最終更新日:2024/08/30
マニラを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。マニラには実際に治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はマニラの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。
なお、マニラ留学について、費用やおすすめの都市、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
マニラ留学
[目次]
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フィリピンの国としての治安は日本と比べると良いとは言い切れません。首都であるマニラは特に気をつけましょう。ニノイ・アキノ国際空港に着いてタクシーに乗る時から注意が必要です。
対策としては、いかにもお金を持っているような服装やアイテムを見せびらかさないことです。外見からスリや強盗の被害に遭いやすくなってしまいます。単独の女性の夜間の行動は安全とは言い切れません。
スキを見せるように油断していると、スリやひったくりなどにあったという話は留学生の間でもときどき耳にするので、外国にいるという自覚と節度を守った行動を心がけましょう。
他の地域でも同じですが、夜は犯罪が多くなる傾向があります。ナイトクラブや繁華街周辺を単独で歩くのは危険なのでご注意ください。
そんなマニラは、他の都市と比べどれほど治安が良い、あるいは悪いのでしょうか。
雑誌「エコノミスト」などを発行する「ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」が行った調査を元にマニラが世界の中でどれほどの治安レベルなのかを見ていきます。
2019年での都市の安全性ランキングでは、マニラは60都市中43位という結果となっており、42位のブラジル・サンパウロと44位の南アフリカ・ヨハネスブルグに挟まれる順位となっています。
イメージがつきづらい方もいるかと思うので、他の東南アジアの主要都市を並べると47位にタイ・バンコクとベトナム・ホーチミンが、53位にジャカルタが、さらに東アジアまで見ると、,8位にソウル、20位の香港、22位に台北などがランクインしています。
なお日本では1位に東京、3位に大阪がランクインしており、日本の都市とマニラに大きな治安レベルの差があることになります。
なお、「ザ・エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」の調査では、サイバーセキュリティ、医療・健康環境の安全性、インフラの安全性、個人の安全性という4つの指標を総合したものをランキングにしています。
犯罪に特化したものではないので、現地での生活には注意が必要です。
ここではマニラで実際に発生している犯罪、トラブルについて紹介します。対策を練るにもまずはどんなトラブルが実際に起こっているかを知る必要があります。
マニラでは観光客を狙ったスリが起きており、日本人の被害者も多いです。
観光地やショッピングモール、スーパーマーケット、公共の交通機関はスリに狙われやすいので、注意をしたほうがよいでしょう。マニラのスリは、家族や親子を装って行うケースも多く、女性や子供が犯人ということもよくあります。
マニラでは、ひったくりや置き引きといった犯罪も多く、スリと同様に日本人が狙われやすくなっています。
ひったくりは、バイクに乗って行う為、歩いている時だけでなく、ジプニーといった乗り物に乗っている時もバッグやスマホを盗ろうとします。徒歩の場合は、抵抗して引きずられることもあり、大けがをすることもあります。
レストランやお店のエスカレーター、エレベーターでも置き引きが相次いでいて、いつのまにか荷物がなくなっていることもあるので、注意しましょう。
マニラの車上荒らしは、人がいなくなった隙に窓ガラスを壊して盗みをする一般的なものから、運転手を拳銃で脅して金品を奪い取る手荒なものまであり、命の危険を感じるかもしれません。
車上荒らしといえば、以前は人通りのない場所や繁華街で起きていましたが、最近はビレッジといわれる高級住宅地でも発生しています。
クリスマスシーズンや休暇といった時期に家を留守にしていたら、空き巣に狙われたということがマニラでは発生しています。
富裕層が多い地域では、以前雇っていたメイドや警備員が加担しているケースも多いといいます。留学生が借りる部屋も警備員がいるだけでは、安全とはいえません。
マニラでは、銃による犯罪や殺人といった凶行な犯罪も多く、日本人がトラブルに巻き込まれることも少なくありません。
マニラを含めてフィリピンで起きている犯罪には、金銭トラブル等から恨まれて、集団による暴行を受けたり、賊に狙われるということもあります。
ナイトクラブやゴーゴーバーでは、チンピラやギャングによるケンカや抗争に遭遇してしまうということもあるでしょう。女性はレイプ目的で狙われることもあり、性的な暴行も多いというのが現状です。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、マニラに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
マニラを含めフィリピンの人は気さくな人たちが多く、観光客や留学生にも親切に接する場面が多いです。
しかし、貧困層や路上で生活するストリートチルドレンには、金品をたかったり、家族のフリをして盗みをするケースもあるので、女性や子供だからと気を許すと大変なことになります。
スリにおいても集団で行うケースが多いので、公共の交通機関やショッピングモールでも気は抜かないようにしましょう。
