休学留学とは?メリットやデメリット、失敗談まで解説します

休学 留学

休学留学に興味があるけど、「実際のところどんな感じなんだろう……」と思っている方も多いかと思います。

留学先を自由に選べる休学留学は、学びたいことがはっきりとしている学生におすすめです。休学留学であれば語学習得はもちろん、さまざまな経験を積んで就職活動に役立てることができます。

とはいえ、具体的にどのようなメリットとデメリットがあるのかはわかりにくいですよね。

そこでこの記事では、

  • ・休学留学のメリット・デメリット
  • ・休学留学の体験談
  • ・休学留学に必要な費用の目安
  • ・休学して留学する人におすすめの国

などをご紹介します。

初めての留学はハードルが高そうに感じるかもしれませんが、押さえるべきポイントはそれほど多くありません。

まずはこの記事で、休学留学のメリットとデメリットについて知りましょう!

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休学留学とは?

休学 留学

休学留学とは、在籍している大学を休学し、その期間に海外の学校で学ぶ留学方法です。

大学側が用意している留学プログラムに比べ、自分の目的に合わせた留学ができる点が最大の魅力と言えます。

休学留学では、

  • ・インターンシップ
  • ・専門知識の習得
  • ・英語資格の取得

などのプログラムによって、就職活動に役立つ経験や、将来につながる知識やスキルの習得が可能です。

認定留学との違い

認定留学は「日本の大学に在籍しながら海外の大学に1年間留学し、海外で取得した単位を在籍する日本の大学に移行できる留学」です。

認定留学は、海外の大学で取得した単位を日本の大学に移行できるため、留年せずに卒業できるのが大きなメリットと言えます。加えて留学にかかる費用は、日本の大学に学費を納めていればOKなのでコストを抑えた留学が可能です。

しかしそれだけに認定留学の競争率は高く、希望する全員が利用できる訳ではありません。加えて、

  • ・留学先の学校を自由に選べない
  • ・留学するタイミングが決められている
  • ・学校の成績(GPA)や単位、語学レベルの証明が必要

などのハードルもあります。

今回ご紹介する休学留学であれば、留学先や渡航のタイミングなど、自分の希望に合わせて自由に選ぶことが可能です。

休学中の留学でできること

休学中の留学でできることにはさまざまなものがありますが、多くの学生は

  • 大学留学:専門の知識や語学の習得を目的とした留学
  • 語学留学:民間の語学学校を利用し、語学を優先して習得する留学
  • ワーキングホリデー:現地で仕事をしながら語学も学ぶ体験重視の留学

の3つから選択肢を選びます。

休学留学はその自由度が最大の魅力です。留学先や留学期間など、自分の希望に合った留学スタイルを選びましょう。

期間の目安

留学期間は目的によってさまざまですが、多くの人は「半年~1年間」の留学を選びます。

というのも、あまりの短期間ではそもそも語学が身につかないため、中途半端な留学になってしまうからです。現地の生活に馴れ、友人も増えていよいよこれから楽しくなるのが3カ月くらいから。

その点も踏まえて、留学期間は半年以上を見ておくことをおすすめします。

休学するタイミングはいつが良い?

休学留学をするのにおすすめの学年は、「大学2年生」または「大学3年生」の1年間です。もちろん4年生でも遅くはありませんが、就職などを考えるともう少し早いほうがいいでしょう。

