最終更新日:2024/09/09
「アメリカのマイアミに留学したいけれど、どんなところなんだろう……」
と思っている方。
アメリカの南東に位置するフロリダ州のなかでも、さらに南東に位置しているのがマイアミです。年間を通して温かく、魅力的なビーチが多数あることからリゾート地として人気があります。
あまり知られていませんが、都会とリゾートを両方味わえるマイアミはアメリカのなかでも語学留学先としておすすめな都市の1つです。
とはいえ、マイアミでの語学留学がどのようなものか、具体的にはイメージしにくいですよね。
そこでこの記事では、
をお伝えします。
マイアミ留学について具体的に留学エージェントに相談や手続きを検討されている方は、留学カウンセラーが個別でご相談に乗るのでぜひ下のボタンよりLINEを登録し、ご相談にお進みください。
アメリカ留学は決めたものの、都市選びで迷っている方はぜひこちらの記事を参考に留学先を検討してみてください。
なお、マイアミ留学について、特徴やおすすめポイント、語学学校などは下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
マイアミ留学
※この記事の情報はすべて2022年10月時点のものです。
※この記事はすべて1ドル=150円で計算しています。
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マイアミとはアメリカ東海岸の南端、フロリダ半島のもっとも南側に位置する都市の集まりマイアミ・デイド郡を指します。
アメリカ合衆国国勢調査局の2021年7月時点推計によると、マイアミ・デイド郡の人口は2,662,777人です(※1)。
マイアミはもともとリゾート地としての素質が十分にそろった都市でした。近年は観光地として新たな雇用が生まれたり、定年後のリタイア先として選ぶ人が増えたりしたことでマイアミに住む人が増加しています。
またキューバなどと地理的に近いことからマイアミには中南米出身者が多く、人口の7割ほどをラテン・ヒスパニック系民族が占めています(※2)。そのため、英語だけでなくスペイン語もよく使用されます。
マイアミ留学のメリットは5つです。
1つずつ解説しますね。
マイアミは、1896年にフロリダ東海岸鉄道が延長されたことで発達した街です。当時は漁場として知られ、のちに食品やグレープフルーツをはじめとした果物などを扱い発展しました。
最近は、欧州や中南米と北米をつなぐ国際的な商業都市として、金融・貿易などの産業が栄えています。
商業都市としての一面がある一方で、マイアミは青い海と白い砂浜、ビーチに立ち並ぶヤシの木など、まさに南国をイメージさせる環境です。そのためマイアミビーチをはじめとしたリゾート地としても有名であり、さまざまなマリンレジャーを楽しむことが可能です。
例えばサーフィンやビーチでの日光浴、休みの日にはショートクルーズやスキューバダイビングなどを楽しめます。
近代的な都市の一面を持ちながら、リゾート気分も味わえるのはマイアミならではのメリットです。
マイアミは、アメリカのなかでも有数の観光スポットとして知られています。
まず最大の観光スポットがマイアミビーチです。
先ほども紹介したように設備の整った美しいビーチでサーフィンやジェットスキーなどを楽しめるほか、夜になればナイトクラブで音楽も楽しめます。
海に囲まれた島々を越えてマイアミからさらに南へ向かうと、最南端にはダイビングやシュノーケリングで有名なキーウェストがあります。
また、車で約5時間ほどのオーランドまで行けば、
などのテーマパークを訪れることも可能です。
自然と都市、それぞれのレジャーが楽しめるのはマイアミの大きな魅力です。
マイアミ観光といったらここ!現地で楽しめるおすすめスポット9選
マイアミはアメリカの最南端に位置しており、海の向こうにはキューバがあります。
地理的な近さから、マイアミには南米出身の人が多いです。先ほども紹介したように、スペイン語話者の比率が高いラテン・ヒスパニック系民族がマイアミの人口の7割ほどを占めています。そのため、街中を歩いていても英語と同じくらいスペイン語が使われています。
アメリカ本来の文化に加え、南米のラテン文化による陽気な雰囲気も味わえるのはマイアミならではです。
アメリカへ留学する場合、人気の都市はやはりニューヨークやロサンゼルス、サンフランシスコなどです。対してマイアミは日本からの語学留学先や日本人の居住先として、それほどメジャーではありません。
外務省の統計によると、2018年における在外公館別の在留邦人数は以下の通りでした(※3)。
海外に行くと、どうしても不安な気持ちから日本人と交流したい気持ちを感じてしまいます。しかしせっかく留学に行くなら、できるだけ現地の人や他国からの留学生と関わるのがおすすめです。
その点マイアミには留学生を含む在留邦人がまだまだ少ないため、英語での会話や勉強に集中しやすい環境です。
日本人が少ない場所に滞在して外国人とのコミュニケーション量が増えると、語学習得のスピードも速まります。
マイアミの物価は日本よりは高いですが、ニューヨークやサンフランシスコといったアメリカの他の大都市と比べればやや安い水準です。
世界各国の物価水準をまとめたデータベース「NUMBEO」によると、マイアミにおいて水や牛乳、マクドナルドのセットを購入する際の価格水準は以下の通りです(※4)。
同じ品目の価格水準をニューヨークやロサンゼルスと比較すると、以下の通りです(※5、6)。
【水0.33リットル】
【牛乳1リットル】
【マクドナルドのセット】
微々たるものですが、アメリカのほかの都市に滞在する場合と比べれば、マイアミでの暮らしは生活費を抑えやすいです。
マイアミ留学のデメリットは、以下の4つです。
1つずつ解説しますね。
冒頭でもお伝えした通り、マイアミはアメリカの南端にあるため、中南米にルーツを持つラテン・ヒスパニック系民族が人口の約7割を占めています。
中南米での主な使用言語はスペイン語。中南米出身者の多いマイアミでも、街中を歩けばスペイン語が聞こえてくることもあります。
もちろん、さまざまな文化を体験するうえでは貴重な機会です。しかし「英語を習得する」という目的だけを考えれば邪魔になる可能性があります。
言語を学ぶ際はできるだけその言葉に触れる時間を増やすのが効果的です。マイアミではスペイン語に触れる時間がある分、英語習得のペースはダウンするかもしれません。
マイアミの気候は、熱帯モンスーン気候に属します。
夏場はアメリカの中では高い気温になるため、暑さに弱い方には少し厳しいかもしれません。年間を通じて平均気温は20℃かそれ以上となっており、特に6~10月は28~30℃まで気温が上がります。
同時期におけるニューヨークの平均気温は20~25℃程度であるため、マイアミの暑さがよく分かるでしょう。
また8月から10月にかけてはハリケーンが発生しやすく、万が一のことを考えると渡航・滞在は避けるべきシーズンです。
おすすめのシーズンは11月~3月。マイアミでは冬にあたりますが、20.1~23.8℃程度と暖かく過ごしやすいです。
マイアミの気候とオススメの服装を解説!
