アイルランドは、イングランドの左隣に浮かぶアイルランド島にあります。正式名称は「アイルランド共和国」で、首都はダブリンです。2005年に、エコノミストの「最も住みやすい国」に選ばれたことがあるほど、欧州では暮らしやすい街として定評があります。
日本人の留学先としてはまだまだマイナーですが、ホスピタリティ溢れるアイルランドは、留学先としての注目が年々高まっています。
今回は、アイルランドの物価事情をご紹介していきます。これからアイルランドで留学や就職を考えている方はぜひ参考にしてください。
※レートは2018年9月現在で計算。文中に登場する価格は全て1EUR=130円で計算しています。
[目次]
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それでは早速、アイルランドの物価について調べていきましょう。
アイルランドは欧州連盟に加盟しており、通貨はユーロです。現在の円=ユーロのレートは、1EUR=約130円(2018年9月現在)です。
ヨーロッパの物価は高いというイメージが定着していますが、アイルランドも例に漏れず、日本と同等もしくは物価が高い国の一つです。
首都ダブリンは、特に家賃が高く、ヨーロッパの物価の高さランキングでトップ10に名を連ねたこともあるほど。ただし、すべてにおいて高いわけではありませんので、安心してください。
アイルランドの消費税は23%で、日本の約3倍です。そのため、物価が高いと感じると思います。ただし、食品や子どもの衣料など、課税されない対象もあります。
IMF(国際通貨基金)の統計によれば、アイルランドの物価は1990年代から経済成長とともに右肩上がりに上昇してきました。現在は円高傾向にあるだけでなく、今後1EUR=130円を超える予想も出ているので、さらに出費が大きくなる可能性も覚えておきましょう。
レートは世界経済の動向によって変動することがあるので、経済ニュースやレートをチェックする癖を付けておきましょう。
次は都市ごとに違いがあるかをチェックしていきましょう。
アイルランドで留学生に人気があるのは、首都のダブリン、港町のゴールウェイ、第二の都市であり、大学都市と呼ばれるコークです。
どこの国でも首都や観光地の物価は高い傾向にあります。アイルランドでは、ダブリンは他の都市と比べると高めです。一方、ゴールウェイやコークは物価が安く、予算を抑えたい人におすすめです。
続いて、平均賃金をチェックしていきましょう。
アイルランド人の平均年収は、約720万円です。日本の平均年収は約420万円なので、約1.7倍です。最低時給は9.55EUR(1,242円)です。
アイルランドで働く場合、日本人も最低時給が保証されますが、仕事を探す際は、経験があるか・英語力があるかを重視されます。
日本人に人気の仕事は、ベビーシッター・ホテル・レストランなどです。基本的に上記最低賃金9.55EUR(1,242円)スタートですが、英語力によってはそれ以上を稼ぐことが可能です。
また、英語力がアップすれば、日本語を生かした職種で働く可能性も高まります。アイルランドは日本よりも収入が多い国なので、海外での就職を考えている人は勉強を頑張りましょう!
それでは早速、項目ごとに物価を紹介していきます。ここでは最安値ではなく、平均的な物価をご紹介しています。
物価が高い国だと、自炊は必須です。気になる食品の物価を確認しましょう。
水1.5L:1EUR(130円)〜
パスタ500g:0.5 EUR(65円)〜
米1kg:1.5 EUR(195円)〜
牛乳2L:1.5 EUR(195円)〜
りんご6玉:3EUR(360円)〜
ぶどう500g:2.5EUR(325円)〜
パン1斤:1.5 EUR(195円)〜
じゃがいも2.5kg:6 EUR(780円)〜
キャベツ1玉:0.5 EUR(65円)〜
玉ねぎ1kg:1EUR(130円)〜
卵12個:2EUR(260円)〜
アイルランド産牛肉1kg:9EUR(1,170円)〜
鶏肉1羽:3.5EUR(455円)〜
鶏胸肉100g:0.8 EUR(108円)〜
コーラ330ml10本:9EUR(1,170円)〜
先ほど物価は高めだとご紹介しましたが、食品は税金がかかっていないこともあり、比較的安いという印象を受けます。上記で紹介している品では、まとめ買いするとさらに値段が下がる場合が多いので、よく使う食品はまとめ買いすることで節約になります。
外食する場合はどうでしょうか。
カジュアルレストラン(ランチ):15EUR(1,950円)〜
カジュアルレストラン(ディナー):25EUR(3,250円)〜
マクドナルドセット:7EUR(910円)〜
スターバックスドリップコーヒー:2.37EUR(299円)〜
チップの文化があるアイルランドでは、外食費が高くなります。毎日2,000円の出費があるのは、なかなか痛い出費です。外食はいざという時のみにして、基本的には自炊を頑張りましょう。
