ワーキングホリデーは基本的に、18~30歳の間にビザを申請でき、日本と協定を結ぶ国で働いたり語学学校に通ったりできる制度です。日本ではなかなかできない経験に興味はありつつも、一歩踏み出す勇気がなくてためらってはいませんか?特に社会人だと、仕事を辞めてワーキングホリデーをすることに不安があるかもしれません。
退職することには確かにリスクがありますが、帰国後にワーキングホリデーでの経験を活かして仕事探しをすれば、自分の希望する仕事を見つけたりキャリアアップしたりすることも可能です。
本記事ではワーキングホリデー後の就職活動について成功のコツや、実際にワーキングホリデーをした人の体験談をご紹介します。ワーキングホリデーを検討している人はぜひ参考にしてください。
なお、ワーキングホリデーの費用や人気国、おすすめのプランなどを下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデー - 費用やおすすめの留学プラン、人気の仕事や体験談まとめ -
[目次]
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ワーキングホリデーは「ホリデー」という名前がついていることから「休暇」「ただ海外で遊んでいたただけ」と捉えられてしまうことがあります。
留学の場合は学校の単位を取ったり、レポートやテストをクリアしたりする必要があります。一方でワーキングホリデーは滞在中の過ごし方が自由です。語学学校での勉強や就労は義務ではありません。
ワーキングホリデーの目的は人それぞれです。旅行や観光に重きを置いている人もいるでしょう。そのため、「ワーキングホリデー=遊び」と感じてしまう人がいるのも無理はありません。
実際には語学学校に通ったり、現地で就業したりして成長できる大きな機会ですが、行ったことない人にとってはイメージしづらいかもしれません。
帰国後就職活動を見据えるなら、滞在中の過ごし方には工夫が必要です。語学力に磨きをかけたり、スキルアップができる職場で働いたりして、学ぶ姿勢を忘れないようにしましょう。
また、ワーキングホリデーで旅行や観光を重視していたとしても、帰国後の就職活動で「遊んでいた」と言ってしまうとマイナスイメージを与えてしまいます。「自分の英語力を試すために、あえて新しい環境に身を置いた」など、ポジティブな言い換えが必要です。加えて、達成できた目標や身に着いたスキルもアピールできると良いでしょう。
ワーキングホリデー後の就職活動は、通常と比べて何が違うのでしょうか。働く場所や業種、職種など、どんな選択肢があるのか気になる方も多いことでしょう。具体的な体験談とともに、ワーキングホリデー後の働き方を紹介します。
ワーキングホリデービザの期間は、基本的に1年間です。実際にワーキングホリデーをしてみて、1年は短すぎると感じる人もいるでしょう。そのときは、セカンドビザを取ったり他の国でワーキングホリデーを新たにスタートしたり、思い切って現地での就職を目指したりするのも選択肢の1つです。
実際に、夫婦でワーキングホリデーを経験したKeitoさんは、1年間では物足りずオーストラリアでセカンドビザを取得しました。以下の記事ではワーキングホリデー中、オーストラリアの3都市に滞在したKeitoさんの体験談を紹介しています。
夫婦でワーキングホリデー2年目の私が、これまでのオーストラリアワーキングホリデー生活を振り返ってみた
日本に帰国後、海外生活の方が肌に合うと気付く人もいます。ニュージーランドでワーキングホリデーをした舞子さんもそのひとりです。舞子さんは、ニュージーランドでの自由な生活が忘れられず、帰国後すぐに海外移住を検討したそうです。
「暮らしたい環境を求めて。暮らしたい街に合わせて」アメリカ人として始めた私の移住生活
このように、ワーキングホリデー後の選択肢として「日本で働く」以外を選ぶ人も珍しくありません。
職場の休職制度を活用してワーキングホリデーに行く場合、帰国後に復職する人もめずらしくありません。また、ワーキングホリデーを機に一度退職した職場に、再就職という形で戻る人もいます。
以前働いていた職場に復職する可能性がある場合は、円満な関係で休職や退職ができるよう、業務の引継ぎや挨拶などを丁寧に行っておきましょう。
特別なスキルや資格が求められる仕事の場合、ワーキングホリデーでキャリアに空白ができても復職しやすい傾向があります。例えば美容師や看護師、保育士などの仕事です。滞在先でも資格や経験を活かせる仕事を見つけ、より経験やスキルを磨いて帰国する人もめずらしくありません。
