こんにちは、フィリピンとデンマークで留学経験があるライターのAyakaです。
これから留学しようと考えている人の中で、「3カ月の留学でどのような効果があるのか」と、留学期間について悩んでいる人は多いと思います。
実際、私がフィリピンに留学したときもどのくらいの期間にすべきか悩みました。せっかく留学するなら、効果がある期間を選びたいですよね。
そこで今回は、「留学期間3カ月での効果」を徹底解説していきます。
留学期間3カ月でのメリットデメリットから、3カ月の留学で効果を最大限発揮するためのコツまでご紹介します。ぜひ、留学期間選びの参考にしてくださいね。
監修者
留学カウンセラー:小野 勢希
高校時代にニュージーランドに2年の長期留学、オーストラリアでは短期留学の経験あり。フィリピンでは30校以上を訪問。「2ヵ国留学」「ワーホリ」など、オセアニア圏の留学を得意としている。
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早速、留学期間3カ月での効果をチェックしていきましょう。ここでは、3カ月の留学で期待できることに注目して、3つの効果をご紹介していきます。
3カ月の留学で実感しやすい効果は、英語を話すためらいがなくなることです。
正直にいうと、3カ月の留学で英語力を大幅にアップさせることはできないかもしれません。ただし、毎日のように英語を聞いて、それに英語で答える体験を続けると、英語を話すことへのためらいがなくなってきます。
実際に私が留学して「英語が話せるようになってきた」と感じたのも、3カ月を過ぎた頃でした。始めは英語でなんて言おうか悩んでいましたが、その頃になるとすらっと英語で伝えられるようになりました。それは、日常生活をとおして何度も学んだ英語を実践できたからです。
3カ月もあれば「英語を話す度胸がついた」と感じて、英語学習へのモチベーションにつながります。英語に慣れることができると、大きな自信にもなるはずです。普段、日本語で生活しているとなかなか得られない効果といえるでしょう。
人にもよりますが、留学して3カ月をすぎると日常会話の基本はマスターできるはずです。
「ご飯食べた?」「よく眠れた?」「今日はこんな授業を受けたよ」などと、自分の感情を表現するだけなく、聞かれたことに英語ですっと答えられるようになります。
さらに英語を話すことに慣れてきているので、どんどん新しい表現やフレーズを覚えていけます。3カ月もあれば、英語力に磨きがかかるでしょう。より効果を感じるためには、日常生活でどんどん学んだ英語を実践していくのがおすすめです。
大学や大学院などの長期留学前に、英語力を伸ばすため3カ月程度の留学を考えている人は多いのではないでしょうか。3カ月の留学は、英語で最低限のコミュニケーションを取れるレベルを目指すのにちょうど良い期間です。
ただ、あくまでもよりアカデミックな学習に進む準備が整うだけで、例えばIELTS7.0やTOEFL100など、テストで良いスコアを目指すには短すぎるかもしれません。
英語力をアップさせると、世界がぐっと広がります。キャリアや将来を考えるきっかけとなり、大学や大学院への長期留学を前向きに検討できるかもしれません。
3カ月の留学はあなたの可能性を広げる有意義な時間になるでしょう。
3カ月の留学に興味が出てきましたか? 次はメリットとデメリットを確認していきます。
まずはメリットから紹介します。メリットを知ることで、より前向きに3カ月の留学を検討できるようになるでしょう。
人にもよるものの、3カ月みっちり勉強することでTOEICなどのスコアが飛躍的にアップすることもあります。
語学学校のスケジュールによって異なりますが、留学中の平日は1日6時間前後の授業、3時間前後の自習時間があります。週末は1日6時間程度の勉強時間を確保すると、1カ月で250時間ほど勉強に打ち込める計算です。
しっかりと勉強時間を確保できると、就活や転職で有利な英語スコアも狙えます。テストでのスコアアップが目的なら、具体的な点数の目標を立てて留学に挑戦するのがマストです。
留学期間中に私が一番伸びを感じたのは、リスニング力でした。
私はもともとリスニングが得意で、留学前のTOEICリスニングスコアは420でした。しかし、実際に留学生活がスタートすると、相手の言っていることが半分程度しかわかりませんでした。自信があった分、本当に落ち込んだのを覚えています。
留学スタートから2週間が経った頃、相手が何を言っているのか明確にわかるようになった実感がありました。今振り返ると、毎日のようにリスニングを繰り返すたびに、聞き取る力が格段にアップしたのだと思います。
始めは英語をなかなか聞き取れずストレスが溜まるかもしれませんが、3カ月あればリスニング力アップの効果を実感できるはずです。日々の授業や予習・復習に加え、日常生活をとおしてどんどん鍛えていきましょう。
自分の思いをスムーズに英語で言葉にできるまでに成長できるのもメリットのひとつです。
積極的に英語を使い、失敗と反省を繰り返すことで英語での表現や発音が改善されていきます。最初の1カ月は環境に慣れるだけで精一杯かもしれません。それでもきちんと予習や復習を繰り返すことで、3カ月後には英語力がアップしたと実感できるでしょう。
3カ月の留学は英語力アップの効果を実感するために最低限必要な期間だといえます。
ボランティア活動やインターンなど、英語力アップ以外の目標がある人も多いのではないでしょうか?
