「理系でも留学できるのかな……」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、理系でも留学することはもちろん可能です。留学することで専門知識を高められる、就活で有利に働くなど、メリットもたくさんあります。
しかしまだまだ留学する理系の人は少なく、情報も集まりにくいのが現状です。留学したくてもどのようにすればいいのかは、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、
などを解説します。
理系の学生や社会人の方は、今回の記事を参考に留学を検討してみてくださいね。
[目次]
理系留学とは、物理や建築など理系分野を学ぶために留学することです。留学先の国でも自分の専門分野を学ぶことで、知識をさらに深めることができます。
基本的な留学先や流れなどは、一般的な英語留学と変わりません。ただし専門的なことを学ぶので、大学や大学院に通うケースが多いです。
理系留学する人は、例えば以下の人です。
一般的には大学生、大学院生が多いです。
次は理系留学のメリットとして、
の5つを解説します。
1つ目は「理系の人が英語を話せると、就活で武器になること」です。
実は理系の学生で、英語を話せる人はあまり多くありません。その中で英語を勉強することで、「専門知識」と「英語力」の2つの武器を持つことになります。専門知識に加え、英語力を高めることで、他の学生と差を付けることができます。
またこれから日本製品を海外に広めるに当たって、英語のできる人材は重宝されます。
就活でアピールできる武器が増えるため、採用につながりやすくなります。
2つ目は「専門分野をさらに深められること」です。
みなさんはそれぞれ専門分野をお持ちかと思いますが、その分野が発展している国が日本とは限りませんよね。最も研究が進んでいる国に留学することで、自分の知識をさらに深めることができます。
特にアメリカは、理系の大学のレベルが高いうえに、優秀な人材が世界中から集まります。レベルの高い留学生と切磋琢磨しながら勉強できるので、専門知識にさらに磨きがかかることが期待できます。
また多くの論文は英語で書かれているので、英語で専門分野を学ぶことで、論文を読むことに抵抗を感じません。留学によって、英語の難しい論文をスムーズに読むことが可能です。
専門分野と英語の知識が深まるので、研究をさらに進めやすくなるでしょう。
3つ目は「プレゼンテーションの技術を高められること」です。
理系の方は学会など、人前で発表することが多いかと思います。しかし「発表は苦手」という方も多いのではないでしょうか。また、発表後の教授や学生からの質問が怖いという方もいらっしゃるかもしれません。
発表に緊張するのは、慣れていないからです。日本の学校では発表の機会が少ないので、日本人はどうしても緊張してしまうのです。
対して海外の授業は発言する人が多く、プレゼンテーションをする機会も多いです。人前で話すことが多いので、プレゼンテーションの技術がどんどん高まるだけでなく、人前で話すことに抵抗がなくなることが多いです。
4つ目は「専門分野をビジネスにつなげられること」です。
専門分野によっては、商品開発などビジネスにつながることがあるかと思います。特に薬品などの開発に、理系の学生の採用は欠かせません。
しかし日本では、技術や知識から利益を得る方法を習うことは、まだまだ少ないのが現状です。また理系の学生は研究に没頭することから、経営やマーケティングなどの知識に乏しいことがあります。
対して海外、特にアメリカはビジネスにつなげるチャンスに恵まれています。研究だけでなく、将来役に立つ知識を学ぶこともできるので、就活や仕事に良い影響を与えるでしょう。
5つ目は「勉強以外に得るものが多いこと」です。
留学で得られるのは、専門知識だけではありません。
留学生活を通して例えば、
などを身に付けることも可能です。
また海外で生活することで、日本を客観的に見つめられることも。自分の価値観や視野が広がるので、人間性の成長も期待できるでしょう。
続いては、理系留学の方法として、
の3つを紹介します。
1つ目は「交換留学」です。
交換留学とは、日本の大学と協定を結んでいる海外の大学に留学する方法です。期間はおよそ6ヶ月〜1年です。
