こんにちは!大学卒業から1年後にフィリピン留学と世界一周を経験したモリキです。
「大学卒業後に留学したいけれど、就職できなかったらどうしよう……」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
大学卒業後は語学留学や大学留学、ワーキングホリデーなどさまざまな方法で留学できます。
どの留学スタイルでも帰国後の就職は可能ですが、留学中に「専門スキル」を身に付けておくことが欠かせません。英語など武器となるスキルがあることで、即戦力として採用してもらえることが多いです。
とはいえ、具体的にどのようなことをすればいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、大学卒業後に留学するメリットとデメリットや経験談、就職活動をスムーズにするためのコツを解説します。
難しく感じるかもしれませんが、押さえるポイントはそれほど多くありません。
まずは大学卒業後に留学する方法をざっくりと見ていきましょう!
なお、年代別のおすすめの留学時期などは下のページでもまとめているので、具体的な検討を進めたい方はチェックしてみてください。
留学するなら時期はいつがベスト?必見の留学おすすめ時期まとめ
[目次]
留学考えるなら今から準備!
留学の準備は渡航する半年前、余裕を持つなら1年前からの準備がおすすめです!
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ぜひこの機会に留学準備を始めましょう!
大学卒業後に留学する方法として、
・語学留学
・専門留学
・ワーキングホリデー
・大学や大学院留学
を紹介します。また私の経験談である「留学+世界一周」についてもお伝えしますね。
語学留学は私立や大学付属の語学学校に通いながら、英語や現地の言葉を学びます。
期間は1ヶ月から1年など個人によってバラバラで、制限はありません。留学先もアメリカやオーストラリア、フィリピン、韓国など世界各国にわたります。
メリットとデメリットは以下の通りです。
・集中的に英語力を勉強できる
・国によっては費用を節約できる
・英語力ゼロでも挑戦しやすい
・語学学校の卒業は学歴として認められにくい
・語学留学は在学中でもできるため、インパクトが弱い
しっかりと英語力を身に付けないと、就活が難航することも。ただし英語力ゼロでもスタートできるため、挑戦しやすいです。
ワーキングホリデーは、日本と協定を結んでいる国で観光や就学、就労など自由に過ごせる方法のこと。アジアやヨーロッパ、オセアニア、南米など幅広い国に1〜2年留学できます。
メリットとデメリットは以下の通りです。
・海外で働く経験を身に付けることができる
・アルバイトで生活費用を稼ぐことができる
・遊びやアルバイト生活で終わる人も多い
・働くにはある程度の英語力が必要になる
アルバイトをするには、TOEIC600点以上の英語力が欠かせません。
ただし留学中のアルバイトやインターンで成果を出すことで、就活がスムーズになる可能性もあります。
海外の専門学校に入り、スキルを身に付ける人も多いです。
スキルは、
・料理
・ファッション
・アート
・スポーツ
・建築
などです。
メリットとデメリットは以下の通りです。
・専門職への就職につながりやすい
・帰国後は即戦力として採用されやすい
・専門分野を理解できる英語力が必要になる
・一般的な留学方法ではないため、理解されにくい
「英語」と「専門スキル」というふたつの武器ができ、帰国後の就職活動で有利に働くこともあります。
海外の大学や大学院に入り直して、専門分野をきわめることも可能です。日本の大学よりも専門的で、職業に必要な知識がしっかりと身につくことも少なくありません。
メリットとデメリットは以下の通りです。
・海外就職の可能性が広がる
・帰国後に新卒として就活できる可能性もある
・費用が高い
・英語力だけでなく専門知識も求められる
留学とはいえ大学に入り直すため、卒業後は日本の就職活動で「新卒」扱いになることも。日本はまだまだ「新卒採用」を重要視する企業が多いため、就職活動における不安を軽減できます。
最後に私の体験談として「留学+世界一周」を紹介します。
私は2015年に大学を卒業した後、就職しないでフリーターになりました。そしてアルバイトとして働きながら1年間貯金をし、2016年から2017年にかけて世界一周へ。
そして帰国後、あらためて英語力をしっかりと身に付けたいと思い、フィリピン留学をしています。
メリットとデメリットは以下の通りです。
・自分で計画する力や将来を考える力がつく
・いろいろな国をまわることで視野が広がる
・旅行や遊びと思われやすい
・資金が必要になる