留学期間が長くなればなるほど、英語学習以外にも挑戦しやすくなります。国や企業にもよりますが、インターンは3カ月以上の留学期間を想定していることがほとんどです。3カ月の期間があれば、現地での観光やイベントへの参加だけでなく、ボランティア活動やインターンなど活動の幅も広がります。
留学先で英語力アップ以外の目標があれば、3カ月以上の期間を検討してみましょう。
3カ月という期間にはたくさんのメリットがある一方で、デメリットがあるのも事実です。
学校にもよりますが、大学の長期休みはおおよそ2カ月程度です。タイミングを長期休みに合わせても、1〜2カ月は授業に出られない期間が発生してしまうため、3カ月の留学だと学生は休学を考える必要があります。
社会人の場合は、3カ月前後のまとまった休暇を取得するのは難しいことがほとんどです。会社として留学を後押しする福利厚生や制度がない限り、休職もしくは退職を検討する必要が出てきます。
休職や退職、休学が難しいのであれば1カ月以内の留学も検討しましょう。1カ月の留学についてメリットやデメリットを知りたい人は、次の記事も参考にしてみてください。
1カ月の短期留学って効果あるの?リスニングやスピーキングを伸ばすのにぴったり!
留学には学費や渡航費、生活費などあらゆる費用がかかります。例えば、3カ月間のフィリピン留学の費用は総額90〜110万円前後が目安です。費用が安いと言われているフィリピンでも、学費だけで月25万円が相場です。
留学が長期間になればなるほど費用が高くなります。ただ、効果を感じたいのであれば最低でも3カ月は留学期間を確保することをおすすめします。
留学期間が長ければ長いほど費用はかかるものの、同じ航空券代を支払うのであれば長期留学のほうがコストパフォーマンスが良いと感じるかもしれません。
1カ月の留学と比べると期間が長いため、英語学習に対するモチベーションを高く保つのが難しいと感じてしまうかもしれません。人によっては思ったように英語力が伸びず、途中で集中力がなくなってしまったり、ホームシックになってしまったりすることもあります。
モチベーションを保つのが難しいと感じたら、途中で思い切って観光を楽しんだり、現地のボランティアやコミュニティに参加したりしてリフレッシュするのもひとつの方法です。
3カ月の留学をするだけでは、今までご紹介した効果やメリットをなかなか実感できないかもしれません。次は留学の効果を得るためのポイントをご紹介します。
英語力をアップさせるには勉強時間が大切ですが、3カ月間ただ授業を受けるだけでなく、予習や復習を行う自習時間をきちんと確保することが重要です。
先ほど、1カ月留学した場合の勉強時間の目安を約250時間とご紹介しました。3カ月だと750時間を確保できる計算です。
Oxford University Pressがまとめた、英語の勉強時間とTOEICのスコアの相関図によると、TOEIC450の人がスコアを750に上げるまでには、少なくとも700時間の勉強が必要です。
出典:A Teacher's Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
具体的な目標がある人は、どのくらいの勉強時間が必要かを確認した上で、計画を練っていきましょう。十分な勉強時間を確保するために、スパルタ校やセミスパルタ校を選んだり、繁華街やビーチなどの誘惑が少ない街に滞在するのもひとつの方法です。
留学前に、基礎を固め直しておくこともポイントです。具体的にどのくらいまでレベルアップさせるべきかというと、
の3点です。
留学は英語を学ぶ場ではあるものの、コミュニケーションは基本的に全て英語です。生徒のレベルにあわせて、先生が分かりやすい表現や単語を選んでくれますが、最低限の単語や文法のルールを身に着けておくことで、授業への理解も深まります。
さらに基礎が身に着いていれば、語学学校のクラス分けテストで良い成績を取り、レベルの高いクラスで勉強することも可能です。留学中も基礎を身に着けるための勉強に終始せず、スタートダッシュを切ることができるでしょう。
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私が留学先で一番ストレスだったのが、言ったことを聞き返されることでした。英語力に自信がないと「文法や発音が間違っていたら恥ずかしい」と気にしてしまいますよね。
留学に行くのは、英語を学ぶためです。「間違いを繰り返してこそ英語が身に着く」という意識をもって、恐れずに英語を使ってみましょう。
恐れずに英語を話す意識を常に持ち続けるだけで、間違えてもポジティブに考えられるためストレスも溜まりにくいはずです。もちろん、英語力アップにも直結します。授業中や先生・留学生同士での雑談に限らず、日常生活でもどんどん英語を使って練習していきましょう。
次は、3カ月の留学におすすめの国を紹介していきます。
日本人の留学先の定番ともいえるフィリピンは、価格・質ともにおすすめできる国です。
初心者から中級者に適したカリキュラムが豊富なだけでなく、TOEICやIELTSなどの英語試験に特化したコースもあります。英語を母国語とする国への留学前に、英語力をブラッシュアップする2か国留学の1か国目にも選ばれています。
費用は、学費や渡航費用などすべて合わせて3カ月で約120万円。日本より物価の高い欧米諸国と比べると、費用を抑えることが可能です。留学先が長期になればなるほど、お得に感じるでしょう。
カテゴリ | 項目 | モデル費用 |
---|---|---|
学費 | 授業料・滞在費・食費 | 76.1万円 |
学校支払い諸経費 | 7.1万円 | |
渡航費 | 航空券購入費 | 5万円 |
海外旅行保険加入費 | 5.5万円 | |
ビザ申請費 | 5.5万円 | |
現地生活費 | 通信費 | 5,000円 |
交通費 | 3万円 | |
娯楽費 | 12万円 | |
雑費 | 3万円 | |
総額 | 117.7万円 |
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3カ月のフィリピン留学について、詳しい費用の内訳を知りたい場合にはこちらをご覧ください。
3カ月のフィリピン留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!