交換留学のメリットは、現地大学の学費が必要ないこと。現在日本で通っている学校に授業料を支払っていれば、再び学費を支払う必要がありません。さらには奨学金も活用できるので、安く理系留学することが可能です。
ただしデメリットとして、卒業が6ヶ月から1年遅れること、そして留学する学校を選べないことがあります。留学先は自分が通っている日本の学校と協定を結んでいる学校に限られます。
また自分の学校内で、交換留学できるかどうかの選考を受ける必要があります。選考は留学の1年ほど前から進められるので、早い内から留学について調べることが欠かせません。
費用が安いぶん倍率も高くなることが予想されるので、しっかりと準備を進めておきましょう。
2つ目は「正規留学」です。
正規留学とは、海外の大学や大学院の入学試験を受けて、現地の学生と一緒に入学する方法です。日本の大学や大学院に入学するのと変わらないので、期間は2〜4年となります。
正規留学のメリットは、海外の学位が得られること。また留学後は海外就職できる可能性もあり、将来の選択肢が広がることも多いです。
ただし高い英語力が必要なうえに、卒業も簡単ではありません。また情報も少ないので、しっかりと調べておく必要があります。
不安な場合は、エージェントにサポートを依頼すると安心です。正規留学では学校選びやビザの申請、滞在先探しなど、手配しなければいけないことが多いです。勉強しながら自分だけで準備することは、簡単ではありません。
エージェントに任せられる部分は依頼して、効率よく準備を進めることも検討してみてください。
3つ目は「認定留学」です。
認定留学とは、日本の学校に在籍したまま留学する方法です。
認定留学のメリットは現地で取得した単位を、日本の学校の卒業単位として認定してもらえること。学校や講義にもよりますが、単位を認めてもらえるので卒業が遅れることはありません。必ず単位を認定してもらえるわけではありませんが、就活や卒業のタイミングを気にする人でも挑戦しやすい方法でしょう。
ただし単位認定には学校への申請が必要なこともあります。不安な人は、あらかじめ学校に問い合わせてみてください。
理系留学は、「大学院に在籍している間、もしくは大学院に進学するタイミング」がおすすめです。その理由は、学部時代に専門分野の知識、そして英語力を最大限まで高めておくことができるからです。
というのも学部時代に理系留学することもできますが、現地の授業は専門用語がほとんど、さらにはすべて英語。専門知識が多くて英語力もないと、授業を理解できません。授業が理解できないと、単位を認めてもらえない、卒業できない可能性があります。
対して大学院に通う頃には、ある程度の専門知識は身に付いているかと思います。また英語力も学部時代に勉強しておくことで、授業を理解し、課題もこなせるレベルまで高めることは可能です。
しっかりと知識を深めたうえで現地の授業を受けられるので、大学院のときに留学するのが最もおすすめです。
社会人の場合、仕事をやめて大学院に再入学するのが良いでしょう。
続いては、理系の方が留学先を探すときのポイントとして、
の3つを紹介します。
1つ目は「研究室の教授に相談すること」です。
理系の留学先は、選択肢がそれほど多くありません。また前例も少ないので、情報もまだまだ少ないのが現状です。
しかし教授などさまざまな学生や教授と交流している人であれば、持っている情報も多いです。まずは研究室の教授に相談してみてください。
2つ目は「費用の高さは奨学金でカバーすること」です。
理系の学部は、日本の学校に通うだけでも高い授業料が必要になりますよね。そのためさらに高額な費用が必要となる留学を、諦めている人もいるかもしれません。
理系留学に限らず多くの留学では、奨学金を活用できます。
奨学金には、以下のタイプがあります。
※返済が必要ない「給付型」と、返済義務が発生する「貸与型」があるので、この種類にも注意してください。
多くの奨学金プログラムで留学費用の全額や半額、もしくは数十万円ほどは負担してもらえるので、最小限の費用で留学可能です。
例えば「トビタテ!留学JAPAN」。日本政府が海外に留学する日本人を増やすために提供しているプログラムです。企業が提供する奨学金を使って留学できるので、費用を心配する必要がありません。
