「留学に向けて航空券を買いたい」
「帰国後の航空券まで先に買っておいた方が良いのかな……」
とお悩みではありませんか?
航空券には往復航空券や片道航空券、さらにFSCとLCC、割引航空券と格安航空券など、さまざまな種類があります。
悩むところですが、FSCの航空会社の往復航空券の中から帰国日を変更できるチケットを手配するのがおすすめです。重要なのが帰国日が決まっていることで、入国審査で怪しまれずに渡航できます。
しかし初めて海外に行く場合や自分で航空券を手配したことがない場合、買うべき航空券やタイミング、購入方法などなかなか分からないものです。
そこで今回は、航空券の種類、種類ごとのメリットとデメリット、安く購入する方法、国別のおすすめ航空会社、購入前の準備などを紹介します。
また最後にチケットを購入するときの注意点も記載しているので、あわせて参考にしてみてください。
なお、留学前にすべき準備は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学準備をスムーズに進めるための11つのステップとは?
[目次]
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ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!
まず航空券には往復チケットと片道チケットがあり、細かく見ると5つに分けられます。
往復チケットと片道チケットに分けて、各種類を解説しますね。
往復チケットとは、行きと帰り両方の移動を手配できる航空券です。
往復チケットの種類として、
の4種類を紹介します。
FIXチケットは出発前に利用日を完全指定し、出発後は帰国日・帰国便の変更ができない往復航空券です。
不便に感じるかもしれませんが、日本への帰国が約束されているため、入国審査で渡航目的を厳しく追求されることがありません。
帰国日とフライトを決める必要がある分、帰国日の変更の可能性が低い短期留学、帰国日の変更予定がない人におすすめです。
オープンチケットは渡航前に復路を決める必要がない上に、有効期間内であれば決定した帰国日をいつでも変更できる往復航空券です。
チケットによって有効期限が決まっていますが、最大で1年間有効です。
例えば「10OPEN」であれば、有効期限が10日になります。
長期留学やワーキングホリデーなど、帰国日を変更する可能性が高い方におすすめです。
FIX+オープンとは、先ほど紹介したFIXチケットとオープンチケットの特徴が合わさった往復航空券です。
FIXのように帰国日とフライトを事前に決める必要はありますが、出発後に現地で復路の日程を変更することが認められています。
変更手続きに手数料がかかることもありますが、渡航時には帰国日が決まっていることから、入国審査で追求されることは少ないです。
ただし、変更には回数制限があるため、慎重に決めましょう。
周遊航空券は、2ヶ国もしくは2都市以上を訪問できる航空券です。例えば「日本→オーストラリア→ニュージーランド→日本」という使い方ができます。
複数の都市に安価で渡航できますが、場所や都市数によっては割高になる場合もあります。
複数国を一気に旅したい人、留学終わりに他の国に遊びに行きたい人は使いやすいです。
片道航空券とは往路のみの航空券であり、復路が決まっていない分、往復航空券より値段が安く設定されています。
片道航空券はビザを持っている場合に有効です。ビザがあれば帰国の日程が決まっていなくてもビザ期限内しか滞在できないため、入国審査で渡航理由など深く質問されにくいです。
ただし国によっては、入国条件として出国の航空券を提示できることを課しています。その場合はビザを持っていても入国できないため、片道チケットで手配する前に入国条件を確認しておきましょう。
航空券には複数の種類があると分かりましたが、留学は短期もあれば長期もあり、ビザの必要性も留学方法によって変わります。
自分の留学プランでどの航空券を変えば良いのか、まだまだ分かりにくいですよね。
そこで次は、購入する航空券の決め方を解説します。
まず片道航空券と往復航空券、それぞれのメリット・デメリットを理解しましょう。
片道航空券のメリットは、次の通りです。
対してデメリットは次の通りです。