休学留学するタイミングを考えるうえでは、大きく「前期休学」か「後期休学」に分かれます。

前期休学:3~4月に出発、4月~翌年2月にかけて留学、2~3月に帰国
後期休学:8~9月に出発、9月~翌年7月にかけて留学、7~8月に帰国

おすすめは「前期休学」です。このプランであれば、日本の大学において通年で取得する単位を無駄にすることがありません。

休学留学のメリット

休学 留学 メリット

休学留学にはいくつかのメリットがあります。ここでは、

  • 1. 在籍したまま留学できるためブランクにならない
  • 2. 就職活動で新卒扱いになる
  • 3. 単位が認められる場合もある

の3つのメリットをお伝えしますね。

メリット(1)在籍したまま留学できるためブランクにならない

1つ目のメリットが、在籍したまま留学できるためブランクにならないことです。

大学を卒業後、就職してから長期の留学に行くことはかなりのリスクを伴います。就活時に苦労して得た内定や、積み重ねてきたキャリアを一度捨てなければならないからです。

その点大学を休学しての留学であれば、その後のキャリアにブランクを作る必要がありません。

メリット(2)就職活動で新卒扱いになる

2つ目のメリットが、就職活動で新卒扱いになることです。

就職活動をする際に大きなポイントとなるのが「新卒であるかどうか」ですよね。最近は「第二新卒」という考え方も出てきており、柔軟な就職活動ができるようになりつつあります。

とはいえ、まだまだ「新卒カード」は強いです。休学留学であれば卒業は遅れるにせよ、「新卒」という肩書を持って就職活動できるのは大きな強みと言えます。

メリット(3)単位が認められる場合もある

3つ目のメリットが、単位が認められる場合もあることです。

休学留学は認定留学とは異なるため、基本的には海外の大学で取得した単位は認められないことが多いです。

しかし学校によっては一部の単位の移行を認めているところもあり、一概に単位が認められないとは言い切れません。

特に高校留学であれば、留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」など、政府の後押しにより、留学しやすい環境が整いつつあります。これまで、海外で履修した単位の認定は30単位まででしたが、現在は36単位まで日本の高校の単位として認定できるようになりました。

大学においても、単位の移行が認められる学校もありますので、留学をする前に学校側に確認することをおすすめします。

休学留学のデメリット

休学 留学 デメリット

休学留学をするうえでは、デメリットも押さえておくことが必要です。ここでは、休学留学のデメリットとして、

  1. 卒業や就職活動が遅れる
  2. 休学費用がかかる大学もある

の2点をお伝えします。

デメリット(1)卒業や就職活動が遅れる

1つ目のデメリットが、卒業や就職活動が遅れることです。

休学留学では、大学を一定期間休学するため、その間に単位が取得できず卒業が遅れます。そうなると当然、就職活動も遅れてしまいます

同期と比べて卒業や就職が遅れることは不安に感じるかもしれませんが、留学を通じてそれ以上のものを得ることは十分に可能です。

デメリット(2)休学費用がかかる大学もある

2つ目のデメリットが、休学費用がかかる大学もあることです。

休学中の学費については大学によって異なるため一概には言えません。しかし、国立大学の場合は基本的に休学中の学費は免除されることが多いです。

一方で私立大学においては、

・授業料の一部を支払う必要があるケース
・授業料は免除でも在学費が必要になるケース

などさまざまです。

自分の通っている大学の休学費については必ず事前にチェックしておきましょう。

休学留学の体験談

休学 留学 体験談

「実際の休学留学はどんな感じなんだろう……」そんな方のために、ここでは休学留学の体験談をご紹介します。

成功例「現地でのインターンから日本法人で就職を勝ち取ったAさん」

Aさんは大学3年生のときに、カナダへ1年間留学をしました。

Aさんの留学の目的は「英語の習得」と「いろいろな経験を得る」ことです。英語は事前に自己学習を進め、TOEICの試験では700点近い得点を獲得。当時を振り返ってAさんは「英語を勉強しておいたことで、現地で最初からいろいろなことにチャレンジできた」と言っています。

現地でのインターンにも参加したAさんは、カナダの人たちの働き方にとても感銘を受けました。カナダは移民国家であるためか、Aさんが働いていても違和感なく自然に働けたのです。

その経験からAさんはカナダでの就職を希望するようになりましたが、大学や両親と相談して、就職の方向性をやや修正。結果としてインターンに参加したカナダ企業の日本法人で就職することに決まりました。

失敗例「留学に行きさえすればすべてが好転すると考えていたBさん」

Bさんは大学2年生のときに、大学を休学してオーストリアに1年留学しました。

留学の目的をたずねると「大学生活が思ったよりもつまらなかったので、もっと刺激を受けて成長したくて」とのこと。

Bさんは勢いで留学を決めたため、かなり準備もバタバタでした。肝心の英語力に関しては「中学英語レベル」。現地で語学力を上げるつもりでしたが、基礎から始めたため語学習得にはかなりの時間を要したとのこと。

