こんにちは、カナダ・トロントに留学していたyukiです。
留学に興味はあるけど、「女子1人の留学は危険?」「20代後半からの留学はもう遅い?」など、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そのような不安とは裏腹に、実際は年間6万人以上の女子が留学に行っています。年代は20代が1番多く、社会人になってからの留学もまったく遅くはありません。
また、留学と言っても方法はさまざま。短期留学やおけいこ留学など好きなことを深める留学方法もあります。ただし、女子1人での留学は、防犯上気をつけなければいけないことがあるのも事実です。
そこで今回は、女子1人で留学するメリットやおすすめの国、注意点などについて解説します。海外留学を迷っている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
[目次]
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女子1人で知らない土地に住むとなると、治安や衛生環境などの不安も多いですよね。女子の1人留学は本当に大丈夫なのか、という疑問にお答えしていきます。
結論からお伝えすると、女子1人での留学は可能です。むしろ、年間の留学人数は男子よりも女子の方が多め。決して、珍しくありません。
日本学生支援機構の2019(令和元)年度日本人学生留学状況調査結果によると、2019年の日本人の留学生数は、男子が43,772人、女子が63,574人。男子よりも女子の方が多く、6割近くを占めています。
【出典】日本学生支援機構|平成30年度「海外留学経験者追跡調査」報告書
また、平成30年度「海外留学経験者追跡調査」報告書によると、留学開始年齢は10代が28.9%、20代が55.2%、30代が13%です。私が留学したときも、周りには大学を休学中の19~21歳、社会人を数年経験して退職した20代半ば以降の女子がメインでした。
毎年これだけ多くの女子が留学に行っていることを考えれば、安全に留学をすることは可能だと推測できます。
また20代後半から留学して、現地に移住する人もいます。留学は20代後半・30代からでも遅すぎるということはありません。
【出典】日本学生支援機構|2019(令和元)年度日本人学生留学状況調査結果
女子1人での留学が多いことが分かったところで、気になるのは実際の留学生活ですよね。ここでは留学ブログで紹介した5つの事例とともに、それぞれの留学の目的や経験談など、詳しい留学事情をご紹介します。
マルタ共和国へ約1年間の語学留学に行ったkikiさん。きっかけは、就職活動を通して自分が本当にやりたいことを見つめ直したことでした。
「やりたくないけどできる仕事」を選ぶことに違和感を感じたkikiさんは、就職活動の前に今自分がやりたいことをやろうと決意。隣国イタリアへの興味や、お母さんからの勧めがあり、留学先をマルタに決めました。
憧れのヨーロッパに住み、地中海のきれいな海を眺めながら、自分のペースで英語を学習。もともと英語が得意だったわけではないそうですが、kikiさんはマルタに行って「英語でコミュニケーションを取る環境で働く」という目標を見つけました。
中海に浮かぶ島マルタ共和国、憧れのヨーロッパ生活のはじまり #マルタ語学留学記
Mayukoさんは、アメリカのボストンに交換留学に行きました。10ヶ月間、現地の大学生と同じ環境で、授業や課題はすべて英語の生活を送ります。授業以外にも、ルームシェアやサークル活動、旅行など、現地でしかできない経験をたくさんしました。
留学生活を通して、Mayukoさんのスピーキングとライティング力は飛躍的に向上。日本では学ぶことが難しい実践的なビジネスへの理解も深まりました。さらに、多様な文化や考え方に触れることで、価値観やキャリアの選択肢が広がったことも大きな変化だったようです。
語学力や知識の習得だけでなく、生き方の視野を広げられるのが、海外留学の醍醐味ですね。
留学して実際良かった?10ヶ月のアメリカ留学生活で得られた成長と変化総まとめ
