留学先として人気の高いカナダ。日本からも多くの留学生がカナダへと渡っていますが、「実際の生活はどんな感じなんだろう」と気になってはいませんか?
カナダの魅力は美しい自然環境や充実した教育環境、そしてグローバルな多様性です。一方、国土が広大で都市によって環境が異なるため、どのエリアが自分に適しているのか想像しにくいですよね。
そこで今回はカナダ留学を経験した10人の体験談を紹介します。モントリオール、トロントなど都市別に紹介していますので、実際の体験談を読んで、カナダ留学の様子や成功させるポイントをつかんでいきましょう。
なお、カナダ留学についての全般的な情報は下のページでまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
カナダ留学
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まずはカナダ留学の都市別の体験談として、
の3つを紹介します。
最初に紹介するのは、モントリオールに留学したつくしさんの体験談です。
つくしさんが留学したモントリオールは、カナダの東側ケベック州に位置する都市。ケベック州はフランス語を公用語としており、街では主にフランス語が話されています。
標識やお店の名前、車内放送など生活における言語は全てフランス語で、飲食店のメニューでも英語表記はあくまでオプション程度。留学前からフランス語圏であることは知っていたつくしさんですが、現地では予想以上にフランス語の比重が大きく戸惑ったそうです。
モントリオールでの生活や街の雰囲気についてなど、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
カナダなのにフランス語圏?モントリオールに住んでみて実際に感じたこと
次に紹介するのは、トロントにバレエ留学したSamanthaさんです。トロントはカナダ・オンタリオ州に位置する、カナダ有数の大都市。トロント市内での移動には地下鉄、バス、路面電車が利用できます。
交通手段は豊富であるものの、日本とは異なり、点検のため週末は運休していたりバスが遅延したりすることも珍しくなかったといいます。
またバンクーバーと異なり、トロントは冬の寒さが厳しいことでも有名。Samanthaさんによると、寒い日は-20℃を下回る日もあったそうです。寒さ対策のためにはダウンコートが欠かせず、雪様のブーツやマフラー、ストール、手袋なども必須でしょう。
現地での生活や防寒対策について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
寒さ厳しい冬到来!冬のトロントで暖かく楽しく過ごす毎日
次に紹介するのはウィスラーへワーホリに行ったsuuzieeeyさんです。
suuzieeeyさんは半年間バンクーバーに、その後ウィスラーに滞在しました。ウィスラーは世界的に有名なウィンターリゾート地で、2010年にはバンクーバー冬季オリンピックの会場として選ばれた場所でもあります。
観光業が盛んなウィスラーは治安が良く、リゾート地だけに物価・家賃は少し高め。主な公共交通機関はバスが使われていますが、場所によっては1時間に1本しか運航しておらず不便な場合もあったといいます。
下記記事ではウィスラーで生活する魅力やバンクーバーとの違いも話しています。ぜひ参考にしてみてください。
ウィスラーでワーホリしてみた!ウィンターリゾート地での暮らしを7つの視点から紹介
高校生とワーホリなど、留学手段によっても1日の生活スケジュールは異なりますし、実際のカナダ生活ではどのような経験ができるのか気になりますよね。
そこで次は、
の5つの体験談を紹介します。
まずは高校留学の一日を見ていきましょう。紹介するのは、トロントの高校に留学したゆっこさんの体験談です。
ゆっこさんの学校の授業開始時間は朝9時。ゆっこさんは朝7時半に起床し、家を出るのは8時半過ぎ。朝食や学校で食べるランチは、家にある食材を使い自分で用意していたそうです。
午後は図書館で勉強し、16時頃にホームステイ先に帰宅。17時からはホストファミリーと夕食を食べて22時には就寝の支度をし、夜は早めに寝て朝早めに起きることを心がけていたと振り返っています。
トロントでの生活、またリアルなホームステイ生活の様子は下記記事で詳しく紹介しています。
トロントで留学中の私が伝えたい高校留学のリアルイベント・体験記
次は最も自由度の高い留学方法である、ワーホリの生活について紹介します。とくにワーホリ生活1週目は何をしたら良いのか気になりますよね。そこで、suuzieeeyさんのワーホリ1週間目の生活を見ていきましょう。
