ボストンの気候とオススメの服装を解説！

ボストンに行くにあたって、現地の気候や持っていくべき服装はどのようなものがいいか悩みますよね。

実際ボストンは東京と比べると気温や日照時間、降水量などが異なり、知らずに渡航してしまうと現地で服を一式買い直すなど、不要に出費がかさんでしまう恐れがあります。

そこで今回は、ボストンの気候や季節ごとの雰囲気、服装、ベストシーズンなどをご紹介します。ボストンへの渡航準備を進めている方は、ぜひこの記事を参考に持っていく服装、現地での服の調達イメージを持っていただければと思います。

なお、ボストンの観光情報については下のページでまとめているので、おすすめの観光スポットや人気の料理などを知りたい方はチェックしてみてください。
ボストン観光といったらここ！現地で楽しめるおすすめスポットやイベント・グルメまとめ

本記事は2024年8月時点での情報に基づいて作成しております。公開から期間が経つ場合には、為替変動などにより紹介項目にかかる金額が変わる恐れがありますのでご注意ください。なお、記事内ではアメリカドルをUSDと表記、為替レートには2024年8月6日時点での情報を参照し、1USD＝146円で計算しています。

ボストンの気候帯

まずはそもそもボストンが気候帯に属しているかを確認しましょう。ここでは気候学者W.P.ケッペンによって考案された気候区分に従い、気候帯をご紹介します。

メルボルン大学のM. C. Peelらの発表によると、ボストンの気候は亜寒帯湿潤気候（気候区分：Dfb）に属しています（※1）。

亜寒帯湿潤気候は夏と冬の寒暖差が激しく、年間を通して一定の降水量があることが特徴です。

なお、亜寒帯湿潤気候には、日本の北海道、ロシアのモスクワ、カナダのトロントやモントリール、アメリカ国内ではシカゴなどが属しています。

日本との比較

日本は、北海道や東北、沖縄などを除くと、大部分の地域が温暖湿潤気候に属しています。

年間を通した気温差は似ているものの、平均的な気温はやや日本の方が高く、かつ日本と異なり冬でも夏場と変わらない降水量がある点に注意が必要です。

四季が感じられるボストンの気候

上ではボストンの気候帯について簡単にご紹介しましたが、実際の気温などが分からないと生活イメージが湧きづらいですよね。続いては、ボストンの平均気温や降水量などを東京と比べながらご紹介します。

なお、以下で紹介するデータはアメリカに拠点を置くCanty and Associates LLCが運営する気候データベース「Weatherbase」、およびオランダに拠点を置くWorld Wide Travel Organisationが運営する「Weather and Climate」、ノルウェーに拠点を置くTime and Date ASが運営する「timeanddate.com」掲載の情報を参照しています（※2〜6）。

ボストンの平均気温

ボストンは日本と同じように春夏秋冬があります。緯度は日本の札幌とほぼ同じ位置にあるため、ボストンの平均気温は、年間を通して東京よりやや低いです。

冬場の気温は東京よりも冷え込むため、冬場に現地で滞在する場合には、日本で生活する以上の防寒対策を取りましょう。

ボストンの平均最高・最低気温

ボストンは朝晩と日中との気温の寒暖の差が大きいという特徴を持っています。冬のボストンの冷え込みは厳しく、1月2月になると0℃を下回る日が多いです。

また、積雪量も多いため、ボストンの冬は東京よりも過ごしにくい環境になります。

ボストンの日照時間、日の出・日の入り時間

北海道よりも高い緯度に位置するボストンでは、東京と比べ夏と冬で日照時間に大きな差が出ます。また、夏と比べ冬には雨が降る日がかなり増えるため、渡航時期には十分に注意が必要です。

ボストンの降水量

ボストンの年間降水量は東京と比べるとやや少なめになっています。ただし、冬場は日本以上に雨が多く降る時期になるため、注意が必要です。

ボストンの春（3〜5月）

ボストンの春は短いです。3月頃はまだ気温が低く、4月は日によっては雪が降る日もあります。

寒さに弱い方は、ホッカイロの準備をしておくと安心です。日本の春の感覚で行ってしまうと、現地で寒い思いをしてしまうことになるのでご注意ください。

一般的な春の服装

日本の冬と同じような服装がちょうど良いです。コートや、ダウンジャケットは必須で、手袋やマフラーを用意しておいた方が良いでしょう。時々降る雪に備え、レインブーツがあると歩きやすいです。

ボストンの夏（6〜8月）

ボストンの夏は東京と比べ湿度は低いですが、気温は30℃近く上がることがあります。

一般的な夏の服装

半袖短パンの格好のような、日本の夏で過ごすような格好で大丈夫です。

しかし、ボストンでは建物内の冷房がしっかり効いていることや、朝晩に気温が下がることもあります。温度調整ができるようにカーディガンなどの羽織りものを用意しておくと快適に過ごせるでしょう。

