ダブリンの空港情報と市内へのアクセス方法

日本からダブリンへ渡航する場合、ダブリン国際空港が主に使われています。日本からの直行便は運行されていないものの、アイルランド国内では主要な空港なので、他の都市と比べ運行便が多く楽に渡航できます。

ただし海外への渡航に慣れていない場合、利用する空港がわかっても入国の流れや空港からの移動方法などイメージが持てず、到着後うまく滞在先まで移動できるか不安を感じますよね。

そこで今回は、ダブリンへ渡航する際に利用する空港と入国の流れ、市内へのアクセスをご紹介します。

これから渡航準備を始めようという方は、ぜひ本記事を参考に空港に着いてからの移動イメージを持っていただければと思います。
本記事は2022年12月時点での情報に基づいて作成しています。公開から期間が経ち、店舗が閉店するなど掲載情報が古くなっている恐れがあるため、空港を利用の際には事前に最新情報をご確認ください。
なお、記事内ではユーロをEURと表記し、為替レートには2022年12月9日時点での情報を参照し、1EUR＝146円で計算しています。

ダブリンで主に使われているのはダブリン国際空港

冒頭でもお伝えした通り、日本からダブリンへ渡航する際に主に利用されているのは、ダブリン国際空港（空港コード：DUB）です。2021年には840万人を超える旅客数を記録し、アイルランド国内で有数の利用者数を誇る空港となっています（※1）。

日本国内からは他のヨーロッパ、中東経由で渡航

日本からダブリン国際空港へは2022年12月現在、直行便は運行されておらず、他のヨーロッパか中東諸国を経由して渡航する必要があります。

なお、コロナ禍の現在、直行便を運行している航空会社や運行スケジュールは変更が激しいため、航空券を探す際には最新の情報をもとに購入手続きを進めてください。

ダブリン国際空港はどんなところ？

ダブリン国際空港は市内中心部から東へ約5kmほどの距離にあります。

空港は2つのターミナルがあり、アイルランド国内、イギリス発など飛行距離が短い便はターミナル1、比較的飛行距離の長い便はターミナル2が使われることが多いです。

飲食店

ダブリン国際空港では、30を超える飲食店があり、乗り継ぎの待ち時間や早めに空港へ着いた際に時間を潰しやすいです。

中にはスターバックス、バーガーキングといった日本でも馴染み深いお店もあります。

免税店・お土産店

お土産を買い忘れた場合には、空港内のお土産店が利用できます。ダブリン国際空港ではお土産店が充実しているので、アイルランドやダブリンを感じられるグッズなどを手に入れやすいです。

具体的なお店は下のページで一覧で紹介されているので、興味のある品物が空港で買えそうか気になる方はチェックしてみてください。
Dublin Airport「Guide to Shopping at Terminal 1 and 2」

ラウンジ

ダブリン国際空港では、4つのラウンジが設置されているので、利用条件などを知りたい場合にはリンク先よりご確認ください。

51st&Green Lounge
The East Lounge
The Lounge Terminal 1
The Lounge Terminal 2

入国の流れ

アイルランドでの入国には主に上の5つのステップであります。

ステップ1. 入国カードを記入

アイルランドへ入国する際には、入国カードを記入し提出する必要があります。基本的には機内で配布されるので、到着前に記入欄を埋めておきましょう。

ただし、シェンゲン協定国、あるいはイギリス経由で入国する場合には、経由地で入国カードを提出する必要がありますが、アイルランド入国時にはカードの提出はありません。

ステップ2. 入国審査

空港へ到着すると、続いては入国審査を受けます。もし英語力に不安を感じる場合には、事前に聞かれやすい質問への自分の回答を準備しておきましょう。

よく聞かれる質問や入国審査前にしておく準備は下の記事でまとめているので、準備に漏れがないか確認したい方はあわせて参考にしてみてください。
事前に知っておけば怖くない！アイルランドの入国審査の流れや質問項目、解答例をご紹介

ステップ3. 荷物の受け取り

入国審査などを終えると、荷物の受け取り口へ移動します。飛行機から降り、通路案内に従うと航空便ごとの荷物が運ばれるターンテーブルが並ぶエリアに到着するので、まずは自分の荷物を受け取ってください。

ステップ4. 税関検査・検疫

荷物を持ったら税関・検疫検査を受けます。

もし申告漏れをしてしまうと罰金などが課されることもあるので、渡航前に必ず持ち物の中で持ち込みが禁止されているものがないか確認しましょう。

アイルランドで持ち込みを禁止されているものは下のページで確認できます。
Irish Tax and Customs「PROHIBITIONS AND RESTRICTIONS」

