マルタを訪れる方の多くが気にするのが現地の治安。渡航する国や地域によっては治安の悪いエリアもあり、生活する上でさまざまな点に注意が必要です。
特に海外に比べ治安の良い日本で暮らしている人にとっては、思わぬことがトラブルのきっかけになることも十分にあります。
そこで今回はマルタの治安に関して、現地で注意すべきトラブル事例、危険な目に遭わないためのポイントなどを紹介します。現地でトラブルに巻き込まれないためにも、ここで紹介するポイントをしっかり押さえておきましょう。
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まずは世界的なマルタの治安に対する評価を見ていきましょう。
それでは実際に近年のマルタの治安状況を確認していきましょう。なお、今回は下記の分類で罪種別の犯罪件数をお伝えいたします。
凶悪犯罪:殺人、性暴力、暴行・傷害
窃盗犯罪:窃盗
罪種ごとの計算は国や都市によって定義が異なるため単純比較はできませんが、一つ現地の治安イメージを持つ参考として捉えていただければと思います。
その上で、2021年にマルタで発生した犯罪件数は下の通りです(※1)。
EU統計局の発表に基づいて編集部が作成
EU統計局の発表に基づいて編集部が作成
2021年、マルタでは凶悪犯罪、窃盗犯罪ともに発生率が減少しました。過去10年の推移を見ると、窃盗犯罪の発生率がかなり減少していることが伺えます。
また、2021年の犯罪発生率を日本、マルタ平均で比べると下の通りです(※2、3)。
地域 | 凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 |
---|---|---|
マルタ平均 | 40件 | 890.7件 |
日本平均 | 39.9件 | 330.6件 |
※10万人あたりの犯罪発生件数
マルタの犯罪率は日本平均と比べると、凶悪犯罪の発生率があまり変わらず、窃盗犯罪の発生率が高い状況です。マルタを訪れる際には、スリなどの被害に遭わないために、日本で生活している以上に身の回りに注意するようにしてください。
上で紹介したトラブルに巻き込まれないためにも、マルタに滞在している間は以下のポイントを意識するようにしましょう。
スリの手口は実に巧妙で、どれだけ注意を払っていても被害に遭ってしまうことはあります。
スリに遭遇しないことが一番ですが、万が一遭遇してしまったときのために、財布にあまり高額なお金を入れるのはやめましょう。そして、財布やスマートフォンなどの貴重品は後ろのポケットやリュックにしまわないようにすることも大事です。
カバンはウエストポーチを利用するなどの対策を講じましょう。
置き引きなどの窃盗は、外でお酒を飲んでいるときや電車・バスなどを利用している時によく起こります。
未然に被害を防ぐためにも、お酒を飲むときは節度を保って意識を常にしっかり持つことが大事です。また公共交通機関を利用するときの居眠りも厳禁です。荷物は常に目の届くところに置き、危機管理意識を高く持つようにしましょう。
コンビニへ買い物に行くときなど、少しの間だからと言って車の中に荷物を置きっぱなしにする人も多いですが、そういう隙を犯人は常に狙っています。
どれだけ短い時間であろうと、車を開ける際は荷物をしっかり持ち歩くことが大切です。
空き巣被害は留守中に起きることなので、避けるのはなかなか難しいかもしれませんが、部屋を決める際は、セキュリティシステムがしっかりした部屋にする、一階には住まないようにするなど、最低限できることをしておくことが被害を防ぐことにも繋がります。
またジョギングなどの生活習慣を作らないなど、周囲に留守を分からせないようにすることも大切です。
暴行・恐喝などの犯罪は、人目につかない場所で起こりやすいです。なるべく夜間の外出は控えましょう。止むを得ず外出の必要に迫られたときは、人通りの多い道を歩く、誰かと共に行動するなどの対策が必要です。
photo by:Alexandros Michailidis / Shutterstock.com
マルタで万が一トラブルに巻きこまれたら、警察などにすぐに連絡しましょう。マルタでは警察や消防、救急の呼び出しに必要な電話番号は「112」です。
電話が繋がったら警察・消防・救急どの機関に繋げたいかを述べた上で、具体的な状況、自分の現在地などを伝えましょう。
パスポートを紛失するなどのトラブルには、日本の領事館などに相談しましょう。なお、マルタには大使館がなく、相談は在イタリア大使館の窓口へ行く必要があります。
連絡先 | 受付時間 | 住所 | ウェブサイト |
---|---|---|---|
(+353)01-202-8300 | 領事館窓口:月〜金曜 9:30-12:45、14:15-16:30 | Ambasciata del Giappone Via Quintino Sella, 60 00187 Roma, Italia Googleマップで見る |
在イタリア日本国大使館 |
加えて渡航前には、外務省が公開している安全対策基礎データを参考に、現地で注意すべき行動、緊急時の各種連絡先を確認するようにしましょう。
外務省「マルタ安全対策基礎データ」
いかがでしたでしょうか。
マルタでは、スリや窃盗などのトラブルが実際に発生しています。こういったトラブルに巻き込まれないためには貴重品は目の届くところに管理し、所持金は必要最低限にするやハメを外さないなどの対策とる必要があります。
これからマルタを訪れる予定のある方は以上の点に注意して、安全に現地での滞在を楽しんでください。
※1、2...Eurostat「Recorded offences by offence category - police data」(参照日:2022-08-26)
※3...警察庁「犯罪統計」(参照日:2022-08-26)
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