最終更新日:2026/10/29

ボストンは、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)などの名門大学が集まる、アメリカの人気留学先。歴史的な街並みと多様な文化が息づくボストンは、学校はもちろん、日常生活の中でも語学力を伸ばすチャンスが豊富です。
今回は、ボストン留学のメリットとデメリット、ボストン留学をおすすめする人の特徴を紹介します。留学先選びの参考にしてください。
[目次]
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アメリカ北東部、マサチューセッツ州にあるボストンは、アメリカ独立の舞台となった歴史ある街として知られています。ここでは、ボストン留学の代表的なメリットを6つ紹介します。

photo by:Marcio Jose Bastos Silva / Shutterstock.com
ボストンは大学が多く集まることから、学術都市と呼ばれています。
上記のような有名大学があり、世界大学ランキングの上位に入る学校も多数あります。例えばQSが2026年6月に発表した「QS世界大学ランキング2027」では、マサチューセッツ工科大学が第1位、ハーバード大学が第5位にランクインしました。
語学学校も多いため、ボストンには学生が多く住んでいます。米国勢調査のデータをまとめたCensus Reporterによると、学士以上の学位を持つ人が人口の55.8%、20〜29歳が人口の22%を占めており、若い学生が集まる街であることが分かります。
留学中は研究発表会やネットワーキングイベントなどを通して、ほかの教育機関に在籍する学生や若い世代と交流する機会も多いでしょう。

photo by:Wangkun Jia / Shutterstock.com
ボストンはアートや音楽などの文化に触れる機会の多い都市です。
街中には約45万点の収蔵品を誇るボストン美術館をはじめ、ボストン現代美術館(ICA)やジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館といった施設、複数のアートギャラリーがあり、留学中に芸術や文化を学ぶ機会がたくさんあります。
ほかにも、1820年代に建てられた歴史的建造物を利用した市場「クインシーマーケット」や、ボストン近郊の港町「セーラム」など、観光スポットも豊富です。留学中は語学や専攻の勉強はもちろん、美術館巡りや音楽鑑賞なども楽しめます。
ボストンのおすすめ観光スポット情報

ボストンはアメリカの歴史がスタートした都市ともいわれます。博物館など歴史的施設が多いうえに、街中にもアメリカ最古の公園である「ボストンコモン」など、歴史あるスポットが点在しています。
アメリカの史跡を巡るフリーダムトレイルという観光路もあり、約4kmの道のりを歩きながらアメリカ独立にまつわるスポットを観光できます。半日ほどで回れるため、週末や短期留学など限られた時間でも歴史を学べます。
さらにボストンは、ニューヨークやロサンゼルスといった大都市と比べると街並みが落ち着いています。ビーコンヒルやノースエンドエリアを中心にレンガ造りの建物が多く、歴史ある厳かな雰囲気を感じられます。
都会の便利さと歴史情緒あふれる街並みを両立しているのは、ボストンならではの魅力です。

ボストンは車がなくても生活できるほど、中心部の交通網が発達しています。
移動手段は地下鉄やバス、タクシーなど選択肢が豊富です。中でも地下鉄はレッド・オレンジ・ブルー・グリーンの4路線に加え、バス高速輸送のシルバーラインも運行しており、利便性が高いのが特徴です。
乗車にはチャージ式のICカード「CharlieCard(チャーリーカード)」のほか、クレジットカードやスマートフォンのタッチ決済も利用できます。車を持たない留学生にはありがたいポイントです。
ボストンの交通事情はこちらにまとめました。
ボストンの交通事情まとめ!利用料金からおすすめの移動手段まで徹底解説

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ボストンは学術やアートの街というイメージが強いですが、スポーツも盛んです。ボストン周辺には、次の4大プロスポーツのチームが本拠地を置いています。
レッドソックスには2026年シーズン時点で吉田正尚選手が所属しており、過去には松坂大輔選手や上原浩治選手らもプレーしていました。
留学中の週末に、地元ファンとともに熱気あふれる試合観戦の思い出が作れるでしょう。

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ボストンは、アメリカの大都市の中では比較的犯罪が少なく、治安の良い都市です。
マサチューセッツ州警察が公開する犯罪統計データベース「CrimeSOLV」によると、ボストンの窃盗犯罪の発生率は10万人あたり2,638.9件(2014年)から2,096.2件(2024年)へと、10年間で約20%減少しています。治安に不安がある方でも、ボストンなら比較的安心して過ごせます。

マサチューセッツ州警察「CrimeSOLV」のデータを基に編集部が作成
ただし、日本と比べれば犯罪発生率は高いです。特にドーチェスター地区、マタパン地区、ロックスベリー地区などでは凶悪犯罪も発生しており、滞在中にうっかり迷い込まないよう注意が必要です。
危険なエリアを事前に調べておく、貴重品は肌身離さず持つ、夜遅くに出歩かないなど、防犯対策は忘れないようにしましょう。
ボストンの治安事情まとめ!トラブル事例から防犯のポイント、安心して生活できるエリアまで紹介
ボストン留学には魅力がたくさんある一方で、デメリットもあります。ここでは代表的なデメリットを3つ紹介するので、留学先選びの参考にしてください。

