盟国でもあること。
協定の加盟国には180日間で最大90日までしか滞在できないため、留学の前後で旅行を計画する場合は注意する必要があります。
とはいえ、それぞれ詳しいビザ内容は、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回はマルタ留学に必要なビザの種類と申請方法、費用、必要書類などを解説します。
この記事を参考にしながら、マルタ留学に向けて準備を進めていきましょう。
なお、マルタ留学の準備についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な準備を進めたい方はチェックしてみてください。
マルタ留学前の準備の流れ
※記事内ではユーロをEURと表記し、為替レートには2025年1月16日時点での情報を参照し、1EUR=163円で計算しています。
なお、本記事内で紹介した内容はビザ申請の審査結果を保証するものではございませんので、予めご了承ください。ビザ関連の情報は突如変更されることもあるので、申請する際には必ず最新のものを大使館情報などを参照しご確認ください。
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マルタへの入国には、渡航前にビザの申請は必要なく、滞在期間をよって、現地で学生ビザの申請が求められるかどうかが決まります。
ビザの種類 | 特徴・対象者 |
---|---|
査証入国(ビザなし) | 滞在が90日以内 |
学生ビザ | 滞在が91日以上 |
なお、無査証入国と学生ビザとでは就学、就労条件などが異なります(※1)。
ビザの種類 | 無査証入国 | 学生ビザ |
---|---|---|
就学条件 | 90日まで就学可能 | 91日以上の就学可能 |
就労条件 | 不可 | 週最大20時間まで就労可能※就労許可申請が必要 |
申請費 | 無料 | 200EUR(32,600円) |
なお、もし留学方法や期間が未定な場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗りながらベストな留学プランを提案しますので、ぜひお気軽にご相談ください。
最初にマルタ留学でビザが必要ないケースと、ビザなしで渡航するときの注意点を紹介します。
日本国籍の場合、90日以内の留学であればビザなしでマルタに留学することができます(※2)。入国の目的が観光でも英語学習でも、特に手続きは必要ありません。
90日以内の留学では、語学学校の入学手続きや滞在先の手配は最低限済ませておけば、留学できるのです。
事前の申請が特に必要ないことから、マルタ留学を決めてから実際に渡航するまでの日数も短くて済みます。そのため留学を思い立ってからすぐ渡航したい人におすすめの国です。
マルタに90日以内であればビザなしで留学できるのは、シェンゲン協定が大きく関係しています。次で、シェンゲン協定国への留学における注意点とあわせて詳しく解説しますね。
先ほどお伝えした90日以内という日数は、厳密にいうと「180日の期間内で最大90日滞在できる」という意味です。
そもそもシェンゲン協定とは、協定国間で厳格な入国審査をせずに国を移動することを認めるもので、2025年1月現在、ヨーロッパにある29の国が加盟しています。
イギリスなど一部加盟していない国もありますが、基本的にヨーロッパにある多くの国は加盟しています。
マルタも加盟国の1つであり、シェンゲン協定に入っている国からの入国または加盟国への出国であれば、出入国手続きは必要ありません。
ただしシェンゲン協定に加盟している国同士の滞在は、過去180日の中で最大90日までと定められています。
一度出国してもリセットされず、基本的に180日経過しないと最大滞在日数は90日に戻りません。
例えば、マルタ留学の前に10日間イタリアを旅行したとしましょう。イタリアもシェンゲン協定の加盟国のため、10日の旅行期間はシェンゲン協定加盟国の滞在日数にカウントされます。
その後マルタに留学できるのは「90日ー10日」で80日となるのです。
反対にマルタ留学後に旅行したい場合も、留学期間を差し引いた分しか滞在できません。留学後に10日間の旅行を計画している場合、留学期間は80日までにおさえることが必要です。
実際に「帰国のついでにヨーロッパ旅行をしたかったのに、留学で90日使い切ってしまった!旅行できない!」というお話も聞きます。
悔しいことにならないよう、留学前後で旅行をしたい方は旅行の日数も計算に含めた上で計画を立てましょう。
もし滞在可能な日数を最大限活用したい場合は、留学中の週末を使って旅行するのもおすすめです。
photo by: Sebastian Furmanek / Shutterstock.com
マルタに91日以上滞在する場合は、学生ビザ(National Long-stay “D”)を申請します(※2)。以前は、学生ビザの手続きはマルタに入国してからでしたが、2024年3月1日以降に学生ビザでマルタに入国する学生は、日本でビザの申請をする必要があります。
ただしシェンゲン協定国のビザの種類やルールは頻繁に変わるため、取得するときは常に最新情報を学校やビザセンターに確認しましょう。
学生ビザの申請条件や対象者は、次の通りです。
他の国に比べると、細かい条件はありません。この後紹介する必要書類をしっかり揃えておきましょう。
長期が対象であることから、学生ビザは大学留学時などに申請します。
マルタの学生ビザは、条件内でのアルバイトが認められています。
条件は次の通り。
入国してすぐにアルバイトできる訳ではないため、注意してください。
学業との両立も求められること、すぐにアルバイトできる訳ではないことから、じっくり考えた上で申請するのがおすすめです。
続いては、マルタの学生ビザ申請において必要な書類を紹介します。
マルタの学生ビザの申請にあたっては下記の書類が必要となります(※3)。
書類 | 説明 |
---|---|
申請書 | こちらの申込書に記入し、申請者が署名してください。 |
顔写真 | パスポート用写真の基準則った写真1枚 |
学校からのレター | 以下の事項を含む書類を準備してください。 ・コースの詳細 ・コースの期間 ・1週あたりの授業時間 ・学費支払いのレシートまたはインボイスNo.などの支払いを証明するもの |
銀行口座の直近3カ月分の取引明細書 | 学生の場合は、スポンサーの直近3カ月分の銀行取引明細書・スポンサーの署名が入った宣言書・スポンサーの身分証明書両面 |
取引明細を提出する銀行口座のカード | 両面のコピーをご用意ください。 |