多くの国で不法滞在を防ぐために、帰国の意志確認として復路について質問されます。帰国のフライトを予約していないと日本に帰る意志が証明できないため、追求は厳しくなります。
ビザがあれば渡航目的がはっきりしているため、問題ありません。しかしビザの必要ない期間で留学する場合、いつまで滞在するつもりなのか証明ができず、入国審査に時間がかかることがあります。
往復航空券のメリットは、次の通りです。
往復航空券は片道航空券よりは金額が高いものの、入国審査で日本に帰国する日を証明できます。不法滞在する可能性も低いと見なされ、入国審査で深く質問されることは少ないです。
対してデメリットは次の通りです。
帰国日を大まかにでも決めておかなければならず、予定変更も難しいといったデメリットはあります。長期留学など、予定が立てにくい場合は慎重に購入したいところですね。
各メリットやデメリットを踏まえた上で、おすすめは片道航空券ではなく往復航空券を購入することです。買うべき往復航空券の種類は、留学期間によって判断すると安心です。
その理由を短期留学と長期留学に分けて解説します。
1週間〜1ヶ月の短期留学は、帰国日が決まっている往復航空券を購入しましょう。
短期留学は帰国日が決定している上に、予定を変更する可能性も低いです。
それほど長く日本を離れる可能性も低いことから、帰国日があらかじめ決められている往復航空券を買った方が航空券代は安く済みます。
長期留学の場合は、往復航空券のオープンチケットがおすすめです。
オープンチケットはそもそも帰国日を決める必要がない上に、決めた場合でも有効期限内であれば変更できます。
長期留学は期間が長い分予定が立てにくく、帰国日を変更する可能性も高いです。
仮の帰国日を決めて、帰国が近付いたら希望の日時に変えるようにしておくと安心です。
留学中に「もう少し帰国を伸ばしたい」と気持ちが変わる可能性もあります。
帰国日が変更になった場合、往復航空券の片道破棄という方法も利用することも可能です。しかし航空券の破棄は契約違反になり、ペナルティや罰金が発生します。
まず航空会社が定価で販売する正規航空券は、キャンセルの連絡をすれば手数料を支払って破棄することは認められています。
しかし安く購入できたチケットは旅行代理店が販売している割引航空券の可能性もあり、基本的にはキャンセルができません。
割引航空券は、ツアー客の利用を見込んで販売されています。もともと条件付きでバラバラに販売されているゆえに安いのですが、その条件が「往復航空券の利用」です。
片道破棄をすると規約違反となり、罰金または片道料金をキャンセル料として請求されます。特に連絡なしの破棄となると、今後同じ航空会社の利用を禁止とする航空会社も存在します。
航空会社に迷惑をかけないためにも、無断での往路の破棄は避けましょう。止むを得ずキャンセルしなければいけない場合は、必ず航空会社に連絡してください。
次は実際に航空券を手配する方法として、
の4つを紹介します。
航空会社の公式サイトから直接購入する方法です。公式サイトでは定価で販売されている正規航空券をメインに販売しており、予約変更など融通が効きやすいです。
海外の航空会社は購入手続きがすべて英語となるため、ある程度の英語力は必要です。
旅行代理店では主に割引航空券を販売しています。割引航空券のため、定価よりも安く購入できます。
旅行代理店では必要事項を伝えれば面倒な手続きを代行してもらえるため、購入に手間がかかりません。
ただしその分、販売手数料や予約変更の手数料が発生することは覚えておきましょう。
上記のことから渡航日の変更予定がない、航空券の購入に慣れていない人におすすめです。
格安航空券検索サイトとは、日時など条件を入力すれば合致する航空券をまとめて提示してくれるサイトです。自分で手続きする必要はありますが、候補を吟味しながら選ぶことができます。
代表的な検索サイトは、次の3つです。
航空券はLCCや乗り換えの多いタイプが中心ですが、日付、フライト時間、行き先といった条件を入力するだけで、最安の航空券を見つけられます。
また検索するタイミングで表示される航空券も変わるため、何日間か考えながら安いチケットを探すことも可能です。
注意点として、支払い後は予約変更ができない航空券が多いです。さらに変更する場合の手続きはすべて自分で行う必要があり、値段が安い分手間はかかります。
航空会社のカウンターで航空券を手配してもらうことも可能です。
