夫婦でワーホリ2年目の私が、これまでのオーストラリアワーホリ生活を振り返ってみた

こんにちは。夫婦でワーキングホリデーをしているKeitoです。オーストラリアでのワーホリ生活1年目を終え、現在はゴールドコーストでワーホリ2年目に突入しています。

私はこの1年間で、シドニー、バンダバーグ、ゴールドコーストと3都市での生活を経験してきました。ワーホリと言っても色々な過ごし方があるので、実際どのようなことをするのかイメージしにくい方も多いはず。

そこで今回は、1年という節目を迎えた今、これまでのオーストラリアでのワーホリ生活を都市ごとにどう過ごしてきたのか振返りながら、学校生活や仕事探し、現地生活のノウハウなど、私のリアルな体験談をみなさんに共有したいと思います

これからワーホリにチャレンジしたいとを考えている方に、何か少しでも参考になればと思います!

なお、オーストラリアのワーキングホリデーについての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
ワーキングホリデーならオーストラリアがおすすめ!必要費用や条件を徹底解説

当記事では、2018年4月時点での情報を元に作成された記事となっております。
公開から年月が経ち、情報が古くなっている恐れがございますので、オーストラリアでのビザ条件については、最新の情報を「オーストラリア留学にビザは必要?ビザの種類から申請方法までを解説よりご確認ください。

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シドニーで過ごした、何もかもが新鮮だった半年間

2ヶ月間のフィリピン留学後、私たちはシドニーにてワーホリをスタートしました。最初の1ヶ月間はホームステイをしながら語学学校にも通いました。

フィリピンではマンツーマンレッスンで国籍もアジア系が大半を占めていたのに対し、シドニーの学校では10名ほどでのグループ授業、国籍は南米、ヨーロッパと多国籍のクラスメイトに囲まれ、とても新鮮だったのを覚えています。

フィリピンでは毎日のように自習をし、週末だけ出掛けるという生活だったのに対し、シドニーでは放課後毎日のようにみんなでサーフィンに行ったり、ご飯を食べに行ったり、帰ったらホストファミリーと夜まで語り合ったりと、自己学習というよりは「コミュニケーション」や「遊び」を通して英語に触れられたと感じています。

留学中の様子

ミートアップやフェイスブックのコミュニティなど、友達を作る手段はたくさんありますが、学校に行くことが友達を作る一番の近道です。初めての土地で右も左も分からない時期にいろんな情報を得られ、たくさんの人と繋がることができます。

1ヶ月という短期間でしたが、ワーホリの最初で学校に通ったことは正解だったと感じています。

物価の高いシドニー

シドニーの様子

フィリピンからオーストラリアに移動して一番衝撃的だったのは、やはり物価の違い。フィリピンではお水1本7円ほどで買えていたのが、なんとオーストラリアでは3ドル。この物価差に慣れるには大分時間がかかり、初めのうちは外食も気が引けて行けないくらいでした。

オーストラリアの中でも物価が高いシドニー。1ヶ月間の学校終了後には、「まずは働かなければ……」と私たち夫婦は少し焦りを感じていました。

私たちは当時、「せっかくフィリピンで英語を勉強してきたのだから、英語を使って働きたい」「貯金のため、お給料の良いところで働きたい」という2つのことにとてもこだわっていたので、仕事を見つけるのには少し時間を要しました。

参考:オーストラリアの物価って実際どれくらい高い?現地の物価事情を項目別にまとめて解説!

仕事を探すなら直接出向くのが近道

仕事探しのツールとしては日系求人サイトが2〜3つ、その他にもローカル求人サイトやアプリがありかなり充実しています。ですが、ローカル求人サイトでコンタクトを取っても返事が返ってこないことがほとんどです。

ローカルの仕事を見つけたければ、やはり直接出向くのが一番の近道です。私たちはボンダイビーチ、シティ中心部、ダーリンハーバー、オペラハウス周辺など、毎日様々な人が集まるエリアに足を運び、直接レジュメを配り歩きました。おそらく30枚くらいは配ったかと思います。

仕事を探し始めてから1ヶ月ほど経った頃、私たち夫婦はようやく2人とも希望の職場に就くことができました。100枚レジュメを配ってやっと見つけた、なんて言う話も聞いたことがあるので、英語初級レベルの私たちにしてはスムーズだったのではないかと思います。

私たちが得た仕事はどちらも飲食店のキッチンでした。私はキッチンよりもウェイトレスがやりたかったのですが、ローカルや観光客で賑わう大きなレストランで、私の英語力ではやはりキッチンが限界という現実

英語力が原因で自分のやりたいことができないことに不甲斐なさを感じることも多くありました。しかし、入った職場は幸いにも英語環境で毎日学ぶことがあり、しかも時給は約23ドル。さらに週末や祝日は時給が1.5〜2倍になるという最高の環境で働くことができました。

仕事は見つけられるのか?ちゃんと生活資金を稼げるのか?

