最終更新日:2026/09/14

海外には日本にない交通機関があったり、日本にもある交通機関が異なる方法で使われたりする場合があります。そのため現地でどのような移動手段を使えば良いかわからず、不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回はそんなマニラで利用されている交通機関、利用料金、おすすめの移動方法などを解説したいと思います。これからマニラを訪れる予定のある方はぜひ参考にしてみてください。
なお、マニラの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
マニラ観光といったらここ!現地で楽しめるおすすめ観光スポットやイベント・グルメなどを紹介
本記事は2026年9月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではフィリピンペソをPHPと表記し、為替レートには2026年9月1日時点での情報を参照し、1PHP=2.7円で計算しています。
[目次]
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市内の中心地は交通量の多さに驚きます。朝・夕の時間帯は毎日のように渋滞になります。マニラではフィリピンで唯一電車が走っており、他にはバス、タクシーなどを使って移動するのが一般的です。
また、カラフルで派手な塗装のジプニーや、バイクの横に人が乗る用の荷台がついたバイクタクシーなど、日本には無い変わった乗り物がみられるのも面白さのひとつです。
Grabはアプリを使って車を呼べる配車サービスです。目的地をはじめに地図で設定して料金がわかるので、値段交渉や目的地を伝える手間も省けますし、意思疎通のミスなどを避けられます。
フィリピンではかつてUberも使えましたが、2018年4月に現地での運行を終了し、東南アジア事業はGrabに引き継がれました。現在の配車アプリはGrabが中心です。
アプリの地図から現在地と目的地を指定して、周辺にいる車を呼ぶことができます。
車がマッチするとナンバー、車種、ドライバーの名前、顔写真、評価と到着予定時刻が表示されます。今どの辺りを走っているのかも地図上で確認できます。
電話とチャット機能もついているので、すぐに見つけられない場合、今自分がどこに立っているかなどの細かい場所を伝えたり、車の色や形を聞いたりドライバーと直接やりとりすることができます。
料金はドライバーに直接支払うか、クレジット払いに設定できます。クレジットや相乗りにすると安くなることもあります。
最近では、空港にもGrab専用の乗り場があるほど浸透していて、捕まえやすくなっています。ただ、朝・夕のラッシュ時の渋滞にはまってしまうと予定よりもかなり時間がかかってしまうので乗る時間帯には注意が必要です。
Angkasはアプリを使って車を呼べるバイクタクシー配車サービスです。アプリで配車できる手軽さに、渋滞をすり抜け回避できる便利さが特徴です。レインコートを持っていないドライバーが多いため、雨の日は濡れる確率が高い点はご留意ください。
アプリで送迎先と目的地を入力し、料金を確認し、配車手配します。
それではマニラで使われている交通機関の種類を具体的に見ていきましょう。

フィリピンで唯一電車が走っているマニラには、LRT、MRT、PNRという電車があります。ビジネス街や観光名所などへも通っていて、通勤通学や、観光客も多く利用しています。
LRT1(グリーンライン):バクララン駅からローズベルト駅まで、マニラ中心地を南北に走行しています。
LRT2(パープルライン):アンティポロ駅からレクト駅まで、マニラ中心地を東西に走行しています。
MRT(ブルーライン):タフトアベニュー駅からノースアベニュー駅まで、マニラ中心地を南北に走行しています。
PNR(フィリピン国鉄):マニラ市内と近郊を結ぶ路線でしたが、南北通勤鉄道(NSCR)の建設にともない、2024年3月28日から5年間の予定で運休しています。
駅に行ったらチケット売り場で、チケットを購入します。
行きたい場所を確認し、窓口の横に貼っている料金表で金額を確認します。
チケットは窓口と券売機で購入できますが、窓口での購入が一般的です。「EXACT」と書かれた窓口はお釣りが出ないため、すいています。
改札を通る前に、荷物チェックがあります。チケットを改札に通すと上から出てきます。
ラッシュ時間帯にはどの電車もとても混雑します。ひどい時には入場制限がかかり、電車に乗るだけでも3、40分以上かかってしまうこともあります。
そのため、ラッシュの時間帯(朝6〜10時、夕方16〜20時)は避けて利用することをおすすめします。
運賃は目的地によって異なります。
運賃は路線と目的地によって異なります。
| 路線 | 運賃 | 円換算 | 備考 |
|---|---|---|---|
| LRT-1 | 20〜55PHP | 54〜149円 | 割引対象外(民間運営) |
| LRT-2 | 8〜18PHP | 22〜49円 | 2026年3月〜運賃50%引き適用中(期限未定) |
| MRT-3 | 6.50〜14PHP | 18〜38円 | 通常運賃13〜28PHPから2026年3月〜50%引き適用中(期限未定) |
LRT-2とMRT-3は2026年3月から運賃が半額になっています。終了時期は決まっていないため、渡航時に駅の料金表で確認してください。
具体的な電車の利用方法は下の記事で解説しているので、利用の前にご確認ください。
フィリピンの電車の乗り方

