最終更新日:2019/11/27
ダブリンは近年、イギリスと比べると物価が安く、ヨーロッパ生活を体験しながら近隣の国にも旅行できると日本人に人気の留学先。
中でも首都ダブリンはアイルランド最大の都市なので、生活環境も充実していておすすめです。
そんなダブリン留学を実現するために、まず考えなければいけないのが留学費用。具体的な留学費用となると、そもそもどんな費用が発生するのか、その費用にどれくらいの金額がかかるのかはなかなかイメージしづらいですよね。
そこでこの記事では1年のダブリン留学を想定して、授業料や滞在費から航空券や海外保険、現地でのお小遣いなど項目別に分け、留学費用をわかりやすくご紹介します。
この記事を読み終わった時には、ダブリン留学の具体的な費用がわかり、貯金を貯めるなどダブリン留学の実現に向け前進できるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
為替レートは、1ユーロ=133円で計算しています。留学の費用は個々の勉強・生活スタイルによって大きく異なります。解説している金額は、平均的な留学費用になります。
[目次]
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それぞれの項目の解説に入る前に、1年のダブリン留学の総額をお伝えします。総額が知りたい方はこちらを参考にしてください。
項目 | かかる費用 |
---|---|
授業料 | 50万円~360万円 |
滞在費 | 50万円〜144万円 |
その他学校支払い諸経費 | 5万円~6万円 |
航空券 | 7万円~15万円 |
海外旅行保険 | 12万円~24万円 |
ビザ | 4万円 |
現地生活費 | 96万円~144万円 |
総額 | 224万円~697万円 |
それぞれの項目について詳しく知りたい方は、一つずつ詳しくみていきましょう。
ダブリン留学で必要な授業料の目安として、1年50万円~360万円かかります。
特に費用を抑えるのに有効なのが、授業のコマ数を減らすことです。
しかし注意しなければいけないのが、コマ数を減らすことで学習時間も減るということです。もちろん、減らした時間分を自習に当てるなどの対策はできますが、アウトプットの時間は減ってしまうことが多いです。
また時間ができた分外へ外出もしやすくなり、結果として生活費が高くついてしまうことも。コマ数を減らす際は、仮にコマ数が減っても自分の留学の目的は達成されるのかを考える必要があるでしょう。
ダブリンでの主な滞在手段としてホームステイ、寮、フラットシェアが挙げられます。
アイルランドでの滞在として主流なのがホームステイです。アイルランド人は気さくで話し好きな人が多いので、ホストファミリーと楽しく過ごすことができると人気を集めています。
ホームステイ先によって違いますが、基本的には平日は朝夕の食事が付き、週末には3食つくところが多いです。
滞在費と食費込みで1年96万円~144万円なので、費用を抑えたいと考えている人にオススメです。
寮の手配は学校で行ってくれる場合が多く、何か困ったことがあるとサポートしてくれるので、安心・安全な滞在方法です。個室か複数人で部屋をシェアする方法も選べ、同じ境遇の友人も増えるので、楽しい学校生活を送ることができそうです。
光熱費や食費は家賃に含まれているのかも確認しましょう。
自ら住まいを手配をするフラットシェアは一軒のアパートや一軒家のベットルームを個人で使用し、バスやトイレやキッチンは共同で使用する方法です。日本でいうシェアハウスのような感覚です。
ただし、部屋を借りる場合は、最初に保証金が必要となるのでご注意ください(退去する際に返金してくれます)。基本的には、最初から家具が備わっているところが多いので、すぐに生活を始められるのが利点です。
ちなみに、場所によって家賃も変動するのでご注意ください。首都ダブリンでは100万円から、田舎の方面では50万円と変動していきます。
フラットシェアをする場合、語学学校の場所から通勤圏内なのかしっかりと確認することも大切です。
費用を抑えるのに有効なのが、滞在先に学生寮やシェアハウスを選ぶことです。
ただし注意点としては、自炊ができないと外食ばかりになり、結果として費用がかさんでしまうことです。滞在先を決める際には、食事を自分が作れるかという点を学生寮を検討する際にあわせて考えましょう。
ダブリン留学では、授業料と滞在費の他に、以下のような費用を語学学校に支払います。
語学学校への入学金を授業とは別に支払う必要があります。平均で1万円〜2万円かかります。
受講するコースによって、必要な数が異なってきます。1冊1,000円前後です。1年滞在で数冊の購入が必要な場合が多いです。
現地空港到着時に出迎えサービスを使う方は必要な費用になってきます。平均で1万円〜2万円かります。
ホームステイや寮の手配を学校に依頼する場合にかかってくる費用になります。平均で2万円前後かかります。
この中で意外に見落としがちなのが入学金です。授業料に含まれていると思っている方もおりますが、含まれていないことが多いです。また教科書も、現地に着いてから学校の本屋さんで購入することが多いです。
航空券は、利用する航空会社や時期によって変動しますが、平均7万円~15万円かかります。日本からアイルランド行きの直行便はありません。
そのためヨーロッパ(ロンドン、パリ、アムステルダムなど)かアジア(香港、ソウル、台北など)の主要都市を経由して入国します。だいたいトータルで14〜15時間ほどかかります。
少しでも費用を抑えたい人は、乗り継ぎまでに時間に余裕がある航空会社にすると、格安のチケットが見つかる場合があります。
アムステルダムを経由する「KLMオランダ航空」は、年間通して料金も安く、午前中に日本出発し、当日中にはダブリンに到着するスケジュールから、留学生に人気を集めています。
アイルランド(ダブリン)行き格安航空券を徹底解説!安い時期や検索のコツとは?