ただしカウンターは空港にあることが多く、街中のオフィスもあまり用意されていません。渡航直前に購入する場合に限り利用できる方法です。
格安航空券が見つかることもありますが、事前準備が必要な留学にはおすすめしません。
「万が一欠航や遅延が起きた場合は、カウンターでもチケットが手配できる」と、トラブル時の購入方法として頭に入れておく程度にしましょう。
ここまでを読んで買うべき航空券や購入方法は分かったものの、手配するタイミングに悩みますよね。
基本的には渡航日が決まったら購入したいところですが、コロナが発生してからは以前と購入タイミングが異なります。
その理由を解説します。
留学先の学校や滞在先が決まったら、学校に渡航日を知らせることが必要です。
特に到着時間を知りたいためにEチケットの提出を求められることもあり、到着時間は航空券を手配していなければ伝えられません。
基本的には渡航日が決まった時点で航空券を購入しましょう。
目安ですが、留学の3ヶ月前までに帰国日も決めて、手配しておくのがおすすめです。
航空券は渡航日が決まってすぐの購入が望ましいですが、正規料金でしか予約できません。
また帰国日が決まっていないと目安で予約することになりますが、結局キャンセルして日程を変更し、手数料が発生することもあります。
渡航費を節約したい場合は留学の2〜3ヶ月前の購入が安くておすすめです。
航空会社にもよりますが、渡航日の2〜3ヶ月前はツアー客向けの販売が終了し、座席数が少なくなります。航空会社は早く売り切るために、価格を下げ始める時期でもあります。
数ヶ月前もしくは1ヶ月前であれば、定価の半額で購入できることもあるのです。
キャンセル不可の航空券で注意は必要ですが、数ヶ月前の購入が狙い目です。
ここまで数ヶ月前の航空券がもっとも安いとお伝えしましたが、コロナの影響で海外渡航が難しくなってから、航空券を取得するタイミングも大きく変わりました。
特に海外観光客や留学生を受け入れるかどうか、国によって異なります。航空券の他にワクチン接種やPCR検査の証明書が必要など、他の準備もたくさんあります。
例えば往復航空券を数ヶ月前に予約したものの、入国に3回のワクチン接種が必要だとしましょう。
1ヶ月前にワクチン接種の入国条件に気付いたものの、自分はまだ2回しか打っていないと、残り1ヶ月でワクチン接種が間に合わなければ航空券はキャンセルとなります。
入国条件も日々変わる、搭乗者がコロナ前より少ない影響で、フライトスケジュールが急に変更となることもあります。事前に手配しても航空券が利用できなくなる可能性を考えると、1〜2週間前など直前の購入が安心です。
コロナ禍の留学では、フライトは直行便を選ぶこともおすすめします。
入国条件が国ごとに違うことから、乗り継ぎ地と目的地の必要書類が異なることもあり、準備に手間がかかります。
さらにフライト直前まで経由国の必要書類を知らなかった、急に変わったなどの理由から、乗り継ぎできなくなるかもしれません。
すべての国で直行便を利用できる訳ではありませんが、トラブルを避けるためにも直行便があれば乗継便は避けましょう。
購入のタイミング以外にも、航空券を安く購入する方法がいくつかあります。
そこで知っておきたいこととして、
を紹介しますね。
航空券には次の3種類があり、予約変更やキャンセルの規約が異なります。
順番に見ていきましょう。
正規航空券は、国際航空運送協会(IATA)が決めた値段で航空会社が販売しているチケットです。エコノミー、ビジネス、ファーストクラスがあり、クラスによって料金が異なります。
正規航空券には、以下の特徴があります。
正規航空券は、販売時期に値段が左右されません。チケットの残数さえあればどこで買っても同じ値段で販売されています。
今回紹介する中で金額はもっとも高いですが、その分融通が効きやすく、リスクも低いチケットです。
割引航空券は、先ほど紹介した正規航空券をそれぞれの航空会社が独自の割引料金で販売しているチケットです。エコノミークラス限定で予約変更やキャンセルはできませんが、値段は安くなります。
PEXの特徴は次の3つです。
割引が発生することから、発売期間が決められています。事前に販売のタイミングをチェックし、見逃さないようにしましょう。
今回紹介する格安航空券は、LCCではなく旅行代理店がツアー用として用意しているチケットです。