医療保険・旅行保険 | 以下の条件のものに加入してください。 【MQFレベル5以上のものの場合】 ・シェンゲンエリアで有効なもの ・30,000EUR以上の医療補償額のもの ・シェンゲン協定加盟国に最初に入国した日から90日以上有効なもの ・留学目的での入国に対応しているもの 【MQFレベル4以下のものの場合】 ・シェンゲンエリアで有効なもの ・30,000EUR以上の医療補償額のもの ・シェンゲン協定加盟国に最初に入国した日からシェンゲン協定加盟国を最後に出国する日までの全期間をカバーするもの ・留学目的での入国に対応しているもの |
パスポート | 有効期間が滞在期間+6カ月以上のものを用意してください。申請の際はコピーを添付する必要があります。 |
航空券 | 学生の名前・搭乗日・全乗継地を含む旅程が記載されているもの。往路のチケットは、コース開始のから2週間以内。コースが6カより短い場合、コース終了後の帰国用の航空券も必要です。 |
滞在先の詳細 | マルタに到着してから最初の14日間の滞在先を証明できる書類。申請者の名前が記載されている必要があります。学校経由で滞在先を手配した場合、学校名・申請者名・パスポート番号・住所・滞在先での滞在期間が記載された書類が必要です。賃貸契約書には、学校・申請者の両方が署名し滞在期間、滞在先の住所、申請者の名前が記載されている必要があります。証明書類には地元の弁護士または公証人による印章と署名が必要であり、電気代の領収書などの居住証明書も必要です。また、マルタ観光局の署名入りのMTAライセンスが有効である必要があります。また、記入済みで署名済みのレンタル証明書も必要です。または、オンラインプラットフォームから発行された滞在先の予約確認書でも可能です。 |
手数料支払い証明書 | カードで支払った手数料の証明書類 |
出生証明書 | 原本および公的な翻訳者による英語訳のものの提出を求められる場合があります。 |
両親のパスポートのコピー | 提出を求められる場合があります。 |
両親の同意書 | 原本および英語訳のものの提出を求められる場合があります。 |
以前は、学生ビザの手続きはマルタに入国してからでしたが、2024年3月1日以降に学生ビザでマルタに入国する学生は、日本でビザの申請をする必要があります。
ビザ申請にあたっては、まずはVFSサービシズ・ジャパンの東京ビザセンターを通して学生ビザ申請の予約をとります。
予約日までに書類を準備し、VFSサービシズ・ジャパンの東京ビザセンターにて書類を提出します。書類提出後は面接がありますが、日程はメールで連絡がきます。
名称 | 合同会社VFSサービシズ・ジャパン |
---|---|
サイトURL | vfsglobal「Welcome to VFS Global」 |
営業時間 | 月〜金曜:9:00〜17:00 |
住所 | 〒104-0045 東京都中央区築地 5-6-10 浜離宮パークサイドプレイス 8 階 |
ビザの申請が正常に処理されたことが確認できたら、マルタに渡航します。
現地到着後、マルタのIdentitaオフィスを訪問し、パスポートにビザを貼付してもらいます。その際に、ビザ発給元のCVU(セトラルビザユニット)から送られてきた確認メールを提示する必要がありますので、準備しておきましょう。
名称 | Central Visa Unit Malta |
---|---|
サイトURL | identita「Central Visa Unit」 |
営業時間 | 月〜金曜:8:00〜14:00 |
住所 | Central Visa Unit, Identita' Head Office, Valley Road, Msida |
ビザの申請方法は随時ルールが変更されています。手続きを進める際は、最新情報を学校やビザセンターに確認しましょう。
ビザ申請に必要な費用は、ビザ申請予約費用とビザ申請費用の2種類です。まずは、ビザ申請予約費用ですが、通常は100EUR(16,300円)、緊急の場合は150EUR(24,450円)、郵便での手続きを希望する場合は、150EUR(24,450円)となります。そして、ビザ申請費用が追加で150EUR(24,450円)必要となります。(※4)。
書類を提出してから、ビザの発行まで4〜8週間程度かかります。
ビザの申請が処理されたことは、まずは各教育機関に通知されます。その後、申請者に連絡がきます。ビザ申請が正常に処理されたことが確認できるまでは、渡航しないでください。
審査に時間がかかるケースもあるので、渡航できないリスクを減らすために、余裕を持った準備を心がけましょう。
今回は、マルタ留学において必要なビザについて解説しました。
おさらいすると、マルタ留学は90日以内の留学であればビザは必要ありません。ビザなしでの入国では、シェンゲン協定の90日という最大滞在日数を守りましょう。
90日を超えて滞在する場合は、学生ビザを申請します。学生ビザは長期で滞在できる上に、アルバイトも条件付きで認められています。
以前はマルタ入国後の申請でしたが、2024年3月1日以降は日本でビザの申請をする必要があります。
英語での手続きが不安、他の準備に時間をかけたい場合は、留学エージェントにサポートを依頼するのもおすすめです。無料相談も受け付けているため、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
なお、もし留学先としてマルタを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。
おすすめの都市や語学学校、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。
留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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※1...SchengenVisaInfo.com「Who Needs and Who Doesn’t Need a Schengen Visa to Travel to the EU?」(参照日:2025-1-16)
※2...Identity Malta Agency「Central Visa Unit」(参照日:2025-1-16)
※3...VFS Global「checklist」(参照日:2025-1-16)
※4...VFS Global「Visa Requirements for Application of D Visa – Malta Only」(参照日:2025-1-16)
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