日々の生活に欠かせない日用品はどうでしょうか。
トイレットペーパー12個:3EUR(390円)〜
シャンプー330ml:2.5EUR(325円)〜
歯ブラシ:1EUR(130円)〜
歯磨き粉:1.5EUR(195円)〜
フェイスタオル:1.25 EUR(163円)〜
Tシャツ:5 EUR(650円)〜
ジーンズ: 25EUR(3,250円)〜
冬用ジャケット:25EUR(3,250円)〜
女性水着:15 EUR(1,950円)〜
日本よりもすごく高いわけではなく、若干高いという印象です。衣類は、さすがヨーロッパだけあって、手頃な値段のファストファッションがそろっています。日本では少し高いブランドでも、現地では安く買うこともできますよ。
アイルランドは日本同様交通網が発達しており、特にバスが主流の移動手段です。日本のsuicaなどに似たICカード「Leap Card」を使うと、定価よりもお得に移動できるのでおすすめです。
学生は、学生証代わりにもなる「Student Leap card」を作りましょう。バスなども学割料金で利用可能です。以下では、Leap Card利用時の値段を紹介しています。
電車片道:2EUR(260円)〜
バス1日:6.9EUR(897円)〜
バス30日:160.5EUR(20,865円)〜
リープカード(デポジット):5EUR(650円)〜
タクシー初乗り:4.5EUR(585円)〜
日本からアイルランドへの直行便はありません。そのため、欧州や中東、アジア各国で1度は乗り換える必要があります。乗り換えはアムステルダム、ロンドン、パリ、香港、ドバイ、カタールなどで可能です。
航空券は8万円代からありますが、安いチケットは到着まで20時間以上要します。ヨーロッパ各都市で乗り換えると、所要時間13〜16時間、金額は13〜15万円ほどです。
アイルランド(ダブリン)行き格安航空券を徹底解説!安い時期や検索のコツとは?
アイルランドではプリペイド式の携帯電話が主流です。日本からSIMフリーの携帯電話を持っていけば、現地でSIMカードを購入するだけで、携帯電話の利用が可能です。
1カ月3Gプラン:20EUR(2,600円)〜
人気があるのは、3(Three)、Vodafoneなどです。日本以上にwifi環境が整っており、通信料は3Gあれば十分です。各会社の店舗だけでなく、スーパーやコンビニでもSIMカードを購入することができます。
アイルランドでお得にネットを使うには?海外パケットからポケットwifiまで料金を徹底解説
続いて、滞在費を紹介していきましょう。
ホステル:20EUR(2,600円)〜
ホテル(中級):50EUR(6,500円)〜
シェアハウス:400EUR(52,000円)〜
ホームステイ:700EUR(91,000円)〜 ※食費込み
光熱費:50EUR(6,500円)〜
宿泊代は、日本と同じくらいの価格帯です。留学する人はシェアハウスやホームステイ、寮を利用することになります。シェアハウスは光熱費込みで450EUR(58,500円)〜です。節約したい方は、シェアハウスがおすすめですが、慣れるまではホームステイや寮を利用しながら、良い物件を探す人も多いです。
息抜きに欠かせない嗜好品の値段もチェックしましょう。
タバコ:9.5EUR(1,235円)〜
ビール:1.5EUR(195円)〜
ビール1パイント:5 EUR(560円)〜
ワイン:5 EUR(560円)〜
インスタントコーヒー:6EUR(780円)〜
タバコの値段は日本の2倍以上と、痛い出費です。日本のタバコ代は、先進国の中ではずば抜けて安いのです。パブ文化のあるアイルランドでは、1パイント(約473ml)のビールが5EUR(560円)〜飲むことができます。留学や仕事の息抜きに、ぜひ本場のパブを体験してください。
滞在が長くなると必要になる電化製品はどうでしょうか。
洗濯機:200EUR(26,000円)〜
パソコン:250EUR(32,500円)〜
ドライヤー:22EUR(2,860円)〜
ヘアーアイロン:25EUR(3,250円)〜
デジカメ:100EUR(13,000円)〜
スマートフォン:200EUR(26,000円)〜
iPhone6 16G:300EUR(39,000円)〜
日本と同等くらいの値段です。アイルランドの電圧は220VでプラグはBF式ですので、日本から持っていく電化製品は変圧器・変換プラグを用意しておきましょう。シェアハウスや寮の場合、備え付けの電化製品がないか事前にチェックしておきましょう。
せっかくヨーロッパに留学するのだから、休日には旅行も楽しみたいですね。入館料や移動費をまとめました。
トリニティー・カレッジ(入館料):9EUR(1,170円)〜
ギネス・ストアハウス(入館料):25EUR(3,250円)〜
ダブリンーロンドン(往復):30EUR(3,900円)〜
ダブリンーパリ(往復):40EUR(5,200円)〜