フライトの人数が少なすぎると、航空会社は運賃の回収ができず、赤字になりかねません。チケットを売り切りたいとき、航空会社は旅行代理店に販売を依頼します。
その後代理店は個人向けにバラバラで販売することが多く、そのバラ売りチケットが格安航空券と呼ばれています。
格安航空券には、以下のような特徴が見られます。
変更はほとんどできず融通も効きませんが、値段はもっとも安いです。GWなど繁忙期は取りにくいですが、オフシーズンは空席がある上に料金もかなり下がります。
ここまでを踏まえて、数ある航空券の中から適切なチケットを安く購入する方法として、
の3つを紹介します。
片道航空券でも往復航空券でも、利用者が多い時期は需要の高さからチケットの値段も高くなりやすいです。夏休みや春休み、年末年始、GWといった長期休暇は繁忙期のため、渡航日をずらしましょう。
また日本の休暇シーズンを避けても、海外の休暇と重なるとチケットは高いままです。4月のイースター、12月のクリスマスは休みを取る人が多いため、避けることをおすすめします。
複数の航空会社のチケット情報をまとめて掲載しているのが比較サイトです。往路と復路の日時、行き先などを検索すると、条件に合った航空券を提示してくれます。
往復航空券や片道航空券といった指定はできますが、正規航空券や格安航空券など混ぜて表示されます。そこから自分で経由地や時間、料金など希望に合うチケットを選ぶ必要はありますが、最安値で購入することも可能です。
ただし競争が激しいため、検索のタイミングによって値段が変化します。1回目に見たときは安かったのに2回目は数万円高くなっていることもあり、良いフライトを見つけたら早めに予約するのがおすすめです。
いくつかある航空券の種類や探し方の中でも、最安が見つかりやすいのは格安航空券です。
先ほどお伝えしたように空席を個人向けに販売しているため、単身で渡航する人には最適。条件さえ合えば、渡航費用を抑えられます。
ただし安い分、いくつか注意点があります。
出発日が柔軟に決められる場合はおすすめですが、休日など特定の日に移動したい人にはおすすめできません。
いくつかの方法を一緒に使いながら、自分に合った航空券を探しましょう。
航空会社には、LCC(ローコストキャリア)とFSC(フルサービスキャリア)という種類があります。ここまで紹介したチケットは、基本的にFSCです。
航空会社はもともとFSCが一般的でしたが、LCCが4〜5年前から急成長を遂げています。
LCCとFSCの違いは、航空券代に含まれるサービス範囲です。LCCは低価格で最低限のサービスのフライトである上に、基本的に片道航空券を販売します。
FSCはフルサービスの名の通り、機内食や荷物預かり、映画鑑賞などさまざまなサービスを提供する上に、そのサービス料がチケット代に含まれています。
そのためFSCは、航空券を購入したときの金額で平均20kgの受託荷物を預けられる上に、重さ制限を超えない限り追加料金の支払いもほとんどありません。機内食、映画鑑賞、座席指定、毛布といったサービスも利用できます。
対して、LCCは航空券代に座席料金しか含まれておらず、受託荷物や機内食を利用する場合は、追加料金が必要です。
身軽でサービスが必要ない人ほど低価格で移動でき、サービスを利用すると料金が高くなります。
LCCとFSCどちらが良いのかと悩みますが、留学は荷物が多いこと、フライトが長いことからFSCの利用がおすすめです。
留学は短期でも1週間から、長期であれば1〜2年ほど海外で生活します。期間が長いと荷物も増えやすく、大きなスーツケースを使用します。
FSCであれば受託荷物の重さや大きさを気にせず、規定の範囲内であれば追加料金なく荷物を預けられます。持って行きたい物を減らす必要もなくて安心です。
さらにLCCは長距離のフライトに向きません。
長距離フライトは平均10時間と長いものの、LCCは座席がせまく窮屈なシートが多いです。「長時間のフライトは疲れる」という声をよく聞きます。
アジア圏のように近場で、短期の留学であればLCCで十分ですが、基本的にはFSCの方が長時間のフライトや慣れない飛行機に耐えられる構造です。
FSCは遅延も少なく、万が一欠航になっても振替便を用意してもらえるため、安心でしょう。
ここまでを読んだらある程度自分が購入するチケットも決まりつつありますが、購入を完了するまで注意点があります。
代表的なポイントとして、