また、日差しが強いので、サングラスや日焼け止めの用意も忘れずにしておいてください。

ボストンの秋（9〜11月）

心地よい気温になり、街が紅葉で色づき始めて美しい景観が楽しめる時期になります。ですが、ボストンの秋は短く10月頃には気温が下がってきてしまいます。

一般的な秋の服装

秋の始まり頃は、長袖のシャツに長ズボンで過ごせます。

朝晩は気温が下がりやすいので、それに備えてジャケットやパーカーなどの羽織りものを用意しておくと良いです。10月頃になると気温が下がりやすくなってきてしまうので、薄手のコートを持って行ってくださいね。

ボストンの冬（12〜2月）

ボストンの冬の冷え込みは厳しいです。雪が降ることも多く、寒さで道路が凍ってしまうこともあります。

一般的な冬の服装

防寒対策ですが、東京の冬よりも気温が下がるため、厚手のダウンジャケットやニット帽やマフラーなどを持っていき、しっかり対処されるようにしてください。アメリカはセントラルヒーティングが一般的なので、建物内は暖かいです。重ね着をしておくと体温調整がしやすいので便利です。

また、雪に備え歩きやすいように防水ブーツを持って行くと安心です。

ボストンのベストシーズンは6月〜9月！

ボストンの冬は非常に厳しいので、夏場の6月〜8月の間の過ごしやすい季節を狙っていくと良いでしょう。この時期は雨も少なく、観光するのにはぴったりです。

6月〜8月頃のボストンは、東京よりも湿気が少なく過ごしやすい空気になっています。9月の終わり頃から紅葉が始まり、街が美しく色づき始めます。ボストンの街がもっとも美しく見える時期になります。

8〜10月にかけてのハリケーンにはご注意！

アメリカでは8月から10月にかけてハリケーンが多く発生します。2022年では6〜10つのハリケーンが発生しており、多くが9月にアメリカ大陸へ上陸しているため、この時期での渡航を検討している方はご注意ください（※7）。

なお、ハリケーンは6〜8月にも発生しないわけではありません。アメリカ海洋大気庁によれば、2022年は6月1日から11月30日にかけてハリケーンシーズンとされているので、6〜8月に渡航する方も注意は必要です。

留学では最低1週間分を用意！

留学の場合、ホームステイ、あるいは学生寮での滞在が多く、自分の好きなタイミングで洗濯できるとは限りません。最低でも1週間分の服装を用意するようにしましょう。

ボストン留学中に服を購入できる場所と値段

短期間の滞在であれば、日本から持っていく服装で十分に生活を送れますが、長期滞在などで荷物がかさむ場合には、現地で衣服を買うことを検討しましょう。特にジャケットやコートなどは厚みがあるため、現地調達がおすすめです。

幸いボストンには、日本人にも馴染みのある「ユニクロ」や「H＆M」、「GAP」をはじめとするファストファッションの店舗があります。

価格や日本とはやや異なるため、下にアメリカで販売されているユニクロの各衣類の価格イメージをお伝えします（※8）。

ボストンにある各店舗の位置は下にまとめているので、店舗を訪れる際にはご確認ください。

項目	金額
ユニクロ	ユニクロ NEWBURY STREET店をGoogleマップで見る
H＆M	H＆M Newbury Street店をGoogleマップで見る
GAP	GAP FACTORY STORE DOWNTOWN CROSSING店をGoogleマップで見る

ボストンの気候まとめ

今回はボストンの気候について紹介しました。

ボストンの気候の特徴は、東京と比べ年間を通した平均気温が低い点です。ぜひ今回ご紹介した内容を元にボストンに持っていく服装の準備を進めて下さいね。

なお、もし留学先としてボストンを検討している場合には、留学カウンセラーが無料で留学相談に乗っています。

おすすめの語学学校や準備の流れ、費用イメージや各種手続きなど、一人ではなかなか検討が進まない留学準備を気軽に進めるなら、ぜひご利用ください。

また衣服をはじめ、アメリカ留学に必要な持ち物は下の記事でまとめているので、渡航前に漏れがないかチェックするためにこちらもあわせてご確認ください。
アメリカ留学持ち物リスト

あなたの目的に合った語学学校をご紹介します！

留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。

ポイント1. 留学の目的

ポイント2. 生徒規模や雰囲気

ポイント3. 日本人留学生の比率や日本人スタップの有無

ポイント4. 立地

ポイント5. 滞在方法、滞在先の希望

特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。

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