留学で気をつけたい犯罪は？防犯対策や防犯グッズ、犯罪に巻き込まれた時の対応手順について紹介！
- 2024/12/22
海外で暮らすことを考える時、治安や犯罪に巻き込まれるリスクを考えてしまいませんか？日本は治安が良い国として知られており、実際Institute for Economics and Peaceが毎年発表されている世界平和指数ランキング（GLOBAL PEACE INDEX）の2024年版では、対象国163カ国の中で日本は17位の順位をつけました（※1）。
そんな日本から海外に留学するのですから、留学先の治安や防犯対策は気になりますよね。
今回は、 犯罪ごとの防犯対策や防犯グッズ、万が一犯罪に巻き込まれてしまった時の対応手順について詳しくご紹介していきます。
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徹底解説！犯罪種類別の防犯対策
続いては犯罪種類別に防犯対策をご紹介します。
スリ・置き引き・ひったくりなどの窃盗
日本人はお金を持っていると認識されており、スリや置き引き、ひったくり等のターゲットになりやすいです。具体的な防犯対策と防犯グッズは、以下の例の通りです。
| 犯罪事例 | ・レストランでトイレに行く際に荷物を置いていき、置き引きにあった ・スマートフォン利用時に、スマートフォンや鞄をひったくられた ・公共交通機関利用時に、バックパックのチャックを開けられた ・夜間や人通りの少ない道で、複数人のグループに脅されバッグを取られた |
|---|---|
| 防犯対策例 | ・常に貴重品から目を離さない ・バッグや貴重品を置いたまま離席しない ・ポケットに貴重品を入れない ・リュックサックのすぐ開けられるところに貴重品を入れない ・人目につくところに貴重品やバッグを置かない ・歩きスマホをしない ・公共交通機関などの利用はできるだけ混雑する時間帯を避ける ・派手な服やアクセサリー、高価なブランド品を身につけない ・夜間の外出や人通りの少ない道を避ける ・車や家の中の見えるところに貴重品や鞄を置かない |
| 防犯グッズと活用方法 | ・セキュリティポーチに貴重品を入れ、服の下に隠す ・バックパックカバーや南京錠をバックパックにつけ、簡単にチャックを開けられないようにする ・体の前に固定できる鞄を選び、常に見えるところに持って歩く |
クレジットカードの不正使用などの金銭被害
クレジットカードの磁気情報を読み取り不正に情報を盗むスキミングや、レストランなどでカードを利用した際にカード番号などが盗まれるなどの事象が発生しています。
| 犯罪事例 | ・レストランでクレジットカードを渡した後に、ショッピングに利用された ・タクシーでデビッドカードを利用した際に、不正な金額を請求された ・ATM利用直後に、高額なショッピングに利用された ・オンラインショッピングで利用したクレジットカードの情報が盗まれた |
|---|---|
| 防犯対策例 | ・クレジットカードを知らない人に渡さない ・ATM利用時に不審な機器が機械に取り付けられていないか確認する ・クレジットカードに利用限度額を設定しておく ・クレジットカード利用時にメールなどの通知が来るような設定にする ・クレジットカードの利用停止の連絡先を控えておく ・不審なウェブサイトでクレジットをカードを利用した買い物をしない |
| 防犯グッズと活用方法 | ・RFIDブロッキングケースにクレジットカードを保管し、スキミングを防ぐ ・カード会社が発行する一回きりの使い捨てバーチャルカードを利用する |
詐欺
詐欺事件は日本国外でも多数発生しており、中には日本から海外に来た人を意図的に狙う詐欺もあります。
| 犯罪事例 | ・警察官や公的機関の職員を名乗る人物から、身に覚えのない違反金や訴訟費用を請求された ・「在宅で簡単にできる仕事」を騙る募集に応募し、仮想通貨アプリへの課金を依頼された ・「短期で高収入」というSNS広告に応募し、マネーロンダリングに加担してしまった・格安賃貸物件の手付金を支払ったら、物件は架空で、連絡も取れなくなった |
|---|---|
| 防犯対策例 | ・警察官や公的機関の職員を名乗る人物からの電話であったとしても、安易に信用しない ・警察署や公的機関の電話番号が使用されていたとしても安易に信用せず、自分から警察署や大使館へ電話をかけ指示を仰ぐ ・SNSなどで「簡単な仕事で高収入」と騙る募集は、詐欺につながる可能性があるため、相手方が信用に足る企業なのか確認する ・架空の格安賃貸物件を掲載し、手付金や賃貸料を支払わせるケースが発生しているため、必ず物件が実在することを確認し契約手続きをする |
暴行・恐喝・性的暴行
