留学前にはどのくらいの英語力が必要?留学タイプや渡航先別に必要なレベルを徹底解説!
- 2018/10/11
留学をするときに真っ先に気になるのが英語力ではないでしょうか。
「英語力がほとんどなくても留学へ行けるの?」
「留学してどれくらい英語力って伸びるの?」
「帰国後はどうやって英語力を維持すればいいの?」
そう思ってこの記事を読んでいる方は多いはずです。実際に海外での生活を経験したことがない状態では、現地での暮らしにどれくらいの英語力が求められるか、生活する中でどれくらい英語力が伸びるかわからず、不安を感じますよね。
そこで今回は留学にあたって実際にどのくらいの語学力が必要か、留学中にどれほど英語力が伸びるのかについて解説していきます。留学を予定している人や語学力に自信はないけど留学したい人などはぜひ参考にしてみてください。
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留学するにはどのくらいの英語力が必要?
実際に留学しようとした場合、どのくらいの英語力が必要になるのでしょうか?
結論からお伝えすると、英語力がなくても留学自体はすることができます。交換留学や正規留学の場合は英語力を証明するテストのスコアなどが求められますが、語学留学の場合は英語力の証明は不要なので、英語が全く分からなくても留学は可能です。
ただ、やはり留学では日本語の通じない海外で暮らすことになるので、英語力があるに越したことはありません。
あくまでも目安ですが、簡単なコミュニケーションを取ることができるレベルということで、最低限中学校で習うレベルの英語力があった方が良いです。
もちろん、すでに英語力がある方はさらに自身の英語力を磨いていきましょう。
語学留学の場合、留学前はTOEIC500点をまずは目指す
留学前にまず目指す中学校で習うレベルの英語力と言われても、やや漠然として具体的に勉強が進められない方もいるかもしれません。
そんな方は、TOEIC500点を目指す勉強をしてみてください。TOEIC500点はちょうど中学英語が身につけば取れるスコアなので、英検対策、TOEIC対策を通して知っておくべき知識を学ぶことができます。
留学では会話はするから試験対策をしても意味がないのではないかと思われる方もいるかもしれません。確かに一般的なTOEICではリーディングとリスニングのみを評価されるため、直接話す、書くスキルをスコア化されません。
ただ、TOEIC対策では語彙や文法の勉強、あるいはリスニング対策に音読などもするため、勉強の過程で話す力に結びつくスキルを磨けます。
特に語彙力は留学中の学びに直結します。知っている単語が少ないと、留学中に試せる表現の幅が狭まりなかなか使える英語表現は増えません。
これから英語学習を始めて取り組む方、特にやろうと思ってもなかなか手が出せていない場合は、明確なスコア目標のあるTOEICをまずは勉強してみてはいかがでしょうか。
目標の英語力を設定して留学期間を決める
留学前の自分の英語力を把握することができたら、次は留学を終えたときに、どのくらいの英語レベルにまで持っていきたいのか、ゴールを設定しておくようにしましょう。
ゴールの設定は、「コミュニケーション能力をあげる」という抽象的なものよりも、より具体的なものの方が望ましいです。
下でレベル別の英語力の伸びを紹介するので、留学期間ごとにどれほどの英語力を手に入れられるか参考にしてください。
初心者が日常会話を話せるようになるには3ヶ月は必要!
まず英語初学者は、日常会話をある程度話せるようになるには、最低限3ヶ月以上は留学へ行く必要があります。さらにそこから仕事に使えるまでレベルを上げるには、最低でも半年近く勉強の継続が必要です。
一方日常でよく使うフレーズであればスムーズに使える方であれば、2ヶ月も経たないほどで日常会話はある程度話すことができます。
ただしどの場合も留学中に英語学習を徹底することが前提です。日本人と日本語で会話してしまう、そもそも英語をあまり使わない生活を送ってしまっては目安以上の期間が必要になってくるので注意が必要です。
なお今の英語レベルがわからないという方は、下に各レベルの状態を説明しているので、参考にしながら表を見てください。
【期間別】留学生が感じる英語力の伸び
目安としての英語力の伸びをまずはお伝えしましたが、英語学習に慣れていない方は、正直どれくらい効果があるのかピンと来ないですよね。そこでここでは、実際に留学生が感じた効果を、期間別に紹介します。
1週間〜1ヶ月
体験談(1)社会人でもいける!池澤あやかが行くフィリピン超短期留学
タレント兼エンジニアとして活躍されている池澤あやかさんはセブ留学を経験しました。留学期間は2週間とかなり短いものでしたが、それでも自身の英語力に変化が生まれたと話します。
私の留学期間2週間弱は、ぶっちゃけ来ていた生徒の中では短い方でした。1ヶ月から3ヶ月くらいが平均的。そして、この留学期間内だけでの大幅な改善は難しいかなというのが肌感です。
留学ではアウトプットの筋肉を集中的に鍛えるので、文法や単語などのインプットの筋トレは日本でやってくるのがベター。
(偉そうに事前学習について語っていますが、私自身はノー勉で望みました。ごめんなさい…)とはいえ、英語でたくさん雑談をすることで、すこしスルスル英語が出てくるようになったり、忘れていた文法の基礎や単語を思い出せたり、短期間ですこし大きなステップを登ったような感覚がありました。
間違いなく、来てよかったと思います!