photo by:Chema Grenda/ Shutterstock.com
タクシーはおおまかに3種類、空港から市内をメインで走るクーポンタクシー、イエロータクシーとレギュラータクシーがあります。
クーポンタクシーは空港からあらかじめ行き先ごとに料金が定められているタクシー。割高ですが、一番安全で前払い制となっているため料金トラブルが起きないので初心者におすすめです。
イエロータクシーは黄色の車体のメーター制タクシー。レギュラータクシーと比べて質が良く、値段は高いものの法外の料金を取られることがないので安心です。
レギュラータクシーはホワイトタクシーとも言われています。地元の人がよく使うメーター制タクシーで、他のタクシーと比べ質が落ちますが、料金が最も安いです。
空港に到着したら、入国審査と荷物の受け取りを終えて到着ロビーに出ます。タクシーは、必ず正規の乗り場から乗ってください。到着ロビーで声をかけてくる客引きに応じると、相場から大きく離れた金額を請求されることがあります。
正規の乗り場を使うと、係員からdispatch slip(配車票)が渡されます。車両のナンバーと苦情窓口の連絡先が書かれているので、ドライバーには渡さず自分で持っておきましょう。
乗り場はターミナルごとに分かれています。ターミナル3の場合は以下のとおりです。
| 種類 | ターミナル3の乗り場 |
|---|---|
| クーポンタクシー | 到着階カーブサイド、Bay 6の向かい |
| イエロータクシー | 到着階カーブサイド、Bay 8の向かい |
| レギュラータクシー | 到着階カーブサイド、Bay 13の向かい |
| Grab | 出発階カーブサイド、Gate 7の向かい |
ターミナル1と2の乗り場はマニラ空港運営会社の公式ページに掲載されています
Grabだけは出発階です。到着階で探しても見つからないので、上の階へ移動してください。
クーポンタクシーは行き先のエリアごとに定額が決まっています。主な行き先は以下のとおりです。
| 行き先 | 料金 | 円換算 |
|---|---|---|
| パサイ | 150〜440PHP | 約405〜1,188円 |
| マカティ(グロリエッタ、グリーンベルトなど) | 330PHP | 約891円 |
| マカティ(ロックウェル、市庁舎など) | 440PHP | 約1,188円 |
| タギグ(BGC、マーケットマーケット) | 440PHP | 約1,188円 |
| マニラ市(マラテ、エルミタなど) | 440〜530PHP | 約1,188〜1,431円 |
| マンダルーヨン(SMメガモール、シャングリラ) | 530PHP | 約1,431円 |
| サンファン(グリーンヒルズ) | 610PHP | 約1,647円 |
| ケソン市(クバオ、トーマス・モラトなど) | 610〜940PHP | 約1,647〜2,538円 |
LTFRBが定める料金。マニラ空港運営会社が公開している一覧より。同じ市内でも地区によって区分が分かれるため、詳細は一覧でご確認ください
街中で拾う場合は、日本と同じく手を上げて止めます。停まったら運転手に行き先を伝え、目的地まで行ってくれるか、メーターを使ってくれるかを乗る前に確認します。
料金はイエロータクシー(空港タクシー)が初乗り115PHP(約311円)、レギュラータクシーが初乗り45PHP(約122円)です。レギュラータクシーは以降1kmごとに13.50PHP(約36円)、走行1分ごとに2PHP(約5円)が加算されます。
イエロータクシーの初乗りは、2026年3月19日にLTFRBが75PHPから115PHPへ改定したものです。空港運営会社の公式ページには改定前の75PHPが掲載されているため、現地の料金表もあわせてご確認ください
メーターの確認方法やぼったくりを避けるコツは、下の記事で解説しています。
フィリピンのタクシーの乗り方

photo by:Phuong D. Nguyen/ Shutterstock.com
バスは市内さまざまな方面に路線が整備され、かつ運賃が安いため、地元の人が多く利用する移動手段となっています。種類にはシティバス、停車ポイントが少ないP2P(Point to Point)、EDSA沿いの専用レーンを走るEDSAカルーセル、空港と市内を結ぶUBE ExpressとAirport Loop Shuttleがあります。
チケットカウンターでチケットを購入します。
フロントガラス左下に行き先が書かれていますが、乗る前に運転手に目的地を告げ、バスが通るかを確認し乗車します。
シティバス(一般):15PHP(約41円)〜
シティバス(エアコン):18PHP(約49円)〜
UBE Express:150PHP(約405円)
Airport Loop Shuttle:40PHP(約108円)
シティバスは最初の5kmの運賃で、2026年3月19日に改定されました。
Airport Loop Shuttleは、マニラ空港のターミナル3とパサイ市のMRT駅を結ぶバスです。空港から市内へ出る手段としては最も安く済みます。ただしMRT駅までなので、そこから先は電車などに乗り換えることになります。乗り場はターミナル3の到着階カーブサイド、Bay 10の向かいです。
フィリピン各地のバスの乗り方については、下の記事で解説しています。
フィリピンのバスの乗り方