の6つを紹介しますね。
チケットを購入するとき、請求内容に空港税と記載されています。
空港税とは渡航先の空港や飛行機を利用するのに必要な料金であり、基本的にどの渡航先でも請求されると考えましょう。
空港税の内訳は次の通りです。
格安航空券や片道航空券でチケット代が安くても、上記の料金が高いと航空券の値段も跳ね上がります。
購入画面で空港税がいくら請求されているのか、しっかり確認しておきましょう。
航空券の購入でマイルを貯めている人もいますよね。実はマイルはFSCの利用でしか加算されません。
知らないまま格安航空券を買ってしまうと、結果として損をすることもあります。
距離が長いほど貯まるマイルも大きいため、マイルを貯めたい人は基本的にFSCを選んでください。
直行便より経由便の方が値段は安く、時間に余裕があれば経由便を選ぶ方がお得です。
しかし乗継地によっては空港が広く、到着ターミナルから次の搭乗ターミナルまでの移動に10分以上かかることもあります。乗継地の広さを知らずにギリギリの時間で予約してしまうと、2本目の便に間に合いません。
おすすめは、到着から次の搭乗まで1時間以上の空きがあるフライトです。もし経由地で預入荷物を受け取る必要がある場合は、2時間以上の空きが必要と考えておきましょう。
先ほどお伝えしたように、乗り継ぎに時間がかかって2本目の便に間に合わなかった、搭乗手続きに間に合わなくて乗り遅れることもあるかもしれません。
しかしフライトに間に合わない理由が自己都合の場合、基本的には自己責任です。乗り遅れによる返金は難しく、代わりのフライトも自分で手配が必要なため、時間は必ず守ってくださいね。
空港に到着してからのピックアップは何時でもお願いできる訳ではなく、夜中などは難しいです。また週末は追加料金が必要など、到着のタイミングによってピックアップ費用が変わります。
まれに、語学学校の指定した日しかピックアップできないこともあります。
基本的には学校がピックアップ可能な日時を確認した上でフライトを手配しましょう。
一部の国は入国条件に復路のチケットを予約していることを掲げています。
帰国便を提示させる目的は不法滞在を阻止するためで、入国審査や飛行機に乗る前のチェックインカウンターにて「出国の航空券を見せてください」と言われます。
帰国日が分かるチケットを持っていなければ、搭乗拒否や入国拒否を受けかねません。搭乗拒否となっては、語学学校への入学日など留学のスケジュールが大幅に変わってしまいます。
この場合は往復航空券または帰国便を予約しておく必要があり、片道航空券など航空券の種類によっては入国できません。
航空券予約の前に、留学先の入国条件を確認しておきましょう。
おすすめは片道航空券の購入は避け、日付変更できるオープンチケットを買うこと。帰国日が分かれば不審には思われないため、往復航空券で復路の日を見せてください。
ここまでチケットの種類や安く買うコツなどを紹介しましたが、おすすめの航空会社やチケットの種類は留学先によって変わります。
そこで次は、以下の国別におすすめの航空会社を見ていきましょう。
主に東京と大阪発で、直行便と経由便をそれぞれ紹介しますね。
アメリカ留学では、次の航空会社がおすすめです。料金は往復航空券でおよそ10〜12万円です。
アメリカへの直行便は、主に東京発になります。関西から向かう場合は、東京まで飛行機で移動して、ニューヨークやロサンゼルスなど各都市への直行便に搭乗します。
フライトは10〜12時間です。
その他アメリカ行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
アメリカ行きの格安航空券を解説!安く購入するコツは、時期と航空会社を選ぶこと
カナダ留学ではバンクーバーは直行便を利用できますが、他の都市は乗り継ぎが必要です。
おすすめは次の航空会社です。
カナダへは成田空港から直行便が運航されています。大阪からは経由便を利用することになり、羽田空港や韓国の仁川空港で乗り換えをします。
フライトは直行便が8〜10時間、乗り継ぎであれば15〜18時間となります。航空券は平均20万円と、やや高額です。
その他カナダ行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
カナダ行き(バンクーバー・トロント・モントリオール)格安航空券の徹底比較!