2週間では劇的な英語力の変化は望めませんが、英語を話す感覚が取り戻せるなど、その後の英語学習に活きる経験を得られます。
社会人でもいける!池澤あやかが行くフィリピン超短期留学
体験談(2)英語嫌いのアラサー女子が1ヶ月間の留学を終えて変わったこと
ライターののっちさんはアラサーという区切りをきっかけに1ヶ月のフィリピン留学へ行きました。初心者レベルから臨んだ英語学習は、留学を終える頃には無事自分のしたいこと、相手にしてほしいことが伝えられるレベルになりました。
加えて英語を話す経験を積む中で、会話の呼吸を掴めるようになったそうです。
わたしはいつも英文を考えるとき、頭の中でまず日本語を作ってから英語に直して会話をしていたのですが、当然そうなるとラグが生まれる訳です。
誰かと話していて、次の単語を悩んでいる間にどんどんと先の会話に行ってしまうことが多々ありました。どうにかしたいけれど、すぐに頭から日本語を捨て去るには難しい・・・。そんなチグハグのタイミングの会話を繰り返しているうちに、どうやら英語には「But」や「Because」など、会話が”止まっても待ってもらえる単語(タイミング)”が存在していることに気がつけるようになりました。
このおかげで、会話を続けたいときは「この単語まで言ってしまえば待ってもらえる!」ことに気づき、会話がスムーズになりました。何よりも自分で”発見”し”解決”できたことがとても嬉しかったんです。
英語に不慣れなときはどうしても英会話に自信がなく、会話をどう進めれば良いかわからないことも多いです。スムーズに話したいことが出る状態になるには、それなりに時間がかかります。
しかし間を意図的に開ける言葉を覚えれば、自然と話したいことを英語にする時間を作ることができます。英語力の向上についてはまだまだ期間として短く十分な成長は難しいですが、会話をコントロールしている感覚を持てるようになるのは、一つ大きな転換点になります。
英語嫌いのアラサー女子が1ヶ月間の留学を終えて変わったこと
2〜3ヶ月の留学
体験談(3)フリーランスが臨む3ヶ月のフィリピン留学
3ヶ月のフィリピン留学へ行ったフリーランスのライターしっしーさんは、留学体験を振り返り日常会話がかなり伸びたと語ります。
「This is」しか言えなかった僕が、日常英会話を話せるようになったことは、自分にとって大きな自信になりました。3ヶ月間毎日、10時間以上勉強したおかげです。
独学で英語の勉強をするのには限界があり、自分の場合は1日2時間でも苦労していました。留学に来ると、周りの人が本気で勉強をしているので、どんなに勉強が苦手でも机に向かうことができます。
英語力を伸ばすためには留学が最も効果的だと実感することができました。
3ヶ月も海外で生活すると、特定のシーンで使う英語表現に慣れ、結果日常会話がスムーズにこなせる感覚を持ちやすいです。
フィリピン留学3ヶ月目〜卒業、そして友との別れ
4ヶ月〜6ヶ月の留学
体験談(5)5カ月間のフィリピン留学を終えて感じたフィリピン留学の効果とは
フィリピンへ5ヶ月間の留学へ行ったsuuzieeeyさんは、留学へ来てから時系列ごとに自分の英語力の変化を教えてくれました。
【留学1~2カ月目】
最初の英語レベルにもよりますが、留学開始数週間のうちに日常英会話では英語で話すことに抵抗がなくなっていく人が多いです。フィリピン人の先生や海外の友達ともどんどん英会話をして、英語に慣れてくる時期が1〜2カ月目ですね。【留学3~4カ月目】
留学を開始して3〜4ヶ月目ともなると、日常英会話や先生と友達との雑談にもだいぶ慣れてくる時期です。簡単な表現を使って、自分の言いたいこともスムーズに伝えられるようになってきます。【留学5~6カ月目】
使える英語表現を増やしていくことで、英語でのコミュニケーションが楽になってきます。言い慣れた表現などは日本語を介さず英語ですぐに出てくるようになります。英会話への自信も少しずつ出てくるでしょう。
より詳しい変化は下の記事で紹介しているので、留学期間で迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
5カ月間のフィリピン留学を終えて感じたフィリピン留学の効果とは【留学体験談】
7ヶ月〜1年の留学
体験談(6)アメリカ・ボストンへ10ヶ月の交換留学へ
Mayukoさんはアメリカ・ボストンにあるノースイースタン大学へ10ヶ月への10ヶ月の留学を経験しました。留学前にTOEIC985を取得するなど、もともと英語力があったそうですが、それでは話す・書くというアウトプットするスキルは留学中に磨かれたと話します。
