社会人にマルタ留学はおすすめ？メリットデメリットから気になる費用まで一挙解説

社会人で、英語のスキルアップを目指して留学を考えていませんか。費用はどのくらいか、他の留学先とはどう違うかなど疑問を持っている人も多いかと思います。

数ある留学先の中でも、マルタ島は、特に語学留学を考えている人におすすめの選択肢の1つです。

今回はマルタ留学のメリットデメリット、留学方法や期間、費用などとあわせて、なぜマルタ留学が社会人におすすめなのかを詳しく説明します。マルタ留学に興味のある人はぜひ参考にしてください。

※本記事では2023年9月16日時点での為替レートを参考に、1EUR＝157円で計算しています。

マルタ留学が社会人におすすめな理由3つ

ここでは、社会人にマルタ留学をおすすめする3つの理由を紹介します。

（1）他の欧米諸国と比較し留学費用が安い

マルタでの留学は他の欧米諸国への留学と比べて、留学費用が安いといわれています。

留学費用には、学費や滞在費、渡航費、生活費などが含まれますが、他の欧米諸国と比べてマルタの物価は安いため、現地での生活費を抑えやすく、結果として留学全体の費用が安くなるのです。

マルタの物価について詳しく知りたい人はこちらも参考にしてください。
マルタの物価って実際どれくらい？現地の物価事情を項目別にまとめて解説！

（2）英語学習向けのプログラムが豊富

マルタ留学では、たくさんのプログラムやコースがあるため、学びたい内容や、留学中に希望する生活スタイルなどに合わせて選ぶことができます。

例えば、英語のリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能をバランス良く学べるコースや、ビジネスシーンでの英語利用に特化したコース、TOEICやTOEFLなどの試験対策を目的にしたコースなどが学びたい内容にあったさまざまなコースがあります。

また、留学しながら仕事をする人や観光を楽しみたい人は、授業数が少なく午前中もしくは午後だけでレッスンを行うコースや、短期集中で学びたい人は授業のコマ数が多いコースなどを選ぶことができます。

（3）治安がいい

小さな島国のマルタは穏やかで、治安の良い国といえます。外務省の海外安全ページでも、マルタは「一般に治安は良く、凶悪な犯罪はほとんどありません」と記載されています（※1）。

日本は世界でも屈指の安全な国です。治安の良さが理由になっていることにピンとこない人もいるかもしれせんが、留学人気国の中には、夜中に一人で出歩くのに注意が必要な都市が数多くあります。犯罪に巻き込まれにくいという点は、留学先を選ぶ際に注意したいポイントでもあります。

ただし、治安がいいといっても日本と同じように過ごすのはNG。スリやひったくり、置き引き、夜の街のトラブルなど軽犯罪は発生しているので注意が必要です。より詳しく治安状況を知りたい人は以下の記事も参考にしてください。
マルタの治安はどうなの？マルタの治安事情とトラブルの対処法をまとめてみた

マルタ社会人留学で得られる効果と経験

社会人のマルタ留学は、本当に効果があるのでしょうか。マルタ留学で得られる効果と経験を紹介します。

英語力アップ

マルタは英語が公用語であり、現地での生活や学業、仕事、社交活動において英語を使用する機会が豊富にあります。日常的なコミュニケーションからビジネスシーンでのコミュニケーションまで、さまざまな場面で英語を使うことが当たり前です。

そのため、このようにリアルな英語が使われている環境に身を置いて英語を学ぶことで、英語力を大いに向上させることができるでしょう。

自己成長

日本とは全く異なるマルタの文化に触れ、異なる環境での生活に挑むことで、自己独立心が高まり、困難に立ち向かうスキルがアップします。また、ヨーロッパからの留学生が多くいるため、異文化への理解が深まる機会も多くあります。

英語を通して異なる国の留学生と交流し、新しい環境で成長することで、国際的なコミュニケーション力を身につけられます。未知の可能性を探求する経験として、マルタでの社会人留学の経験は自己成長へとつながることでしょう。

キャリアアップや転職へ向けた経験

マルタへの留学を通じて語学力が高まれば、海外の人とのコミュニケーションもスムーズに行え、ビジネスのシーンでグローバルなプロジェクトや外国人のクライアントへの対応に直面しても困らないでしょう。

現地の人や他国から来ている留学生などと国際的なネットワークを築く機会も多くありますが、それによって新たなビジネス機会となり、キャリアの発展に寄与することもあります。

留学経験は、履歴書や面接での差別化要因としても価値があります。外資系企業への転職や海外部門へのキャリアチェンジなど、新たなチャンスを広げるのにも役立つはずです。

マルタ社会人留学のメリット・デメリット

社会人がマルタへ留学するメリットやデメリットについて紹介していきます。留学先に悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

メリット

マルタの魅力は環境が良いこと。地中海に位置し、温暖な気候で快適に過ごせます。

さらに、近隣国へのアクセスも良く、留学中にヨーロッパへ旅行に行くこともできます。また、マルタは比較的小さな島国で、都市間の移動がしやすいのもメリットです。

また、英語学習に適した環境で、国際的な関わりを楽しめるのもメリットです。マルタは英語が公用語で、留学中はずっと英語に触れられるため語学のレベルアップをはかりやすいでしょう。語学学校が多く、自分のニーズに合った学校を選びやすいのもポイントです。