留学するなら必須!留学奨学金・助成金まとめ
3つ目は「学部時代に良い成績をキープしておくこと」です。
実はアメリカやイギリスなど、国によっては入学試験がありません。学部時代の成績や推薦状、英語テストのスコアなどをもとに、入学を判断するからです。
早い内から留学を考えている場合、学部時代の成績をできる限り高めておくことも欠かせません。また勉強しておくことで、結果として留学中の授業も理解しやすくなります。
成績によって留学できる学校が限られるので、しっかりと勉強しておきましょう。
理系留学では大学や大学院に留学するので、高い英語力が求められます。
そこでおすすめの勉強法として、
の3つを紹介します。
1つ目は「学部時代にTOEICやTOEFL、IELTSなど英語のテストを受けておく」です。
英語力は学部時代に、最大限まで高めておきましょう。先にテストの受験日などを決めておくことで、目的を持って勉強することが可能です。
またアメリカの大学や大学院に留学するには、TOEFLのスコアが欠かせません。定期的に受験して、英語力を高めておいてください。
2つ目は「ファウンデーションコースやコミュニティカレッジに通う」です。
実は海外では、大学や大学院に留学する人を対象に「大学準備コース」を設けていることがあります。準備コースに通っている間、英語力や講義、実験などに必要な知識とスキルを学びます。
現地で1年ほどの準備期間を設けられるので、実際の留学が始まってから慌てることがありません。また現地で勉強するので、強制的に勉強に集中できます。
海外では「ファウンデーションコース」や「コミュニティカレッジ」といわれているので、気になる方は調べてみてください。
3つ目は「語学留学をする」です。
英語初心者は、理系留学の前に語学学校に通って、英語力を高めることが最もおすすめ。語学学校は先ほどのファウンデーションコースとは異なり、英語だけを勉強する学校です。1日あたり7〜8時間は英語に触れる環境となるので、集中して語学力を伸ばすことが可能です。
特にフィリピンなどアジア圏であれば、留学費用は高額になりません。1ヶ月あたり10万円ほどと、最小限の費用で集中して英語を勉強できます。
またフィリピンの語学学校は「スパルタ式」といわれる厳しいレッスンを提供しています。このレッスンを受けることで、スピーキングからリスニング、リーディングなど、英語のスキルをまんべんなく伸ばすことが可能です。
語学留学の手配が大変そうに感じるならば、エージェントを活用しましょう。エージェントにサポートを依頼することで、限られた時間で効率よく準備を進められます。
Schoolwithでも、語学留学などの相談を受け付けています。気になる方は、無料カウンセリングだけでも受けてみてくださいね。
今回は、理系留学について解説しました。
おさらいすると、理系留学のメリットは以下の5つです。
そして留学する方法として、以下の3つを紹介しました。
語学留学を具体的に検討するなら、まずは留学を実現するまでの流れを確認しましょう!留学準備では大まかに5つのステップがあります。
留学を思い立ったら、まずは渡航時期、期間、渡航先の目星をつけてみてください。
いつ、どれほどの期間、どんな国で留学するかイメージが持てると具体的な計画を立てやすくなります。
留学へ行くとなると考えることはたくさんあります。
自分で調べてみたものの、ネット上ではさまざまな意見が発信されていて、何を信じていいかわからないまま、検討途中で止まってしまう留学生は多くいます。その疑問、無理に一人で解決せずに留学カウンセラーに相談してみませんか?
スクールウィズは英語力アップに強い留学エージェントです。
初中級者のための英語学習プログラム「プレ留学」×「カスタム留学プラン」であなたの留学を、経験豊富なカウンセラーが万全の体制でバックアップ致します。
せっかくの留学を失敗してほしくない想いから、英語力を伸ばす独自のサポート、納得いくプランづくりに力を入れています。
いま英語力に不安があっても、しっかり準備するから大丈夫。留学で、憧れだった「英語を話せる理想の自分」を私たちと一緒に実現させましょう!