社会人になってから2週間弱の短期留学を経験した池澤あやかさん。いつかは留学に行きたいと思いつつ、就職すると長期の休みは取りづらいもの。そんな中フィリピン留学なら最短1週間から行けることを知り、チャレンジを決めたそうです。
フィリピン留学はマンツーマン授業を取り入れている学校が多いという特徴があります。2週間弱の短期留学でも、集中的に英語力を鍛えることが可能です。
また、週末は海でダイビングをしたり、景色がきれいな島を訪れたりと、バカンス気分を存分に味わえます。池澤さんは、セブ留学で勉強とバカンスの両方をたっぷり満喫したようです。
社会人でもいける!池澤あやかが行くフィリピン超短期留学
4週間セブ島の語学学校に通ったのっちさんは、当時28歳。結婚や出産、今後のキャリアについても考えたいお年頃に、「時期的に区切りのよかったタイミングだった」と当時留学を決めたことを振り返ります。
TOIEC300点未満のビギナーかつアラサー女子の留学は、不安も大きかったようです。ところが実際は、周りに同い年や年上の留学生も多く、安心したそう。
入学後はオリエンテーションとレベルチェックテストを受け、本格的に授業が始まります。毎日7時間英語漬けの生活を続けること4週間。のっちさんは、自分の欲しいものやしたいことを自然と伝えられるレベルまで成長できました。何より英語に対する拒否反応が消え、英語を好きになれたというのはすごいことですね。
アラサー女子のフィリピン留学1ヶ月体験記 Vol.1 ~ 初めまして「セブ島」
私がカナダに1年半の留学・ワーホリに行ったのは24歳。社会人を2年半経験した後、海外生活への憧れを叶えるために渡航を決めました。
多様な人や文化に触れたいという思いから、留学先は「人種のモザイク」と呼ばれるトロントを選択。当時の私は英語力ゼロで、「1年のワーホリでは英語力がつくのは難しい」と聞くことが多かったため、学生ビザとワーホリビザをあわせて1年半滞在することにしました。
誰も知らない土地に1人で住むのは不安もありましたが、語学学校には同年代の子も多く、楽しい留学生活を送ることができました。正直なところ語学学校に6ヶ月は必要なかったと思いますが、1年半で2都市に住み、満足のいく海外経験となりました。
留学で働き方や生き方の多様性を知り、未経験から半農半フリーランスに。新しい道を切り開くことができた理由とは
女子1人での留学は、不安やためらいがあるのも事実。ですが、その分メリットも大きいです。ここでは、女子1人で留学するメリット3つを紹介します。
1人で留学することで、自分の目標達成にコミットできます。
留学の目的は英語学習だけでなく、趣味を楽しんだりや異文化体験をしたりと、人によってさまざまです。しかし、集団での留学プログラムや友人と一緒に留学に行く場合、すでに決められたプランに従ったり、人の意見に合わせたりしなければいけないことがあります。限られた期間の中で、自分の希望が通らない可能性も否定できません。
対して1人での留学なら、「英語力向上のために、日本語はしゃべらない」「とにかく現地の人と話しまくる」など、自分自身で行動を選択できます。本気で目標を達成するために環境から変えられるのは、大きなメリットです。
自分1人で留学に行く場合、現地での人間関係はすべて1から築かなければなりません。現地では学校やルームシェア、街中などさまざまな出会いがあります。
1人で留学すると、自らコミュニケーションを取らなければいけない場面が多いので、海外の友人をつくるきっかけも増えます。今はソーシャルメディアが発展したことで、帰国後も連絡を取り続けることも簡単です。留学先での出会いから、一生続く交友関係につながることも大いにあり得ます。
多国籍な人と知り合い、仲良くなれる機会は、日本にいるとなかなかありません。留学中に身につけた語学力や知識はもちろんですが、そこで得られた友人や経験は何にも代えがたい貴重なものでしょう。