不特定多数の人が集まる場所や、人通りが少ない場所などで、暴行や恐喝の被害が発生しています。また、特定の人種や宗教などに対する一方的な偏見から危害を加えられるヘイトクライムも多発しています。
| 犯罪事例 | ・ビーチで五人組の男に脅され貴重品を強奪された ・地下鉄内で向かい側に座っていた男に殴打された ・ジョギング中に暴言をあびせられた ・ランゲージエクスチェンジで知り合った人に自宅に招かれ、性的暴行を受けた |
|---|---|
| 防犯対策例 | ・若者の集団や特定の文化やコミュニティ・人種が集まる場所、政治的社会的に緊張感の高い場所などに近づかない ・アルコール中毒者や薬物中毒者から距離を取る ・夜間の一人歩きや人通りの少ない道を避ける ・常に周囲に注意を払っていることを示し、防犯意識が高いと思わせるような振る舞いを心がける ・緊急時にすぐに連絡ができるよう、スマートフォンは常に充電しておく ・ハイブランドのカバンや財布・露出の多い服を避け、ターゲットにならないようにする ・安易に人を信用せず、危険と感じる場所や密室には行かないようにする ・人からもらった食べ物や飲み物には、睡眠薬が入っている可能性があるため、安易に受け取らない ・パブやクラブでは、自分の飲み物から目を離さない |
| 防犯グッズ | ・防犯ブザー ・催涙スプレー |
犯罪に巻き込まれてしまった時どうする？
万が一犯罪に巻き込まれてしまった場合はどのように対処したら良いでしょうか？パニックにならず、落ち着いて、以下のように対応しましょう。
対応手順
不幸にも犯罪に巻き込まれてしまったら、まずは保険会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。
スマートフォンやクレジットカードの盗難や紛失の場合、もしすぐに電話がつながらないなどで待ち時間が発生したら、不正利用を防ぐためにも、それぞれ利用停止の手続きを進めてください。
保険会社に連絡した後の一般的な流れは、以下の通りです。
| 被害内容 | 対応手順 |
|---|---|
| スマートフォン盗難被害 | 1. 携帯電話会社へ連絡し、利用停止手続き 2. iPhoneの場合は紛失モードに設定、Androidの場合はデバイスのロックとデータ消去 3. 最寄りの警察署に行き盗難届を入手 |
| パスポート盗難被害 | 1. 最寄りの大使館・総領事館に連絡 2. 必要書類を準備し大使館・総領事館に来館 詳細はこちらのページをご確認ください。 パスポートについて - 外務省 海外安全ホームページ |
| クレジットカード盗難及び不正利用被害 | 1. クレジットカード会社に連絡し、利用停止にしてもらう 2. 最寄りの警察署に行き盗難届を入手 |
| 詐欺被害 | 最寄りの警察署に通報 |
| 暴行・恐喝・性的暴行被害 | 最寄りの警察署に通報 |
緊急時の連絡先電話番号一覧
スクールウィズが提携している保険、各国の大使館及び領事館の連絡先、緊急時の電話番号は以下の通りです。万が一犯罪に巻き込まれてしまった場合は、以下の連絡先に連絡してください。
たびほプライムサポートライン（ジェイアイ傷害火災保険株式会社）
| 国 | 電話番号 |
|---|---|
| フィリピン | 1-800-1-8110196 |
| アメリカ | 1-844-328-0202 |
| カナダ | 1-844-422-4924 |
| オーストラリア | 1-800-650-352 |
| イギリス | 0808-23-42163 |
| ニュージーランド | 0800-88-0527 |
| アイルランド・マルタ | +81 3-6369-8614 |
※アイルランド・マルタは国際電話、その他はフリーフォンです
・該当国・地域以外からの利用はできません
※発信料金やサービス料が課金される場合があります
| 国 | 都市 | 大使館・総領事館 | 緊急時の電話番号 |
|---|---|---|---|
| アメリカ | シアトル | 在シアトル日本国総領事館 +1 206-682-9107 |
911 |
| ボストン | 在ボストン日本国総領事館 +1 617-973-9772 |
||
| ニューヨーク | 在ニューヨーク日本国総領事館 +1 212-371-8222 |
||
| サンフランシスコ | 在サンフランシスコ日本国総領事館 +1 415-780-6000 |
||
| ロサンゼルス | 在ロサンゼルス日本国総領事館 +1 213-617-6700 |
||
| サンディエゴ | 在アメリカ日本大使館 +1 202-238-6700 |
||
| シカゴ | 在シカゴ日本国総領事館 +1 312-280-0400 |
||
| マイアミ | 在マイアミ日本国総領事館 +1 305-530-9090 |