留学に対するご質問から、留学プランづくり、事前の英語学習、留学中のサポートまで対応しておりますので、ご相談お待ちしております。
IELTSで7.5以上を狙う実践的な対策(3)ライティング編
バンクーバーの物価は高い?知っておくと現地生活で役立つ節約方法6選
留学生にはどんな学生寮がオススメ??フランス留学中の私が寮のいろはを指南
渡航前に知っておきたいイギリスのチップ事情まとめ
英検は何級から就職に役に立つ?英検のメリットと履歴書の書き方を紹介
トライリンガル(トリリンガル)とは?メリットや就職への効果、勉強のコツを徹底解説
オーストラリアの生活スタイルは日本とどう違う?現地での生活に慣れるポイントを在住者が解説
これだけでOK!すぐに使えるフィリピン語(タガログ語)26選まとめ
留学先の生活・観光
これだけは絶対食べておきたい!カナダ料理のオススメ12選
留学先の生活・観光
オーストラリアの定番お土産20選!現地でしか手に入らないお土産も紹介
留学先の生活・観光
【英検3級面接試験対策まとめ】問題のポイントや勉強法、当日の流れをチェック!
英語の勉強方法
カナダで絶対買っておくべきお土産37選!カナダでしか買えないアイテムも紹介
留学先の生活・観光
オーストラリアに行ったら絶対に食べるべき地元の料理12選
留学先の生活・観光
アメリカでのチップ事情まとめ。在住経験者がシーン別の相場や支払い方法をお伝えします!
留学先の生活・観光
オーストラリアでおすすめのお菓子14選!お土産にぴったりなばらまきを現地在住者が紹介
留学先の生活・観光
TOEICってどんな問題形式?配点や解答のコツ、おすすめ問題集など解説します
英語の勉強方法
留学に持って行くプリペイドカードは何がいい?選び方からおすすめのカードまで紹介します
留学前の準備
これだけは絶対食べておきたい!オススメフィリピン料理10選
留学先の生活・観光
ニュージーランドのワーキングホリデーでかかる費用とその内訳を詳しく紹介
留学費用や予算
イギリスワーキングホリデーの費用はいくら必要?現地生活費と予算の目安を紹介
留学費用や予算
アイルランド長期留学の特徴や費用は?留学体験談から見るリアルな留学を紹介
留学方法・時期・期間
イギリス長期留学を成功させるには?費用やメリットデメリットなど徹底解説
留学方法・時期・期間
短期留学におすすめの国ランキング!最適な語学留学先を見つける方法とは?
留学先選び
マルタ長期留学の魅力とおすすめポイントを解説!費用や効果も紹介
留学先選び
どの国ではたらくと稼げる? 2024年度版 ワーキングホリデーにおける国別、最低賃金月収の実態調査
留学ニュース・企画
ニュージーランド長期留学を選ぶべき理由とは?費用やおすすめ都市も徹底解説!
留学先選び
【TOEIC対策】初心者必見!効果的な勉強法とおすすめ教材
英語の勉強方法
英語で会話をしてみたい!基本フレーズと効果的な練習方法まとめ
英語の勉強方法
どんな理由で留学へ行くかなどをまとめています
どんな留学スタイルがベストかをまとめます
気になる留学費用を紹介します
あなたにピッタリな留学先選びのポイントを配信中
これで安心!留学前に準備しておくべきことまとめ
現地での観光をもっと楽しくするお得な情報まとめ
留学経験者のその後に迫ります
企画・取材系記事のまとめ
海外や英語学習のニュース記事を配信中
英語の勉強に役立つ情報を配信しています
留学の基本知識から流れをご紹介
英語力を伸ばす「あなたにピッタリな留学プラン」を一緒に見つけましょう
\直接話を聞いて相談したいなら/
\まずは気軽に相談したいなら/