日本人が盗難被害に遭う理由のひとつが、高価なブランド品を持ち歩いていることでしょう。
ギャングやチンピラも多いマニラでは、高級ブランドのバッグを持っていたり、目立つ格好をしていれば、犯罪者に目を付けられます。観光やショッピングの時はあまり目立たない格好をし、バッグや財布もあまり高価なものを使わないようにしましょう。
マニラで横行している車上荒らしの手口といわれているものが、人の少ない通りで声をかけて無理やり車から降ろして、路上駐車をした瞬間を狙って、盗みに入るというものです。
一時停止中を狙って、声をかけてくるので、かなり危険です。対策としては運転中は窓ガラスは閉めた状態にし、何をいわれても無視しましょう。車は必ず駐車場に停めるようにして、離れる時は施錠するだけでなく、荷物も持って出ましょう。
マニラでの滞在先は家賃などは高くなりfますが、日本人が多く駐在するマカティ市やグローバルシティといわれて開発が進んでいるタギッグ市がおすすめです。
こうした地域は中心部に比べると治安もよく犯罪も少なく、セキュリティもしっかりしているので、留学生も安心して部屋が借りられます。空き巣対策としては、普段から防犯対策を行い、留学生仲間や近所の人とも仲良くするということも大事なポイントです。
道を歩いていたり、ナイトクラブで飲んでいてギャングや不審者に囲まれた時は、まず身を守ることを考えましょう。
相手に敵ではないことを伝え、時計やアクセサリー、財布といった要求されたものは差し出します。怒り狂って相手を罵倒したりすると暴行を受けたり、銃で撃たれることもあるので、慎重かつ冷静に対応することが大事になります。
けがをしたり、命を狙われないようにするには、迂闊な行動はしないようにしましょう。
マニラでスリや置き引き、ひったくりといった被害に遭った時は「911」か「117」に連絡します。「911」は、フィリピンの警察、救急、消防の共通の番号になります。
「117」はマニラの警察所に繋がります。財布だけでなくパスポートも盗まれてしまったという時は、マニラにある日本大使館で再発行手続きをします。
マニラはフィリピンの首都ということもあり、領事館ではなく大使館が窓口になります。手続きは本人のみで、パスポートの発行には数日時間がかかります。帰国まで時間がない時は「帰国のための渡航書」を発行してもらうようにしましょう。
在フィリピン日本国大使館情報
電話受付時間 | 月〜金曜 8:30-12:30、13:30-17:15 |
---|---|
電話番号 | (02)551-5710 |
住所 | 2627Roxas Boulevard, Pasay City, Metro Manila, 1300 |
大使館HP | http://www.ph.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
マニラの中には、特に犯罪に巻き込まれないよう注意が必要なエリアがあります。ここでは3カ所紹介します。
photo by: Dan_Manila/ Shutterstock.com
エルミタ・マラテ地区はマニラの繁華街といわれるエリアで、ゴーゴーバーやナイトクラブが並んでいます。ニセ警官による詐欺や美人局といった犯罪が多いことでも有名です。
2018年には、マラテ地区で白昼堂々と日本人が殺害された事件もあり、観光客は近づかない方が良い場所といえます。日本人の男性が東南アジアに行くのは売春狙いというように、観光客狙いの客引きも少なくありません。
女性を連れだしたら、法外な金額を要求されたというようにぼったくりも日常茶飯事です。当然、スリやひったくり、拳銃をつきつけて強盗をするホールドアップなどの被害に遭うケースも多いので、夜間の1人歩きはしないようにしましょう。
photo by: aldarinho/ Shutterstock.com
エドサ通りはマニラの大通りのひとつで日本大使館があるパサイ地区とも繋がっています。
ホテルやコンビニ、レストランも多く、治安が良さそうに見えますが、人通りが少ない場所もあり、日本人が1人で歩くには危険なエリアのひとつです。1人で歩いている観光客を狙って、複数のフィリピン人が囲んで暴行や強盗をしたり、女性の場合は性的犯罪に発展するケースもあります。
通りだけでなく、ホテルやレストランでもスリや置き引きといった犯罪が起きているので、貴重品の管理には注意をしましょう。
photo by: Wirestock Creators/ Shutterstock.com
スモーキー・マウンテンは、マニラ北部にあるスラム街のことをいい、観光客や現地に滞在する日本人は最も近づいてはならないエリアです。
マニラ市内のゴミが運ばれるようになり、廃品回収をすれば日銭が稼げるということから貧困層が集まるようになり、治安が悪化しました。浮浪者やストリートチルドレンも多く、物乞いやスリ、盗難といった被害も相次いでいます。
また、衛生状態も悪く「疫病」も多いので、伝染病に感染するかもしれません。フィリピン滞在中に「はしか」等の伝染病に罹ることもあるので、こうしたスラム街には興味本位で近寄るのはやめましょう。
いかがでしたでしょうか。
マニラでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには現地の人に気を許さないや派手な格好をしたり、ブランド品を持ち歩かないようにするなどの対策とる必要があります。
また、マニラの中でも特に治安面で注意が必要なエリアはエルミタ・マラテ地区とエドサ通りです。
これからマニラを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
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