とはいえ留学生活は楽しく、現地の友人と一緒に飲み歩いたり、有名な観光地を巡ったり、良い思い出を作れたようです。

問題なのは日本に帰ってきてからでした。

Bさんは留学経験を活かして就職活動を始めようと考えますが、その時に「しっかりとアピールできるものがない」ということに気付きます。Bさんの英語力は上がっていたものの、語学検定などは受けておらず客観的に証明はできない状況でした。

加えて、現地での思い出は遊びまわっていたことばかり。就職につなげることのできるエピソードは皆目見当たりませんでした。そんなことからBさんは就職活動をあきらめ、1年留年して入念な就活準備をすることに決めたのです。

失敗しないために必要なこと

留学するうえで、失敗しないために必要なことは「目的をはっきりさせること」です。

多くの人は留学の目的を「語学習得」や「就活を有利に進めるための実績づくり」に置いていると思います。それであれば、その目的を達成できるような留学計画を立てねばなりません。

仮に「語学習得」が目的の場合は、最低でも

・事前の英語学習
・TOEICなど語学検定の受験

は外せません。目的をはっきりさせることで、具体的な行動計画を立てることが可能になります。

休学留学で身につく英語力とは?

休学 留学 英語力

留学で身につく英語力は、基礎となる英語力によってかかり変わります。

一般的には「TOEIC450点の人が600点まで伸ばすのに450時間の学習が必要」と言われており、学習を始める段階でどの程度の英語力を有しているかが、その後の学習に大きな影響を及ぼします。

留学中に身につく英語力の目安

留学中に身につく英語力は、留学期間によって異なります。ここでは、「3カ月」「6カ月」「12カ月」に分けてお伝えしますね。

3カ月

3カ月ほどの留学は、ワーキングホリデーや社会人の方の留学で人気があります。

留学期間としてはやや短いものの、英語に集中すればスコアアップは可能です。TOEICであれば、1日3時間程度の勉強を目安に、3カ月で100点のスコアアップが期待できます。

6カ月

6カ月の語学留学は、英語力を身につけるうえで十分な期間と言えます。英語環境であることに違和感を感じることも少なくなり、英語が上達している実感が湧いてくるはずです。

TOEICでは出発前に200~300点くらいの人も、6カ月間しっかり海外で勉強すれば600~700点を狙えるようになります。

12カ月

ハイレベルな語学資格や、外資企業での就職などを狙いたい人は、1年の留学をベースに考えるといいでしょう。半年までの学習で基礎語学力が身についているはずなので、そこからさらにスコアアップが可能です。

TOEICであれば、海外出張や海外駐在に必要とされる730~860点も十分に狙えます。

英語力に不安があるなら、まずは語学留学がおすすめ

英語力に不安があるのであれば、まずは語学留学がおすすめです。

語学留学は語学学校が丁寧にサポートくれるため、英語力に自信のない方でも安心して留学することができます。英語を学ぶことだけを目的とした留学なので効率よく語学習得ができ、学校のサポートも充実しているため、初めて海外に行く方でも安心して語学習得に打ち込むことが可能です。

語学留学にはTOEIC200点以下の基礎レベルからスタートしても、努力次第では600点から900点ほどの英語力を身につけることが可能です。

休学留学に必要な費用の目安

休学 留学 費用

ここでは休学留学に必要な費用の目安について、大学に支払う「休学費用」と、生活費や渡航費などの「留学に必要な費用」に分けてお伝えします。

休学費用

休学費用は大学によって異なります。参考までに、主要な私立大学を1年休学する場合の費用をまとめてみました。

【私立大学を1年休学する場合の費用】
・青山学院大学:6万円
・学習院大学:6万円
・上智大学:6万円
・慶應義塾大学:6万円
・早稲田大学:10万円
・日本大学:12万円
・立教大学:12万円
・明治大学:16万円
・中央大学:18~23万円