世界一周では何かを勉強したわけではありません。しかし多国籍な人と関わりながらいろいろな国をまわることで、日本と海外の違いや自分について考える時間を確保できました。
また世界一周でいろいろな国を訪れたことで、英語の必要性を強く感じた記憶もあります。どの国でも、英語ならコミュニケーションが取れたからです。
その結果、帰国後のフィリピン留学やフリーランスのライターとして働くことにつながりました。
自分に必要なものが明らかになるため、帰国後の進路とやるべきことは定まりやすいです。
簡単に留学方法をご紹介しましたが、正直留学のイメージは持ちづらいですよね。
そこでここでは、実際に大学卒業後に留学へ行った留学生を何人かご紹介して、どんな目的で留学へ行ったのか、渡航を決めるときの心境などをお伝えします。
最初にご紹介するのはフィリピンへ語学留学に行ったライターののっちさん。
もともと英語力に課題を感じていたようですが、留学の決め手は年齢でした。
今さらなぜ英語留学をしようと思ったのか。
「6年間も勉強したのに、カンタンな言葉すら話せないことが情けなくなった」とか「選択の自由を広げたい」とか理由はいろいろあるけれど、やはり大きな理由は年齢。
これから結婚もしたいし、出産もしたい。キャリアについても、もう少し考えたい。
それらのライフイベントを考えた時に、時期的に区切りが良かったのが「アラサー」である今でした。もう少し前だと勇気が出なかったけれど、これ以上遅くなると多分「もういいや」と諦めてしまう。そんな、ぎりぎりの気持ちで決定した留学は、まるで「8月31日まで真っ白だった宿題」を焦って埋める、夏休み最後の子供のような気持ちでした。
大学卒業後というと明確にいつまでという期間は決まっていませんが、20代後半に差し掛かり、次のライフステージを考えるときに留学を決意することは多いです。
続いてご紹介するのは、国内の美術大学を卒業後すぐにカナダへワーキングホリデーに行ったつくしさんです。
大学4年生になり就職活動を始めましたが、企業を探す中で行きたい会社がほとんどない、行きたいと思える会社への応募にはスキルが圧倒的に足りてないという問題に衝突しました。
photo by: つくしさん
最もネックなものが英語力でした。
就活中は、アート関係の業種に就きたいと考えていました。しかし、要求される英語力は最低でも日常英語、ビジネス英語まで話せないと応募すらできないという求人もザラでした。
というのも、アート関係は国内の作家を相手にするだけではないので、当たり前といえば当たり前なのですが(笑)。
現在の私の英語力は、外国人として扱われて話される英語は、7割弱聞き取れるような状態。しかし複数人での談笑や難しい内容は聞き取れなかったり、意味がわからなかったりすることもしばしばというようなレベル。到底日常会話レベルではありません。
今までの海外経験は、アメリカとニュージーランドでのショートホームステイ、エージェントと代理店に頼らないドイツへの2人旅くらいです。また国内のゲストハウスの利用などで、外国人観光客とコミュニケーションを取るのがとても好きでした。
好きだけどうまく話せない、というモヤモヤを晴らすために、英語が喋れるようになりたい、留学したいという想いは昔から抱いてはいました。
そのはずが、忙しい大学生活を送る中で、そんな気持ちも薄れてしまっていました。しかし、不思議なことに、英語がマストな求人票と向き合う中で「やっぱり、自分には英語は必要なんだ!」という想いがフツフツと再び湧き上がってきたのです。
英語圏に長期留学がしたい、でも、1年の相場は200〜400万円という話も聞く。そんなお金はいち学生の自分には、到底用意できない。親の負担もそこまで増やしたくない。
たくさんの条件下、そこで初めて知ったのが、ワーキング・ホリデー制度でした。
イギリスのブライトンへ専門学校でマーケティングを学びに行ったMikiさんが留学を決意したきっかけは、社会人3年目の部署異動でした。
私が最初に留学を意識し始めたのは大学生の頃。知人の何人かが留学し、現地で多様な人脈を作り自信持って帰国、就職活動の際には語学力を自身の強みとしている様子が眩しく感じたのがきっかけです。
その頃は目先の就職活動をこなさなければという思いと、金銭的な余裕も無かったので、いつか自分も彼らのように自己アピールにつながる経験を持ちたいなという思いに止め、留学は先延ばしにしました。
大学卒業後は、都内の物流関連企業で広報や営業をしていました。しかし入社後、留学への想いは仕事を通じて一層強くなる一方。海外からのお客様や海外のスタッフに製品説明や業務内容を伝える際、
「英語ができたらスムーズに物事が進むんだろうなぁ」
と何度か思うこともあり、仕事終わりに英会話教室にコソコソと行くようになりました。