このように、専門的な資格やスキルが必要な仕事に就いている場合、帰国後も仕事を見つけやすいと考えれば、思い切ってワーキングホリデーを決断しやすいかもしれません。
オーストラリアでワーキングホリデーをしたKeitoさんもそのひとりです。Keitoさんは元看護師であり、「帰ってきても100%仕事がある」と思えたことがワーキングホリデーを決断できた理由の1つと語っています。
Keitoさんのワーキングホリデー体験談を知りたい人は、以下ページでご覧ください。
結婚後夫婦でワーキングホリデー中の私が、ワーキングホリデーに来て「本当に変われた」と感じる3つのこと
もちろん、英語力を磨いて見方につけることで、異業種への転職を選ぶ人もいます。ワーキングホリデー後に異業種への挑戦を考えているなら、滞在中から就活で役立ちそうな経験を積めるように意識して過ごすのもおすすめです。
働き方の選択肢として、就職を選ぶ人もいます。カナダでワーキングホリデーをした長谷部さんは、もともと日本の広告代理店で正社員として働いていました。しかし、カナダでのワーキングホリデーを通じて働き方、そして生き方の多様性を学び、意識が変わったと語っています。
理想を叶えるため、帰国後は派遣社員やアルバイトの掛け持ちをしてお金を貯め、フランスでのワーキングホリデーに挑戦。フランス滞在を終えた現在は、フリーランスとして働いています。長谷部さんのように、ワーキングホリデーでさまざまな刺激を受け、成長を感じられれば、フリーランスとして主導的に仕事を進められるようになるかもしれません。
このように、就職以外にも働き方はあります。たくさんの刺激を受け、視野を広げられるワーキングホリデーを経験するからこそ、進路は柔軟に検討してみましょう。以下の記事では長谷部さんの体験談を紹介しています。
留学で働き方や生き方の多様性を知り、未経験から半農半フリーランスに。新しい道を切り開くことができた理由とは
帰国後の就職活動をスムーズに進めるには、事前対策が必要です。仕事選びの段階から気をつけたいポイントもあります。ワーキングホリデー前から、帰国後の就職活動を意識して対策を進めておきましょう。
ワーキングホリデーを通して、英語力を上げるのは必要不可欠です。英語力を磨くのは、滞在先での仕事先や日常生活のためだけではありません。
英語力アップは、自分がワーキングホリデーを通じて成長したと分かりやすくアピールできるポイントです。
語学学校に通ったり、アルバイトをしたり、現地の人と積極的に話す機会を作ったりして、英語力を磨いていきましょう。ワーキングホリデー前後でTOEICなどのテストを受ければ、自分の英語力がどれほど伸びたのか可視化できますよ。
ワーキングホリデー中に英語力を磨くなら、留学前から英語学習に取り組み、基礎を身に着けておくことをおすすめします。物価の安いフィリピンなどで二カ国留学をする方法もありますが、日本で働きながらでも英語学習に集中して取り組むことは可能です。
日本で留学準備をしながら、着実に基礎を固めるにはスクールウィズの「プレ留学」を活用してみてください。独自の事前英語学習プログラムです。
同じようにスクールウィズで留学準備をしている人同士で一緒にグループを組み、勉強をしていくため楽しく集中して勉強できます。プロ講師による対面オンライン講義や自分のレベルにあった学習カリキュラムなど、英語力を伸ばすために必要なサポートが充実しています。
「プレ留学」で事前に英語力を固めておけば、語学学校のクラス分けテストでも良い成績を取ることができ、充実したワーキングホリデーを始められるでしょう。スクールウィズで留学を決めた人なら無料(別途入会金等が必要)で利用できるため、気になる方はスクールウィズの留学エージェントへの相談から初めてみてください。
ワーキングホリデー後に就きたい仕事があるなら、滞在中に専門スキルを磨いておきましょう。
帰国後に旅行・観光業界で働きたいなら、観光地のホテルや飲食店などで英語で接客する経験を積むのもひとつの方法です。
教育関係の仕事を目指しているなら、英語を使って人に教える経験を積みましょう。日本語教師や子どもと関わるボランティアなど、実践的な場面は数多くあります。
語学学校によっては、専門スキルを学べるコースを開講しているところもあります。分野は福祉やデザイン、ホスピタリティやビジネスなどと多岐にわたるので、学びたい分野が見つかることでしょう。