イタリアの南、ヨーロッパの地中海に浮かぶマルタ共和国は、質の高い英語の授業を受けられる留学先であると人気です。
マルタの公用語は、マルタ語と英語。そのため、ヨーロッパでも英語を母国語としない人が英語を学びに集まっています。
マルタの魅力はなんといっても歴史を感じる街並みと費用です。特に、世界遺産にも登録されたバレッタは、青い海とはちみつ色の建物のコントラストが美しい場所です。費用も3カ月の留学で約190万円と、ほかの欧米諸国と比べてもリーズナブルです。
マルタに留学するなら、英語力は中級者レベルまで身に着けておくのがおすすめ。世界中からマルタに集まる人々とコミュニケーションを取ることができ、留学生活がより楽しくなるはずです。3カ月の留学期間があれば、英語だけでなく観光やビーチリゾートなどもめいっぱい楽しめるでしょう。
カテゴリ | 費用項目 | モデル費用 |
---|---|---|
学費 | 授業料 | 46.9万円 |
学校支払い諸費用 | 4.5万円 | |
渡航費 | 航空券購入費 | 16万円 |
海外旅行保険加入費 | 8万円 | |
ビザ申請費 | 0万円 | |
現地生活費 | 滞在費 | 74.6万円 |
食費 | 13.9万円 | |
通信費 | 1.1万円 | |
交通費 | 4.9万円 | |
娯楽費 | 15万円 | |
雑費 | 6万円 | |
総額 | 190.9万円 |
マルタ留学を具体的に検討するなら、スクールウィズの留学カウンセラーに相談してみましょう。下のボタンよりLINE登録の上ご相談ください。
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留学する場合の費用の目安は3カ月で約220万円と高めですが、せっかく留学するならネイティブレベルの英語を学びたい人は多いのではないでしょうか。イギリスで英語を学ぶことで、ネイティブのスピーキングを理解できるリスニング力が身に着きます。
費用が気になるなら、ロンドンから少し離れた地域に留学するのもひとつの方法です。イギリスには、ロンドン以外にも留学生に人気のある都市があちこちにあります。
公用語として英語が使われているイギリスでの留学には、最低でもTOEIC700点程度、英検2級レベルの英語力がないと現地での日常生活に苦労してしまうかもしれません。現時点ですでにそのレベルに達しているなら、3カ月の留学で格段に英語力がアップするでしょう。
カテゴリ | 費用項目 | モデル費用 |
---|---|---|
学費 | 授業料 | 78.1万円 |
学校支払い諸費用 | 9万円 | |
渡航費 | 航空券購入費 | 14万円 |
海外旅行保険加入費 | 8万円 | |
ビザ関連費 | 0円 | |
現地生活費 | 滞在費 | 68.2万円 |
食費 | 12.2万円 | |
通信費 | 0.6万円 | |
交通費 | 4.4万円 | |
娯楽費 | 18万円 | |
雑費 | 6万円 | |
総額 | 218.5万円 |
イギリス留学を具体的に検討するなら、スクールウィズの留学カウンセラーに相談してみましょう。まずは下のボタンよりLINE登録の上、ご相談ください。
3カ月のイギリス留学について、詳しい費用の内訳を知りたい場合にはこちらをご覧ください。
3カ月のイギリス語学留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!
今回は留学3カ月の効果について、詳しく解説しました。3カ月の留学は、過ごし方次第で確実に効果を感じられる期間です。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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