日本では特に20代後半や30代になると、今後のライフイベントやキャリアを考えて、新たな挑戦に二の足を踏んでしまう人も多いでしょう。対して海外では、人や国によって違いはありますが、30~60代で大学に通う人や、子育て中に共働きの夫婦でも“挑戦”を選ぶ人もいます。
文化・人種・宗教などが異なる人たちと関わることで、「大学は高校卒業後10代のうちに行くもの」「女性だから家事・育児をすべてしなければいけない」といった固定観念は日本特有のものだと気づくきっかけになります。
1人で留学することで、周りを観察し、自分自身を見つめ直す機会も増えるでしょう。留学を通して、自分の価値観や考え方に影響を与え、視野を広げられることもメリットの1つです。
女子に人気の留学方法として、以下の3つをご紹介します。
・短期留学
・2カ国留学
・おけいこ留学
短期留学は、最短1週間から3ヶ月程度の海外留学を指します。ゴールデンウィークや年末年始、お盆休みなどを利用して行けるため、長期休暇を取りづらい社会人に人気です。
短期留学は、費用を安く抑えられることがメリット。短期ならビザの発行が必要ない国もあるため、留学の手続きも簡単に済ませられます。
「1~2週間の短期で英語が上達するの?」という疑問もありますが、環境を変えて毎日英語に触れることで、英語でのコミュニケーションに慣れることが可能です。
短期留学は、いつか英語を話せるようになりたいと思いつつ行動できなかった初心者や、仕事の短期休みで集中的に英語を伸ばしたい人におすすめです。
2カ国留学とは、1カ国目に語学留学した後、別の国に大学留学やワーキングホリデーに行く留学方法。例えば、1カ国目はフィリピンで英語を学び、2カ国目にアメリカやカナダ、オーストラリアなどの英語圏で、より専門的な勉強や仕事をする人が多いです。
期間の目安は、1カ国目に3ヶ月~半年、2カ国目に半年~1年ほどです。2カ国留学は、短期留学と違って長期的な計画を立てる必要があります。十分な時間をとって自分に向き合うことになるため、就職活動に迷いがある人、仕事を辞めて新たな挑戦をしたい人におすすめです。
2カ国留学は、2カ国での生活を通して多様な文化を学んだり、周辺の国にたくさん旅行できたりします。学びや楽しみの機会が倍増するのが大きな利点です。
おけいこ留学とは、海外で語学以外の習い事をする留学方法です。おけいこの種類は、料理やヨガ、ダンス、ダイビング、バリスタなどさまざま。自分の好きなことを学びながら、英語力も鍛えられます。
おけいこ留学は、国によって学べる内容や期間、費用が異なります。オーストラリアやニュージランドではヨガやアロマテラピー、ハワイではヨガやフラダンス、アメリカではダンスやボイストレーニング、ビューティー系が人気です。
プログラムによりますが、費用の目安は1ヶ月で30~50万円、1年間で250~400万円ほど。1週間からの短期間で受けられるものもあります。
英語で専門的な内容を学ぶので、ある程度英語が話せる人や、英語以外にも新たなチャレンジをしたい人におすすめな留学方法です。
数ある留学先の中で、女子におすすめの国3つを紹介します。
マルタ島は、イタリア南部の地中海に位置する島国です。公用語はマルタ語と英語で、ヨーロッパで英語を学びたい女子から人気を集めています。
街全体が世界文化遺産に登録されているヴァレッタや、透明度抜群のコミノ島のブルーラグーンなど、見どころが多いのも魅力です。きれいな海を眺めたり、観光を楽しんだりしながら、語学留学できます。
通貨はユーロですが、ほかのヨーロッパ諸国と比べて物価が安いことも人気の理由。マルタは小さな国なので、短期留学でも十分に満喫できます。ヨーロッパの文化が好きな人、勉強とリゾートをバランスよく体験したい人におすすめです。
・リゾートを楽しみながら語学留学できる
・ヨーロッパからの留学生が多く、異文化交流できる
・ユーロ圏の中では物価が安い
・おいしいマルタ料理を堪能できる
学費:2万円前後
滞在費:3万円前後
航空券:11万円前後
具体的な費用は以下のページをご確認ください。
1週間のマルタ留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!
