
「30万円でも留学できるのかな」
「予算が少ないと、現地でしっかり勉強するのは難しそう」
と悩んでいませんか?
結論からお伝えすると、30万円の予算でも留学することは可能です。
ただし、予算が30万円の場合、留学先は物価の安い国、期間は1〜2週間に限られる上に、英語力を大きく伸ばすことは難しいです。航空券代や滞在費など、各費用を調整しながら計画を立てなければならず、可能であればもう少し予算を増やし余裕のある形での留学をおすすめします。
しかし、状況によって予算が増やせず、30万円でどうにか行ける留学方法をお探しの場合もあるかと思います。
そこで今回は、それでも30万円留学を成功させるために必要なこととして、
・30万円で可能な留学
・30万円留学で必要になる費用内訳
・30万円での留学におすすめの国と期間
を解説します。
今回の記事を参考にしながら、30万円留学のイメージをつかんでいきましょう。

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最初に、30万円での留学をイメージしてもらうために、
・1年間の留学費用の相場
・30万円で可能な留学方法
を解説しますね。
1年の長期留学をすると、物価の安い国でも高い国でもある程度の費用が必要です。期間が長くなると生活費は高くなる上に、学費も期間の分だけ増えるためです。
1年の語学留学における留学費用は400万円からですが、あくまでフィリピンなど物価の安い国の平均額となります。
アメリカやイギリスなど物価の高い国になると、1年に800〜900万円ほどの費用が必要です。特に私立の大学に留学する場合は、授業料が高いです。
先ほどお伝えしたように予算が30万円に限られる場合、まず1年の留学は厳しいです。
現地で生活しながら学んで、数十万円におさまる大学はほとんどありません。30万円の費用で大学留学するのは難しいのが現実です。
1年の長期、大学留学が難しいとなると、授業料の安い語学学校に短期で留学するのがおすすめです。
語学学校は大学に比べると授業料が安く、1週間あたり3万円程度で授業を受けられる学校もあります。授業料も1週間ごとに加算されるため、数万円単位で調整しやすいです。
1カ月以下の語学留学であれば、30万円の予算でも実現可能でしょう。
先ほどもお伝えしたように、語学学校の授業料は1週間あたり3万円から。
現地での生活費や航空券代などもかかることを考えると、30万円の予算の場合は1〜3週間の留学が可能でしょう。
遊びや観光より勉強を優先したい場合は、観光費が発生しません。予算をできるだけ授業料に活用できるため、最大で1カ月留学することも可能です。
ただし30万円で1カ月留学する場合、渡航先は限られます。アメリカやイギリスなどの国の物価は非常に高いため、日本で生活するより多くのお金が必要です。
物価が高い国は授業料も高く、物価が安いと授業料も平均より低価格です。
30万円という限られた予算で長く滞在しようと考えると、留学先にはフィリピンなど物価の安い国や、比較的安価に留学できるマルタなどに限られると考えておきましょう。