実際に本腰入れて留学準備に取り掛かったのは、社会人3年目。
職場で新たな部署に異動になり、以前に増して出張や残業が多く、プライベートな時間を失っていることに気づいた時、このまま年齢を重ねることに焦りを感じていました。
「留学?それって今じゃないといけないの?何かにつながるの?」
と、退社前に何人かの同僚から言われました。自分の将来、貯金、仕事など、不安要素が何度も浮かんでは考えないようしていたのも事実です。
しかしその時にふと、ずっと先延ばしにしてきた留学を今しよう!と考え、ついに退職を決意しました。
【出典】Mikiさん「英語が苦手でも叶えられた!イギリスでビジネス専門学校に留学した社会人3年目の話 | ブライトンでビジネス専門留学#1」
社会人3年目を迎え、徐々に仕事も忙しくなる中でふとよぎったのが先延ばしにしていた留学。明確にその時でないといけない理由は必ずしもなくても、頭によぎったことをきっかけに留学へ行きました。
メリットとして、
・留学資金に余裕ができる
・社会人になる前に視野が広がる
・将来をゆっくりと考えることができる
を解説します。
大学卒業後にアルバイトや正社員で働くと、学生時代よりは貯金できる金額が大きくなるかと思います。
学生時代のアルバイト代は毎月5万〜10万円ほどだったのが、社会人になると給料は20万円を超えますよね。資金面に余裕が生まれ、長期留学のハードルも下がります。
大学卒業からすぐに留学することで、視野を広げることができます。
20代は経験がそれほど多くないため、留学中のあらゆることを新鮮に感じることも少なくありません。さまざまな面から物事を考えられるようになり、仕事のアイディアや企画に活かせることも多いです。
大学卒業後に留学すると、他の人よりも就職が遅れます。
不安に感じるかもしれませんが、日本ほど慌ただしくない海外では自分の時間が増えます。その時間に考え事をした結果、将来が定まることも少なくありません。
遅れた時間でしっかりと自分や将来について考えることで、結果として帰国後の職業が長続きしやすいです。
続いてはデメリットとして、
・留学方法によってはブランクになる
・帰国後の就活で「第二新卒」「既卒」になる
を解説します。
大学卒業後に留学すると、その後の就活で留学は「ブランク」と考えられる可能性があります。
日本の就職活動は「新卒一括採用」が一般的かと思います。進学や就職以外の進路を選んだ場合は「遊んでいただけ」「フラフラしていた」と思われることも。
変わりつつはありますが、まだまだマイナスイメージなのが現状です。
大学卒業後に留学した人は「第二新卒」や「既卒」としてみなされます。職務経験のない新卒の状態なのに、中途採用と同じ扱いで面接などが行われることも少なくありません。
就職経験のある人も応募するため、選考でチェックされるのは「今までに身に付けたスキル」です。留学中のインターンなど実務経験のある人はアピールできますが、多くの人が何もない状態で他の職務経験者と面接を受けることになります。
即戦力を求められる場面でアピールするものがなく、採用の可能性は低くなります。
このように大学卒業後の留学は、就職が難しくなることも少なくありません。
そこで次は、大学卒業後に留学した人の進路や採用されやすい職業などを簡単に紹介します。
留学後の進路は、以下の通りです。
・海外就職
・日本の企業に就職
・日本にある外資系企業に就職
・起業家やフリーランスとして独立
・日本の学校に再入学
就職する人がほとんどですが、海外や外資系企業で働く人も少なくありません。海外生活でスキルが身につくため、即戦力として採用されやすいです。
大学卒業後に留学すると、帰国後の就活では「既卒」や「第二新卒」として扱われます。
新卒採用との違いは「応募できる求人の数」です。
登録するサイトにもよりますが、ハッキリ言うと既卒や第二新卒が応募できる求人の数はそれほど多くありません。特に卒業から3年目以降は、ポテンシャルよりも実力を重視されます。
結果として競争率が激しくなり、就職が難しくなります。
ここまでを読んで「大学卒業後の留学は良くないのかな……」と感じた人も多いかと思います。
そこで次は、大学卒業後の留学をおすすめする人とおすすめしない人の特徴を紹介します。
大学卒業後の留学をおすすめできる人は、以下の通りです。
・英語を使って働きたい人
・留学の目的や目標が決まっている人
・身に付けたいスキルやなりたい職業がある人
・海外就職や移住を希望する人
・外資系企業で働きたい人
留学の目的がある、海外就職をしたいという人にとって、留学はあくまで「手段」だと思います。帰国後の計画やプランを決めている人は、大学卒業後の留学でも夢に向かってコツコツと努力できる可能性が高いです。
以下のような方には、大学卒業後の留学をあまりおすすめできません。