||
| ホノルル | 在ホノルル日本国領事館情報 +1 808-543-3111 |
||
| フォートローダーデール | 在マイアミ日本国総領事館 +1 305-530-9090 |
||
| カナダ | バンクーバー | 在バンクーバー日本国総領事館 +1 604-684-5868 |
911 |
| トロント | 在トロント日本領事館情報 +1 416-363-7038 |
||
| ビクトリア | 在バンクーバー日本国総領事館 +1 604-684-5868 |
||
| モントリオール | 在モントリオール日本国総領事館 +1 514-866-3429 |
||
| カルガリー | 在カルガリー日本国総領事館 +1 403-294-0782 |
||
| オタワ | 在カナダ日本大使館 +1 613-241-8541 |
||
| ケロウナ | 在バンクーバー日本国総領事館 +1 604-684-5868 |
||
| ハリファックス | 在モントリオール日本国総領事館 +1 514-866-3429 |
||
| オーストラリア | シドニー | 在シドニー日本国総領事館 +61 2-9250-1000 |
緊急時：000 緊急時以外（警察支援ライン）：131-444 |
| メルボルン | 在メルボルン日本国総領事館 +61 3-9679-4510 |
||
| ブリスベン | 在ブリスベン日本国総領事館 +61 7-3221-5188 |
||
| パース | 在パース日本国総領事館 +61 8-9480-1800 |
||
| アデレード | 在メルボルン日本国総領事館 +61 3-9679-4510 |
||
| ゴールドコースト | 在ブリスベン日本国総領事館 +61 7-3221-5188 |
||
| ケアンズ | 在ケアンズ領事事務所 +61 7-4051-5177 |
||
| バイロン・ベイ | 在シドニー日本国総領事館 +61 2-9250-1000 |
||
| イギリス | ロンドン | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
999 |
| ケンブリッジ | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
||
| オックスフォード | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
||
| ブライトン | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
||
| マンチェスター | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
||
| エディンバラ | 在エディンバラ日本国総領事館 +44 131-225-4777 |
||
| ボーンマス | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
||
| イーストボーン | 在英国日本国大使館 +44 20-7465-6565 |
||
| ニュージーランド | オークランド | 在オークランド日本国総領事館 +64 9-303-4106 |
111 |
| クィーンズタウン | 在オークランド日本国総領事館 +64 9-303-4106 |
||
| クライストチャーチ | 在クライストチャーチ領事事務所 +64 3-366 -5680 |
||
| アイルランド | ダブリン | 在アイルランド日本国大使館 +353 1-202-8300 |
999 または 112 |
| コーク | 在アイルランド日本国大使館 +353 1-202-8300 |
各都市の治安情報記事一覧
国ごとの治安情報について、以下の記事にまとめています。犯罪率の推移や犯罪事例など、詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
留学時に気をつけたい犯罪やその対策、万が一の時の対応手順についてまとめましたが、いかがでしょうか？
この記事で紹介した身を守る方法や防犯グッズを活用し、安全で楽しい留学ライフを送ってくださいね。
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- ステップ1：目星をつける
- ステップ2：相談する
- ステップ3：申し込む
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【参考文献一覧】
※1...IEP「GLOBAL PEACE INDEX 2024」（参照日：2024-9-15）