ここまで30万円で留学できる方法や期間、国を解説しましたが、実際に何にどれくらいのお金がかかるのかは、イメージしづらいですよね。
そこでここでは、留学に必要な項目として、
・渡航費
・学費
・滞在費
・生活費
を紹介します。
まず留学先に向かう飛行機のチケット代、空港から学校までの移動費が必要です。
国にもよりますが、往復航空券の相場は次の通り。
・フィリピンなど日本から近い国:4万円〜7万円
・北欧圏の日本から遠い国:10万円〜16万円
近年は格安航空のLCCが登場し、以前より安く航空券を購入できることが増えました。
フィリピンなどアジア圏はLCCの直行便、イギリスなど欧米圏は乗り換え先から現地までLCCで移動することも可能です。
LCCを活用することで、費用を安く抑えられる可能性がありますので、LCCのチケットも視野に入れましょう。
ここでは30万円で可能な数週間の学費を紹介します。
比較的安く留学できるマルタに1週間留学した場合、平均で8万円程度必要となる見込みです。
平均的な学費の内訳は次の通りです。
国によって、1週間あたりの授業料は大きく変わります。30万円でなるべく長く留学したい人は、物価の安い国を選びましょう。
留学中は学校の寮やホームステイ先、シェアハウスなどに滞在します。
30万円での留学は短期になりやすく、長期滞在を前提としているシェアハウスやルームシェアは入居できません。
短期留学ではホームステイや学生寮(レジデンス)で生活するものとして、それぞれの相場を紹介しますね。
【ECマルタの場合】
ECマルタの詳細はこちらをご覧ください。
食事付きのケースと自炊のケースがありますが、食事がついていない場合は実費で自炊するか外食することとなります。
世界中の国、都市の生活情報を記録するデータベースNUMBEOのデータを参照すると、マルタでマクドナルドのセットメニューを頼むと10EUR(約1,630円)ほど、カジュアルなレストランで食事をすると15EUR(約2,445円)ほどの料金がかかります(※1)。
留学生活では、交通費や日用品代などの生活費も必要です。
マルタに1週間留学する場合、生活費の目安には1〜1.5万円ほどを想定しておきましょう。
・通信費(SIMカード):3,000円
・交通費:4,000円
・雑費:5,000円
30万円で留学は可能とはいえ、国によって滞在できる期間や生活レベルは変わります。
そこで次は、30万円で留学しやすい国として、
・フィリピン
・マルタ
・オーストラリア
・ニュージーランド
の4カ国を紹介しますね。
それぞれの国で滞在できる期間も解説しますので、参考にしてみてください。

フィリピンは東南アジアにある国のひとつで、首都・マニラへは直行便を使うと4〜5時間で到着します。日本から近いこともあり、航空券は3万円〜5万円とそれほど高くありません。
フィリピンはアジア圏にありますが、公用語として英語を話す国です。またリゾート地であるセブ島は欧米の観光客も訪れることから、街中で英語が通じるところもあります。
物価は日本の1/3といわれていることから、低予算でも長く留学できます。
フィリピンの場合、30万円で最大2〜3週間ほど留学することが可能です。
なお、費用は入学する語学学校によって大きく異なるので、自分が除く留学体験が30万円以内にできるかは学校やコースを決めてから判断する必要があります。
スクールウィズのLINE相談では、費用やおすすめの都市や語学学校、見積もりや申込手続きなど、状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗るので、具体的に留学を検討する際にはぜひご利用ください。
また、フィリピン留学の費用について、詳しくは「期間別フィリピン留学の費用まとめ」を参考にしてみてください。

マルタはヨーロッパ圏にある島国で、もともとイギリスの植民地だったことから英語を公用語として話します。
マルタの特色はユネスコの世界遺産に登録された首都・ヴァレッタ、マルタの巨石神殿群など、観光スポットが多いこと。街中を歩くだけでも、旅行気分を味わえます。
また欧米圏の中でも物価が安く、日本より少し安いくらいです。特に野菜など食品が安いため、自炊を心がけることで費用をおさえられます。

マルタは30万円あれば、1週間ほど留学することが可能です。
2週間留学したい場合は、滞在先を安いところにしたり、観光費用などをおさえるなどの対策を取れば、30万円前後の予算で留学を楽しめる可能性があります。
マルタ留学の語学学校やコースを決めて具体的な金額イメージを持つ場合には、ぴったりの留学先が見つかるスクールウィズのLINE相談をご利用ください。
なお、マルタ留学の費用について、詳しくは「期間別マルタ留学の費用まとめ」を参考にしてみてください。

オーストラリアは南半球に位置し、日本から直行便を使って8〜11時間で到着する国です。
距離は遠いものの時差は2時間と、それほど差がありません。短期の留学でも、現地の生活リズムに慣れやすいです。
また留学先もシドニーやメルボルン、パースなど選択肢が複数あり、各都市の雰囲気も都会っぽい、自然豊かなどバラバラです。予算や希望条件にあわせて滞在先を選べるでしょう。

オーストラリアは30万円あれば、1週間留学することが可能です。学校や滞在先を安いところから選択したり、外食を控えるなどすれば2週間ほど留学できる可能性がありますが、観光や遊びも楽しみたい人は、期間を1週間と短くしましょう。
オーストラリア留学の語学学校やコースを決めて具体的な金額イメージを持つ場合には、ぴったりの留学先が見つかるスクールウィズのLINE相談をご利用ください。
なお、オーストラリア留学の費用について、詳しくは「期間別オーストラリア留学の費用まとめ」を参考にしてみてください。