フィリピンの中でもセブ島は世界有数のリゾート地であり、語学学校の数も多いため、人気の高い留学先です。気候は年間を通して温暖。どの時期に行っても半袖で過ごせ、寒さが苦手な人でも過ごしやすいのが特徴です。
日系の語学学校が多いため、完全な英語初心者でも安心です。フィリピンにはリゾート地も多く、海でのアクティビティやレストラン・バーなど、誘惑が多いのも事実。遊びすぎてしまうのが心配な人は、徹底的にアウトプットするマンツーマン授業や、スパルタ式のメソッドを取り入れている学校を選ぶのがおすすめです。
アジアで日本から近く、物価も安いため、コストを抑えられることも大きなメリットの1つ。1週間~3ヶ月の短期留学や、2カ国留学の1カ国目として、ぴったりな留学先です。
・休日はビーチでアクティビティを楽しめる
・マンツーマン授業が多く、集中的に英語を伸ばせる
・航空券や物価が安く、コストを抑えられる
授業料・滞在費・食費:6万円前後
航空券:5万円前後
具体的な費用は以下のページをご確認ください。
1週間のフィリピン留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!
アメリカは、英語はもちろん、世界最先端のエンタメやスポーツ、テクノロジーなどに触れたい若者から人気の高い留学先です。
一口にアメリカと言っても、ニューヨークやカリフォルニア、シアトルなど、地域によって特色はさまざま。おけいこ留学に行く場合、エンタメや美容を学ぶならニューヨーク、サーフィンならロサンゼルス、ヨガやフラダンスならハワイなど、学びたい内容にあわせていろいろな選択肢があります。
2カ国留学の2カ国目として、アメリカの大学やカレッジに行く人も多いです。物価は高めですが、学校や住む地域の選択肢が多いため、留学費用を安く調整することもできますよ。
・一流の大学やカレッジが多い
・学校や都市、留学方法の選択肢が多い
・多様な人種や文化の人と触れ合える
・アメリカ英語を身につけられる
学費:2万円~5万円
滞在費:2万円~7万円
航空券:9万円~12万円
具体的な費用は以下のページをご確認ください。
1週間のアメリカ留学の費用はいくら?内訳と安く抑えるコツを紹介します!
いくら安全だと言われる留学先を選んでも、一切事件が起きないわけではありません。現地でトラブルに巻き込まれないために、以下のことを注意しましょう。
夜遅い時間帯は危ない目にあうリスクが大きいため、1人で出歩くのは避けましょう。辺りが暗くなると人通りが減り、周りの目が少なくなります。万が一のことがあったときに、助けてくれる人がいない場合が多いです。
残念なことですが、どの地域でもアジア人は狙われやすい傾向があります。もしやむを得ず外出するときは、2人以上で行動することをおすすめします。
安全といわれる国や都市でも、街中にはスリや強盗、レイプなどが発生しやすいエリアがあります。事件が多発している地域には立ち入らないようにしましょう。
留学を始めたばかりのうちは、どこが危険なのかにくいですが、学校の先生や現地の人に聞くと教えてくれます。ネットに情報が載っていることもあるので、「アメリカ 危険な地域」のように検索して、事前にリサーチしておきましょう。
海外では、スリやひったくりが日常茶飯事です。十分に注意しているつもりでも、一瞬の隙をついて盗られてしまうこともあります。万が一のことがあったときに、被害を最小限に抑えるため、普段から大金や貴重品はなるべく持ち歩かないようにしましょう。
日本よりもクレジットカード決済が当たり前になっている国が多いので、支払いはクレジットカードで済ますことをおすすめします。
また、日本では当たり前にしている行動でも、海外では犯人に隙を与えてしまうことも。財布をズボンの後ろポケットに入れない、リュックは前で背負う、お店でトイレに立つとき荷物を置きっぱなしにしないなど、スリ対策を徹底しましょう。
今回は、女子1人で留学するメリットや実際の留学事情、おすすめの国、注意点などを解説しました。
女子1人で留学するメリットは、以下の通りです。
・1人だからこそ、自分の目標に集中できる
・国籍を問わず、新しい交友関係が広がる
・年齢や性別に対する固定観念から解放される
留学を迷っている方は、今回ご紹介したポイントを踏まえ、自分に合う留学方法や気になる国を検討してみてはいかがでしょうか。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
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