みなさんがワーホリに来る上で一番心配なのことの1つがお金ですよね。物価の高いオーストラリアで長期滞在するのであれば、現地で働くことは必須。

ワーホリに来る前は、本当に仕事が見つかるのか不安になるかと思います。ですが私たちも身に沁みて感じましたが、シドニーに行けば仕事は見つかります。私たちには条件に少しこだわりがあったので時間を要しましたが、仕事内容やお給料にそこまでこだわらなければ、英語に自信がなくても1週間で見つかると思います。

とにかく数を当たることが大事です!そして積極的に。相手は英語力よりも、やる気を見ています。

もっとオーストラリアらしい生活を追い求めて

勤務開始してから半年間、私たちはかなりハードに働きました。シドニーは家賃が高かったため貯金が難しく、毎日びっしり働いていました。

しかし気づけば楽しむことよりも仕事がメインになってしまい、せっかくビーチの近くに住んでいたのにも関わらず、ビーチにはほとんど行かない、なんていう月もありました。

少しお金に余裕が出てきて現地の物価にも慣れてきた頃、「もっとオーストラリアらしいスローライフを送りたいね」と、半年過ごしたシドニーを離れ、海が近くて家賃も比較的安いゴールドコーストに移動することを決めたのでした。

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ファームに行くきっかけとなったゴールドコーストとバンダバーグで過ごした3ヶ月

ゴールドコーストの様子

ついに憧れのゴールドコーストでの暮らしが始まりました。ゴールドコーストに来て、私たちの生活はガラッと変わりました

部屋からビーチが見える海沿いのマンションに安く住むことができ、朝からビーチでヨガやサーフィンをする毎日。夕方には終わる仕事を2人で選び、仕事後には必ず海を見る。毎日必ずゴールドコーストの自然に触れる。

時計ばかり気にしていた生活から離れ、景色の変化で時間を感じて生きていることを実感しました。スローライフってこういうことを言うんだ、と私たち夫婦にはとてもしっくりきたのを覚えています。

ワーホリを延長できる、セカンドワーホリという制度

もともと私たちはオーストラリア生活を1年で終える予定だったのですが、次第に「こんなに素敵な場所ならもう1年住みたい」と思うようになりました。

ワーキングホリデー制度では、農家、畜産、鉱業、建築業、漁業のいずれかの場所で88日間労働すれば、「セカンドビザ」という2年目のビザを申請する権利が与えられます。

あらかじめその情報を周囲から聞いていた私たちは、すぐにファーム行きを決意しました。

オーストラリアのファームといえば「稼げる」というのも有名な話ですが、逆に「給料が支払われない」「ビザをもらえない」などの悪徳ファームの噂もたくさん聞きますよね。

当然私たちもファームに行くことに対して不安でいっぱいだったわけですが、運よくバンダバーグにある優良ファームに出会うことができました。

バンダバーグのファームジョブの様子

私たちのファームはストロベリーファームで、旦那はピッカー(いちごを採る人)、私はパッカー(いちごをパックに詰める人)でした。慣れるまでは大変ですが、慣れてしまえばとても単純な作業です。私たちの仕事は歩合制でしたが、歩合の料金設定が高めに設定されていたため、2ヶ月目からはかなり稼ぐことができました。

バンダバーグはゴールドコーストから車で5時間ほど北上した田舎町です。田舎と言ってもある程度のスーパーや飲食店、アジアンショップなどはあります。

海沿いの町ということもあり、休日は海でバーベキューをしたりと充実したファーム生活。初めは不安でいっぱいで行きたくないと思っていましたが、多国籍の仲間たちと汗水垂らして働く毎日はとても楽しく、あっという間の3ヶ月間でした。最後には涙を流して別れるほどの素敵な出会いとなり、今では「もう1回行きたいな」と思えるほどの良い経験です。

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ゴールドコーストで迎える2年目の現在

ゴールドコーストの様子

ファームでの生活を終え無事セカンドビザを取得し、大好きなゴールドコーストに戻って来て現在2年目に突入しています。

1年を振り返ってみて感じたことは、「ただ英語環境で働きたい」「お給料の良いところで働きたい」では長続きしないし、仕事が充実していなければ生活そのものが充実しないということ。「オーストラリアで新しいことに挑戦して、何かスキルを身に付けたい」と気持ちが出てきました。

もともと私はオーストラリアに来る前、「コーヒーが盛んなオーストラリアで、バリスタになりたい」という夢を抱いていたのですが、競争率の高いバリスタの仕事を未経験者が得ることはとても難しいと聞き、諦めてしまいました。

しかし1年経ち気持ちに余裕を持てた今、「オーストラリアだからこそ経験したいこと、オーストラリアだからこそ始めてみたいことをやってみよう」と思うことができ、もう一度バリスタを目指してみることにしたのです。

まだトレーニングの身で、お給料もシドニーにいた頃よりは低いです。でも、やりたかったことを目指せている今の自分にとても満足しています。

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終わりに

私はこの1年で仕事、家、都市を何度も変えて様々な環境で生活してきましたが、1年経ってやっと「自分がやりたいこと」「住みたい場所」が分かってきたように思います。

住み慣れない土地で"まず馴染むこと"に時間がかかる中、自分のやりたいことに本気で向き合ったり、それを見つけたりするには少し時間が必要だと思います。

少しでもやってみたいことや気になる場所があるなら、諦めずにまずは行動に移してみる。これが、この1年という限られたワーホリ生活を充実させるための一番大事なことだと思います。

私がワーホリに旅立った理由、またワーホリに来たメリットについては、下記記事も参考にしてみてくださいね。
結婚後夫婦でワーホリ中の私が、ワーホリに来て「本当に変われた」と感じる3つのこと

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    この留学ブログを書いた人

    Keito

    Keito

    北海道札幌市出身。2016年に結婚後、夫婦で仕事を辞めてセブ留学・オーストラリアワーホリへ。現在ワーホリのセカンドイヤーに突入し、ゴールドコーストでスローライフを満喫中。

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