レンタカー1週間:50EUR(6,500円)〜
美しい図書館「トリニティー・カレッジ」、あのギネスビールの「ギネス・ストアハウス」は滞在中、必ず訪れたいスポットです。入館料は高いですが、ギネス・ストアハウスは、インターネットから予約すると割引で18.5EUR(2,405円)〜になるので、事前予約をお忘れなく。
航空券は、ロンドンやパリまで往復で1万円を切るのは夢のようですね。他国への旅行はもちろん、絶景溢れるアイルランド島内をレンタカーで旅するのもおすすめですよ。
アイルランドで留学をする場合の学費や雑費はどのくらい必要でしょうか。
1週間:230 EUR(30,000円)〜
1カ月:1,155EUR(150,150円)〜
入学金:60EUR(7,800円)〜
教材費:40EUR(5,200円)〜
何に学習の重点を置くかにもよりますが、一般的なコースで週3万円から受講が可能です。コマ数を調節して授業料を減らすことも可能なので、自分のスタイルと予算に合った学校を探しましょう。
どんな学校が自分に合っているかはこちらで検索できます。
アイルランドの人気語学学校一覧
ここまで物価をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。アイルランドでは、日本と同じくらいの出費が必要になります。ここでは現地生活で節約するコツを伝授します。
全体的に日本と同じくらいの出費が必要になるアイルランドでは、一番の節約法は食費を抑えることです。勉強や仕事が始まると、外食で済ませたくなりますが、日本と比べて割高の外食は控えるのがポイントです。
節約のポイントは、小さな出費を抑えることにあります。料理の習慣がない人は心配かもしれませんが、留学前から自炊を始めると安心です。ホームステイや寮ですでに食費が含まれている人は、できるだけそれ以外に食費がかからないようにしましょう。
ただし、無理は禁物。節約ばかりに気が向いて、ストレスを溜めてはいけません。勉強が忙しい時は、外食や出来合いの食事で乗り切れるように、余裕のある時は自炊にするといった具合がおすすめです。
多くの人はアイルランドで英語を勉強するために滞在していると思います。ただ、予算の都合がある場合は、授業数を減らして、学費を抑えることで節約ができます。
また、申し込むタイミングも大切です。タイトなスケジュールで進めると、航空券の値段が高くなってしまうだけでなく、学校の早割サービスを利用できなくなります。学費は特に出費の大きなウエイトを占めるので、留学の計画は少なくても半年前から立て始め、計画的に準備を進めましょう。
実は、バスや電車の料金は、ネットで予約すると、さらに安くなることがあります。スーパーなどのセール情報もHPによく掲載されているので、いつも使っているお店やサービスの情報をこまめにチェックすることも節約につながります。
インターネット上では、どうやったら安く買えるのかなどの情報がたくさんあるので、ぜひ節約の参考にしてください。
では、アイルランドで生活するのに必要になる費用をまとめてチェックしましょう。
<1週間>
食費:50EUR(6,500円)〜
日用品:15 EUR(1,950円)〜
交通費:50EUR(6,500円)〜
娯楽費:30 EUR(3,900円)〜
滞在費:150 EUR(19,500円)〜
通信費:10 EUR(1,300円)〜
合計:305 EUR(39,650円)〜
語学留学する場合:655EUR(85,150円)〜 ※週350EURを追加
<1カ月>
食費:200 EUR(26,000円)〜
日用品:50EUR(6,500円)〜
交通費:150 EUR(19,500円)〜
娯楽費:50EUR(6,500円)〜
滞在費:500 EUR(65,000円)〜
通信費:15 EUR(1,950円)〜
合計:965 EUR(125,450円)〜
留学する場合:2,215EUR(287,950円)〜 ※1カ月分の1250EURを追加
留学する場合、1週間の滞在だと655EUR(85,150円)〜、1カ月で2,215EUR(287,950円)〜が必要になります。このほか、日本からの航空券約13万、留学保険約1万5000円がかかるので、1週間で約23万、1カ月で約43万円が目安となります。こちらで紹介したのは一例かつ比較的余裕を持った金額なので、もっと節約することは可能です。
いかがだったでしょうか。ヨーロッパでの留学は「すごく高い」という意識が先行してしまいますが、アイルランドの物価は日本と同じか少し高いくらいです。
もっと物価の高いイギリスやオーストラリアと比べると、安く滞在することができます。マイナーなアイルランドですが、過ごしやすさは折り紙つきなので、英語圏で留学したいけど、予算に不安のある人にはおすすめできる国です。ぜひ参考にしてください。
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