ステップ5. 到着口へ移動

入国審査が完了すれば、あとは到着口へ移動して入国完了です。滞在先までのピックアップを申し込んでいる場合には、指定の場所へ移動し担当者が来るのを待ちましょう。

また、自分で滞在先や市内へ移動する場合には、空港の案内に従い利用する移動手段の停留場所まで移動してください。

なお、空港では無料のWi-Fiが使えるので、事前に配車アプリのダウンロードや地図の読み込み、移動手段の検討などをする際には利用してみてください。

ダブリン国際空港から市内へのアクセス方法

続いては、入国から市内へのアクセス方法と移動時間の目安、料金を紹介します（※2〜7）。

Dublin Bus（路線バス）

空港から市内へ安く移動するなら、Dublin Busの利用がおすすめです。

目安の移動時間	30〜40分
料金	2EUR（292円）
運行時間	24時間

到着口から路線バスのバス停までの移動

Dublin Busのバス停はターミナル1の正面にある立体駐車場の先にあります。バス停周辺には長距離バスなど複数のバス停がありますが、Dublin Busのバス停はゾーン15にあるので、迷った際には周囲の案内を確認しゾーン15へ移動しましょう。

市内へは41番ルートの路線で向かい、「Lwr. Abbey St.」あたりで降りると、市内中心部に到着します。

Dublin Express、aircoach（高速バス）

市バスよりも早く移動したい場合には、Dublin Express、aircoachの利用がおすすめです。

目安の移動時間	30〜40分
料金	7EUR（1,022円）
運行時間	【月〜日曜】3:05〜翌0:35

到着口から高速バスのバス停までの移動

Dublin Express、aircoachのバス停はターミナル2建物を出た正面にあります。乗り場へはターミナル2階から通路が結ばれているので、そちらから乗り場へ移動しましょう。

なお、乗車券などは乗り場で購入できます。

タクシー

タクシーはバスと比べ料金が高くなってしまいますが、その分停車が少なく早く市内まで移動できます。また、海外渡航が初めてで、公共交通機関の利用に不安を感じる場合にもタクシーは使いやすい移動手段となります。

目安の移動時間	30〜40分
料金	20〜40EUR（2,920〜5,840円）

到着口からタクシー乗り場までの移動

タクシー乗り場はターミナル1を出たところと、Dublin Express、aircoachのバス停付近にあります。

配車アプリ

アイルランドではUberやFREE NOWといった配車アプリが一般的に使われており、タクシーよりも安く移動したい方におすすめです。

ただし、配車アプリの利用料金は時間帯やドライバーの稼働状況で金額が変わりやすく、場合によってタクシーよりも高くなってしまうこともあります。利用する際にはまずは料金を確認してから、利用するかどうかを決めてください。

目安の移動時間	30〜40分
料金	30〜50EUR（4,380〜7,300円）

到着口からピックアップエリアまでの移動

配車アプリを利用する際には、利用ターミナル最寄りの駐車場案内に従ってください。

もしアプリをダウンロードしていなければ、渡航前にアプリをダウンロードしておきましょう。

空港送迎

留学でダブリンを訪れる場合には語学学校への申し込みのオプションとして、あるいは旅行で訪れる場合には、ホテルやツアーのオプションとして空港送迎を選ぶことができます。

滞在先となるホテル、学生寮やホームステイ先は必ずしもダブリンの中心部にあるとは限らず、公共交通機関を利用して行くとなるとかなり時間も体力も奪われてしまいます。

空港到着後、なるべく負担なく移動するなら、空港送迎を頼むようにしましょう。

目安の移動時間	滞在先によって異なる
平均料金	75EUR（10,950円）※語学学校のオプションで依頼する場合

空港送迎の待ち合わせ場所

多くの場合、空港送迎のピックアップは空港到着口で待ち合わせとなります。ドライバーは申込者の名前が書かれたカードを持っていたり、事前に共有されている申込者の特徴をもとに声をかけたりするので、自分の担当ドライバーを探しましょう。

探してもドライバーが見当たらない場合には、事前に共有されているドライバーの連絡先か、滞在予定のホテル、通学予定の語学学校、利用しているツアー会社やエージェントなどに連絡を取り、指示を仰ぎましょう。

ダブリンの空港情報まとめ

今回はダブリンへ渡航する際の空港について紹介しました。本記事は少しでも空港到着後の移動イメージを掴むのに役立てれば幸いです。

また、ダブリンへの留学を考えている方。持ち物の準備は順調に進んでいますか？

もし何から準備すれば良いかわからないという場合には、アイルランド留学の準備の流れを下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
アイルランド留学前の準備の流れ

あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう！留学準備では大まかに5つのステップがあります。

1. ステップ1：目星をつける
2. ステップ2：相談する
3. ステップ3：申し込む
4. ステップ4：渡航準備
5. ステップ5：出発！

留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。

なんとなくイメージが持てたら、留学エージェントに相談してみましょう。

目的にあった留学期間が設定できているか、渡航先の雰囲気は自分に合っているか、受け入れ先の語学学校や滞在先は自分の希望に沿っているかなど、プロの目線からアドバイスがもらえます。

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【参考文献一覧】