もともと英語はかなり得意な方でした。しかし留学前はいざ話す・書くとなると、なかなか英語が出てきませんでした。留学した最初の方はそれに悩むことも多かったです。自分の英語力に自信をなくした時期もあります。
しかし、周りのバイリンガルの親友の姿を見ているうちに、「なんで諦めているんだろう、本当は私にもできるはず!」と奮起。次第に英語力を褒められることが増え、英語を話す機会が増える=そのぶん上手くなる、といった流れに乗れました。
グループでの討議やルームメイトとの生活を通して、「英語を話さざるを得ない環境」にずっと居たことは英語力向上にかなり大きな影響があったと思います。
ライティングスキルは、課題のレポートを毎週書いているうちに大幅に向上しました。英語で書くだけではなく、その後教授やチューターに添削してもらうことで、書き方を自分のものにしていきました。英語の語句だけでなく、英語での文章の組み立て方なども習得できましたね。
こういった環境は、留学をしていないとなかなか実現が難しいと感じます。英語の文章を常に添削してもらえる環境があったのは、非常に有り難かったです。
留学して実際良かった?10ヶ月のアメリカ留学生活で得られた成長と変化総まとめ
留学前に英語力を伸ばす、あるいは留学後に英語力を維持する方法
留学期間が決まり、学校への申し込みが完了したら事前の英語学習を始めましょう。先ほどもお伝えしましたが、留学中に英語力を伸ばすには、事前の英語学習が欠かせません。
準備期間が長ければその分学習を積み上げられるので、ぜひ早い段階から英語学習に取り組んでください。ここではいくつか学習習慣を手に入れる選択肢を紹介しますので、参考にしてみてください。
また、留学から帰ってきた方も、英語を日常で話さなくなるとどうしても英語力は落ちてしまいます。せっかく手に入れた英語力を維持するためにも、日本でも英語学習を継続してください。
選択肢(1)オンライン英会話で学習習慣を持つ
近年では、スカイプなどを利用したオンライン英会話がさまざまな会社から展開されています。海外に住んでいる講師と直接会話をすることができるので、会話の経験を積む良い機会となります。
いくら文法や単語を覚えていってもいざ実践となるとなかなか使いこなすことができません。日本にいるうちに実践経験を積むことは留学後の生活でも大いに役立つはずです。
テーマ・レベル別に解説!おすすめオンライン英会話サービス11選と活用のコツまとめ
選択肢(2)学習者コミュニティでモチベーションを高める
一人で英語学習を続けられる人であれば学習の習慣化は問題ありませんが、どうしても一人では続けられないという方も多くいると思います。
特に社会人の場合、仕事や家庭などの兼ね合いの中で英語学習を続けなければならず、なかなか継続自体が難しいです。
そんな方は英語学習系のコミュニティに参加してみてはいかがでしょうか。同じ英語学習者が集まるコミュニティでは、仲間の勉強に触発されて自分も勉強せねばとモチベーションを持つことができます。
英語学習系のコミュニティには、例えば「Gariben」があるので、一人では学習の継続が難しいという方はぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
今回は留学前にどのくらいの英語力が必要なのか、という点について紹介してきました。
留学の形態や国によって英語が全く分からなくても留学することができますが、最低でも中学生レベルの英語力は身につけておいたほうが留学が始まったあとの生活をスムーズに送ることができます。
もし、皆さんのなかでこれらか留学しようとしている人がいれば、ぜひ簡単な英語だけでも勉強しておくようにしてください。
あなたはどのステップにいる?語学留学実現までの流れ
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
- ステップ1:目星をつける
- ステップ2:相談する
- ステップ3:申し込む
- ステップ4:渡航準備
- ステップ5:出発!
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
考えることが多い留学準備には、プロの伴走者を
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
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