ニュージーランドはオーストラリアの近くにある国で、ウェリントンやオークランドがある北島とクライストチャーチのある南島に分かれています。
ニュージーランドは自然豊かで、羊が多いことで有名です。またその自然の多さから映画の舞台になることもあり、実際に映画『ロード・オブ・ザ・リング』はニュージーランドが撮影地として使われました。
場所によってはビルが立ち並ぶ都会の雰囲気もあり、短期間でもさまざまな一面を楽しめます。

ニュージーランドは30万円あれば、1週間留学することが可能です。
オーストラリアと同じく、節約する前提であれば、2週間の留学できる可能性もありますが、観光したり外食したりしたい方は1週間程度が良いでしょう。
ニュージーランド留学の語学学校やコースを決めて具体的な金額イメージを持つ場合には、ぴったりの留学先が見つかるスクールウィズのLINE相談をご利用ください。
なお、ニュージーランド留学の費用について、詳しくは「期間別ニュージーランド留学の費用まとめ」を参考にしてみてください。

30万円留学は、出費をおさえられるように計画・生活することが必要です。
そこで次は、節約のコツとして、
・航空券はLCCを活用する
・物価の安い国を選ぶ
・キャンペーンを利用する
の3つを紹介しますね。
先ほど航空券について、格安で飛行機のチケットを提供するLCCが増えているとお伝えしました。
LCCは提供サービスをオプション化するなどして、航空券を安く提供するシステムです。
就航先や預けられる荷物量に制限がありますが、条件が当てはまれば航空券代を数万円ほど節約できることもあります。
今回紹介した中では、次の国でLCCを活用できます。
・フィリピン:セブパシフィック、ジンエアー
・オーストラリア:ジェットスター
航空券を探すときは、LCCも利用できないか、調べてみましょう。
留学費用の中で金額が大きくなりやすいのは、主に学費と滞在費です。これらは現地の物価に左右されやすいため、物価の高い国では必然的に値段が上がります。
対して物価の安い国では、学費と滞在費も低価格で設定されるため、それほど高くなりません。物価の安い国を選ぶことで、留学費用を大幅におさえることが可能です。
例えば次の国は、他の国よりもやや物価が安いといわれています。
・フィリピン
・マルタ
生活水準は日本より下がることもありますが、費用を最優先で考える人にはおすすめです。
語学学校の中には、定期的にキャンペーンを実施している学校もあり、うまく活用できれば授業料などを安く抑えることができます。
中には授業料の20〜30%が割引になるキャンペーンもあり、短期での留学でも数万円単位で費用を抑えられることになります。
また航空券代についても、航空会社が実施しているキャンペーンを利用できれば、相場よりもかなり安いチケットが購入可能です。
予算をなるべく抑えたい場合には、なるべく頻繁に学校や航空会社の最新情報をチェックしてみてください。
今回は30万円で留学できるのか、どんな国や期間なら留学できるのかを解説しました。
おさらいすると、予算が30万円の場合、1番物価が安いフィリピンに3週間の留学が上限であり、マルタ・オーストラリア・ニュージーランドに留学する場合は、節約すれば2週間留学できる可能性がありますが、観光もしっかり楽しみたい場合は1週間が上限でしょう。
1〜3週間の短期留学で英語力をしっかりアップしたい場合は、事前学習などが必要です。
費用をおさえつつ英語力も伸ばしたい場合は、次の3つを意識してみましょう。
・航空券はLCCを活用する
・物価の安い国を選ぶ
・事前に予習をしておく
特にフィリピンは費用が安く、今回紹介した中ではもっとも長期間留学できます。今回の記事を参考にしながら、あらためて自分の留学計画を立ててみてくださいね。
なお、スクールウィズでは留学カウンセラーが、あなたに合った語学学校やコースなどを紹介いたします。授業料の安い学校や予算の中で希望に叶う学校をおすすめしますので、気になる方はぜひお気軽にご相談ください。

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?

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※1...NUMBEO「Cost of Living in Malta」(参照日:2025-05-01)
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