・新卒として働きたい人
・英語力を必要としない仕事に就きたい人
・日本で働きたい人
卒業後に留学すると、短期間でも「第二新卒」「既卒」扱いとなってしまいます。就職が難しくなるため、目的や目標がない場合は新卒として就職することをおすすめします。
とはいえ、具体的に何をすればいいのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで最後に、大学卒業後の留学を成功させるためのポイントを紹介します。
卒業後の留学を成功させるために、
・留学プランを考える
・留学中から就職活動の準備をする
・留学や夢をあきらめない
の3つを解説します。
大学卒業後に留学してスムーズに就職するには、語学力や専門スキルが必要だとお伝えしました。しかし語学やスキルは、短期間で身につくものではありません。
スキルを身に付けるためには、以下のことを心がけましょう。
・留学前から英語を勉強しておく
・留学期間やプランを長期的に考える
語学留学は6ヶ月以上、専門留学やワーキングホリデーは1年、大学留学は2年以上の時間が必要です。
またどうしても不安な場合は、2〜3年働いた後の留学がおすすめです。社会人経験を積んだ後の就活では、前職の経験も評価につながります。
卒業後すぐに留学するよりもアピールできるスキルが増え、採用されやすくなることも少なくありません。
留学前や留学中など時期に関係なく、将来を見据えてプランを考えましょう。
早いうちに就職について考えておくことも必要です。
そのためにも、以下のことを心がけてみてください。
・帰国時期を4月入社に間に合うように調整する
・帰国前に転職サイトに登録する
・カウンセラーやエージェントの力を借りる
特に転職エージェントや、就職相談も受け付けている留学エージェントがおすすめ。実際に留学経験や転職経験のある人も多いので、実体験をもとにアドバイスをしてくれます。
精神面にはなりますが「周りから何を言われても気にしないメンタル」も欠かせません。
実際に私も就職せずにフリーターになったとき、周りの反応は「何考えてるの?」と冷たいものでした。
しかし当時は「絶対に留学と世界一周をしたい」「だからフリーターをして貯金する」という目標と計画があったため、何を言われても気にならなかった記憶があります。
また「帰国後はフリーランスになる」とも決めていたため、時間に融通のきくフリーターの間にライターの仕事を少しずつ始めていました。世界一周中にも「本当に旅行や留学のライターになれるのか?」と、仕事をしながら旅していたことも。
今考えると「周りの人は心配してくれていたんだな」「ちょっと無謀だったかも」と感じますが、この気持ちをもとに準備を進めたことが、結果として実現につながったと考えています。
夢を実現させるためにも、自分だけはやりたいことをあきらめないでください。
ここまで大学卒業後の留学について解説しましたが、不安が生まれた方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、長期休暇の短期留学がおすすめです。
夏休みなどを利用することで、卒業や就職に影響はありません。社会人の場合、大型連休や有給などを活用して短期留学するのもおすすめです。
海外で学ぶことを少し体験するだけでも、自分が本当に留学したいのか考えることができます。
特にフィリピンなどは10万円もあれば留学できるため、高額な費用が必要ありません。
費用や留学先など、短期留学を具体的に検討する場合には、LINEで相談を受け付けているのでお気軽にご相談ください。
今回は大学卒業後の留学について解説しました。
おさらいすると、大学卒業後に留学するメリットは以下の3つです。
・留学資金に余裕ができる
・社会人になる前に視野が広がる
・将来をゆっくりと考えることができる
ただし帰国後の就職活動をスムーズにするためには、以下のことが欠かせません。
・留学プランを考える
・留学中から就職活動の準備をする
・夢をあきらめない
大学卒業後の留学を成功させるカギは「留学中に専門スキルを身に付けること」です。
そのためにも早いうちから英語や専門分野について勉強し、即戦力となれるように努力しましょう。
困ったときや不安なときは、スクールウィズへの相談も検討してみてくださいね。おすすめの渡航時期や期間、費用イメージや留学先となる国や都市、語学学校の提案、お見積りや申込みといった手続きなど、検討状況に合わせて留学カウンセラーが無料で相談に乗っているので、検討が前に進みます。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
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