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フィリピンの交通手段と言えばジプニーやトライシクルという三輪車が有名ですが、首都マニラのあるルソン島では電車が走っています。
日本人には少し利用しにくい印象があるかもしれませんが、安全面に気をつけて乗ればとても便利な交通手段のひとつです。
ここでは、マニラの電車の乗り方や気をつけることなどをまとめます。
本記事は2026年9月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではフィリピンペソをPHPと表記し、為替レートには2026年9月1日時点での情報を参照し、1PHP=2.7円で計算しています。
・LRT・MRTは渋滞マニラでの有力な移動手段
・LRT-1は延伸でDr. Santos駅まで5駅増加
・スリ対策と服装さえ気をつければ安全に使える
・終電は21〜23時台と早いので夜は要注意
幅広くフィリピン留学について情報収集をしたい方は、以下のページも参考にしてみてください。
フィリピン留学
[目次]

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マニラの電車は主にメトロ・マニラという巨大首都圏の端から端までをつなぐ役割をもつLRT(Light Rail Transit)・MRT(Metro Rail Transit)と、メトロ・マニラ首都圏と郊外の地方都市を結ぶPNR(Philippine National Railways)という路線からなっています。
メトロ・マニラは車の渋滞が悪化しており、場所によっては電車のほうが早く到着できることもあります。
そのため、職場や学校の最寄り駅まで電車を利用し、ジプニーに乗り換えるという使いかたをしたり、マーケットの近くを通る駅を利用してお買い物をしたりするのに便利です。
地元の人たちにとってジプニーと合わせて生活に欠かせない交通手段のひとつです。
メトロ・マニラを縦断する路線。ケソン市のFernando Poe Jr.駅(旧Roosevelt駅)とパラニャーケ市のDr. Santos駅(旧Sucat駅)を結ぶ25の駅からなります。
2024年11月16日には「カビテ延伸プロジェクト」のPhase 1が開業し、従来の終点だったBaclaran駅から南へRedemptorist-Aseana駅、MIA Road駅、PITX駅、Ninoy Aquino Avenue駅、Dr. Santos駅の5駅が新たに追加されました。
路線図の色から「グリーンライン」とも呼ばれます。
Doroteo Jose駅でLRT Line-2のRecto駅と、EDSA駅でMRT Line-3のTaft Avenue駅とそれぞれ乗り換えができます。
※路線図は2012年に変更になったため、古いものでは「イエローライン」と表記されているケースがあります。
メトロ・マニラを横断する路線。マニラ市のRectoとリサール州アンティポロ市のAntipolo駅を結ぶ13の駅からなります。2021年7月にSantolan駅からAntipolo駅まで延伸されました。
路線図の色から「ブルーライン」とも呼ばれます。
Recto駅はLRT Line-1のDoroteo Jose駅と、Cubao駅はMRT Line-3のAraneta Center Cubaoの駅と乗り換えができます。
※路線図は2012年に変更になったため、古いものでは「パープルライン」と表記されているケースがあります。
メトロ・マニラの主要道路であるEDSA通り沿いを南北に走る路線。パサイ市のTaft Avenue駅と、ケソン市のNorth Avenueを結ぶ13の駅からなります。
マカティ市やマンダルヨン市(オルティガス)を通るため、他の路線と比べて最も混雑しています。
路線図から「新イエローライン」とも呼ばれます。
Taft駅でLRT Line-1のEDSA駅と、Araneta Center Cubao駅でLRT Line-2のCubao駅と乗り換えができます。
※路線図は2012年に変更になったため、古いものでは「ブルーライン」と表記されているケースがあります。
LRT・MRTともに、始発はおおむね5時前後、終電は21時〜23時台です。路線や曜日(平日/土日・祝日)によって前後し、ホリデーシーズンなどは臨時ダイヤになることもあります。
正確な時刻は運行会社の発表で随時更新されるため、利用当日は各路線の公式SNS(LRT-1:LRMC公式、LRT-2・MRT-3:DOTr)で最新情報を確認してください。
※LRT Line-1は2024年11月のカビテ延伸により、南側の終点がDr. Santos駅(旧Sucat駅)まで延びています。
フィリピン国有鉄道。マニラのトンド地区にあるTutuban Stationを始発とし、北方線・南方線に分かれています。
北方線はかつてイロコス地方まで伸びる路線だったそうですが、現在はメトロ・マニラの都市Caloocan以北はほぼ廃線状態となっており、Caloocanまでの路線も運休中という情報があります。
一方、南方線はメトロ・マニラからアルバイ州のLegaspi駅までを結んでいます。ただし、ラグナ州のCalamba駅〜南カマリネス州のSipocot駅までは長期運休になっています。
Philippine National RailwaysのHPではCalamba駅までの料金表や時刻表が載っているのですが、レガスピ地方など南の地域の路線については直接問い合わせたほうが良さそうです。