マイアミはリゾート地であるがゆえ、観光客が多いです。また留学生であっても「リゾート留学」として、勉強だけでなく観光やアクティビティを目的の1つとして滞在している方もいます。
周囲がリゾートを楽しんでいるなか、英語学習に集中するのはなかなか難しいでしょう。自分でしっかりとスケジュール管理をするなど、自己管理能力が問われます。
マイアミの犯罪発生件数は過去10年にわたって減少傾向にあるものの、まだまだ治安が良いとは言えません。
マイアミ・デイド郡の発表によると、2017年における犯罪発生件数はViolent Crime(凶悪犯罪)が6,166件、Property Crime(窃盗犯罪)が 34,842件でした(※7)。
10万人あたりの発生率をアメリカ全土の数字と比較すると、以下の通りです(※8、9)。
凶悪犯罪 | 窃盗犯罪 | |
---|---|---|
マイアミ・デイド郡 | 232件 | 1,310件 |
アメリカ全土 | 209件 | 1,249件 |
大きな差はありませんが、マイアミのほうがアメリカ全土の平均よりも若干高い数字となっています。
犯罪のなかでは特に窃盗が頻繁に発生しています。在マイアミ日本国総領事館の「安全の手引き」によると、日本人はマイアミ・ビーチなどの観光地で車上狙いや置引き、スリといった盗難の被害に遭う方が多いようです(※10)。
また殺人やレイプなどの事件も実際に発生しており、「夜は出歩かない」「人気のない暗い道は歩かない」などの対策が必要です。
【2021年版】マイアミの治安事情まとめ!トラブル事例から防犯のポイントまで紹介
ここまでマイアミ留学のメリット・デメリットを紹介しました。
年間を通して温暖な気候のマイアミは、アメリカ北部の都市と比べて生活しやすいです。またラテン系の人々も多く住んでおり、アメリカだけでなく中南米の文化も感じられます。
留学を通して異文化に触れてみたい方にはおすすめの留学先です。
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一方で、スペイン語も多く話される地域のため、英語の勉強だけに集中したい方には合わない可能性があります。
アメリカには他にも留学におすすめな都市が数多くあるので、マイアミが合わない方は他の都市を検討してみましょう。
自然豊かな環境で英語の勉強に集中できるシアトル留学
シアトル留学の特徴とは?メリット・デメリットを徹底解説!
交通手段が整っていて便利なシカゴ留学
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今回は、マイアミ留学についてお伝えしました。
マイアミはリゾート地として有名でありながら近代的な産業も発展しつつある、リゾート・都市両方の暮らしを楽しめる点が魅力です。
マイアミ留学には、以下のメリットとデメリットがあります。
できるだけ日本人との関わりを減らし、外国人に囲まれた環境で語学に打ち込みたい方、語学学習の合間にリゾートも満喫したい方にはマイアミがおすすめです。
記事を読んでマイアミに魅力を感じた人は留学の計画を練っていきましょう。プランに悩んだときは留学エージェントに相談するのがおすすめです。
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留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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※1...United States Census Bureau「County Population Totals: 2020-2021」(参照日:2022-10-26)
※2...MIAMI MATTERS「Summary Data for County: Miami-Dade」(参照日:2022-11-14)
※3...外務省「海外在留邦人数調査統計」(参照日:2022-11-14)
※4...NUMBEO「Cost of Living in Miami」(参照日:2022-10-26)
※5...NUMBEO「Cost of Living in New York」(参照日:2022-11-14)
※6...NUMBEO「Cost of Living in Los Angeles」(参照日:2022-11-14)
※7...MIAMI-DADE COUNTY「Crime Statistics」(参照日:2022-10-26)
※8...Federal Bureau of Investigation「Crime Data Explorer」(参照日:2022-10-26)
※9...外務省「アメリカ合衆国」(参照日:2022-10-26)
※10...在マイアミ日本国総領事館の「安全の手引き」(参照日:2022-11-14)
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