前述の通り、1年間のうちの前半をバンクーバー、後半をウィスラーで生活したsuuzieeeyさん。バンクーバー生活初日は日本円のカナダドルへの換金や、スーパーでの買い出しなどをして過ごしたそうです。
2日目は語学学校でのオリエンテーションを受け、3日目からは授業が始まりました。授業に慣れるまでは数日かかったものの、渡航6日目には生活も落ち着き、街を探索する時間もできたといいます。そして7日目は初めての休日で、近くのビーチまでルームメイトと散歩へ出かけて過ごしました。
以下の記事では、ワーホリ初週に済ませておくと便利なことや、反対に急がなくても良かったことなども紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
カナダ・バンクーバーでワーホリ開始!現地到着から留学1週目の様子をレポート
日本とカナダでは恋愛観が異なるケースもあり、北米式の恋愛について知らないとすれ違いや勘違いの原因となる可能性があります。そこで次に、バンクーバーに滞在していたyurinaさんの体験談を紹介します。
日本では好きだという気持ちが芽生えたら、告白して付き合うパターンが一般的です。一方、カナダには「告白」にあたる習慣がなく、代わりにDatingという日本とは異なる恋愛文化があります。
Datingは付き合う前のお試し期間のようなもの。カップルのように過ごしていても正式な恋人という訳ではないので、日本人からすると「これって恋人同士ってこと?」と分かりにくく感じるかもしれません。yurinaさんも、このDatingの習慣に戸惑ったと話しています。
日本とカナダの恋愛事情の違いや、国際恋愛で心がけるべきポイントについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
カナダと日本の恋愛価値観ってかなり違う!?国際恋愛で心がけておきたい3つのこと
次に紹介するのはカナダとイギリスでの留学経験がある豊原さんです。
豊原さんは大学時代に2週間のカナダ留学へ挑戦するも、全く英語が話せず、挫折感を味わい留学が終わってしまったそう。帰国後は苦手意識から英語を避けるようになり、好きだった英語の勉強もやめてしまいます。
しかし社会人になり、落ち着いて自分のことを考える時間が増えるにつれ、豊原さんは再び英語にチャレンジしたいと感じるように。夫の応援もありイギリス留学を決心した豊原さんは、カナダ留学での失敗を活かして、イギリス留学を実りあるものにすることができたと振り返っています。
カナダ留学での失敗の原因や、イギリス留学の成果について詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
留学初日に言われた、私を再び英語好きに変えた言葉
次に紹介するのは、社会人留学した成松さんです。成松さんは入社から4年半経った頃に、2ヶ月間休職してカナダのバンクーバーに語学留学しました。
もともとは会社を退職後、1年間の留学に行くことを考えていましたが、先が見えないまま仕事を辞めるよりは、と休職して2ヶ月間の留学に行くことを決めたそうです。
そんな成松さんは、考えが凝り固まってしまったり、会社に染まりがちだったりする社会人こそ留学するべきだと話します。
成松さん自身、カナダで異なる文化や価値観を持つ人たちと関わるなかで、自分と考え方が異なる人を自然に許したり、受け入れたりできるようになったと振り返っています。
カナダ留学を決めた経緯や、留学によってどのような心境変化があったのかなどは以下の記事で詳しく話していますので、チェックしてみてください。
入社5年目の私が2ヶ月休職、カナダへ英語語学留学した話
カナダ留学は学生だけでなく、国内でのキャリアアップや海外でのステップアップを目指す社会人にもおすすめです。
そこで次は社会人のカナダ留学体験談として、
の2つを紹介します。
最初に紹介するのはカナダとフランスでのワーホリ経験がある長谷部さんです。
長谷部さんは大学卒業後、広告代理店の営業職として働いていました。しかし、「優良企業で働くことが幸せ」というステレオタイプの進路を良しとする日本の社会に違和感を抱き、カナダのワーホリに行くことを決意しました。
現地で働く友人と話しているうちに、カナダでは転職がポジティブに捉えられていると気づいた長谷部さん。長年1つの企業に勤め上げる日本と比べて、キャリアアップしながら複数の企業で働くという、流動的なキャリアの積み重ね方に魅力を感じたそうです。
留学中の価値観の変化や帰国後の生き方について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