留学に必要な費用

留学に必要な「生活費」は月あたり10~13万円ほど、1年間で120~160万円ほどが必要です。

滞在先は主に寮かホームステイが一般的で、水道光熱費や朝夕の食事は滞在先に支払う料金に含まれています。

  • ・寮またはホームステイ:80~100万円
  • ・昼食、軽食費:15~20万円
  • ・観光、交際費:15~20万円
  • ・雑費:10~20万円

また「渡航費」は渡航先や利用シーズンによって大きく異なりますが、平均的な国別の渡航費用は以下の通りです。

  • ・アメリカ:9万~14万円
  • ・オーストラリア:7万~12万円
  • ・カナダ:10万~15万円
  • ・イギリス:10万~15万円

渡航費に関しては、おおむね15万円以内に収まります。

休学して留学する人におすすめの国

休学 留学 おすすめ 国

最後に、休学留学におすすめの国をご紹介します。

フィリピン

留学先として、最近人気が急上昇しているのが「フィリピン」です。

日本から距離的にも近く、物価も安いため、留学のハードルが低いのが魅力といえます。欧米などと比べると3分の1ほどの費用で留学することができるので、予算が限られている人には特におすすめです。

またフィリピンにおける語学留学の大きな特徴は「マンツーマン」のレッスン。留学生1人ひとりに専属の先生がついてくれるため、自分のペースで学習を進めることが可能です。

フィリピン留学
アジアのラテンと呼ばれる常夏の島国
掲載学校数 189
国の詳細を見る

アメリカ

語学を学ぶうえで、本場のアメリカは留学先としておすすめです。

世界各国から仕事や学業のために人々が集まり、「人種のるつぼ」とも呼ばれているアメリカ。西海岸から東海岸まで、広いエリアから豊富な選択肢があるのも魅力です。

国土の広さや人種の多さなど、世界最大級のスケールを味わいながら留学することができます。

アメリカ留学
人種のるつぼと呼ばれる世界屈指の大国
掲載学校数 788
国の詳細を見る

カナダ

カナダは「キレイな英語が身につく」として留学生に人気の国です。

もともとイギリスの植民地だったカナダは、アメリカの影響も受けつつ、バランスの良い英語が使われています。アメリカに比べて物価も安く、大自然に恵まれた環境で語学学習に集中することが可能です。

カナダ留学
広大な国土に豊かな自然と都市が調和する
掲載学校数 333
国の詳細を見る

オーストラリア

オーストラリアは、特にワーキングホリデーで毎年人気ナンバーワンの国として知られています。

物価はそれほど安くありませんが、その分時給が高く、働きながら勉強するのにおすすめの国です。多文化主義で世界中から移民を多く受け入れており、日本への関心が強い親日家が多いため、日本からの留学生に対しても寛容でフレンドリーに接してもらえます。

オーストラリア留学
南半球の大都市を有する留学人気国
掲載学校数 355
国の詳細を見る

インド

インドは留学先のイメージとしてはあまり無いかもしれませんが、実は最近人気が高まっている国です。

その理由は「IT」。インドではIT分野の成長が著しく、世界中の起業家たちの注目が集まっています。そのためIT留学のコースを用意する学校も多いです。

また物価が圧倒的に安いのも魅力の一つ。欧米の半分以下の費用で留学が可能です。リーズナブルに海外で最先端のITを学びたいのであれば、インドもぜひ検討してみてください。

まとめ

ここまで、休学留学のメリットやデメリットについてお伝えしました。

休学留学は、自分の目的に合わせた留学ができる点が最大の魅力です。

その他にも、

  • 1. 在籍したまま留学できるためブランクにならない
  • 2. 就職活動で新卒扱いになる
  • 3. 単位が認められる場合もある

などのメリットがあります。

留学の目的がはっきりしている人にとっては、一番利用しやすい留学スタイルと言えますので、気になっている人はぜひチャレンジしてみましょう!

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この留学ブログを書いた人

長濱 裕作

長濱 裕作

学生時代はお金を貯めて海外各地を放浪。異文化に触れる楽しさや多様性の価値を知る。学生結婚を経て12年に渡り大手アミューズメント企業に勤めるも、家族と過ごす時間を増やすために退職。現在は田舎に引っ越して古民家を購入、半農半ライターとして生活。子どもたちの留学の在り方についても勉強中。妻ラブな3児の父。

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