photo by:Oksanakonotop/ Shutterstock.com
ジプニーは、米国占領時代に使い古されたジープを改良したもので、それぞれ個性的な塗装や装飾がされています。交通手段では一番安く、比較的どこでも乗降できるという利便性から、地元の人の足として利用されています。
走っているジプニーを停めるか、停車しているジプニーの運転手かジプニーの呼び込み役の人に目的地を伝え、その場所を通るか確認します。行き先が違った場合は別のジプニーを探します。
運賃は運転手に支払いますが、座席が遠い場合は運転席に近い人に渡すと後ろから前へ、バケツリレーのようにお金を手渡ししていき、運転席へいきます。
お釣りをもらう時も同じです。一番前の席に座ると、乗客の運賃やお釣を運転手へとやりとりする係になるのが暗黙のルール。
降りる時は「パーラーポ(降ります)」といってコンコンと天井をノックすると運転手がその場で停車してくれます。
初乗り料金:従来型のジプニーが14PHP(約38円)、近代型のジプニーが17PHP(約46円)。いずれも最初の4kmの運賃で、2026年3月19日に改定されました。
ジプニーの乗り方や降り方は、下の記事で詳しく解説しています。
フィリピンのジプニーの乗り方
EDSAカルーセルは、マニラ首都圏を南北に貫く幹線道路EDSAの中央に、バス専用レーンを設けて走らせているバスです。一般車線の渋滞から切り離されているため、同じ区間でもタクシーより所要時間が読みやすくなります。
一般のシティバスやジプニーと違い、決められた停留所でしか乗り降りできません。その代わり停留所の場所が固定されているので、初めてでも乗る場所に迷いにくいです。
EDSA沿いに設けられた専用の停留所から乗ります。停留所は道路の中央にあり、歩道橋を渡って入る構造になっているところが多いです。
運賃は乗車距離に応じて変わります。エアコンバスの運賃表が適用されるため、最初の5kmが18PHP(約49円)、以降は1kmごとに2.98PHP(約8円)が加算されます。
支払いは後述のbeep cardなどキャッシュレスが基本で、現金を受け付けない便もあります。運賃は駅や車内に掲示されているので、乗る前に確認しておきましょう。

photo by:Alen thien/ Shutterstock.com
バイクの横に人用の荷台をつけたフィリピン流バイクタクシー。
荷台に2人、バイクの後ろに1人と3名乗ることができます。近距離移動に最適です。
バイクではなく自転車のペディキャブもあり、スピードは落ちますが小回りが利くので、さらに近い距離を移動するときや、街中を散歩気分で乗るときに向いています。
トライシクル乗り場か道路脇にトライシクルがたくさん連なっているので乗りたい意思を伝えます。
運航できる範囲が決まっているため、乗る前に目的地まで行ってくれるか運転手に確認します。目的地までの値段も先に聞いておくのが安全です。
短距離の場合、20〜50PHP(約54〜135円)程度が目安ですが、観光客とわかると高額請求される可能性があります。必ず料金交渉してから乗車しましょう。
beep cardは、マニラ首都圏の公共交通で使える非接触型のICカードです。日本のSuicaやICOCAにあたるもので、首都圏の鉄道と一部のバスを1枚でカバーできます。
最大の利点は、券売機やチケット窓口の列に並ばずに済むことです。ラッシュ時の駅では窓口に長い列ができるため、滞在が数日を超えるなら持っておくと移動が楽になります。
カードは各駅の窓口や券売機のほか、コンビニでも購入できます。価格は100PHP(約270円)ほどで、購入時点で80PHP(約216円)分がチャージされた状態です。
追加のチャージは1,000PHP(約2,700円)まで可能です。フィリピンではチャージすることを「Load(ロード)」と呼びます。駅のほか、街なかのローディングステーションやコンビニでもロードできます。
チャージできる場所は、beep card公式サイトのローディングステーション一覧で確認できます。
残高が足りないと改札を通れないため、渡航直後にまとまった額を入れておくと安心です。
マニラの主な観光スポットへの行き方をまとめました。
| スポット | 行き方 | 住所 |
|---|---|---|
| サン・アグスティン教会 | マカティから車で約30分。タクシーかGrabがおすすめ | General Luna St, Manila |
| リサール公園 | LRT-1 ユナイテッドネーションアヴェニュー駅から徒歩10分 | Roxas Boulevard, Malate, Manila |
| アヤラセンター | MRT-3 アヤラ駅から徒歩1分 | Palm Dr, Makati |
各スポットの見どころや所要時間は、下の記事で紹介しています。
マニラ観光といったらここ!現地で楽しめるおすすめ観光スポットやイベント・グルメなどを紹介
マニラには日本でも使われているバスや電車などの交通手段が現地で暮らす人や旅行者に利用されています。その中でも特にGrabCarは、利用方法が他の交通手段に比べわかりやすい点でおすすめの移動手段と言えます。
これからマニラを訪れる予定のある方は、この記事で紹介した各交通機関のポイントを押さえ、快適にマニラでの生活を過ごしてください。

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