イギリス留学では、次の航空会社がおすすめです。
直行便は、東京のみになります。大阪やその他の地域からであれば、エミレーツ航空やアシアナ航空の経由便を利用しましょう。
フライトは直行便が平均15時間、経由便は20〜22時間とやや長いです。チケット代は平均11〜12万円ですが、直行便は20万円を越えることもあります。
日本からイギリスへのLCCはあまり運航されていません。費用をおさえたい場合は経由便がおすすめです。
その他イギリス行きチケットの手配について、こちらの記事を参考にしてみてください。
イギリス行き(ロンドン・マンチェスター・エディンバラ)格安航空券の相場は?購入方法まで徹底解説
オーストラリア留学では、以下の航空会社がおすすめです。
2022年5月時点で直行便を運行しているのはANAのみです。以前はカンタス航空などが頻繁に運行していましたが、コロナの影響で少なくなっています。
フライトは直行便で9〜10時間、経由便で15時間ほど。航空券はおよそ6〜7万円で購入できますが、フライトによっては20〜30万円と高いです。
その他オーストラリア行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
オーストラリア(シドニー・メルボルン・ブリスベン)行き格安航空券の徹底比較!
ニュージーランド留学では、次の航空会社がおすすめです。
ニュージーランドへの直行便は、ニュージーランド航空が利用できますが、2022年5月時点でのフライト数はかなり少ないです。
料金は直行便が9万円、経由便は15万円と直行便の方が安いです。フライト時間は両方とも15時間またはそれ以上です。
その他ニュージーランド行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ニュージーランド行き格安航空券を徹底比較!おすすめの航空会社や購入方法とは?
日本からアイルランドには直行便がありません。経由便でおすすめの航空会社を紹介します。
アイルランドへは主に東京からドバイまで行き、アブダビからダブリンへの便で移動します。ヨーロッパや中東系の航空会社が多いですが、その分費用は12万円前後と他の国より安いです。
その他アイルランド行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
アイルランド(ダブリン)行き格安航空券を徹底解説!安い時期や検索のコツとは?
マルタにも日本からの直行便はないため、経由便のチケットを購入します。
マルタへは、東京発でも大阪発でもヨーロッパ付近での乗り継ぎが必要です。日本からの直行便でヨーロッパ各国まで向かい、別の航空会社のフライトに乗り換えてマルタへ向かいます。
料金は18万円から、フライト時間はおよそ16〜18時間です。
その他マルタ行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
マルタ行き航空券の相場は?格安フライトは中東やアジア経由をチェック
フィリピン留学では、次の航空会社がおすすめです。航空券は平均5万円です。
フィリピンはアジアの国ということもあり、東京からも大阪からも直行便がいくつか運航されています。またFSCだけでなく、セブパシフィックなどのLCCも運航されているため、格安で渡航できます。
フライトは直行便で4〜5時間、経由便で8〜10時間と、他の国ほど長くありません。料金も直行便で8〜10万円、経由便で10万円と購入しやすいです。
その他フィリピン行き航空券の手配について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
フィリピン行き(マニラ・セブ島)格安航空券の探し方&お得情報まとめ
ここまで読んだら次はチケットの購入ですが、航空券の予約をする前にパスポートやクレジットカード、ビザといった準備に漏れがないか、確認しておきたい項目がいくつかあります。その確認事項を紹介しますね。
事前準備として、パスポートやクレジットカードの作成、渡航先のビザの有無は確認しておきましょう。
パスポートは、入国時に一定の残存期間が必要です。平均6ヶ月ほど必要で、1年以上あると安心です。