帰国後に備えて、ワーキングホリデー中から就職活動を始めるのも効果的です。海外にいても、インターネットで日本の企業の求人情報を収集したり、オンライン面談をしたりして、就職活動をすることができます。具体的に希望する業種や職種が決まっていなくても、事前に就職サイトに登録しておけば、帰国後の就職活動をスムーズに開始できるはずです。
ワーキングホリデーから帰国後、外資系の企業で働きたいと考えている人も多いでしょう。しかし、外資系の企業では英語を話せることは当たり前のスキルです。そのため、英語力だけでなくプラスとなるスキルが必要です。
一方、外資系でなくても海外と取引をしたり、インバウンドの観光客を相手に接客したりする会社の場合は、英語が話せること自体が評価されることもあります。
就職したい業種や職種でどのようなスキルや経験が求められるかを知り、ワーキングホリデー中から意識して過ごしましょう。
帰国後、就職活動を始めるとワーキングホリデーに行った理由を聞かれることがあるはずです。ワーキングホリデー中に何をして過ごすか自由だからこそ、自分なりにストーリーを組み立てて、就職活動に備えましょう。
ワーキングホリデーに行く理由として多いのが、英語力の向上です。特に、英語圏の国に長期滞在すれば、英語力アップが期待できます。
ワーキングホリデーを通して英語力を磨くのは当たり前のことだからこそ、それだけをアピールポイントとすると説得力に欠けてしまうかもしれません。日本で働くのではなく、なぜワーキングホリデーをする必要があったのかを明確にし、相手を納得させられるようにしましょう。
例えば、私の友人はオーストラリアでフィットネストレーナーの勉強をしていました。オーストラリアはフィットネス先進国らしく、日本ではなかなか身に着けられない知識や経験を学べるということで渡豪を決めたそうです。
このように、日本では学べないことを学びたかったというのはワーキングホリデーをする理由としては分かりやすく、説得力もあるでしょう。
志望動機を伝えるときには、なぜその「業界、職種、企業」を目指すのか明確にしておきましょう。例えば、
・応募した企業のどこに魅力を感じたのか
・自分のワーキングホリデー経験とスキルがどのように活かせるか
などを、自分なりに分析し分かりやすくまとめておくことが重要です。その業界や職種でないといけない志望動機があると、より伝わりやすくなるでしょう。
相手に、この人なら活躍してくれそうと思ってもらうことが大事です。ひとりよがりの主張にならないように気をつけましょう。あわせて、海外経験がどのように影響したのかを伝えられるとワーキングホリデーの経験をうまくアピールできるはずです。
例えば、先ほど紹介した私の友人のように、「海外で学んだフィットネスの知識を仕事に活かしたい」などが挙げられます。この部分をうまく伝えられないと、ワーキングホリデー経験の必要性を指摘されかねません。ワーキングホリデーを通じて得た経験や知識をうまく織り交ぜて伝えるようにしましょう。
相手にしっかりとアピールしていくには、自分の強みをしっかりと理解することも必要不可欠です。今一度、自己分析をして強みを洗い出してみましょう。
ワーキングホリデーを通して、自分を客観視したり英語力や就労経験を得ることで、新たな強みに気づくこともあるはずです。自分の強みを見逃さず、アピールポイントに盛り込んでみてください。
ワーキングホリデー以外にも、海外で生活する方法にはさまざまな選択肢があります。仕事を辞めずに海外経験を積むことも可能です。ワーキングホリデーを諦める前に、ほかの方法も検討してみましょう。
ワーキングホリデーのような長期滞在が難しいなら、短期留学という手段もあります。1~2週間の短期留学なら、仕事を辞めずに長期休暇を活用することが可能です。
短期留学なら、学生ビザを申請しなくても語学学校に通える国がたくさんあります。例えばフィリピンでは、観光ビザで語学学校に通うことができます。
ワーキングホリデーや長期留学に不安があるなら、まずは短期留学からスタートしてはいかがでしょうか。
社会人の短期留学について、なかなかイメージできない人は実際の体験談をぜひご覧ください。
Photo by : 池澤あやかさん
池澤さんはフィリピンで約2週間の短期留学を経験しました。
英語の勉強だけでなく、仕事の疲れのリフレッシュもしたいと考え、セブ島を選んだそうです。授業後には自習したり、プールで泳いだり、マッサージ屋さんに行ったりして、思い思いの時間を過ごしていたそうです。
以下の記事では、フィリピンでの生活や授業について詳しく話しています。
