ブリスベンの現地生活情報

オーストラリアの東に位置するブリスベンは、シドニーやメルボルンの次に大きい都市です。ヨーロッパ系やアジア系の移住者も多く、多国籍な都市でもあります。気候は亜熱帯気候で年中温暖、交通も鉄道やバスが利用でき、とても便利です。

今回は、ブリスベンの基本情報だけでなく、物価や食事、医療といった現地での生活情報をご紹介します。

ブリスベンの現地生活情報

ブリスベンの基本的な、生活に必要な情報をお伝えします。

ブリスベンの基本情報

ブリスベンはオーストラリア第3の都市です。日本から約9時間、クイーンズランド州に位置する国であり、中心部はシティ（別名：セントラル）になります。

面積は15,826平方kmで、人口は約235万人います。オーストラリア人だけでなく、ヨーロッパやアジアからの移住者もたくさん住んでいます。シティを中心に、サウスバンク、リバーサイド&カンガルーポイント、フォーティチュードバリーといったエリアがあります。

気候は亜熱帯気候

ブリスベンは亜熱帯気候と呼ばれる地域に当たります。亜熱帯気候は、年間を通して温暖で過ごしやすい気候です。1年中暖かく、年間の平均最高気温は24.6℃、平均最低気温は16.2℃です。湿度は平均50%で、夏場には70％近くまで上がります。

年間の降水量は平均83mmで、日本のような梅雨の時期はありません。ただし、夏の12 月から2月にかけては他の季節に比べて雨の日がやや多くなります。特に、1月は月平均153.9mmと、雨の日が多くなるでしょう。

時差

ブリスベンと日本の時差は日本時刻に+1時間です。ブリスベンの方が1時間日本よりも早く進んでいます。ただし、サマータイム時期は日本時間に+2時間になります。

電圧とプラグタイプ

ブリスベンは電圧もプラグタイプも、日本とは異なります。電圧は220〜240Vで、プラグはOタイプになります。

日本の電圧は110Vのため、日本でしか対応できない電化製品を使用すると故障の原因になります。ドライヤーなどの電化製品を持って行く場合は、海外対応のものか、変圧器を持参するようにしましょう。プラグも、Oタイプの変換プラグを日本で購入して持参するようにしましょう。

インターネット環境

ブリスベンのWi-Fi環境は日本よりも発達しています。街中のカフェや駅などでフリーWi-Fiが利用できるところも多く、外出中も困ることはありません。語学学校やホームステイ先、寮などにもWi-Fiがあるところがほとんどです。

また、現地でSIMカードの購入も可能です。SIMカードを購入してスマホに入れれば、日本で使っているように、スマホを利用することができます。もしくは、日本からポケットWi-Fiを持って行くことでインターネットを利用することも可能です。

物価やお金について

ブリスベンの物価やお金の種類についてご紹介します。

ブリスベンの物価は日本よりやや高い

ブリスベンの物価ですが、日本と同じくらいか、少し高いくらいと言われています。水は基本的に約180円（2豪ドル）、サンドウィッチなどは450円（5豪ドル）ほどです。何を購入するにしても「日本より数百円高い」くらいの価格設定のようです。

それぞれの場所でのサンドウィッチの参考価格は以下のようになります。
レストラン：1350円（15豪ドル）前後
ファストフード（マクドナルドやサブウェイ）：450〜630円（5〜7豪ドル）
スーパーマーケット：450円（5豪ドル）

レストランが一番高く、高級レストランになるとさらにチップも必要です。ファストフードやスーパーマーケットは、日本より少し高いくらいの金額で購入できるでしょう。

チップの習慣について

ブリスベンだけでなくオーストラリアには、基本的にはチップの習慣はありません。日本と同じで、レストランでも食事料金のみの支払いで問題ありません。

しかし、ホテルや高級レストランでは、場合によってはチップが必要となります。全体の支払い金額の10〜15％がチップの目安となるでしょう。また、ホテルに長期滞在した場合なども、必要な場合があります。その際は、約200〜500円（2〜5豪ドル）ほどで問題ありません。

基本的には、「良いサービスを受けた」と感じたときのみで問題ありません。レストランのウェイターが親切だった、ホテルのスタッフに荷物を運んでもらったなど、払いたいと感じたときに払いましょう。

ブリスベンの交通事情

ブリスベンは、鉄道（シティトレイン）、市バス、フェリーが利用できます。

公共交通機関は鉄道（シティトレイン）、市バス、フェリー

ブリスベンの主な交通機関は、鉄道（シティトレイン）、市バス、フェリーの3種類です。この3種類を利用すれば、ブリスベンの移動は網羅できるでしょう。料金はゾーン制となっており、乗り降りしたゾーンごとで約420〜1350円（4.6〜15.0豪ドル）かかります。

交通カードはゴーカード（Go Card）

オーストラリアの交通機関には、各都市に交通カードと呼ばれるカードがあります。公共交通機関で利用できるチャージ式のカードで、通常料金の30％オフで乗車することができます。

ブリスベンでは、ゴーカード（Go Card）というものが発行されています。ブリスベンでは鉄道（シティトレイン）、市バス、フェリーといった交通機関で利用できます。乗り降りの際もタッチするだけでいいので、切符を買う手間が省けます。

販売は大人用、子供用、学生用の3種類をしており、購入やチャージは主要な鉄道駅やコンビニで可能です。ただし、チャージ料金の払い戻しは4500円（50豪ドル）以下がカードに入っている場合のみになります。

食事（レストラン）について

ブリスベンでの食生活やレストランでの食事についてご紹介します。

簡単な食事が中心

オーストラリアは、もともとイギリスから植民地支配を受けていました。独立した現在も、文化や食生活でもイギリスからの影響を強く受けています。

ブリスベンでも基本的には、パンや肉類、サラダなどの野菜といった3つを中心に食べられます。特に、サンドウィッチは多くのオーストラリア人が好んで食べており、ブリスベンでも同じです。日本よりは、簡単でサクッと食べられる食事が好まれるでしょう。

ブリスベンはオーストラリア第3の都市と言われるように、経済発展している地区です。そのため食事に関しては、レストランからファストフード、スーパーマーケットまで揃っています。

レストランでは多国籍な料理が食べられる

ブリスベンは多国籍な地区なため、レストランもいろいろな国の料理を取り扱っています。一番多い料理が中華で、中華料理を食べられるレストランがいくつか営業されています。特に、フォーティチュードバリー（Fortitude Valley）エリアには、中華系のレストランが多くあります。

ブリスベンの医療事情

ブリスベンで怪我や病気にかかった場合は、日本と同じように病院で治療を受けることが可能です。ブリスベンだけでなく、オーストラリアの病院は日本のように総合病院と専門医に分かれており、自分の症状によって行き先は変わります。なるべく予約を取ってから訪れるようにしましょう。

ただし、ブリスベンでも歯は保険の対象外となっています。渡航前に歯の検診は受けて、異常がないか確認しておきましょう。

まとめ

オーストラリア第3の都市として、留学先としても人気があるブリスベンの現地生活情報をご紹介しました。ブリスベンは自然もあり、オーストラリア人だけでなくアジア系やヨーロッパ系の移住者も多い、多国籍な都市です。亜熱帯気候のため、年間を通して温暖で、過ごしやすい地区でしょう。

食事や物価、医療も基本的には他の都市と同じです。ただし、暖かい日でも朝晩が冷える日もあります。気温の変化には注意し、対応できる服装を持って行きましょう。

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