留学で働き方や生き方の多様性を知り、未経験から半農半フリーランスに。新しい道を切り開くことができた理由とは
次に紹介するのは自衛隊を辞めてカナダ留学に行った増田さんです。
もともと英語と無縁だった増田さんですが、職場で20カ国語を話せる友人と出会い、次第に英語を話せるバイリンガルに憧れるように。出世コースが決まっていたものの、英語を話せるようになりたいという想いからカナダ・バンクーバーへの留学を決意したそうです。
バンクーバーでの生活でまず驚いたのは、人と人との近さだったと振り返る増田さん。フレンドリーなバンクーバーの人々と出会い、生活するうちに、増田さんは英語を学ぶこと自体に楽しみを感じ始めました。
そして「将来は海外を舞台に働けるようになりたい」と思い、次の挑戦としてアメリカの通信制大学への進学を決めたそうです。
増田さんの留学中の体験や心境の変化については、以下の記事にまとめています。
元自衛隊員がカナダ留学を経て通信制大学への進学を決めた理由
ここまで大勢のカナダ留学体験談を紹介してきました。結局、カナダ留学はどのような人に向いているのでしょうか。
そこで次は、紹介した体験談を踏まえて、
を紹介します。
カナダはロシアに次いで、世界第2位の国土を誇る広大な国です。そのため、国内には大きな都市が点在し、それぞれが異なった独自の特徴を有しています。
アジア系の多いバンクーバー、世界でも有数の大都市であるトロント、ヨーロッパの雰囲気漂うモントリオールなど、街によって特徴はさまざま。
さらにカナダは移民が多く、さまざまな背景を持った人が暮らしています。また地域によってはフランス語が公用語に定められていることもあり、多様な文化や言語が共存する中で生活できるのも魅力の1つです。
いくつもの価値観にしっかりと触れられることが、カナダ留学の醍醐味といえます。
これまで紹介した通り、カナダには世界中から留学生、移民が集まります。そのため、カナダ留学は次のような人におすすめです。
英語を話す人は世界中にいるうえ、アクセントの強い英語を話す人もたくさんいますよね。カナダではさまざまなバックグラウンドを持った人と話せるので、教科書通りではない「生きた英語」を習得できます。
また異なる背景を持つ人と触れ合ううちに、日本に居ては知り得なかった価値観にも触れられます。視野を広げたい人、多様性のある環境で生活したい人にもおすすめですよ。
カナダ留学を成功させるポイントは次の2つ。
なぜこの2つが大切になるのか、詳しく見ていきましょう。
多様性があるカナダは、どんな人でも過ごしやすいイメージがありますよね。しかし、英語が全く話せない状態でカナダ留学に行ってしまうと、周囲との会話が成り立ちづらく、孤独感や挫折感を味わう可能性があります。
友達をつくったり観光したりなど留学生活を十分に満喫するためには、一定の英語力、コミュニケーション力が必要です。とはいえ、英語を習得するまでには時間がかかります。
そこで、カナダでゼロから英語力を鍛えるのではなく、渡航前にできるだけ英語力を上げておくと、留学初期段階から周りとスムーズにコミュニケーションが取れますよ。
一口にカナダといっても、都市ごとに毛色が大きく異なります。例えば西海岸のバンクーバーはアジア系が多く自然豊かな港町。
一方で東海岸のトロントは、バンクーバーよりも都会的な雰囲気があります。さらにモントリオールはフランス語圏に属し、西洋的な街並みが特徴。言語も、英語よりではなくフランス語がメインで使われています。
このように都市ごとに雰囲気や特徴が異なるカナダでは、都市の特徴を正確に知らないままイメージだけで滞在先を決めてしまうと、「思っていた雰囲気と違う」と後悔することもあるでしょう。
どのような環境で暮らしたいかを明確にイメージした上で、目的に合った場所を選ぶことが大切です。
今回はカナダ留学の体験談、カナダ留学に向いている人、そしてカナダ留学を成功させるポイントについて解説しました。さまざまな国から留学生が集まるカナダは、さまざまな価値観に触れたい人、多様性のある環境に身を置きたい方におすすめですよ。
体験談からも分かるように、留学の方法や目的、留学中の過ごし方は人それぞれです。高校で留学する人もいれば、社会人になってから留学し、人生のステップアップに役立てている人もいます。いつからでも留学するのに遅すぎるということはありません。
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語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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