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窓口で行き先を言い、カード式の「Single Journey Ticket」を購入します。
| 路線 | 運賃 | 円換算 | 備考 |
|---|---|---|---|
| LRT-1 | 20〜55PHP | 約54〜149円 | 割引対象外(民間運営) |
| LRT-2 | 8〜18PHP | 約22〜49円 | 2026年3月〜運賃50%引き適用中(期限未定) |
| MRT-3 | 6.50〜14PHP | 約18〜38円 | 通常運賃13〜28PHPから2026年3月〜50%引き適用中(期限未定) |
駅でStored Value Card(通称BEEP Card)を購入できます。
カード発行料は30PHP(約81円)の一時金で、購入時のチャージ残高は含まれません。発行後は任意の金額をチャージ(Load)できます。
フィリピンでは料金をチャージすることを「Load(ロード)」と呼びます。駅以外に、街なかのローディングステーションやコンビニエンスストアでチャージできます。
また、一部のバスでも利用できるので、大きなバスチケット売り場でもチャージできます。
Loading StationのマップはFIND LOADING STATIONSを参照してください。
改札に入る前に荷物のチェックをされます。
危険物の持ち込みは禁止されていますが、日常使いするもので止められることはあまりない印象です。
いくつかの駅では反対側のホームへ移動しづらい構造になっていることがあるので、改札に入る前に目的の方角へ向かうホームかどうか確認します。
自動改札を通り過ぎ、ホームへ降ります。
乗車口の位置の目安がホームに記載されているので、並んで待ちます。電車が来たら乗り込みます。
混雑している時間帯はロープで列を区切ることがあるので、自分の前で区切られた場合は次の電車を待ちます。
駅の数を数えるか、ホームの看板を見て目的地を確認し、下車します。
車内のアナウンスもありますが、混雑時はほぼ聞こえないため、外の看板を見ることをおすすめします。

マニラの電車で多く耳にするのはスリです。
特にMRTは混雑が激しく、乗り降りの際に人が入り乱れるので注意が必要です。
貴重品はバッグの中にしまい、服のポケットなどには入れないようにしましょう。また、リュックは背中からおろし体の前で抱えるようにします。
斜めがけバッグやハンドバッグなども体の前で持ちましょう。斜めがけのバッグのファスナー口が背中側にあったため貴重品を抜き取られた例もあるので、ファスナーの位置も注意するほうがいいかもしれません。
マニラの電車の中では外国人であるだけで目立ってしまうのも事実。
都会のマニラではおしゃれな格好をして電車に乗るフィリピン人も多いので、特別ボロボロの格好をする必要はありませんが、お金持ちだと誤解されるような格好は避けましょう。
例えば、高価な時計やアクセサリー、スマートフォン(特にiPhone)などが周りの目に触れないような工夫をするとよいと思います。
朝の8時〜10時や午後5時〜8時はラッシュアワーのピークです。
Ayalaなど駅によっては入場制限がかかり、長蛇の列でホームに行くまでに30分〜1時間かかることも。
プライベートな用事で時間を調整できるようなら、ラッシュアワーを避け日中の11時〜3時くらいに移動する計画を立てたほうがいいでしょう。
意外と早いマニラの終電。LRT・MRTとも21時〜23時台で、路線や曜日によって異なります。
細かい時刻表はないので、用事が遅くなりそうなときは利用する駅の終電到着時刻がどのくらいになるのかあらかじめ聞いておくといいでしょう。
また、電車を利用すると到着した駅からの徒歩の移動などがあるため、夜遅い時間の電車利用はマニラ生活に慣れていない人にはおすすめできません。
Grabなどの配車サービスを利用するなど安全な方法を検討してください。
公共交通機関の乗換案内をしてくれるアプリが、「Sakay.ph」。
電車はもちろん、ジプニーやバス、UVエクスプレスというバンなども含めて経路を提案してくれるので、移動の計画に便利です。
治安が悪いという評判のマニラの電車ですが、ここ数年でだいぶ様子が変わってきている印象です。
海外なので気をつけないといけない場面はありますが、電車を安全に利用できればメトロマニラの移動がとても便利になります。目的地や時間帯に合わせて、試してみてくださいね。
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