ヨーロッパ圏からの留学生が多くいるので、異なる文化を持つ人との交流が必然的に増え、今後仕事で海外との取引やグローバルな部署に携わったときにも多様な考え方を受け入れてうまくやっていける感覚を養えます。

デメリット

専門的な分野を高めたくてマルタの大学院に留学したいという人には、大学院自体が少ない点がデメリットです。

また、滞在先はホームステイや学生寮、シェアハウスなどがありますが、小さい国のため数は多くありません。そのため滞在先の候補も限定的になりやすいです。

マルタはリゾート地でありそれがメリットにもなりますが、裏を返すと魅力的なレストランやバーなどもあり誘惑が多いともいえます。学習に集中できるよう勉強のオンオフにメリハリをつけて進めるのが良いでしょう。

日本からマルタに行く場合、直行便がなく、さらに距離が遠いためフライトは15〜20時間ほどかかります。ヨーロッパ各国へのアクセスは良くても、日本へのアクセスが悪いのはデメリットといえます。

マルタ社会人留学でおすすめの方法と期間

社会人がマルタへ留学する場合、主に語学留学と大学院留学があります。ここでは、それぞれの留学方法と一般的な期間について解説します。

語学留学

語学留学とは、現地の語学学校に通いながら語学を学ぶことです。希望に合わせて授業内容や期間などを決めることができるため自由度が高い留学といえます。そのため、留学によって達成したい自身の目標をきちんと定めて、それに合った学校を選ぶことが大切です。

合わせて予算や授業内容、クラスの規模、留学中のサポート体制などもチェックすると良いでしょう。

マルタには多くの語学学校があります。学校によって授業内容はさまざまで、英語の4技能をバランス良く学べるコースや、TOEICやTOEFLなどの資格取得に特化したコース、旅行業や法律など専門分野の英語力向上に対応したコースなどがあります。

クラスの規模は、少人数から100人以上の大規模なものまであり、それも学習のしやすさに影響します。例えば、少人数だと質問がしやすく積極的に学びやすい傾向があります。

また、留学中に病気やけが、トラブルがあったときに相談できるサポート体制があるかどうかも、安心して勉強するための大切なチェックポイントです。

留学期間は、自身のレベルと到達したい目標などに合わせて短期から長期まで選べます。必要な留学期間の目安は留学計画早見表を参考にしてください。

短期だと1週間程度から可能で、有給休暇や長期休暇を利用して行きやすいです。ちなみに3カ月以内だとビザなしで渡航できます。長期だと、3カ月以上で1年以上行くことも可能です。

マルタの語学学校の様子を知りたい人はこちらの記事も参考にしてください。
語学学校ってどんなところ？マルタ唯一の大学付属語学学校、MULSを紹介 #マルタ語学留学記

大学院留学

大学院留学とは、現地の大学院に通って専門知識を学ぶことです。この留学方法では英語による授業で学んでいくため、それについていけるだけの高度な英語力が求められます。

また、進学には学部課程の修了などの条件があることがほとんどのため、事前に確認しておく必要があります。学びたいことが明確で、専門性の向上や今後のキャリアチェンジやキャリアアップなどを考えている人は、大学院留学がおすすめです。

期間は、取得したい学位によって変わります。大学院では修士号が博士号を取ることができますが、修士号の取得の場合は1〜2年、博士号の取得の場合は3〜6年が一般的です。

マルタにはどんな大学があるのか気になる人はこちらの記事もチェックしてください。
マルタの大学ランキング！日本の大学との違いや合格する方法も解説

社会人の1カ月マルタ留学でかかる費用

1カ月間マルタ留学をする場合に、想定される費用を紹介します。

総額は61万円

1カ月間マルタに留学をした場合の総額の目安は61万円です。円安のため、現在は以前に比べ費用が高騰しています。

また、どの費用も目安として出しているため、航空券を購入するタイミングや個人の選択する生活スタイルなどによって大きく差が出ることに注意しましょう。

<内訳>　
・学費：14.7万円
・滞在費：18万円
・渡航費：13.8万円
・食費（生活費）：12.5万円
・保険料：2万円

学費

学費は約14.7万円です。授業時間が週あたり20〜29時間のコースを想定した場合です。コースの内容やコマ数によって、学費は変動すると考えてください。

学費の内訳としては、授業料が約10万円の他、入学金や教材費があり、さらに渡航時の空港送迎費や滞在先手配料なども場合によって含まれます。

滞在費

滞在費は約18万円です。1日2食つきのホームステイの滞在を想定した場合です。

主な滞在方法は、ホームステイか学生寮が一般的ですが、シェアハウスやホテル、アパートなどの選択肢もあります。滞在費は、街の中心部へ近いほど高くなる傾向があります。

渡航費

渡航費は約13.8万円です。航空券の購入タイミングや渡航時期によって価格への影響があります。安く購入するには、渡航日の数カ月前を目安に予約をしましょう。

また、年末年始や5月のゴールデンウィーク、7〜8月の夏休み、3月の春休みは需要が増え、料金が上がりやすいので、これ以外の時期を選んで予約すると安く購入しやすくなります。平日出発の便を選ぶのもおすすめです。