ボストンは冬の冷え込みが厳しく、1〜2月は最低気温が氷点下になる日が多く、−10℃近くまで下がることもあります。冬に留学する場合は、防寒対策を徹底しましょう。
特に寒さが苦手な方や、気温の変化で体調を崩しやすい方は、体調管理に注意が必要です。ヒートテックや防寒性の高いコートなど、防寒具を日本から持参するのがおすすめです。
どうしても寒さが苦手であれば、冬の留学を避けることも検討してみてください。平均気温が12.6〜22.9℃の5〜10月は過ごしやすい時期です。

ボストンの気候はこちらにまとめました。
ボストンの気候とオススメの服装を解説!

photo by:Michael Moloney / Shutterstock.com
日本と比べてアメリカは物価が高い国ですが、ボストンはその中でも特に物価が高い都市です。
北米最大級の物件情報サイト「Zumper」の全米家賃レポート(2026年10月)によると、ボストンの1ベッドルームの家賃中央値は2,980USD(約47万円)で、全米100都市中3番目の高さです。全米の中央値1,519USD(約24万円)と比べると、月に約23万円も高い計算になります。
家賃以外の生活費も高く、世界各都市の物価を比較できるデータベース「Numbeo」によると、ボストンで単身者が1カ月に必要な生活費(家賃を除く)は約1,484USD(約23.6万円)。一人暮らしの場合、家賃と合わせて月70万円ほどかかる計算です。
ただし、滞在先はホームステイや学生寮も選べ、一人暮らしより費用を抑えられます。スクールウィズの調べでは、アメリカの語学留学でホームステイや学生寮に滞在する場合、滞在費は1カ月あたり約25〜32万円が目安です。
また、アメリカ語学留学の総費用(学費・渡航費・滞在費・生活費)の目安は、1カ月で約68〜110万円、1年間で約556〜955万円です。物価の高いボストンでは、この範囲の中でも高めになると考えておきましょう。
どこに費用をかけるのか、しっかり考えながら留学のプランを練ることが大切です。
ボストン留学の滞在方法や留学費用はこちらにまとめました。
ボストンでの滞在方法は何がある?滞在期間ごとにおすすめをご紹介!
期間別ボストン語学留学の費用まとめ!期間別に解説

ボストンはアメリカの中でも日本人が少ない都市です。外務省「海外在留邦人数調査統計」(2025年10月1日時点)によると、ロサンゼルス都市圏には約6.4万人、ニューヨーク都市圏には約3.8万人の日本人が暮らしている一方、ボストンは在留邦人数の多い世界の上位50都市に入っていません。
日本人の少なさは英語学習にはプラスですが、緊急時に日本語で頼れる人が少ないことも意味します。
ケガで病院に行くときや、スマホを盗まれて警察に被害届を出すときなども、英語で対応しなければなりません。トラブルにも対応できるよう、留学前から英語力を鍛えておくことが大切です。
目安として、中学英語レベルまでは勉強しておきましょう。日常会話の多くは中学英語レベルでカバーできるといわれており、基本的な会話ができればひとまず安心です。
また、緊急時に連絡できる在ボストン日本国総領事館の場所や連絡先を控えておくなど、万が一に備えておくのもおすすめです。
ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえると、ボストン留学は次のような人におすすめです。
アメリカ発祥の地ともいわれる歴史の深さは、ボストンならではの魅力です。歴史や美術などを学びたい人にとっては、楽しめる環境でしょう。
一方で、現地で求められる英語力が高く、物価も高いため、全員におすすめできるとは限りません。例えば暖かいビーチリゾートで過ごしたい人、最先端のビジネスに触れたい人は、次の都市も検討してみてください。
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ボストン留学の大きなメリットは、名門大学が集まる学術都市で、歴史や芸術に触れながら学べることです。交通の便が良く、アメリカの大都市の中では治安も比較的安定しているため、落ち着いた環境で勉強に集中できます。
一方で、冬の厳しい寒さや全米トップクラスの家賃・物価の高さ、日本人の少なさといったデメリットもあります。留学時期や滞在方法、事前の英語学習などで対策しておきましょう。
ボストンに留学しようと思い始めた人は、具体的な留学プランを考えていきましょう。なかなかプランが定まらない、どう考えたら良いのか分からない場合は、留学エージェントに相談するのもおすすめです。
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本記事は2026年10月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。
なお、記事内ではアメリカドルをUSDと表記、為替レートには2026年10月1日時点での情報を参照し、1USD=159円で計算しています。

留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。

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