また航空券の購入にパスポート番号が求められるため、パスポートがないとチケットが買えません。
特に長期留学の場合は、帰国日を起点として指定されている残存期間が必要です。
有効期限がいつ切れるのか確認するだけでなく、残存期間が少ない場合はパスポートを新しく作り変えるのがおすすめです。
クレジットカードは支払いだけでなく、現地でキャッシングできる機能も兼ね備えています。
クレジットカードで都度キャッシングをすれば、常に留学先で大金を持ち歩く必要がありません。キャッシング手数料はかかりますが、盗難のリスクが下がって安心です。
ただし申請した後に審査があるため、手元に届くまでおよそ2週間から1ヶ月かかります。
なるべく早めに作成し、キャッシング機能が付いているか渡航前に確認しておきましょう。
国や留学方法、期間によっては、ビザが必要です。早めに申請するのはもちろんですが、渡航時に持参するパスポートで申請するようにしましょう。
またビザの申請は平均1ヶ月ほど、国によってはさらに長時間になることもあります。移動直前に手続きするのはバタバタして大変なため、時間に余裕を持って早めに申請しましょう。
渡航日が近くなったら、日本出発から滞在先までの移動スケジュールや日程を確認しておきましょう。
確認事項は、主に以下の3つです。
トラブルを防ぐ、慌てないためにも、スケジュールや移動手段は事前に確認しておきましょう。不安な場合はピックアップの予約など、できることは事前に手配しておくと安心です。
ここまでを読んでチケットを購入したら、いよいよ出発です。
そこで最後に、渡航日の注意点として、
の2つをお伝えします。
当日は航空会社のチェックインカウンターでチケットやパスポートの確認など搭乗手続きをしますが、多くの人が同じ時間に手続きするため、カウンターは混み合います。
一般的に国際線はフライトの2時間前の到着が目安ですが、遅れないこと、混み合うことも考えて3時間前には空港に到着しておくと安心です。
航空会社によっては、当日のチェックインまでにオンラインでの自動チェックインを受け付けています。オンラインチェックインをしていると当日は専用カウンターで荷物を預けるだけで済み、時間短縮につながります。
またLCCなどサービスコストを抑える航空会社は、搭乗に事前チェックインやEチケットの印刷を求めることがあります。忘れるとチェックインに手数料の支払いが発生したり、搭乗拒否になったりすることもあり、事前準備しておきたいところです。
事前チェックインの必要性については、予約時のメールに記載されています。その他の重要事項も書かれているため、渡航日までに確認しておきましょう。
近年のコロナ禍の影響でPCR検査による陰性証明が必要となりました。PCR検査は当日の午後または翌日にならないと検査結果を得られない上に、英文の証明書となるとさらに発行に時間がかかります。
あまりにも早すぎると無効となりますが、渡航の3日前頃にPCR検査を受けて証明書を渡航日に持参しましょう。
PCR検査の証明書を忘れると搭乗や入国ができないこともあります。せっかくの留学が遅れないためにも、コロナ対策の必要書類はしっかりと確認しましょう。
その他国際線のフライトで気を付けるべきことをこちらの記事にまとめました。出発日が近い人は参考にしてみてください。
意外と知らない!国際線の飛行機に乗るとき気を付けるべき4つのこと
今回は留学に必要な航空券について解説しました。
そもそも航空券には、以下の5種類があり、帰国日の変更などできることが異なります。
それぞれメリットやデメリットは異なりますが、留学ではFSCの往復航空券を購入するのがもっともおすすめです。
往復航空券は復路を決めておく必要がありますが、オープンチケットなど一部の種類は帰国日を柔軟に変更できます。
航空券の購入が複雑で難しそうと感じた場合は、留学エージェントに相談するのもおすすめです。スクールウィズでも相談を受け付けているため、まずはLINEからご連絡ください。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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