航空券の料金を安く抑えるには、直行便ではなく経由便を選ぶという選択肢があります。経由便の場合、直行便と比べ移動時間はかかってしまいますが、その分料金が安くなることが多いです。
1年のアイルランド留学をする場合、学生ビザの取得が必要になり、費用は4万円ほどかかります。
ダブリンに行く際は必ず海外旅行保険に加入しましょう。学校によっては、保険への加入証明書の提示が入学時に必要な場合もあります。
また、アイルランドでは海外旅行保険がないとビザの申請ができません。保険は平均12万円~24万円ほどです。会社によって保険内容が違うので、事前にチェックをしておきましょう。
留学にかかる費用以外にも、日々の生活費についても詳しくみていきましょう。滞在する場所で変動しますが、だいたい96万円~144万円あればしっかり暮らせます。友人と遊んだり、近場へ旅行に行くこともできます。
ダブリンの物価は日本の物価より同じくらいか少し高いといわれています。ファーストフードでハンバーガーセットを食べる場合、約860円。スーパーで売っている食材も日本とあまり変わらないので自炊も行いやすいです。
ただし外でランチを食べる場合は、平均1,300円ほどかかるので、留学中に節約したい場合は、お弁当やサンドイッチを作る人が多いです。
アイルランドの物価って実際どれくらい?現地の物価事情を項目別にまとめて解説!
ここまでダブリンの留学費用について、ざっくりと料金の幅をご紹介してきました。しかし正直幅がありすぎていまいち参考にならないと感じた方もいるかもしれません。
そこでここでは、実際の語学学校の費用を例に出しながら、各選択と発生する費用を、費用感別に紹介していきます。
ここでは語学学校リンガヴィヴァを例にします。
項目 | 取るべき選択 | かかる費用 |
---|---|---|
授業料 | General English Afternoon 6時間/週 | 56万円 |
滞在費 | ホームステイ | 120万円 |
入学金 | - | 1万円 |
空港送迎費 | 送迎をつける | 1万円 |
教材費 | - | 0.5万円 |
滞在先手配料 | 滞在先手配を語学学校にお願いする | 1万円 |
航空券 | 渡航時期:10・11月 | 7万円 |
海外旅行保険 | 保険に加入 | 12万円 |
ビザ | 学生ビザを申請します | 4万円 |
生活費 | 食事:2食分、ホームステイ先が提供。1食分を自炊 休日:勉強を中心に過ごす |
96万円 |
総額 | - | 299万円 |
ここでは語学学校オーナー スクール オブ イングリッシュを例にします。
項目 | 取るべき選択 | かかる費用 |
---|---|---|
授業料 | スタンダード 20コマ/週 | 102万円 |
滞在費 | ホームステイ | 120万円 |
入学金 | - | 1万円 |
空港送迎費 | 送迎をつける | 1万円 |
教材費 | - | 0.5万円 |
航空券 | 渡航時期:いつでも | 10万円 |
海外旅行保険 | 保険会社のプランに加入 | 18万円 |
ビザ | 学生ビザを申請します | 4万円 |
生活費 | 食事:2食分をホームステイ先が提供。1食分を自炊 休日:遊びと勉強のバランスを取りながら過ごす |
144万円 |
総額 | - | 401万円 |
オーナー スクール オブ イングリッシュ
ドーセット カレッジ
以上が1年のダブリン留学にかかる留学費用についてでした。
今回ご紹介した費用はあくまでも一例になります。地域や学校、受講コースや滞在先タイプによって費用は大きく変動していきます。気になる学校がありましたら、まずは費用の無料見積りをしてみましょう。
見積もりを取ることで、留学費用のより具体的な金額を想定でき、貯金などの留学準備を早く進めることができるようになります。
まず行動を取ることが、あなたの理想の留学を実現する最短ルートです。
ダブリンの語学学校は下のページで一覧にて紹介しているので、見積もりを取る際の参考にしてみてください。
ダブリンの人気語学学校ランキング
留学先となる国や都市のイメージを持てたら語学学校選びに移りましょう。ただし、国や都市と違い、語学学校選びはより希望を整理しながら進めていく必要があります。
特に生徒規模や雰囲気、日本人留学生の比率や日本人スタッフの有無などは時期によって変わりやすいので、自分で調べた情報だけで決めてしまうと学校選びで失敗してしまう恐れがあります。
より最新の情報をもとに語学学校を決めるなら、留学エージェントに相談してみましょう。
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