社会人でもいける!池澤あやかが行くフィリピン超短期留学 #いけあやフィリピン留学
Photo by : Miyasamaさん
Miyasamaさんはアイルランドに6週間ほど留学しました。帰国後は未経験ながらIT系企業に就職し、情報セキュリティに関する資料の英訳などに関わっていたそうです。留学を通して、英語に抵抗がなくなったのは大きな成果だったんだとか。
記事では留学生活のレポートはもちろん、帰国後の就職活動についてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
1ヶ月半のアイルランド留学総括!帰国後の就職活動とその後の顛末 | #ダンレアリー留学記 9
一度退職してキャリアに空白が生まれることが不安なら、海外でより専門的な勉強をして、帰国後のキャリアアップに繋げてみてはいかがでしょうか。英語力だけでなく専門性も、きっと就職活動に役立つはずです。
例えば大学や大学院で仕事に活かせるスキルを身につける方法もあります。
スキルを身につけるなら、専門学校も選択肢のひとつです。例えばオーストラリアにはTAFEと呼ばれる公立の専門学校があり、多種多様な職種について学べます。
また、カナダのCo-opというプログラムは学校で専門知識を学んだ後、現地でインターンシップができます。スキルだけでなく就労経験も得られると人気です。英語で行われる授業を理解するというハードルの高さはあるものの、日本ではなかなか得られないスキルや経験が得られることでしょう。
実際に海外の専門学校で学んだ先輩の体験談が知りたい人は、以下をご覧ください。
Photo by : Mikiさん
Mikiさんはイギリス南部の都市・ブライトンにビジネス留学しました。
大学時代から留学に憧れていたものの、社会人になってから英語を必要とされる場面に出会うたび、留学への憧れが強くなっていったそうです。英語だけでなく、マーケティングや広報の知識を身につけるために、専門学校に通い始めました。
記事では、イギリスでの生活や専門学校留学を選んだ理由を話しています。
英語が苦手でも叶えられた!イギリスでビジネス専門学校に留学した社会人3年目の話 | ブライトンでビジネス専門留学#1
Photo by : 小貫さん
小貫さんは、英語に加えてプログラミングを学ぶため、フィリピン・セブ島に留学しました。もともと独学でプログラミングを学んでいたものの、身に着いている実感がなかったため、英語とともに集中的に学ぼうと決心したそうです。留学先も、マンツーマン英会話と個別のプログラミング学習の両方が受けられる学校を選びました。
英語とプログラミングをどのように両立して学んでいったのか、以下の記事で詳しく紹介しています。エンジニア留学を考えている人は参考にしてみてください。
プログラミング未経験からグローバルエンジニアに!今人気急上昇中のセブ島エンジニア留学をレポート
Photo by : Ayakaさん
Ayakaさんはキャリアチェンジを目指し、オーストラリアでの大学・インターン留学プログラムへ参加しました。現地の大学でスポーツマネジメントやキャリア開発、ビジネススクールでマーケティングを学んだあと、フルタイムでインターンシップに挑戦したそうです。現地では帰国後の転職活動も意識しながら、必要なスキルを身に着けていきました。
以下の記事では1年間にわたるプログラムの詳細や現地での生活、仕事について話しています。
オーストラリアでの社会人留学1年間を総括!留学で手にしたものとは 元英語教材編集者が行く、オーストラリア留学体験記#22
ワーキングホリデー後の就活を成功させるには、滞在中にいかに自分磨きをしていくかが大切です。現地で就労したり、日常生活を送ったりして、経験を積むためには英語力がカギを握ります。英語力に自信がない場合は、現地で働き始める前に語学学校への入学を検討しましょう。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
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留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
※1...外務省公式サイト「ワーキング・ホリデー制度」(参照日:2025-01-19)
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