食費

食費を含めた生活費は約12.5万円です。滞在で1日2食付きのホームステイの場合を想定しているため、ここではそれに合わせて食費は、追加分の1日1食分がかかると見なします。

食費以外の生活費としては、Wi-Fiやスマートフォンなどの通信費、移動に掛かる交通費、娯楽費、雑費などが内訳としてあります。食費生活費は、個人によってかなり差がでる費用のため、金額を抑えたい人は自炊をしたり、娯楽費を節約したりすると良いでしょう。

保険料

保険料は約2万円です。

保険の補償内容は主に4つあり、病気やけがなどの治療の補償、盗難などのトラブルによる物の補償、航空機関連のトラブルによる補償、その他の補償です。

プランによって金額が変わり、どの程度までリスクをカバーしたいかで保険料は変動します。

マルタ社会人留学でよくあるFAQ

マルタへの社会人留学を検討している人からよくある質問と回答を紹介します。

マルタ留学はどんな人におすすめですか

マルタ留学は特に語学学校で英語を学びたい人におすすめです。英語が公用語であるため、日常生活から学業、仕事まで英語を使いながら効果的にスキルアップできます。

さまざまな語学学校が提供するコースには、一般英語からビジネス英語、試験対策まで多彩な選択肢があり、短期留学も可能。さらに生活費や学費が比較的低いため、予算を抑えながらしっかりした英語教育を受けられるのも魅力です。

また、美しい自然環境と歴史的な遺産が魅力のマルタ島では、授業の合間に観光やアクティビティを楽しむこともできます。娯楽もあわせて楽しみたい人にもぴったりですよ。

30代、40代でも留学して効果を実感できますか

30代、40代の人も留学をして効果を実感できます。ただし効果のほどは、留学後の学習意欲や行動などに左右されるので、個人差があることに注意してください。

まず、英語のスキルアップをはかれます。現地では英語が公用語のため、日常会話からビジネスなどさまざまな場面で英語に触れられる可能性があります。帰国後に外資系に転職したいなど目標を持って英語力アップに努めれば、実践的な英語力を身につけられるでしょう。

また、多様な価値観に触れて国際的な視野を広げることで、帰国後に海外とのプロジェクトや取引などを担当するような際に、異文化交流での経験が活かされ、外国人の担当者ともスムーズなコミュニケーションを図ることができるでしょう。

さらに、海外留学という新しい環境での挑戦は、自己成長にもつながります。留学先で培った知識や経験が自信となりキャリアアップの助けになるでしょう。

社会人で留学をすることにためらいがある方は、以下の記事も参考にしてください。
社会人の留学を「逃げ」と言わせない。留学で新たなキャリアを切り開くには？

社会人留学におすすめのマルタの都市はどこですか

社会人が留学先の都市を選ぶ際は、都市がいいのか、落ち着いた環境がいいかを決めておくと選びやすいです。

マルタでまずおすすめしたい都市は、「セントジュリアン」です。海に面したマルタ随一の繁華街で、ショッピングセンターやホテル、ナイトスポットなどが集まり、賑わっています。ショッピング街のスリーマや首都のバレッタへのアクセスも良好。便利で華やかな場所が好きな人におすすめです。

次におすすめしたいのは、首都の「バレッタ」です。マルタの東部に位置し、街全体が世界遺産で観光客も多く訪れます。見応えのある歴史的建造物がたくさんあるため、歴史や街の趣が好きな人にはたまらないでしょう。

最後に「スリーマ」もおすすめです。マルタの北東海岸沿いにある繁華街で、レストラン、おみやげ店なども並び、飽きずに楽しめる街でしょう。マルタ最大級のショッピングモールがあり、夜は夜景もきれいです。アクセスが良く、物もそろいやすい場所で暮らしたい人におすすめです。

他にもおすすめの都市を知りたい人は、LINEで留学カウンセラーが相談に乗りますので、気軽にご相談ください。

まとめ

社会人のマルタ留学のメリットやデメリット、留学方法や1カ月の費用などを紹介してきました。

マルタ留学は英語力を向上させると同時に、ヨーロッパ系の留学生などとも国際交流ができて、グローバルな感覚を身につけやすい環境です。海外部門へのキャリアチェンジや外資系企業への転職を希望する際にも有利な経験となるでしょう。

マルタの語学学校は、目的や費用に合わせてニーズにあった学校を選べ、有休消化や長期休暇を利用して短期留学をすることも可能ですが、いざ留学先を選ぼうとすると、どの語学学校を選べば良いか迷ってしまうのではないでしょうか。

せっかく留学するならきちんと効果が出るようにプランを立て、自分に合った語学学校を選びたいですよね。そんな人は、留学エージェントに相談するのがおすすめです。

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あなたはどのステップにいる？語学留学実現までの流れ

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